✔︎本記事の読者
どんな父親が毒親なんだろう?気になるなぁ。
そういえば、毒父っていう言葉も聞いたことがあるかも。
私の父親は、毒父なんだろうか?なんで毒父になってしまうのか、何か共通点とかあるのかな?
毒父を持ってしまった私はどうすればいいんだ。
こういった疑問に答えます。
「毒親」「毒父」という言葉の意味を知りたい方もいれば、
毎日うるさい父親が毒親なのか知りたい方もいると思います。
もしくは、父親が怖すぎてどうすればいいのかわからない方もいると思います。
私はまさにそれでした。
近年、「毒親」や「毒父」という言葉が注目されています。
毒親とは、毒になる親のことであり、毒父とは、毒になる父親のことをいいます。
「子供の成長の毒になる親(父)」という表現がわかりやすいでしょう。
✔︎本記事の内容
- 毒父の特徴25選紹介します
- 毒父になる人の性格とは?
- 頭が固い人の2つのパターン
- 【精神的に幼い親】は最悪です
- 結局、関わらないが最強です
- 身体的に親を超えると悩みの9割は解決します
- 精神的に親を超えると悩みがゼロに収束します
- あとがき
✔︎著者の経験
そういった経験を持つ私が、今回は毒父について詳しく解説していきます。
※かなりの文量ありますので、気になるところだけ、目次からピックアップしてみてください。
それではいきましょう!
- 毒父の特徴25選紹介します
- 子供を人間と思っていない父親
- 子供の強さを過信する父親
- 子供よりも子供な父親
- 子供の存在を否定する父親
- 自分で産んでおいて失敗だと言い出す父親
- 子供の気持ちが理解できない父親
- 子供よりも自分を優先する父親
- 子供にかつての夢追わせる父親
- 会話の概念を知らない父親
- 自慢話がブーストする父親
- 謎にスパルタな父親
- ちゃぶ台返しする父親
- 若者に親を○された父親
- 新しいものアレルギーな父親
- 厨二病レベルで支配欲が強い父親
- アルコールを浴びるのが趣味な父親
- 殴ったあとに被害者になる父親
- 会社のストレスをテイクアウトする父親
- 外に居場所がなく内に居場所を求める父親
- 自分が法律だと勘違いする父親
- 支出管理ができない父親
- 怒ってない!と怒る父親
- 本当に自分の家なのか疑いたくなる父親
- 機嫌で子供を操る父親
- 子供のゴールを決めてしまう父親
- 毒父になる人の性格とは?
- 頭が固い人の2つのパターン
- 【精神的に幼い親】は最悪です
- 結局、関わらないが1番です
- 身体的に親を超えると悩みの9割は解決します
- 精神的に親を超えると悩みがゼロに収束します
- あとがき
毒父の特徴25選紹介します
今回は、実在する毒父について、いくつか紹介します。
✔︎毒父の特徴
- 子供を人間と思っていない父親
- 子供の強さを過信する父親
- 子供よりも子供な父親
- 子供の存在を否定する父親
- 自分で産んでおいて失敗だと言い出す父親
- 子供の気持ちが理解できない父親
- 子供よりも自分を優先する父親
- 子供にかつての夢追わせる父親
- 会話の概念を知らない父親
- 自慢話がブーストする父親
- 謎にスパルタな父親
- ちゃぶ台返をしする父親
- 若者に親を○された父親
- 新しいものアレルギーな父親
- 厨二病レベルで支配欲が強い父親
- アルコールを浴びるのが趣味な父親
- 殴ったあとに被害者になる父親
- 会社のストレスをテイクアウトする父親
- 外に居場所がなく内に居場所を求める父親
- 自分が法律だと勘違いする父親
- 支出管理ができない父親
- 怒ってない!と怒る父親
- 本当に自分の家なのか疑いたくなる父親
- 機嫌で子供を操る父親
- 子供のゴールを決めてしまう父親
それぞれ簡単に解説していきます。
子供を人間と思っていない父親
子供を人間と思っていなく、道具のように扱う父親のこと。
自分よりも弱く、従うことしかできない者に対して、非人道的な扱いをするというのは、あまりにも酷い話です。
子供の強さを過信する父親
「子供は弱い者である」という前提を理解しておらず、「このくらいは大丈夫だろう。」と、強さを過信してしまう父親のこと。
その結果、子供を家に放置してしまったり、子供に虐待をしてしまったりします。
子供を助ける事ができるのも、守ってあげることができるのも、親だけです。
その前提を、絶対に忘れてはいけません。
子供よりも子供な父親
子供よりも精神的に幼い父親のこと。
子供は、わがままを言うことも、間違った発言や行動をしてしまうこともあります。
まだ、世の中を何も知らないからです。
そういった何もわからない子供に対して、感情的に怒ってしまう親は、精神的に幼いです。
「子供のわがままの一つや二つは聞き流せ」と言う言葉がありますが、そのくらい心に余裕が必要になります。
そもそも、大人と子供で認識に差があることに気がつけていないケースが多いです。
子供は、火に手を近づけてしまったり、道路に飛び出してしまったり、スーパーで走り回ったりすることがあります。
「危ないだろ。なんでそんなこともわからないんだ。」のように、”子供は知っているはずだ。”という前提を持ってしまっていると、親は感情的に怒ってしまいます。
