✔︎本記事の読者
どんな母親が毒親なんだろう?気になるなぁ。
そういえば毒母っていう言葉も聞いたことがある。
私の母は毒母なんだろうか?なんで毒母になってしまうのか、何か共通点とかあるのかな?
毒母を持ってしまった私の人生はもう詰んでるわぁ。
こういった疑問に答えます。
「毒親」「毒母」という言葉の意味を知りたい方もいれば、毎日うるさい母親が毒母なのか知りたい方もいると思います。もしくは、私は毒母なのではないか?と不安になっている方もいるかもしれません。
近年、「毒親」や「毒母」という言葉が注目されています。
毒親とは、毒になる親であり、毒母とは、毒になる母親のことをいいます。
「子供の成長の毒になる親(母)」という表現がわかりやすいでしょう。
✔︎本記事の内容
- 毒母の特徴16選紹介します。
- 毒母になる人の性格とは
- 自分だけで精一杯な人の3パターンを解説します
- 毒母の原因は父親かもしれない話
- 毒母は「共感」して「依存」しないが1番
- 毒母を持つあなたの人生攻略法
- そもそも、やりたいことがないあなたのやること
- あとがき
✔︎著者の経験
本日は、毒母について詳しく解説し、毒親で苦しむあなたの人生攻略法について解説します。
ボリュームが多いので、目次から気になるところだけをピックアップしてみてください。
毒母の特徴16選紹介します
今回は、実在する毒母について16種類紹介します。
✔︎毒母の特徴
- ソーシャルディスタンスする母親
- 攻撃力が高くてただただ恐い母親
- 操縦するのが生きがいの母親
- ガミガミうるさい母親
- 否定に心臓を捧げた母親
- 度が過ぎた心配をする母親
- なんか急に泣き出す母親
- おもてなし精神の塊の母親
- ふと気づいたら被害者になる母親
- 罪を感じさせる母親
- 罪をなすりつける母親
- 影分身をつくろうとする母親
- 主演女優賞を狙おうとする母親
- 謎に頑張りを説明する母親
- 愛情確認プレッシャー母親
- 未来の子供に恋する母親
順番に解説していきます。
ソーシャルディスタンスする母親
子供に一切関心がなく、育児を放棄する母親のこと。
一般的にネグレクト、育児放棄と呼びます。
攻撃力が高くてただただ恐い母親
暴力を振るったり、暴言を吐いたりして子供に恐怖を与えて、支配しようとする母親のこと。
操縦するのが生きがいの母親
子供を自分の思い通りに洗脳させる母親のこと。
子供を自分色に染め上げることに全力を尽くします。
ガミガミうるさい母親
すぐに感情的になったり、声のボリュームが大きかったりする母親のこと。
子供に命令をして、行動を制限し、進むべき道を強制させます。
「〇〇しろ」「〇〇しなさい」が口癖です。
否定に心臓を捧げた母親
子供がやることなすこと、全て「ダメ」と否定してくる母親のこと。
子供の気持ちを一切考えず、失敗しないレールを敷くことに命をかけています。
こういった母親に育てられると、失敗を極度に恐れ、自ら行動できない大人になります。
度が過ぎた心配をする母親
常に最悪の想定をして、異常な心配をする母親のこと。
「もしかして」と最悪の事態のばかり妄想して、勝手に恐怖を感じては、子供の行動を制限させようとします。
なんか急に泣き出す母親
子供が言うことを聞かなかった時、子供と口喧嘩した時に、急に泣き出す親のこと。
泣くことによって、子供に罪悪感を与えながら、自分の努力の承認を得ようとします。
おもてなし精神の塊の母親
子供が失敗をしないように、何でもかんでも手伝ってくれるサービス精神旺盛な親のこと。
まるでホテルマンのように、子供が言ったことは何でもしてくれるし、言わなくてもなんでもしてくれます。
子供に不自由のない生活をさせているが、自立できず、大人になってから、自分1人で何もできないことに気がつきます。
ふと気づいたら被害者になる母親
子供と口喧嘩をした時に、「私はあなたのために言っているのに。」と言ったり、泣き出したりする母親のこと。
もしくは、父親に「子供がいうことを聞いてくれない」と伝えて仲間を増やし、親が正義で、子供が悪のといった、多数決のポジションを取り始めます。
罪を感じさせる母親
「お前のために」を乱用したり、自分の努力を承認してもらおうと泣き出したりして、子供に罪を感じさせ、思い通りの方向へ誘導する母親のこと。
急に泣き出す母親に似ているが、こちらの親は、かなり意図的な要素が強いです。
罪をなすりつける母親
