親で消耗してる人「なんで親ってあんなにうるさいの?」
一言一言が奇跡的にうざい、口を開けば「〇〇しなさい」ばかり、、
「うるさくない親が良かったなぁ」
と、思うまで追い詰められている人もいるかもしれません。
少なからず、私の記事を観ているということは、親がうるさい原因を知りたいのではないかと思います。
今回は、「親はなんでうるさいのか?」から「毒親の見分け方について」まで深く解説していきます。
かなりマニアックにはなりますが、
とても本質的なところまで深く掘り下げておりますので、この記事を見ている人全ての親に、当てはまるものが一つ以上はあるはずです。
✔︎本記事の内容
- 1. 親がうるさいメカニズムを解説します
- 2. うるさい親とうるさくない親の決定的な違い
- 3. うるさい親とうるさくない親を見分ける方法
✔︎著者の経験
そんな私が「親のなぜ?」について解説します。
親がうるさいメカニズムを解説します
✔︎なぜ親はうるさいのか?
「過去の人生の経験を絶対視」し、日本特有の価値観である「経験値マウント」が、その考えを促進させているからです。
何を言っているのかわからないですよね笑
わかりやすく言うと、「あなたは私よりも人生経験が少ないんだから、私の方が正しいに決まっているのよ。」という親の思い込みが、過干渉や過保護の原因といえます。
なぜそうなるのかというと、
人は目の前で見たもの、体験したものを本物だ、と信じ込んでしまう生き物だからです。
あなたは、カッパの存在を信じていなくても、突如目の前にカッパが現れたら、その存在を信じてしまうはずです。
これと同じ現象が、
「良い大学に行って、大手に就職すれば、あなたの人生は一生安泰なのよ。」という考え。
「だって、私の時代では、それが正しかったから。」
ここまで読んだ方の中には、「良い大学に行って、大手に就職すれば安泰なんだから、言っていることは正しいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。
私自身もそう思っていました。
しかし、結論から言うと「現代社会において、大手に就職しても安泰ではありません。」
既に時代は変わってきていて、変化するスピードも速くなっています。
✔︎今と昔を比べてみてください
- スマホがあたりまえの今と、スマホがなかった昔
- 通販サイトがあたりまえの今と、店舗しかなかった昔
- YouTubeがあたりまえの今と、テレビがあたりまえだった昔
✔︎果たして、昔と同じことをしていてアナタは成功できるのでしょうか?
A.できません
親の言う通りにしても、上手くいく保証は無いのです。
もちろん、親の意見を参考にすることはとても良いことですが、鵜呑みにしてはいけません。
まずは、自分の親が昔の成功体験に固執していないか?
ということを観察してみましょう。※うるさい親を見分ける方法は、後ほど解説します。
そして、「親の固定観念」には、以下に記す2つの日本特有の価値観が影響しています。
- 年功序列
- 儒教の「孝」の教え
年上を敬い、親を敬うという素晴らしい考えですが、この意味を履き違えている人が多いように思います。
「歳上=正しい(偉い)」
「親=正しい(偉い)」
「親が1番偉い。親孝行しなさい。」
親を敬うことは、とても大切です。
しかし、それは親側が主張することではありません。
「俺は親だぞ」と権力を振りかざしてくる親は、はっきり言ってイカれています。
どのくらいイカれているのかというと、
店員に対して、「お客様は神様なんだぞ!」と、主張している客ぐらいイカれています。
「お客様は神様」というのは、接客をする際の心構えとして、企業側が大切にしている思想であって、客が威張って主張することではありません。
これと同じで、
子どもが親を敬う心構えを持つことは大切ですが、
親側が威張って「尊敬」を強制させるのは、完全な間違いです。
このような、
「経験の絶対視」と「日本特有の価値観の誤った捉え方」で、以下の3つのマウントが出現します。
✔︎3つのマウント
- 歳上マウント
- 親マウント
- 経験値マウント
この3つのマウントが根本にあると、親はうるさくなります。
うるさい親とうるさくない親の決定的な違い
うるさい親とうるさくない親の違いは、「学びを継続しているかどうか」にあります。
なぜなら、自己成長を続けている人は、「自分の価値観を絶対視」せず、「言葉ではなく行動」で、示すからです。
ちなみに、「学び続けている人」の定義は、
自分の正しさを疑い、脳をアップデートするために、行動を継続している人、のことを指します。