子供は、まだ社会も、世の中も知りません。
そんな「無知」な子供に対して、理由も言わず、怒鳴るのは、恐怖を植え付けるだけなのでやめましょう。
「冷静×理由」で叱る
命に関わることならば、多少は強めになってしまうのは、仕方ありません。
まずは、自分が冷静になってから、理由とセットで叱りましょう。
自分のあたりまえが、子供のあたりまえだと勘違いしてしまうと、子供を同一化させてしまう原因になります。
繰り返しになりますが、子供は世の中を何も知りません。
それを教えてあげられるのは親だけです。ここを忘れてはいけません。
子供の存在を否定する父親
子供の存在自体を否定して、子供に罪悪感を植え付け、自己肯定感を底辺にさせようとする父親のこと。
- 「お前なんか生まれなければよかった」
- 「お前は私の子ではない」
- 「お前さえいなければ」
- 「お前と血は繋がっていない」
- 「なんで生まれてきたんだ?」
何もできない子供に対して、無責任な発言を繰り返し、存在自体を否定してしまいます。
まだ、自己が確立していないと、子供は、父親の言葉を全て信じ込んでしまいます。
「私はいない方がいいのかもしれない。」と。
「冗談とかならいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、冗談ぐらいなら子供も分かってくれるし、大丈夫のように感じるかもしれません。
しかし、冗談でも絶対に言ってはいけません。
私自身父親から、
- 「川で拾った子」
- 「血の繋がっていない子」
- 「俺の子じゃない」
と、冗談混じりで言われていました。
しかし、当時の私は、その言葉を間に受けてしまっていました。
「お前がバカなだけだろ。」と言われれば、何も言い返せませんが笑
子供は、親の言葉が本気なのか、冗談なのか区別することができません。
なぜなら、子供は親から全てを学ぶからです。
誰もが、親から世の中の仕組みについて教えてもらいます。
- 何をしたら怒られるのか?
- 何をしたら好かれるか?
など、子供は親を通して理解します。
親の環境によって、人格や価値観が形成されるというのは、こういったところにあります。
なので、誰しも親に洗脳されているということがわかると思います。
絶対に冗談でも、子供の存在を否定するようなことは言ってはいけません。
自分で産んでおいて失敗だと言い出す父親
存在を否定する父親と同じで、自分で産んだ子供に対して、「失敗だ。」という父親のこと。
子供は親を選ぶことはできません。
産んだ本人が子供の責任を取らず、子供のせいにしてしまうのは、理不尽以外の何者でもありません。
正論を言ってしまえば、子供が上手くいかないのは親のせいです。
ここを間違えてはいけません。
ここの研究は、未だに決着はついていませんが、「人は環境によって将来が大きく左右される」ということは間違いありません。
つまり、子供が上手くいかなかった場合は、子供がうまくいかない環境を作った親の責任になります。
「全部、親が悪いのか?」と思う方もいると思います。
たしかに、全て親の責任にするのは納得できない人もいるでしょう。
しかし、子供をそのように育ててしまったのは、親がそのように育つ環境を作ってしまったからなのです。
私も、親に「責任を取れ。」と言いたいわけではありません。
ただ、親が子供に責任をなすりつけることだけは、はっきり間違っていると言えるでしょう。
子供の気持ちが理解できない父親
子供が何を考えているのか?を一切考えない父親のこと。
子供の気持ちがわからない父親は、子供に限らず【他人の気持ちがわからない】傾向にあります。
そうなると、子供のやりたいことを無視して、自分のやりたいことを子供に押し付けてしまいます。
子供よりも自分を優先する父親
子供がやりたいことを無視して、自分のやりたいことを子供に押し付けてしまう親のことです。
これは一つ前の「子供の気持ちが理解できない親」と似ていて、子供が何を考えているのかを考える努力をしていません。
また、この親の場合は、子供の気持ちが分かっていたとしても、自分のやらせたいことを意図的に優先させます。
子供にかつての夢追わせる父親
自分の目指していた夢を子供にやらせてしまう父親のこと。
こういった親は、子供の気持ちを尊重せず、子供の成長を考えるよりも【自分の夢】という趣味のために子供を利用してしまいます。
プロ野球選手になれなかった親が、子供に無理矢理野球をやらせて、プロ野球選手にさせようとするようなものです。
もしかしたら、子供はプロサッカー選手になりたかったかもしれません。
伝説の野球選手である桑田真澄さんの子育て法は、まさに理想的です。
子供の個性を尊重し、伸ばしていく教育になります。
詳しくは、「桑田真澄 教育法」で検索してみてください。
会話の概念を知らない父親
会話の概念を知らず、子供に対して一方的にスピーチをする父親のこと。
子供の聞きたいこと、話したいことを無視して、一方的に自分の話したいことを長時間にわたって、講演します。
あなたの周囲にも、やたらと話が長い癖に、人の話を全く聞かない人はいませんか?