「お前のため」をさらに発展させて「お前のせい」と子供に罪をなすりつけて、罪悪感を与える母親のこと。
子供の存在まで否定するため、子供は自己否定したまま大人になってしまいます。
影分身をつくろうとする母親
自分の追い求めていた夢を子供に託して、子供にプレッシャーを与える母親のこと。
こういった親は、自分と子供を同一化して考える傾向があり、子供が嫌がっていたり、プレッシャーを感じていたりすることに全く気が付きません。
子供も、母親の理想に近づいて認められようと、一生懸命頑張ります。
主演女優賞を狙おうとする母親
子供が言うことを聞かなかったり、口喧嘩したり、思うような成果が出せなかったりしたときに、自分を攻撃する姿を子供にあえて見せる親のこと。
具体的には、自傷行為をしたり、自殺を仄かしたり、急に倒れたりします。
かなりパフォーマンス力が求められる手法です。
謎に頑張りを説明する母親
自分の頑張りを認めてもらえず、子供に承認しらおうと必死になる親のこと。
- 「私はお前のために〇〇しているんだ」
- 「私はこんなに頑張っているのに」
と、自分の努力を子供に説明して、共感を求め始めます。
愛情確認プレッシャー母親
子供にお母さんのこと好きかどうか、何度も確認する母親のこと。
子供は、「好き」と言わなければいけないというプレッシャーを、その都度感じることになります。
「好き。と言わなければお母さんの機嫌が悪くなる。」と思い子供は、お母さんの期待に答えたり、気をつかったりして、神経をすり減らしてしまいます。
未来の子供に恋する母親
子供を、将来立派な大人にすることしか考えていない親のこと。
今の子供の気持ちなど一切考えず、自分の理想となる大人にするためにスパルタ教育をします。
良い成績をとった子供を認め、良い成績を取れなかった子供を否定します。
親は「今の子供」を見ているのではなく「成績をとった子供」「成功した子供」を見ています。
条件付きでしか、子供を愛せない親です。
今の子供を無条件に認めて、肯定してあげることが大切です。
毒母になる人の性格とは
毒母になる可能性がある人を一言で言うと【自分だけで精一杯な人】です。
自分だけで精一杯な人は、自分以外の人の気持ちを理解できる程、心に余裕がありません。
子供を1人の人と認識することができず、自分と一体化させて考えてしまいます。
「私がこう思っていたんだから、きっと子供もそう思っているに違いない!」
と決めつけて、子供の心をコントロールしようします。
- 自分のメンタルが強ければ子供に対して「これくらい大丈夫だろ。」と無関心になります。
- 自分のメンタルが弱ければ子供に対して「全部やってあげないと。」と過保護になります。
- 自分が現状で幸せに感じていなければ、子供に対して「私のような失敗は子供にはさせない。」と過干渉になります。
自分を基準に考えてしまうため、自分と子供に「違い」があると、感情的になってしまいます。
それに対して、毒母に育てられると、子供が母親の価値観に合わせにいくといった「親主体」の発達
に変わってしまいます。
「別に親が主体でも、問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
私も初めは、親主体でも真面目に生きることができれば良いのではないかと思っていました。
しかし、親主体で育った子供はなかなか幸せになれません。
簡単に説明すると、自分で決めたことは幸せを感じ、他人が決めたことは、たとえ良い判断だったとしても不満を感じてしまうということです。
自分でチーム編成を変えられるゲームなどがあると思います。
そういったゲームで、ゲームオーバーした時は、恐らく、チーム編成を考え直して、試行錯誤するはずです。
しかし、チームもすでに決められているゲームで、ゲームオーバーしたらどう思うでしょう。
恐らく、「なんだよこのゲームは。」と少々疑問を感じることでしょう。人によっては、「糞ゲー」といって、ゲームをやめてしまう人もいると思います。
このように、物事は自分で決定した方が幸せになれるように設定されています。
「自己決定の自由=幸福」
繰り返しになりますが、自分だけで精一杯な人は、全て自分を基準に物事を考える癖があり、子供を自分に合わせて、不幸にさせてしまいます。
自分だけで精一杯な人の3パターンを解説します
✔︎自分だけで精一杯な人
- ①自分に自信がない人
- ②自分に余裕がない人
- ③自分にしか興味がない人
③自分に自信がない人
✔︎どういった人か?
