親に困る人
どうやったら親を黙らせることができるんだよ?
なんで、自分だけこんなに言われなきゃいけないのかわからない。
やられてばっかだし、何かやり返してやりたいなぁ。
こういった悩みを解決します。
親の一言一言が、奇跡的にムカつくことってありますよね。
我慢しすぎることは、精神的に良くありません。
毒親とは関わらないことが一番ですが、そんな簡単なことでもないですし、、
ということで今回は、うるさい親を黙らせる方法を解説していこうと思います。
✔︎本記事の内容
- 【簡単】親を黙らせる方法を解説します
- 「質問法」の具体的なやり方
- 質問法3つのメリットとデメリット
- 「理由を考えるな」という意見は無視するべき?
- 仕返しは「あと」の方が良い理由
- まとめ
✔︎著者の経験
私は、22年間、毒親と暮らしていました。
父親からの暴力や暴言、価値観の洗脳、理不尽などは、日常的にありました。昔は、親の期待に応えられない自分を否定していました。
「私は、本当にダメダメだ。」と。
親に怒られないために、毎日必死でした。
今では、どんな自分も認めることができるようになり、何気ない日常に幸せを感じられています。
そんな私が、理不尽から学んだ「うるさい親の黙らせ方」を解説していきます。
【簡単】うるさい親を黙らせる方法を解説します
速攻で親を黙らせる1番の方法に「質問法」があります。
質問法とは、親に言われて腹が立った内容に対して、尋ねてみることです。
簡単に説明すると、ムカつく言葉に対して、「なんで?」を繰り返し、深く掘り下げていくという方法になります。
例えば、
うるさい親の口癖に「〇〇しなさい」という言葉がありますよね。
そういった時に「そういえば、なんで〇〇した方がいいんだっけ?」と、聞き返してみてください。
返答次第で、親の考え方や、干渉度が分かるので、自分の親を分析する際に、とても便利です。
その場で親を黙らせたい方は「質問法」を使ってみてください。
質問法の3つの効果
質問法の1番の目的は、親の価値観を理解することです。
親の価値観を理解するだけで、理解しない時よりも気持ちがずっと楽になります。
- 「こういう考えを持っていて、そんなことを言うんだ。」
- 「そういう経験があって、そんなことを言うんだ。」
相手の発言の「意図」や「背景」を知ることで、その意見を
- 聞き入れるべきか?
- 無視するべきか?
が分かってきます。
また、その後の対処に生かすこともできるので、衝突を未然に防ぐことも可能できるんですよ。
冷静に質問を繰り返すと「自分には余裕があって、親には余裕がない。」という構図を意図的に作り出すことができます。
感情的にならず、親の本当の考えを理解する目的で質問してみましょう。
具体的には、論破をするのではなく、親自身が自分で自分を論破してしまうという方法です。
「なんで?」を繰り返すことで、次第に答えが抽象的になっていくため、必ず答えられない「詰んだ状態」に陥ります。
親は答えられずイライラし、感情的になっていきます。それ対して、こちら側は心に余裕があるため、親は余計に感情的になるでしょう。
この手法は「質問される側が必ず答えられなくなる卑怯な方法だ。」ということをあらかじめ理解しておいてください。
感情的になる人は、合理的な理由を持ち合わせていないことがほとんどです。
父親自身が破綻した論理に気づくことができるため、かなり使い勝手は良いですよ。
※相手を傷つけるためではなく、自分を守るために使用しましょう。
なぜ、”認めさせること”は諦めた方が得策なの?
正論なのに、全然認めないんだけど、、
そんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
実は、その通りで
人間は、正論を言われても絶対に認めない生き物なんですね。
それは、人間が論理的な生き物ではないからです。
正論を言われた相手は、反射的に防衛本能が働きます。自分を「正当化」し、相手に「反抗」するようになります。
※誰もが納得するような正論を言ったとしても「相手を納得させることはできない」ということだけは覚えておきましょう。
攻撃意識がない方が、ダメージを負わせられる理由
攻撃意識がない方が、相手の「本音」にダイレクトでダメージを与えられます。
本音を引き出す=鎧を脱がすこと
映画やドラマで「敵と戦う」よりも「仲間に裏切られる」という方がキツイのと同じです。
親を言い負かせるという目的を捨て、
- 親がどこまで考えて、言っているのか?
- 親はどういった価値観を持っているか?
- 親は何が許せないのか?
- 親は何がしたいのか?
- 親はなんでこんなにうるさいく言ってくるのか?