そういった人は、親になった時に、子供に延々と話し続ける可能性があります。
自慢話がブーストする父親
とにかく自分の自慢話が止まらない父親です。
これも「会話の概念を知らない父親」と同じで、延々と話し続けてしまいます。
自慢話をする人は、承認欲求、マウンティング精神がとても強い傾向があります。
話を聞いてほしいという欲求だけでなく、褒めてほしい、「すごい」と言って欲しいという欲求まであります。
かなり強欲な人だと言えるでしょう。
謎にスパルタな父親
子供をとにかく厳しく育てて、怒鳴ったり、手をあげたりするような父親のこと。
昭和の頑固な父親に近いです。
昔は子供を厳しく育てて、強くするというのが主流でした。
私自身も、こういった頑固で、厳しい父親でした。
おかげさまで、真面目に、人の話を素直に聞くこともできるようになりました。
人に言われたことを忠実にこなし、忍耐力をつけることもできました。
なので、良い面も沢山あります。
しかし、今の時代という点と、本来の「自律」という点から考えると、良いとは言えません。
厳しい親に育てられると、自分で考えて行動する力、新しいことに挑戦する力が身につかない傾向があります。
また、親の価値観に染まり、その正しさから抜け出せなくなってしまうということもあります。
※まれに、その厳しさを乗り越えて成功を掴む人もいます。しかし、大半の人は思考停止するというのが現状です。
ちゃぶ台返しする父親
すぐに感情的になり、ちゃぶ台返しをしたり、モノを投げつけたりする父親のこと。
怒りの沸点が低く、沸点に到達した途端、イライラを鎮めようとせず、そのイライラのまま行動してしまうという傾向があります。
こういった親は「自制心」がありません。精神的に未熟だと言えるでしょう。
若者に親を○された父親
何も事情を知らずに、とにかく若者を悪者にしたがる父親のこと。
子供とジェネレーションギャップを感じた時に、違いを尊重することができません。
自分が進んできた道を、正解だと思いたい気持ちが強くなりすぎて、子供を批判してしまいます。
新しいものアレルギーな父親
新しいものが入ると、とりあえず批判から入る父親のこと。
例えば、
- スマホが流行ると、スマホを批判する人
- 鬼滅の刃が流行ると、鬼滅の刃を批判する人
※私は鬼滅の刃見てないのでよくわかりません。
そういった父親は、今の子供の教育の違いを批判してしまうでしょう。
- 「授業中にタブレットなんて使用するのか!」
- 「スマホなんて使用するじゃない!」
- 「YouTubeを使うんじゃない!」
子供に使わせたくないのなら、自分自身がその情報について詳しく知りましょう。
「理解する」という行為を怠ってはいけません。
中身も分からないまま批判する人は、フェイクニュースに惑わされやすいので気をつけください。
厨二病レベルで支配欲が強い父親
子供を支配することに全ての力を注ぐ父親のこと。
- 自分のやりたいことをやらせる
- 子供のやりたいことはやらせない
- 子供の行動を制限させる
- 子供に「こうしろ、ああしろ」と命令する
- 子供がやることは「ダメ、やめろ」と否定する
しまいには「俺の言う通りにすれば、お前の将来は上手くいくんだ。」と、子供に一種の催眠をかけてしまう父親もいます。
親に支配された子供は、いわれるがまま動くロボットになってしまいます。
「言う通りにすれば上手くいく。」と言う言葉は、朝のニュースの星占いくらい信用できない言葉なので、気をつけましょう。
アルコールを浴びるのが趣味な父親
嫌なことがあった時に、すぐにアルコールに逃げる父親のこと。
アルコールは一時的に、嫌なことを忘れることは出来るため、薬のような効果があります。
しかし、痛み止めと同じで、根本的な治療にはならず、またストレスのある日常に戻されてしまいます。
「アルコールは悪なのか?」「お前は、嫌なことを経験した事がないからそんなことを言えるんだ!」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、私もアルコールを否定したいわけではありません。
ただ、嫌なことを忘れるめに、その都度アルコールに逃げることが良くないと言っています。
時にはアルコールに逃げないとやってられないほど、辛い時はあります。そういう時以外は、アルコールは楽しむもの程度にしておきましょう。
子供は、酔っ払って帰ってくる親を嫌う傾向があるので、注意してください。
ちなみに私は、父親の影響でお酒が大嫌いです。
殴ったあとに被害者になる父親