自己肯定感が低く、自分を否定してしまう人
✔︎説明
自己肯定感とは、自分の存在には価値があると実感することを言います。
人間は、自分に自信が持てないと、自分を否定し続けてしまいます。
- 「自分はダメな人間だ。」
- 「どうせ自分なんて。」
誰もが、子供の頃には自信があったはずです。
成長するにつれて、失敗し、現実を知り、社会を知り、どこかで自信を失っていきます。
自己肯定感が低く、自分を認められなくなると、何をしても幸せになる事はできません。
私自身、小さい頃から父親に否定され続け、自己肯定感が最底辺だった人間の一人です。
友達と遊んだり、楽しいという感情が湧いてきたりすると同時に「私は本当にこんなことをしてて良いのだろうか?」と、罪悪感を感じる毎日でした。
こういった自分に対する「罪悪感」は自己肯定感が低い証拠です。
自分を否定し続けると、誰かに承認してもらいたいという欲求が湧きます。
「自分を犠牲にして、この子を育てているのに、誰からも承認されない」
そう考え始めると、子供に承認を求めたり、子供に罪悪感を与えたりしてしまいます。
- 「お前のために〇〇しているんだ」
- 「お前さえいなければ」
自分が不幸になったのは、子供のせいではありません。
しかし、自己肯定感が低い親は、現状を冷静に把握することが出来なくなり、被害者意識だけが高まってしまうのです。
✔︎母親の自信がなくなる原因
- パートナーが子育てを放棄している
- 周囲の人の期待がプレッシャーになる
- 小さい頃から自己否定をして生きてきた
夫が子育てをあたりまえにすること、奥さんを認めてあげることが大切です。
「子育て、家事は母親がやるもの」といった、父親もしくは周囲の人の価値観に惑わされてはいけません。
繰り返しなりますが、自信がない親は、自分が上手くいかない理由を子供になすりつけて、罪悪感を与える傾向があります。
②自分に余裕がない人
✔︎どういった人か?
時間やお金、メンタルに余裕がなく、他人に意識を向けることができない人
✔︎説明
余裕がない人は、自分の事だけでいっぱいいっぱいになります。
すると、他人に意識を向けることができず、雑に扱ってしまいます。
子供は好奇心旺盛で、親に沢山質問をするでしょう。
自分に余裕がない親は、「忙しいから無理。」「いいからやりなさい。」と、理由も、答えも、時間も与えず、子供を否定します。
子供は考えることに罪悪感を覚え、考えることを放棄します。
- 「仕事が忙しい。」
- 「家事が忙しい。」
- 「時間がない。」
- 「お金がない。」
- 「自信がない。」
- 「余裕がない。」
「ないもの」を探せばいくらでも出すことができてしまいます。
自ら子供の好奇心を奪っておいて「勉強しろ」と、一方的に押し付けていく。とんでもなく、わがままな話だと思います。
そんな理不尽な親に育てられると、子供は思考停止して、言われれがまま動くロボットになっていきます。
私自身も、親の言いなりロボットでした。
「忙しいんだから仕方ないだろ。」と思う方もいると思います。
確かに、日本人は「忙しい」世界で生きています。
私も「忙しさを何とかしてください」というのは、なかなか難しい話ではあると思っています。
しかし、その「忙しい」を子供にぶつけて、正常な発達を邪魔する言い訳にしてはいけません。
理想は自分のタスクを見直し、時間を生み出すことに注力していただきたいですが、そう簡単には行かないと思います。
そのちょっとした努力で、子供の成長に圧倒的な差が生まれます。
繰り返しになりますが、余裕がない親は、子供のことを考える余裕がありません。
子供の前だけでも、落ち着いて対応してあげましょう。「勉強しなさい」は逆効果になるのでやめましょう。
親が勉強をしていないのに、子供が勉強をしたいとは思いません。
③自分にしか興味がない
✔︎どういった人か?