「親の価値観を理解すること」を目的に質問していきましょう。
- 論破目的だと、討論(ディベート)になります。
- 理解目的だと、会話(コミュニケーション)になります。
ディベートだと、相手に臨戦態勢をとらせてしまい、本音を探ることはできなくなります。
なので、
「自分の論理が破綻していることに自分で気づく」という状態にまで持っていくためには、コミュニケーションにする必要があるんですね。
うるさい親は、初っ端から答えられない?
どうしてなのかというと、
うるさい親の多くは「感情的な生き物」だからです。
もし、本当に論理的なのであれば「感情に身を任せる」という決断はしないですよね。
うるさい親の場合、発言に深い理由なんかないんです。
「とりあえず、〇〇するのがあたりまえでしょ。」という固定観念(思い込み)だけで発言します。
〈うるさい親の回答例〉
- 「そういうものだから。」
- 「うるさい、いいからやりなさい。」
- 「そんなの常識だから。」
- 「あたりまえだから。」
- 「みんなそうだから。」
このように、初めから理由を答えられないケースもありますね。
うるさくない親であれば、意見をしっかり答えてくれたり、一緒に考えてくれたりします。まれに、質問を返されるケースもあるでしょう。
※深く掘り下げ過ぎると、答えられない限界まで到達するので、「すべて答えられないからうるさい親だ。」と断定するのはやめましょう。親も全知全能であるわけではないので。
あなたの親は、うるさいですか?
✔︎うるさい親の判定基準
- 「バカ」といった暴言や人格否定をする
- 感情を表に出す
- 質問に答えてくれない
- 質問に答えられないor答えになっていない
- 質問に答える
✔︎あなたの親はどれに該当する?
- もうヤバい親
- 超うるさい親
- うるさい親
- うるさい親の可能性がある
- うるさくない親
「質問法」の具体的なやり方
そういえば、〇〇しなさいってよく言うけど、なんでやった方がいいの?
いや、それは△△だからだよ。
あ!なるほどね!でも、なんで△△なの?
そういうものだから。
うるさい、いいからやりなさい。
みんなそうだから。
理由なんて考えるな。
おー、なるほどぉ。(感嘆)
↓
じゃあ、そういうものだから(みんなそうだから)、いつも〇〇しなさいって言ってるってことか。(オウム返し)
↓
なるほど、そこは、明確な理由はないけど、なんかやった方が良さそうだから〇〇しろっていう感じなんだね。(納得)
↓
オウム返しは、自分の発言を客観的に聞けるという、素晴らしいテクニックです。
無意識的に「私はそんなことを言っていたのか。」と、認識することができます。
次に質問法のコツを解説していきます。
「質問法」の2つのコツ
- 受け止める余裕を持つ
- 受け入れて、共感する
1番やってはいけないことは、初手でディベート(討論)を繰り出すことです。
これは、出会い頭で相手をぶん殴る行為と同じです。
親の怒りを買い、戦闘体制にさせるだけでなく、完全に悪者扱いされてしまいます。
何度も言いますが、親の理解を深める目的で質問していきましょう。
心の余裕を持っていないと、感情的な言い合いになってしまうというのは、想像がつきますよね。
言い合いは、感情的になった方が圧倒的な不利です。
なので、心に余裕を持っておきましょう。
いや、イライラしているんだから、心に余裕なんかないよ。
というもいると思います。
すごくわかります。
そんな時は、
「この対象物Aは、なんでこんなに言ってくるのだろうか?」
と、観察者の立場でいると、自分の感情を捨てやすくなりますよ。
これができれば、”ディベート”が”コミュニケーション”に変わります。
親の意見を一旦受け入れて、気持ちを分かってあげましょう。
こっちは、好き放題攻撃されているのに受け入れて、寄り添うなんてできないよ。
そうですね。なかなか難しいですよね。すごく分かります。
それでも大丈夫です。
完全に受け入れて、寄り添う必要はありません。
親が「受け入れてくれている。」と認識さえすれば良いのです。
親に「受け入れ」を認識させるためには、親が回答した後に「一言添えるだけ」で解決します。
✔︎共感の一言
- 「なるほどね!」
- 「たしかに!」
- 「そうだよね!」
例えば、先ほどの文章も、受け入れる行為になります。
こっちは、好き放攻撃されているのに受け入れて、寄り添うなんてできないよ。
という悩みに対して
”そうですね。難しいですよね。すごく分かります” と答えています。
これが「意見を受け入れる」ということなんですね。
”幼さ”を徹底的に排除すると、親は黙る?
共感の一言を忘れると、コミュニケーションが”事情聴取”に変わります。
「〇〇しなさいっていうけどなんで?」
「いや、△△だから」
え、なんで?
それは□□だからでしょ
え、なんで?
はぁぁぁぁぁぁあ?
上記の例を見て、率直にどう感じましたか?
