【永久保存版】自己肯定感の高め方【私にはどうせ…。繊細さん向け】

Life

 

✔︎こんな方にオススメ

  • 自己肯定感を高めて、憂鬱な日々とオサラバしたい。
  • もう誰かに嫉妬して、いちいち落ち込みたくない。
  • もっと、自分らしく生きたい。そしたら、毎日イキイキして、楽しいはず!

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事で紹介する

  • 「あなたはこの3つを整えるだけでいい」
  • 「自己肯定感を高める究極の7つの習慣とは」
  • 「自己分析なくして自己肯定感は得られない?」

を実施していただければ、「自分に、自信なんて付くはずがない、、」と思っている方でも、人生をもっと自分らしく生きることができるようになりますよ。

私もこの方法で、自己肯定感が最底辺だった毒親との生活の中で、自分の意思に従って、物事を決断できるようになりました。

何かに嫉妬することも、誰かに振り回されることもなくなり、毎朝、最高の気分で目を覚ますことができています。現在は、その経験をもとに、メンタルのカウンリングコーチをしています。

✔︎記事の内容

  • 序盤では「自己肯定感の仕組みについて」
  • 中盤では「自己肯定感の高め方について」
  • 終盤では「自己肯定感を高める時の注意と補足」

こちらを解説していきます。

✔︎著者の経験

初めまして!ひろきです。

「22年間の毒親経験(暴力暴言、etc…)」

「JADP認定 メンタル心理カウンセラー」
「上級心理カウンセラー」
実体験と上記の資格をベースに、人間心理のメカニズムを体系化し、「毒親・自分・他人との付き合い方」と「人生を自分らしく生きるためのライフハック」を発信しています!

今回の記事は、ちょっとしたことが頭から離れず、自信をなくしてしまった方向けに発信しています。

あらかじめ、お伝えしておくと、

人生を変えたいと思っている方以外は、読んでも意味がありません。

読むタイミングによって、言葉の印象が180度変わることがあります。一度、読んで、得られるものがなかった時は、まだ読む時期ではないかもしれません。

毎日、目の前のことに追われていると、長い人生について考えることもないですよね。他人に振り回され、何に悩んでいるのかも分からない。

「自分は、本当にこれでいいのかな?」

といった、人生に対する漠然とした悩みを持った方にとっては、生き方を大きく変える良いキッカケになることは間違いありません。

とはいえ、そんなに気を張らなくても大丈夫です。

お茶でも飲みながら、ゆっくり読書していただければと思います。1つでも気になるものがありましたら、ぜひ活用してみてください。

  • 自分の人生を生きる。
  • 自分らしく生きる。
  • 自分を肯定して生きる。

この記事で、自分の人生を大きく変える準備は出来ましたか?

全部、読む必要はないですからね。気になる部分の目次をタップしてみてください。※この画面に戻る時は、画面下、右から2番目の【↑トップ】のボタンをタップ

それでは、お好きなタイミングで、ご自身のペースで読み進めていってくださいね!

  1. 自己肯定感とは何なのか?
    1. 自己肯定感の定義
    2. 自信過剰と混同されがち?
    3. 「私にはできる!」は自己効力感である話
  2. 心配しないで!あなたにもデキるから!
  3. 自己肯定感が低い人と高い人の違い
    1. 自己肯定感の高い人のたった一つの特徴
    2. その差は、”現状”との向き合い方で決まる
  4. 自己肯定感を高めるために日常で意識すること
    1. 自己肯定感って、実は〇〇を増やすだけ!?
    2. 承認レベルを高めた方が良い話【5つの承認レベル】
    3. 全ては捉え方の積み重ねだった?
    4. そこから、導き出せる本当の敵とは〇〇
    5. 脱!「切り替えられない。。」捉え直すコツ
  5. あなたはこの3つを整えることだけでいい!
    1. 承認【5つの”め”】
    2. 儀式【My Rules】
      1. おすすめは〇〇ルーティン??
      2. ルーティンって、何するのが正解なの?
    3. 健康【心と身体】
  6. 自己肯定感を高める究極の7つの習慣とは
    1. 究極の習慣①:睡眠
    2. 究極の習慣②:日記
    3. 究極の習慣③:散歩
    4. 究極の習慣④:読書
    5. 究極の習慣⑤:運動
      1. 「超簡単!最短で〇〇できる方法!」が一番怖い理由
      2. 続かないのは人間だから。
    6. 究極の習慣⑥:瞑想
      1. 知らない間に、あなたも瞑想している?
    7. 究極の習慣⑦:趣味
      1. 初めは、趣味を見つけることが趣味?
      2. 戦略的に2つの趣味を切り分ける
      3. 効果的な趣味の10原則
  7. 自己分析なくして自己肯定感は得られない?
    1. 自己肯定感を最速で高めるということ
      1. 「知らない」=「怖い」=「肯定できない」の法則
      2. 弱みを受け入れた先に、待っている未来とは、、
      3. 自分の人生を生きるための自己肯定感
      4. 漫画の主人公に共通すること
      5. 自己分析で”人間力”が分かってしまう理由
      6. 理解するか?批判するか?選ぶのは自分
    2. 【自己分析のロードマップ】5Step
      1. Step①:自己理解【カタルシス効果】
      2. Step②:自己承認【思考の変容】
      3. Step③:自己肯定【YES BUT】
      4. Step④:自己開示【ミニマリズム】
      5. Step⑤:自己表現【価値と貢献】
    3. 実践!自己分析のやり方とテーマ
      1. 自己分析のテーマ一覧を紹介します。
  8. 自分の人生を生きるとは【深い傷を負った方向け】
    1. 【曝露療法】トラウマへの適切な対処
      1. トラウマの”キッカケ”と”要因”は違う話
      2. トラウマの箱を開けることで人生が変わる
    2. 1週間で自分を取り戻すための5ステップ
      1. Step①:紙にトラウマを暴露する(2日)
        1. 実践例:著者のメモ
      2. Step②:内容を何度も読み返す(1日)
      3. Step③:過去の自分を救ってあげる(2日)
      4. Step④:シンデレラストーリーを作る(2日)
      5. Step⑤:信頼できる人に打ち明ける【笑い話】(それ以降)
    3. 「辛い経験=笑いのネタ」に変える戦略を立てよう
    4. コンプレックスには可能性しかない話
  9. 無自覚に自信を奪う人がいる話【※強い表現を使用】
  10. 自己肯定感なんて低くたっていい。【諦めは救い】
  11. 心がフワっと軽くなる魔法の問いかけ【逃げ場のないあなたへ】
    1. 魔法の問いかけ!【回答不要です】
  12. 他に相談できる人がいない…そんな方のために。
  13. まとめ