自分にしか興味・関心がなく、自分以外に関心が薄い人
✔︎説明
自分にしか興味がない親は、子供よりも自分を優先してしまいます。
なので、①②とはやや毛色が異なります。
こういった親は、自分のやりたいことを優先し、子供のやりたいことを後回しに考えます。
この考えが行き過ぎると、ネグレクトや育児放棄、子供に強く当たるようになります。
- 子供よりも夫に夢中な人
- 周りの人に好かれたい(モテたい)という欲求が強い人
- 自分が可愛くなることばかりにしか興味がない人
- 新しい恋を求めることに必死な人
- 何かの宗教にハマって信者になってしまった人
母親の頭の中では
「私のやりたいことを潰してまで、子供を世話している」という自己犠牲心とても強いです。
身勝手な話ですが、こういった傾向を持つ人は意外と多く存在します。
「なんで、自己犠牲心が強くなってしまうのか?」と疑問を持つ方もいると思います。
承認欲求が満たされないと、承認欲求がどんどん強まっていき、承認してもらうことだけに力を注ぐようになっていきます。
これを「自己愛型」といいます。
例えば、良い男と結婚したければ、自分を磨くというのが、本質的な行動だといえます。
しかし、自己愛型の人は、良い男に気に入られるテクニックばかりに固執してしまいます。
- 「気に入られたい」
- 「愛されたい」
こういった欲求が強すぎて、中身を磨くことよりも、表面を取り繕うことばかりに注力してしまいます。
このように、自分で自分を承認することを怠り、常に誰かに承認してもらうことばかりが頭を占拠しています。
もしかしたら、子供の頃に否定ばかりされ続けて、誰からも承認されなかった経験があったのかもしれません。
私自身も、小さい頃に親に否定され続けて、家に居場所がなかったため、小学生の頃は、人一倍承認欲求、自己顕示欲が高かったです。
みんなに注目されたくて、目立つことばかりをしていた、よくいるうざい人です笑
私の場合は、信頼できる人に承認され、自分で自分を承認することを覚えたので、他者への承認欲求がほとんどなくなりました。
私のように、承認してもらう環境や、自分を承認する方法がわからないまま大人になってしまった人は、自己愛型に陥りやすくなります。
このように、自分にしか興味がない親は、承認欲求を満たすための行動ばかりにしか興味がなく、子供を後回しにしてしまう傾向があります。
毒母の原因は父親かもしれない話
先程、毒母は【自分だけで精一杯な人】だと説明しました。
では、なぜ自分だけで精一杯になってしまうのでしょうか?
もちろん、多くの理由が考えられるため一概には言えません。
※ネグレクトや育児放棄の場合は、承認欲求の不満が原因です。詳しくは一つ前の章の「自分にしか興味がない人」をご覧ください。
結論からいうと、父親の教育への不参加が原因だというケースがとても多いです。
簡単に説明すると「家事や育児は母親がするべきだ」という古い考えを、未だに断ち切れない家庭が日本には非常に多いということです。
日本では少し前まで「男性稼ぎ主モデル」という雇用形態が主流でした。夫が稼ぎ、妻は育児や家事に従事するといった形態です。
- 昔は日本の景気が良く、賃金も高かったため、夫の稼ぎだけで、家族全員を賄っていました。
- しかし、現代の日本では、賃金か安く、支出が増えているため、夫一人の稼ぎだけでは家族全員を賄うことができなくなりました。
その結果、「共働き」という形態が主流になっています。
しかし、「家事・育児は母親がやるべきだ」という考えだけが、今も残っています。
女性は男性の2倍忙しいのが現状です。
女性の方は、外で仕事をし、家で家事や育児をするため、単純計算で男性の2倍は働いています。
なので、女性の方は、自分のことだけで精一杯になってしまうのです。
時間的にも、精神的にも余裕がない中で、子供への対応が雑になってしまい、子供から嫌われると自信を失ってしまいます。
それでも、母親は自分1人で家のことをやらなければいけないという使命感に駆られます。
誰からも承認されない現状に耐えられず、いつのまにか承認してもらうための行動ばかり取るようになってしまいます。
その結果、子供に強く当たったり、罪悪感を与えてしまったりします。
使命感がかえって、子供の正常な発達の障害になっていまっているのです。
「別に、父親が全て悪いわけではないでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、その通りです。
父親だけが原因なわけではありません。原因はいくつも考えられるでしょう。
✔︎毒母になる原因
- 父親の育児の不参加
- 親戚からのプレッシャー
- 社会的な圧力や風潮
- 母親の生い立ち
母親の生い立ち以外は、全て「母親が家事や育児をするべき」といった価値観によるものです。
あなたの父親が家のことをどれだけ責任もってやっているかで、毒母の原因が本人の生い立ちにあるのか、父親や周囲の価値観のせいによるものなのかが分かります。
繰り返しになりますが、父親が家のことに一切関与していないと、母親が忙しすぎて、自分のことだけで精一杯になり、毒母へと変貌します。
毒母は「共感」して「依存」しないが1番
毒母の原因が父親であった場合に、共感してあげるのはとても良いですが、依存はしない方が良いです。
どんなに同情できる場合であっても、正常な発達を邪魔して良い理由にはなりません。
- たとえ、それが母親の意向に反することであっても。
- たとえ、それが社会的な成功でなくても。
自分の意思を尊重し、やりたいと思ったことに全力で突き進んでいきましょう。
毒母を持つあなたの人生攻略法
結論からいうと、毒母の言うことなんかよりも、自分のやりたいと思うこと、自分に適正があるものをできるだけ早めに見つけて、そこに全ての力を注ぎましょう。
ここまで読んだ方の中には、もしかしたら「失敗したら責任取れるのか?」と思う方もいるかもしれません。
私も昔は、親の言う通りにすれば人生は上手くいくものだと思っていました。
たしかに、親の言う通りにすれば、何不自由ない生活ができるかもしれないし、世間的に成功と言われる部類に入る事ができるかもしれません。
しかし、本人は本当に幸せですか?