暴力を振るった後に、普段から我慢しているから仕方ないと、暴力をを正当化する父親のこと。
こういった親は、DV癖があります。
DVをする人は「自分が被害者だ。」と主張する人が多いです。
「日常的にイライラさせられていて、精神的に攻撃されているから。」と、暴力を正当化します。
確かに、この世にはめちゃくちゃイライラする人はいるので、「精神的に攻撃されている」という主張はわかります。
しかし、何一つ暴力を振るって良い理由にはなりません。
「子供が言うことを聞かないから殴った」という言い分は、もちろん成立しません。
子供が言うことを聞かない理由は、父親の育て方が問題かもしれないですし、そのような環境を作った父親のせいかもしれません。
現実を見て、元を辿れば、父親が原因と分かるはずです。
会社のストレスをテイクアウトする父親
会社で嫌なことがあったときに、そのストレスを子供にぶつける父親のこと。
人間は完璧ではないので、会社のイライラを家に持ってきてしまうのは仕方ないと思います。しかし、そのストレスを子供にぶつけることは決してやってはいけません。
- 子供は、何も関係ありません。
- 子供は、腹いせの道具ではありません。
どんな心理的に不安定な状態でも、子供とは通常に接しましょう。
それができないのであれば、その日だけでも子供とは距離を置くべきです。
子供にストレスをぶつけるよりは断然マシです。
外に居場所がなく内に居場所を求める父親
外の人間関係が上手くいかず、家庭内の絆を深めようとしすぎると父親のこと。
どこか一つでも居場所があるだけで、気持ちが楽になります。
しかし、一つだけだと、なくなった時のショックは大きく、精神状態を保つことができなくなります。
居場所が1つだけだと、その居場所に依存し、無くなることを極度に怖がる傾向があります。
家族内にしか居場所がないと、父親は、子供に歪んだ愛情を押し付けることがあります。
子供の自由な発達よりも、自分の居場所を形成することを優先してしまいます。
依存先を複数を持っておくと、子供に過度な愛情を注ぐことは無くなるので、おすすめです。
子供も同じです。
親の価値観が全てではありません。より多くの依存先を持っておくことが、精神的な安定と、自律を促進してくれます。
自分が法律だと勘違いする父親
子供を、自分の正しさの枠に入れて育てる父親のこと。
- 親の「正しさ」は、親の「正しさ」でしかありません。
- その「正しさ」は、他の人の「正しさ」とは限りません。
朝に風呂を入る人もいれば、夜に入る人もいます。もしくは、両方入る人もいるかもしれません。
何が言いたいかというと、風呂に入る時間帯も、回数も、人それぞれであり、そこに「絶対的な正しさ」などは存在しません。これは、風呂に限らず、何事にも言えることです。
しかし、子供に自分の「正しさ」を洗脳する父親は「風呂は夜に入るべきだ。」などと、自分の「正しさ」を植え付けます。
その途端、子供は「朝に風呂に入ることは悪いことなんだ。」と、間違った解釈をしてしまいます。
その子供は「朝、風呂に入る」という選択肢を除外し、二度と考えることはないでしょう。
風呂を例えに出しましたが、これは全てに当てはまることです。
「大手企業に就職するのが幸せだ。」と子供に洗脳をかけると、子供の頭から「起業する」という選択肢が除外されます。
もちろん、起業することを勧めている訳ではありません。
ただ、「正しさを植え付けられる度に、子供の可能性が狭まっている」ということだけでも、頭の奥底に入れて欲しいと思います。
なので、子供を自分の偏った「正しさ」で洗脳することは、子供の可能性に蓋をする行為なのでやめた方が良いです。
支出管理ができない父親
自分の趣味ばかりにお金を注ぎ込み、子供のためにお金を残さない、経済的に子供を苦しめる父親のこと。
私の父親は、お酒の飲み過ぎで、借金を作りました。
精神的だけでなく、経済的な面でも、子供の正常な発達を妨げることはあります。
怒ってない!と怒る父親
「怒ってないから、言ってみて。」と言いながら、すでに怒っている父親のこと。
「怒ってないから。」と言っていますが、子供には、父親が怒っているか、怒っていないかを態度で、感覚的に判断することができてしまいます。
「怒ってないから。」と、もし使いたいなら、イライラを抑えて、落ち着いた後にしましょう。
本当に自分の家なのか疑いたくなる父親
家事や育児を一切やらないで、全て母親に任せる父親のこと。
こういった父親によって、母親に余裕がなくなります。