めちゃくちゃウザいですし、悪ガキ感も否めないですよね。
これでは、親に「まだ幼いな。」と、思われても仕方ありません。
ですから、相手が回答したらどんなに嫌なことでも、共感の一言を添えて、”受け入れた感”を出していきましょう。
すると、親に「この子は私の意見を受け入れる余裕がある。」と、無意識に理解させると同時に、プレッシャーを与えることができるんですよ。
- 質問を繰り返すうちに、徐々に、親側の心に余裕がなくなっていきます。
- 質問に答えられなくなると、親は感情的になったり、開き直ったりします。
感情的になった時は、
ちょっと、気になっただけだから気にしないで。
と、「心の余裕」を持った姿勢を崩さず、手を差し伸べてあげましょう。
親は絶対に納得しませんが、自分の発言について考える良いきっかけになります。
もちろん、
「親の言うことも一理あるな。」
と、納得できた場合は、要望通りに行動する「大人感」を出せると、なお良いですよね。
「最強の論破とは、行動で論破すること」
会話でも、行動でも、「大人の態度」を見せれると、親に大きなプレッシャーを与えることができます。
「質問法」3つのメリット・デメリット
メリット
- 頭が良くなくても、自然と論破できてしまいます。
- 短期的に気持ちが楽になるでしょう。
- 親の「思考」を知ることができ、今後の対処に生かせます。
デメリット
- 家族関係が悪化する可能性があります。
- 論破する快感を覚えて、乱用する恐れがあります。※嫌な人にならないよう注意が必要です。
- 論破癖は、人間関係の悪化にもつながります。
質問法は、あんまりやらない方がいいんじゃない?
と、思うかもしれません。
たしかに、効果が高い分、反動は大きいでしょう。
論破依存症にならないためにも、頻繁に使用するのはやめましょう。
もちろん、「敵対関係のない質問法」なら問題ないですが、使い方を誤ると、相手の気分を損ねることもありますので、そこは注意が必要ですね。
その場の快楽に浸らないほうが良い理由
これは「質問法」に限らず、「黙らせる」「仕返し」「論破」など、
全てに言えることですが、
今の快感は、後の苦痛として返ってきます。
友達と喧嘩して、数日間気まずくなったという経験がある方もいるでしょう。
そういった、長期的な苦痛がないよう、
- 「使い道」:相手を理解するため
- 「使い方」:相手の本音を探る
- 「使い時」:自分を守るため
あまりにも、親に言われすぎて、メンタルを保つことが出来なかったり、誰にも頼ることができなかったりしたときに使用しましょう。
※暴力を振る親には使用しないで。
私は、父親が暴力を振るう人だったため、お恥ずかしいことにボコボコにされましたね。
なので、質問法は「暴力を振らない親」という前提で使用しましょう。
暴力を振るう親であれば、思考を理解する程度で切り上げて、とっととその場を立ち去りましょう。
「理由を考えるな」という意見は無視するべき?
恐らく、回答できなかった親の中には「理由なんか考える必要ない。」と言い出す人もいます。
これはとても危険な意見ですので、耳を貸さないようようにしてください。
なんでかというと、「理由」を考えない癖が身に付くからです。
考えない習慣が慢性化すると「思考停止人間」になってしまいます。
騙されやすくなり、人生の難易度を大幅に高めてしまうので気をつけましょう。
鬼滅の刃を見てもいないのに、批判するような人はまさにそれです。
タイトルだけを見て、「あ、こういうことね。」と答えを決めつけてしまいます。
しかし、実際にストーリーを見れば、第一印象と全然違う、なんてことはよくありますよね。
「見たら、意外と面白いじゃん。」と。
※ちなみに、私はあまりハマりませんでした。
このように、思考停止すると、物事を表面的にしか捉えられなくなり、周りに流されやすくなってしまいます。
※こういう人はメディアや詐欺の標的にされかねません。
理由を考えすぎても、行動できなくなってしまうのではないか?