自己肯定感とは何なのか?

自己肯定感の定義

自己肯定感とは「自分の存在や価値を実感している状態」を指します。分かりやすく説明すると、何かあるわけでもないけど、「自分は生きていてもいいんだ。」と思える状態のことを言います。

「どんな自分であっても、大丈夫!!」

上記のように「能力の価値」「存在の価値」を切り分けることができる人は、自己肯定感が高いです。

自己肯定感の定義は、研究者によって異なりますが、共通して言えることがあります。

それは、

「第三者の評価は一切関係のない」=「100%自己評価」

ということです。

誰かからの評価や点数、自分の所有している能力や資源、階級などに一切左右されず、自己評価が高い人は、自己肯定感が高いと言えます。

  • 成績が悪いとか
  • 点数が低いとか
  • 病弱だとか
  • 一回戦負けだとか
  • 音痴だとか
  • リア充じゃないとか
  • モテないとか
  • お金がないとか
  • 可愛くないとか
  • 陰キャだとか
  • コミュ障とか
  • 周りと違うとか
  • 出世が遅いとか
  • ミスが多いとか

上記の”能力の価値”は”存在の価値”とは、関係がありません。

「頭が悪いから、生きてはいけない。」という訳ではないはずです。

正直、一切左右されないっていうのは、現実味がない話ですよね。

この話を聞いて、「んー、やっぱ、ムリかも。」と諦めるのは、まだ早いですよ。ここまで極端に自己肯定感が高くなくても、幸せに生きることはできます。

大切なのは、その方向に一歩でも近づいていくことなんですね。

完璧を目指さず、肩の力を抜いて、読み進めていってくださいね。

自信過剰と混同されがち?

ここまで読んだ方の中には、自信過剰な人はどうなのか?気になると思います。

たしかに、自己評価が異常に高すぎる人っていますよね。

実は、自信過剰と自己肯定感は似ているようで、正反対の考え方になります。この違いは、自分を守るために大切なので、しっかりと覚えておきましょう。

あなたの周りに、自分の凄いところを主張したりする人や、揚げ足ばかりとったりする人はいませんか?

一般的に「マウントを取る」という言葉で表現されることが多いですよね。

「自分を過度に評価する」ということは、現状を正確に把握できていない。
もっというと、本来の自分を心の奥では理解しているけども、認めたくないがために、見て見ぬフリをしていると解釈できます。

これは、

「ありのままの自分を、ありのまま受け入れることができていない。」

と、言い換えることはできませんか?

よく考えれば当たり前ですが、本当にすごいなら「自分はすごい!」なんてアピールする必要はないですし、他人を認める余裕だってあるはずです。

現状の自分にコンプレックスを持っていて、それを誰にも悟られないよう、自分の良いところを過度に演出してしまう特徴があります。この状態を心理学では「ナルシズム(自己愛型)」と呼びます。