母親は、仕事と家事で父親の2倍働いていて、なおかつ育児もしなければいけなくなります。
家のことを一人で背負い込んだ母親は、子供に過度に干渉する様になります。
結果、毒母へと変貌してしまいます。
つまり、毒母を生産する毒父と言えるでしょう。
こういった父親は、自分の家であり、自分の子供である、という自覚の欠如が問題です。
機嫌で子供を操る父親
口では優しいことをいいながら、機嫌を悪くし、子供に気を遣わせて、思い通りに子供を誘導してしまう父親のこと。
口では、子供に優しいことを言います。
しかし、実際に子供がその通りにした時に、ものすごく不機嫌になります。
例えば、
「塾が辛かったらやめてもいいんだよ。」
と、普段から言ってくれるが、子供が塾をやめた途端、機嫌が悪くなってしまう親です。
口頭では言っていないので、立場が悪くなっても、「俺はそんなこと言っていない。」と、簡単に責任から逃れることができてしまいます。
- 子供は、父親の機嫌を伺うようになっていきます。
- 何か発言しても、その言葉の裏を考えすぎてしまうようになります。
そして、人間関係にも悪影響が及びます。
人の言葉を一切信用することができなくなり、嫌われないように、機嫌を良くさせることだけに必死になります。
※私がずっとそうでした。
子供のゴールを決めてしまう父親
小さい頃から子供の将来を決めて、子供をその道に無理矢理進ませようとする父親のこと。
家系の問題で仕方ない部分もありますが、そういった、しきたりがない場合は、親がゴールを決めてしまうのはやめた方が良いです。
変化が激しい現代では、ゴールを設定しても、その通りに進まないと思っておいた方が良いでしょう。
目指していた職業がなくなる、なんてことも、全然あり得ます。
親はその手伝いをすることに、全力を注ぎましょう。
それが、子供の幸せになります。
毒父になる人の性格とは?
では、毒父になる可能性がある人は、一体どんな性格の人なのでしょうか?
結論からいうと、毒父になる人は、とにかく「頭が固い人」です。
頭が固い人を簡単に説明すると、自分の考えを正しいと思い込み、自分以外の考えを間違っていると決めつけてしまう人のことをいいます。
頭が固い人は、多様な価値観を受け入れることができず、偏見や差別をする傾向にあります。
自分が正しいと思い込むため、
子供に、
- 「こうしろ!」
- 「こうしなさい!」
- 「こうするべきだ!」
と、過干渉します。
自分以外の価値観を間違っていると決めつけるため、
子供に、
- 「ダメだ!」
- 「やめろ!」
- 「間違っている!」
と、頭から否定します。
※度が過ぎると、暴言を吐いたり、暴力を振るったりして、子供に恐怖を植え付け、支配しようとします。
自分が正しいため、自分=「善人」であり、善人の自分の価値観に合わない子供=「悪人」と決めつけてしまいます。
父親の「悪を正す」という歪んだ正義感は、子供の正常な発達とは対極にある考えです。
※正常な発達とは、子供が自らやりたいことに取り組む「自律」した発達のこと。
このように、毒父の場合は、毒母と比べて、原因がとても単純です。
繰り返しになりますが、毒父になる可能性のある人は「頭が固い人」です。
頭が固い人の2つのパターン
頭が固い人には大きく分けて2つのパターンが存在します。
✔︎頭が固い人
- ①想像力が低い人
- ②固定観念に縛られている人
その:①想像力が低い人
✔︎どういった人か?
相手の立場に立って考える力が弱い人になります。
✔︎説明
相手の立場に立って考える事は、相手の気持ちを理解する際にとても重要です。
相手の立場に立つとは、意識を自分から離して、相手の目線で物事を考えることをいいます。
簡単に説明すると、相手の気持ちが分からない人は想像力が低い人です。
あなたの周りにも自分の話ばかりするような人がいると思います。その人は「想像力が低い」典型的な例です。
相手が話をつまらなそうに聞いている、気を遣ってくれている、話したそうにしている、こういった相手の感情が一切分かりません。
想像力が低い親は、子供の気持ちが分かりません
子供が何を考えていて、何をしたいのかを考える努力すらしません。
結果的に、一方的な押し付けばかりをして、子供を困らせてしまいます。
繰り返しなりますが、想像力が低い親は、子供の気持ちを1mmも理解していないため、身勝手な教育を押しつけてしまいます。
子供のためだと思ったとしても、子供のためにならないケースがほとんどです。
その:②固定観念に縛られている人
✔︎どういった人か?