極端なことを言えば、今の若者のトレンドを捉える為に、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」を見ることも、勉強している人といえます。
要するに、現状維持を否定し、常に変化する時代に対応し、新しいものを受け入れようとする姿勢が大切なのです。
そのような姿勢を持つ人は
自分の正しさを否定するため、子どもがやることを絶対に否定しません。
言葉ではなく行動で示したり、子どもが自らやりたいと思えるような環境を先回りして設計してくれたりしています。
残念ながらこういった人はとても少ないです。
ほとんどの人は30歳を過ぎると、脳の柔軟性を失ってしまいます。脳が固くなると、新しいものを受け入れようとしなくなり、固定観念に囚われていくようになります。
そして、人は体が動かなくなると、口が動くようになります。
「昔は〇〇だったんだよ」「今のやつは」「今の若者は」
と、よく自慢ばかり口にする人がいるかと思います。あれは、行動しなくなった人の典型的な例です。
自慢だけなら良いのですが、「現代人を否定するタイプの人」はとても厄介です。
そういう人を見かけたら、全力で逃げてください。
私の父親はまさに「昔は」「今の若いやつは」が口癖でした。
実は、過去の栄光でマウントを取るタイプの人への対処は、とても簡単です。
今から解説するテクニックは、親以外にも有効であり、身につけるだけで、人間関係が良好になります。
「昔自慢と今批判」の対処法
その①:「昔自慢」:感嘆と称賛
「昔は〇〇だったんだよ」と自慢をする人は、「驚き」と「褒め」で対応すると、相手から好感を持たれます。
好感を持たれると、相手からの嫌がらせや、干渉が少なくなります。
例えば、 「え!?すごっ!俺にはできないわぁ!」
目の前でおんぶをしてほしい子どもが駄々をこねているので、手を差し伸べて、おんぶをしてあげましょう。
おんぶを通り越して、肩車するくらいの勢いがベストです。
ここまで読んだ方の中には「いやいや、そんなの相手にバレて怒られるでしょ?」と、思う方もいるでしょう。
私も初めはそう思っていました。
私は、父親やその他の自慢する人と会話をして、段階的に検証してみました。
結果は、かなりオーバーリアクションをしても、全くバレませんでした。
自慢をする人は、自分にしか興味がないので、ふざけるぐらい褒めても気がつきません。
私は気づくか気づかないかのギリギリで褒めまくるという行為を楽しんでやっていました。
話を聞かないのが1番なのですが、私の場合は話を聞かないと、かえって面倒くさくなることが多かったので、楽しみながら話を聞く工夫をしました。
繰り返しになりますが、昔自慢をする人には、驚きと褒めで対応すると、結果的に、自分の時間を増やすことにつながります。
※頻繁に関わる人でなければ、無視が一番です。
その②:「今批判」:共感と協力
「今の若いやつは」と批判してくる人の場合は、相手と同じ方向を向けば、ストレスを感じることなく話を聞くことができます。
これは、超効果的な方法です。
これを身につけるだけで、年上から受けるストレスが無くなり、勝手に好かれるようになります。
「今の若いやつは〇〇なんだよなぁ」と言ったら、すかさず「共感」してあげましょう。
「いや、ムカついて、共感なんかできないよ。」と思うかもしれません。
そんな時は、攻撃対象を移しましょう。
攻撃対象を移すことで、ストレスを感じることなく、「私はアナタの仲間だよ。」という状態を自然と作り出すことができます。
「今の若いやつは〇〇なんだよなぁ。」
↓
「それすごくわかる!たしかに、最近、周りにそういう奴多すぎて嫌になるんだよね。」
「ああいう人達って、どんな神経してるんだろう?」
- まずは、共感して相手と同じ方向を向く。
- 同じ方向を向いてから、一緒に架空の敵を叩きのめしましょう。
やり方はとても簡単なので、今日からでも実践できます。
共通の敵を持つと「仲間」だと錯覚する、という原理を逆手に取った方法です。
これは、親以外にも、人間関係全般的に有効なので、身につけるだけで、人生が驚くほど楽になります。
「今の若いやつは〇〇だ」という暴言を聞くと、対象内にあるアナタはストレスを感じてしまうかもしれません。
そんなことでストレスを溜めてしまうのは、本当に無駄です。
このような対処法は、絶対に学校では教わりません。
残念な親を持ってしまった人は、自分で自分を守る術を身につけていきましょう。
うるさい親とうるさくない親を見分ける方法
「疑問に思ったことを毎回質問してみる」
例)なんで勉強しなきゃいけないの?