それは、親の幸せではありませんか?
世の中的には失敗だったり、成功とは言えないような道だったりしても、本人が幸せを感じているのであれば、それは成功なのではないでしょうか?
野球の桑田真澄さんの教育法がまさに理想的だと思います。
個性を尊重し、伸ばす教育法だからこそ、息子さんのMattさんは人生を幸せに、自分らしく生きられているのだと思います。
無理矢理、野球をやらせたら才能が開花することもあるかもしれないですが、それが本人の幸せだとは限りません。
もちろん、親が桑田真澄さんのような方ならば最高ですが、親が毒親である場合は、かなり難しいでしょう。
毒母に反して、自分のやりたいことを貫くのは大変なことだと思います。
「表と裏の使い分け」を上手く活用すると、毒母との摩擦を減らし、接し方を習得しながら、自分のやりたいことをすることができるようになります。
やり方はとてもシンプルで、表では親の価値観に「共感」し、話を合わせて、裏では自分の興味がある分野を見つけて、熱中していきましょう。
✔︎「表と裏の使い分け」メリット
- 自分の専門性が身につけられる
- 毒母との摩擦を減らすことができる
- 毒母の扱い方が分かってくる
- 感情的な行動をしなくなる
「表と裏を使い分けるって悪いことじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
私もずっとそう思っていました。
しかし、表と裏を使い分けることで、無駄な衝突が避けられるので、互いにメリットが生まれます。
「自分のやりたいことをやる」と強い意思を持って、親に反抗できる人ならば良いですが、ほとんどの人は難しいでしょう。
また、親と揉めている時間はストレスが溜まりますし、その時間自体が勿体ないと感じます。
だからこそ、表面上では、相手の価値観に共感してあげることが大切です。
繰り返しになりますが、表と裏を使い分けて、親と衝突する無駄な時間を減らし、効率よく自分のやりたいことに専念できる時間を作っていきましょう。
そもそも、やりたいことがないあなたのやること
一つ前の章で
- 「やりたいことをやりましょう」
- 「適正のあるものをやりましょう」
と言いました。
恐らくこれを読んだ方の中には「別にやりたいことなんかないし。」と思う方もいるはずです。
私がまさにそれでした。私自身、何一つ欲がありませんでした。
しかし、やりたいことがない人間はこの世に存在しません。
多くの人は、小さい頃に「こんなことをしてみたい」という欲求や、夢が必ずありました。
しかし、年を重ねるごとに、失敗して、否定され、周りからの目線を考えるようになり、無意識に「やりたいこと」を押し殺してしまいます。やりたいことを言うと、周りからバカにされるという日本の特殊な文化も原因の一つでしょう。
やりたいことを押し殺すことはできても、無意識の中からやりたいことを取り出すことは至難の業です。
結局「やりたいことなんか別にないしなぁ。」と、本来持っていた欲求を忘れてしまうのです。
このまま大人になると、目的もなく、自分のことも分からず、ただ仕事をして、その仕事をやる意味がわからないままストレスを抱え、毎日「つまらないなぁ」と思いながら、満員電車に揺られる生活を過ごすことになります。
別に煽りたいわけでも、間違っていると主張したい訳でもありません。ただ、「そんな生活はヤダ」と思う方もいると思うので、そういった方は是非一度考えてみて欲しいと思います。
- 自分の目的にあった仕事をする
- 自分の得意な分野の仕事をする
- 自分の適正に合った仕事をする
- 自分のやりたかった分野の仕事をする
だから、仕事が楽しくなるし、成果も出しやすいのです。もちろん、仕事にかかわらず、趣味など自分の人生を豊かにできる何かを見つけましょう。
何か楽しさを見出せないと、「お金」への執着が強くなり、一向に満たされない人生へと突き進むことになります。
そのためにも、今のうちに自分の強み弱み、得意不得意、好き嫌い、を正確に把握しておくことが大切です。
それは考えても、そう見つかるものではありません
もし、時間を忘れて熱中できるものならば、継続した方が良いですし、なんか違うなと思ったら、やめても構いません。
「でも、やりたいことじゃなかった場合は、時間の無駄じゃない?」と思う方もいると思います。
たしかに、「今までの時間返せ!」って思いますよね。
しかし、問題ありません。