自分の価値観を普遍的なものと勘違いし、他人に自分の価値観を押し付けようとする人です。
✔︎説明
固定観念とは、その人の知識や経験から生み出され、形成された考え方のことをいいます。
簡単に説明すると、その人だけの「正しさ」や「思い込み」のことです。
「これが正しい」「こうするべきだ」という考え方は、その人の主観でしかありません。
✔︎危険なワード
- 正しい
- 普通は
- 常識
- あたりまえ
- 〇〇するべき
- 〇〇しなきゃいけない
なぜ危険かというと、こういったワードは、一見、普遍的な印象を抱くが、そのほとんどが「その人だけの価値観」だからです。
固定観念を持った親は、自分の教育の正しさがあり、自分の信念のもと子供を教育するでしょう。
しかし、本当にそれが正しいのかを一切疑う事はありません。
人によっては「暴力を振るった方が、子供は立派に育つ」という捻じ曲がった正義感を持った人も存在します。
固定観念が恐ろしいのは、自分が「正義」「正しい」と本気で思い込んでしまっているからです。
なので、まずは【自分を疑うこと】から始めましょう。
自分を疑い、常識を疑い始めてから、見える世界が広がります。
- あなたの親の教育は本当に正しいのか?
- あなたの親の発言は本当に正しいのか?
- あなたの親の考えは本当に正しいのか?
常に、自分のあたりまえを疑っていくと、毒親からの洗脳を解くことができます。
自分にはない価値観を知り、その価値観を受け入れて尊重することで、固定観念に縛られない生き方ができるようになります。
繰り返しになりますが、固定観念に縛られた親は、自分だけの「正しさ」を子供に押しつけ、洗脳してしまいます。
【精神的に幼い親】は最悪です
毒父の中でも「精神的に幼い父親」は最悪です。
※毒親レベルでいうならば、レベルMAXに位置します。
精神的に幼い人とは、自分の感情を律することができず、精神的に自立できない人のことをいいます。
簡単に説明すると、自分の感情を自分でコントロールできず、感情のまま発見したり、行動したりする人のことです。
「なんで精神的に幼い人が危険なの?」と思った方もいると思います。
それは、「頭が固い人」の要素を全て含みながら、毒母の要素も含んでしまっているからです。
毒母の要素とは「自分だけで精一杯な人」です。
つまり、精神的に幼い人は「頭が固くて、自分だけで精一杯な人」だと言えます。
ここまで読んだ方の中には「それの一体何が最悪なの?」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、毒父と毒母の要素を持つと、どうなるか気になると思います。
結論からいうと「頭が固くて、自分に余裕がない父親」は、子供に恐怖を植え付けます。
自分の感情をコントロールすることができないため、自分の思い通りにならない子供に、怒鳴ったり、暴力を振るったりします。
- 子供の勉強時間を制限する
- 遊ぶ時間を失くす
- 遊び道具を取り上げる
- 興味のあるものを取り上げる
- 自分のやっていたスポーツを無理矢理やらせる
- 自分の夢を子供に押し付ける
- 家で子供をこき使う
逆らうものなら、怒鳴られ、殴られる、無視されます。
その結果、父親に怒られないように、日常生活を全て父親に捧げた、言いなりロボットになっていきます。
私自身がまさにそれでした。
※ここから私の過去回想になるので、興味ない方、気分が悪くなる方は飛ばしてください。
私は、物心ついた頃には柔道をしていました。私は強くなかったため、毎日怒鳴られ、殴られていました。
試合で勝てなかった時も、夜中まで説教や反省をし、食トレでは毎回吐きながら、ご飯を食べていました。
小学生の頃の私は、異常に食が細かったため、この食トレがとにかく地獄でした。吐くたびに、ぶちギレられては、殴られていました。
週に何度も、酔っ払って帰ってきては、意味もなく殴られます。
おかげさまで、今も夜中に5回以上、勝手に目が覚める体になりました。
3人兄弟の末っ子で、上2人よりも頭が悪く、運動もできず、成績も低かったです。
父親からは完全に見放され、
- 「お前はうちの子じゃない」
- 「お前は川で拾った子」
- 「お前とは血がつながっていない」
などと、迫害される日々でした。
私はいつしか、父親の機嫌を損ねないことだけを考えるのに、全ての時間と労力を捧げるようになっていました。
このように、精神的に幼い親に育てられると、自分という存在が消えてしまいます。
頭が固くて、余裕がない父親は、とりあえず合わせれば大丈夫?