回答①:理由を答えない ※超絶赤信号
「なんでじゃない!いいから勉強しなさい。」
これは「うるさい親」です。
1番やってはいけません。子どもは思考することを悪いことと捉え、思考を停止させてしまいます。
思考力の低下、想像力の低下につながり、世にいう「バカ」な子どもが完成します。
私自身、バカな子どもでした。
親の言いなりに行動することが正しいと思い込み、理由を求める人は「悪者」だと思い込んでいました。
もしアナタの親がこのパターンであれば、頭が悪い、もしくは心に余裕がない人の可能性が高いです。
質問をすることも、思考することも、成長する上で必要な行為です。
なので、絶対にやめないでください。
私は、小学校、中学校、高校、大学と、信頼できる先生やビジネスパートナーに出逢えたおかげで、想像力と思考力を取り戻すことができました。
決して、親が全てではありません。
回答②:理由を自分の価値観で説明する ※赤信号
「良い大学に入って、大企業に就職するために勉強するのよ。」
「うるさい親」です。
これもやってはいけない行為です。大半の親がこのパターンに属します。子どもを自分の価値観に染め上げて、思考停止させてしまいます。
✔︎回答②の特徴
- 自分の過去を絶対視する
- 選択肢を絞る
- 決め付ける
この親に育てられた人は、「自分が親に洗脳されている」という自覚がないまま大人になります。
すると、自分の価値観以外の人を「間違っている」と批判するようになります。
「大手に就職することが成功、それ以外は失敗」
「良い大学に行くことが成功、それ以外は失敗」
このように、親に洗脳されて大人になった人は、自分の子どもに対しても同じような洗脳をしてしまう傾向にあります。
しかし、人それぞれに適正があります。
将来の進むべき道を一つに絞ってしまうことは、その子の可能性を潰すことになってしまいます。
もしかしたら、優秀な経営者の適正があったかもしれないのに、気が付かないまま一生を終えてしまうことだってあり得ます。
正しさを捨てて、一個人の意見として置き換えてみると、見える世界が広がります。
回答③:理由を説明する ※黄色信号
「勉強をして、自分の人生の選択肢を広げるために必要なのよ。」
これは「うるさくない親」だといえます。
子供の将来の道を制限しない素晴らしい回答だといえます。
視野を広げて、俯瞰的(ふかんてき)に考えることができている証拠です。
ただし、親の回答が抽象的すぎると、かえって子どもを混乱させる可能性があります。
回答④:理由を聞き返す ※青信号
「なんで勉強は必要だと思う?」
これができる親は間違いなく「うるさくない親」です。
この回答ができる親は、かなり優秀な人だと言えます。
自分の価値観を疑い、子どもの価値観を受け入れる「心の余裕」があります。
自分の価値観を押し付けるのではなく、子どもに考えさせて、自力で答えを導き出すことを優先します。
すると、子どもは「思考力」「想像力」がつき、勉強意欲まで高まります。
今回は「なんで勉強ってやらなきゃいけないの?」という質問を例として取り上げてみました。
今後、疑問に思ったこと、親から言われて引っかかったことがあった際には、ぜひ「質問」をしてみてください。
親の「傾向」がわかると、気持ちがとても楽になります。
※質問は親が忙しくないときにしましょう。
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