といった察しの良い方もいるかもしれません。
その通りで、考えすぎても行動できない人は沢山います。
なので、理由を考えてもわからないときは、とりあえずやってみることをオススメします。
※お金がかかる時だけ、考えても理解できないなら、とりあえずやらない選択をしましょう。
話を戻しますが、
「理由を考える必要がない」という意見には耳を貸さないようにしましょう。
しかし、理由の考えすぎも行動の妨げになるため、考えながら行動していくことをオススメします。
仕返しは「あと」の方が良い理由
結論から言うと、仕返しは今ではなく、将来にした方があなたのためになります。
仕返しすることばかり考えると、余計にストレスを感じ、心が消耗してしまいますよね。
もし、仕返しができたとしても、その後の関係が悪化してしまったり、「ムカついたら仕返しをする」という癖がつき、その他の人間関係までも悪化させてしまうリスクまであります。
つまり、
今、仕返しをすると、将来的に不幸になるんですね。
たった、一回の仕返しが、絶交になることだってあります。
後で、「大したことないことで怒ってしまった。」と悔やむこともあるでしょう。
※暴力振るう親、暴言を吐く親は、あなたの人生を奪いかねません。罪悪感、親孝行の義務感は捨て、早めに関わりを断ったほうが人生は楽になります。
短期的に楽になれば、長期的に苦しくなる
短期的に苦しければ、長期的な楽になる
将来、親に仕返しをするために、今から親を超えるために「自立」する準備をしていきましょう。
自立するって何すれば良いのかわからないし、むずそう。
と思う方もいるかもしれません。
たしかに、「自立」と聞くと、かなりハードルが高く感じられるかもしれませんが、そんなにすごいことでもありません。
私は、父親が怖くて仕返したくてもできませんでした。
そこで、私は怒りのエネルギーを将来の仕返しに切り替えて、行動の原動力にしました。
今では、
- 暴力に立ち向かう力
- 暴言に動じないメンタル
- 親の思考力の低さに気づける思考力
を身につけることができました。
すると、今度は「父親と関わるのが無駄。」と思えるようになり、仕返ししようとも思わなくなりました。
さらに、今では「父親も何かの被害者なんだろう。」と、許すことができています。
あなたも、身体的自立、精神的自立、思考的自立、経済的自立の4つの自立の中から、今の自分に必要な自立を身につけていくと、親に干渉されることはなくなります。
まあ、干渉されても、全く気にならなくなりますし!
精神的自立とは「自分の感情を自分でコントロールすること」です。
簡単に言うと「自分の機嫌を取れる人」ですね。
自分の機嫌が取れると、「え!?」って思うくらい気持ちが軽くなります。
「あ、こんなに悩まなくてよかったんだ。」
何気ない日常に、幸せを感じることすらできるようになっています。
これは、毒親育ちの特権です。
なので、
仕返しは、「今」ではなく「将来」やることをおすすめします。
親とはなるべく関わらないようにして、
仕返しのエネルギーを自分磨きの原動力に変えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
上記で説明した『質問法』『行動で論破』を実践していただくと、徐々に親の干渉が弱まり、気づいたら親よりも大人になっています。今より、ずっと生きやすくなることは、間違いないでしょう!
最後に、もう一度内容を確認しましょう。
- 速攻で親を黙らせたい時は「質問法」が有効です。
- 質問法は、相手の「要望」に対して「理由」を繰り返し、尋ねる方法です。
- 感情的に反抗すればするほど、立場を弱くしてしまうので注意しましょう。
- 大切なのは「相手の意見を受け止める余裕を持つ」「攻撃意識を見せない」の2つになります。
- 正論を言われても人は認めない生き物なので、“認めさせる“という意識を捨てましょう。
- 親の価値観を理解する目的で、勝手に論破させる必要があります。
- 感情が強い親ほど、理由がないことがほとんどです。
- 「論破したくないのに論破っぽくなっちゃった。」が理想です。
- 第一声は、「なるほど。」「たしかに。」「そうだね。」といった共感の一言を忘れずに!
- 質問法は、誰でも手軽に使用できるテクニックであり、人間観察にも有効です。
- 論破癖がつかないように、常に”寄り添い”だけは意識してくださいね。
- 「理由なんか考えるな。」という返答は、完無視でOKです。
- 自分のためにも仕返しは将来にした方が得策です。
- 今のうちから「自立」を目指して、親から離れられる準備をしていきましょう。
私は感じていました。
毒親ではない家庭を見て、
「いいなぁ。私なんて、、」
と、嫉妬して、自分の環境を否定していました。
周りに嫉妬するほど、不幸感は強くなり、脳内を覆い尽くします。
私はそういった辛い経験から、毒親育ちの方には”幸せな人生を送ってほしい”と強く思っています。
今回紹介した内容を実践していただければ、今より、心に余裕が生まれて、親に対する意識も変わるのではないかと思います!
毒親育ちだから、もうダメだ。
その気持ちは、痛いほど分かります。
周りに嫉妬してもいいんです。
少しずつでもいいので、毒親育ちであることを誇りに思い、周りから嫉妬されるような人になれるよう、小さく1歩を踏み出していきましょう。!
「え、そんなに悩まなくてよかったの!?」
自己肯定感を高めれば、今の悩みの8割は解決するでしょう。
たった1記事で「自己肯定感の仕組み・手順・やり方」を理解することができるので、ぜひ参考にしてみてください。
今、毒親に人生を狂わされている方もいると思います。
この記事では「そもそも、毒親の対処って、何すれば良いの?」
という疑問を解消することができます。ご参考までに!
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