「頭が悪くて余裕がない父親なら、合わせれば問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、その通りです。
しかし、それができる人は、もはや達人といえるでしょう。
✔︎精神的に幼い父親に合わせるための障壁
- 「頭が固い」ため、父親の歪んだ「正しさ」を見極める必要がある。
- 「心に余裕がない」ため、その時の気分や感情によって、「正しさ」が変わる。気持ちの変化と、その時の正しさを正確に見極める必要がないある。
つまり、全く「論理的」ではないです。
- そもそもの論理がおかしいです。
- 気分によって論理が変わっていきます。
お分かりの方もいるとは思いますが、精神的に幼い父親の攻略は【完全に無理ゲー】に近いです。
気分によっては、どの選択をしても、怒鳴られ、殴られる運命の時もあります。
メンタリストか、心理カウンセラー、トップ営業マンでもない限りは、精神的に幼い父親を理解し、合わせることはできません。
繰り返しになりますが、精神的に幼い父親は、暴れて子供に恐怖を植え付けるため、最悪な毒父だといえます。
結局、関わらないが1番です
結論からいうと、「頭が固い親」「精神的に幼い親」とは、できるだけ関わらないようにしましょう。
関わると、精神的にも、身体的にも、時間的にも、将来的にもマイナスしかないからです。
✔︎頭が固い人と関わる影響
- 時間の無駄
- 価値観の洗脳
- 気疲れ
- メンタルの消耗
- 気分が下がる
- 自我が消える
- 自信を失う
- ストレスが溜まる
見ての通り、関わるだけデメリットしかありません。
「いつか、大人になった時にタメになることもあるさ!」と思う方がいるかもしれません。
たしかに、「人」によっては、将来的にタメになることはあると思います。
- 親の言いなりで大人になったところで、自分一人で考える力が消えます。
- 人の指示でしか行動ができなくなり、何かあった時は人のせいにするような人間になります。
このように、毒父と関わっても、将来的に役立つことよりも、将来の可能性を潰す確率の方が圧倒的に高いです。
✔︎毒父対策
- 縁を切る
- 一人暮らしをする
- 表面だけ合わせて、すぐに離れる
「一人暮らししたいけど、そんな勇気ないよ。」と思う方もいるかもしれません。
私もそうでした。
でも、問題ありません。
私は、毒父と暮らし続けて、今は自由な生活を送れています。
私がやったことは身体的に、精神的に自立したという、とてもシンプルな方法です。
詳しくは次の章で解説しますが、身体的に自立すれば、父親の恐怖を感じなくなり、精神的に自立すれば、父親の干渉をいなすことができるようになります。
繰り返しになりますが、「頭が固い親」「精神的に幼い親」は、何を言っても変わらないので、関わる時間を極力減らしましょう。
身体的に親を超えると悩みの9割は解決します
精神的に幼い父親は、身体的に自立してしまえば、今の悩みの9割は解決できます。
簡単に説明すると、父親よりも強くなれば、今の悩みのほとんどがなくなるということです。
暴力を振るう親、暴言を吐く親に悩む人の、大半の悩みは、「恐怖」から来ています。
親よりも身体的に強くなってしまえば、自分に自信を持つことができて、恐怖を一切感じなくなります。逆に、親が子供を恐れたり、干渉を控えたりします。
「そんな脳筋的な発想で本当に悩みがなくなるの?」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、力に頼った脳筋的な発想になります。
※脳筋:「脳まで筋肉でできている」という意味をいう。運動はできるが、頭の悪い人を嘲る言葉として用いられる。
しかし、めちゃくちゃ効果があります。
心が体をつくり、体が心を作っている、ということです。
つまり、身体的に強くなると、精神的に強くなれます。
私自身、小学生の頃から柔道をしていますが、高校の頃に父親がそこまで強い人ではないということに気がつきました。
それが分かってからは、びっくりするほど心が楽になりました。
【暴力を振るわれても怖くない】
この安心が、悩みを全て吹き飛ばしてくれました。それと同時に、父親の精神的な幼さに気がつけるようになりました。
父親は素面で、私に危害を加えることはなくなりました。
酔っ払った時は、暴力を振るって来ることもありますが、それも全く問題ありません。
ここまで読んだ方の中には「でも、父親よりもどうやって強くなるんだよ。」と思う方もといるかもしれません。
ものすごく単純ですが、体を鍛えましょう。
外見がゴツくなるだけで、戦わずとも、相手を後ろにひかせることができます。
実際に強くなることが理想ではありますが、「見た目」を変えるだけでも凄まじい効果があります。
親だけでなく、友達や上司の標的になることもなくなります。
✔︎強くなる方法
- 格闘技を習う
- スポーツを習う(肉体を鍛える)
- 筋トレをする
「とにかく父親の恐怖から抜け出したい。」という方向け
格闘技を習うことが1番早く、体もメンタルも鍛えられます。