無駄ではなく、むしろ、着実に前に進んでいる証拠だと言えます。
あなたの全方位には、無数の道が存在します。
多くの人は、膨大な選択肢の前で、何も分からないまま、親に言われた通りの大人になります。
どの道に進めば、自分の力が発揮されるのかが分からず、就職という半ば強制で、一本の道に進む決断をさせられます。
自分の適正をわかっていない人の大半は、自分と合わない仕事に就くことになり、自分の持っている力を発揮できません。
つまり、本来進むべき方向ではない道を選択してしまったということになります。
その道は険しく、成果の出ない辛い日々が続くでしょう。自分の適性から外れると、すぐに能力的に限界がきて「私は無能なんだ。。」と嘆くことになります。
私も、何度もありました。
それは無能なのではなく、適正ではないから、ということがほとんどです。
だから、今のうちに、膨大な選択肢の一つ一つに挑戦し、大人になるまでに、選択肢をいくつも潰しておくことが大切になります。
もしかしたら、自分の適正や目的に合ったものに、出会えるかもしれません。
自分に合ったもの=自分の進む道
その分野の知識や技術を深めていき、プロフェッショナルを目指すことが、あなたが人生を攻略する方法です。
それでも、「やりたいことの検討すらつかないよ。」という人もいるでしょう。
これを、見つけ方のポイントにしてみてください。
やりたいという前向きな欲求でなくても、普段から普通にやっていること、やっていても苦にはならないことが、あなたの得意分野になります。
例えば、私は絶対に道に迷いません。
一度通った道は覚えられますし、地図を一目見れば、知らない場所でも頭の中でイメージすることができます。
私は初め、それが普通だと思っていました。しかし、世の中には方向音痴という人が存在します。そうでなくても、道に迷う人は多いと思います。
私はそういう人たちが理解できませんでした。実はそれが私の強みであり、得意分野だったということに気がつきました。
私は、人よりも「空間把握能力が高い」ということが分かりました。
なので、私はUber eatsで、配達のアルバイトをしています。
このように、自分は普通だと思っているけれど、周りは普通じゃないと思っている分野こそ、あなたの得意分野になります。
なので、毒母のいうことは聞いたフリをして、裏では、新しいことにいくつも挑戦して、無駄な道をできるだけ多く潰していきましょう。
それが、誰にも縛られない、自由な人生を歩む方法になります。
あとがき
以上、今回は毒母とはどんな親なのか?から、毒母を持つ方の人生攻略法について解説しました。
第2章で、「自分だけで精一杯な人」が、毒母になる可能性があると解説しました。
もちろん、「頭が固い」といった男性的な傾向を持っている母親もいます。
「頭が固くて、自分だけで精一杯な親」は、かなり危険ですので、関わらないようにしましょう。
あなたの母親はどのくらい該当していましたか?
もしかしたら、この記事を読んでくださっている方の中には、毒母で苦しんでいる方もいるかもしれません。
毒母とは、関わらないという方法が最も効果的です。
- 「関わらないなんでできない。」
- 「離れたいけど離れられない。」
- 「一人暮らしはまだ自信がない。」
と思う方もいると思います。
全く問題ありません。
私自身、毒親と21年以上暮らしていますが、現在の私は、自分のやりたいことに全力で取り組むことができ、自由で、何にも縛られない生活を送っています。
私は他の記事でも「毒親」との付き合い方、対処などについて詳しく解説していますので、毒親をなんとかしたいと思っている方は、是非記事をご覧ください。
毒親について詳しく知りたい方向け
毒親とは何か知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
毒親の特徴、種類を具体的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
毒母あるあるの「勉強しろ」という親はどんな親なのか?知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「勉強しろ」と言わせないための方法を知りたい方ははこちらの記事をご覧ください。
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