そして、ダントツで強くなれます。
格闘技をやっている人とやっていない人では、見た目こそ差はありませんが、「強さ」に関しては雲泥の差があります。
私自身、柔道をやっていました。柔道では全く強くはなかったです。
しかし、そんな私でも、他スポーツの人とふざけて組み合った時に、「弱すぎる。」と驚いたほどです。
なので、柔道に限らず、何かしらの格闘技をすれば、父親なんか簡単に超えることができます。
✔︎格闘技
- ボクシング
- 空手
- 柔道
- 相撲
- レスリング
- 総合格闘技
- 柔術
- etc
父親の恐怖からいち早く抜け出したいと思っている方、緊急性の高い方は、格闘技を習うことをおすすめします。
「格闘技はちょっとなぁ、、」と思う方向け
格闘技でなくても、何かスポーツはやっておいた方が良いです。
- 野球は、体を鍛えるので良いでしょう。
- サッカーだと、体を鍛えることには向かないです。※ロナウドなら別です。
このように、体つきが変わるようなスポーツを目安に考えてみましょう。
「別にスポーツやりたくないなぁ」という方向け
筋トレをする習慣をつけましょう。
私は、全人口の人が筋トレした方が良いというくらい、筋トレをおすすめします。
筋トレをすると、ストレス解消にもなりますし、勉強意欲も増進してくれます。
つまり、筋トレは「体」「心」「脳」「幸福度」すべてを向上してくれる最強法になります。
肉体的に父親を超えて、暴力を振るわれないオーラを身にまとい、暴力を振るわれても全く動じないメンタルを手に入れていきましょう。
精神的に親を超えると悩みがゼロに収束します
結論からいうと、精神的に大人になれば、毒親への悩みは、ほぼなくなります。
なぜなら、「ストレスから自分の身を守る方法」を知っているからです。
「悩み」というのは、どうすれば良いか答えが分からず、迷走してしまう状態のことを言います。
精神的に自立を果たせば、親のことで迷走することはほとんどありません。
- 身を守る方法を知っていれば、ストレスを受けないよう事前に対策を打つことができます。
- また、ストレスを感じた時に、適切に対処することもできます。
なので、結果的に悩みの大半が消えるという原理にまります。
「いや、悩みってのはさぁ。もっと、複雑なんだよ。」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、その通りで、悩みというのは、いくつも原因があり、それが複雑に絡み合ってできています。
複雑だからこそ、悩みは解決できません。
しかし、複雑な悩みを複雑に考える、もしくは、複雑に思い込みすぎるから、悩みが大きくなってしまうのではないでしょうか。
悩みは直接立ち向かうよりも、悩みを受け入れて、忘れた方が良いです。
✔︎悩みの対処の流れ
- 冷静になる(落ち着く)
- 切り替える
- 忘れる
- 前向きになる
この4ステップだけです。
この方法は、どんな悩みでも変わりません。
複雑な悩みを紙に書いて明らかにすると、落ち着きやすいのでおすすめです。
複雑な悩みを漠然と考えるだけでは、かえって逆効果になります。
その時間が無駄なので、忘れましょう。
「いや、そんなこと簡単にいうなよ。」と、思う方もいるかもしれません。
たしかに、初めは私も苦戦しました。
私自身、ストレスを溜め込む天才だったので、本当にストレスと上手く付き合うことができるのか、半信半疑でした。
しかし、問題ありません。
具体的に「ストレス対処マニュアル」を知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
繰り返しになりますが、複雑な悩みを単純な方法で忘れすことができるようになれば、今ある悩みはほぼなくなります。
あとがき
今回は、毒母に続き、毒父について解説しました。
毒母について、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
過去の成功体験があるため、経験が浅い子供の言うことに、一切耳を傾けることはしません。
なので、「父親の頭を柔らかくしてやろう。」と、考えるのはやめておいた方が良いです。
それよりも、
- いかに、毒父に関わらないようにして、自分の時間を作り出すか
- いかに、毒父に関わった時に、機嫌を良くして、早めに話を切り上げるか
- いかに、毒父のストレスを事前に防ぐか
- いかに、毒父にストレスを与えられた時に対処するか
を考えた方が、あなたの人生はもっと豊かになるでしょう。
別記事でも、毒親をテーマに発信しておりますので、自分の毒親をなんとかしたい!と思っている方は、ぜひ記事をご覧ください。
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毒親の特徴、種類を具体的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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