自己肯定感とは、混同しないように注意が必要です。

この『偽りの自信=虚栄』に振り回されると、自分を見失ってしまいます。

”自信満々そうな人が、自信がなさそうな人を否定する”といった構図はよく見かけますし、私自身、それでずっと苦しんでいました。

でも、「実は、自信がない自分をバレないように必死に隠していただけなんだ。」と理解できれば、相手の言葉を真に受ける必要はないと判断できますよね。

それでも、

  • 「間に受けちゃう。」
  • 「気にしちゃう。」
  • 「傷ついちゃう。」

などという意見もあるでしょう。

この記事を読んでいる方の多くは、全て自分の責任で、相手の意見をちゃんと受け止めようとする真面目な方なのではないかと思います。

「いや、そんなことは、、」と思った方は、まさにそうですね。

本当に自信のある人なら、あなたを否定するはずがありません。そう考えると、自信がない人が、いかに多いかが分かると思います。

私たちの周りは、否定と同調で溢れています。誰もが、自分に自信がなく、余裕がありません。自分のことだけで精一杯なのです。私も、その一人です。

まずは、”自信満々そうな人”の存在を知ることから始めていきましょう。

目の前に、自己評価が高く、マウンティングしてきた人が現れた時は「この人は、自信満々そうな人なんだな。」と認識して、権力争いからスッと退きましょう。

  • その人の言葉を間に受けないこと。
  • そもそも、その人と距離を置くこと。

断定表現を使っている人を見ると、

正しいことを言っている優秀な人なんだろうなあ!

と、私たちは思いがちです。

これは、占い師が、それっぽいことを断定すると、「言われてみると、たしかにそうかもしれない。」と思い込んでしまう「ハロー効果」「バーナム効果」が影響していると言えます。

まずは、自己肯定感を高める前のステップとして、あなたの自信を奪う存在について、詳しく解説させていただきました。

身近にいる、あなたを狂わせる存在とは、なるべく関わらないようにしていきましょう。

あなたが向かうべき自信とは、自信満々そうな人ではなく、自己肯定感が高い人です。

少しずつ、自分を守る術を一緒に身につけていきましょうね!

「私にはできる!」は自己効力感である話

ここまでで、自己肯定感について、説明していきました。

自己肯定感は、あなたが想像していたものと比べてどうでしたか?

想像通りでしたか?
想像していたものとは違いましたか?

ありのままを受け入れられる自己肯定感と、自分の可能性を信じる自己効力感は、よく混同されやすいです。

2つの自信の違いを理解して、自分に必要なものはどちらなのか?見極めたい方、自己分析に役立てたい方は、この記事がオススメですよ。

自己肯定感と自信は半分違う!?

心配しないで!あなたにもデキるから!

あなたは、自己肯定感の意味を知り、どのように感じましたか?

中には、

読者の悩み

なんか、難しそう、、私には無理だわ。

悩む読者

どうせ、自分にはできないし。生まれつきのものなのでは?

と、思われたかもしれません。これは私が、過去に抱いていた感情です。

その気持ちはすごく分かります。

人一倍感受性が高く、
毒親に消耗していて、
承認欲求の塊だった私が、

今は、日常に深い幸せを感じることができています。

誰にも縛られない余裕を持ち、日常のありがたみを実感し、自分らしく生きることができています。

「自信がない。」というコンプレックスを抱えていたからこそ、自己肯定感のメカニズムを網羅的に理解することができました。

ぜひ、この記事の内容で、気になるものがありましたら、一つでも持ち帰ってみてください。

中には、「当たり前でしょ?」と思う内容が含まれているかもしれません。その通りで、本当に大事なことは、当たり前のことを当たり前だと思わず、継続していくこと。

だったりします。

実際、当たり前のことができていないのが現実ではないですか?

それも当然です。

当たり前に気が付き、それを実行できることこそ、最も難しい概念なのですから。

一度、内容を読んで、ご自身の日常と照らし合わせながら、新たに決断していくのが良いかと思います。

読んでいくうちに、心の中で、反射的な拒絶や「本当に??」と疑う声が聞こえることもあるでしょう。それでも大丈夫です。

私も、何一つ強制しません。

選択も解釈も、読者の自由です。

なので、軽い気持ちで、お茶でも飲みながら読んでみてください。読みながら、もしくは読んだ後に、ご自身で「これからどうしていくのか?」を判断してみてください。

この記事が、”自分自身と向き合うキッカケ”になればと思います。

そして、行き詰まった時、もう一度、読み返してみてください。必ず、新たな発見があなたを助けてくれます。

それでは、リラックスした気持ちで、読み進めていってくださいね!

自己肯定感が低い人と高い人の違い

自己肯定感の高い人のたった一つの特徴

まずは、”自己肯定感が高い人と低い人の反応の違い”について、解説していきますね。

あなたは、スポーツが得意ではなく、勉強も苦手な子だったとします。周囲の子とも、考え方が合わないな、劣っているかもな。と感じているとします。

 

【自己肯定感が低い人の反応】

「そんなことはない!」と認めることができず、攻撃的になったり、自分を大きく見せたりするかもしれません。

「別に、本気を出してないだけだし。」と自分を納得させて、現実から目を背けるかもしれません。(空想の中に生きる)

「もっと、頑張らないとヤバいよ…」と焦って、無理しようとしてしまうかもしれません。

「どうせ、私なんて、、」と絶望して、何もかも嫌になるかもしれません。

おそらく、この記事を読んでいる方の多くは、③と④に当てはまると思います。

それでは、自己肯定感が高い人は、いったいどんな反応をすると思いますか?

読み進めていく前に、一度考えてみてください。

 

【自己肯定感が高い人の反応】

「確かに、そうだけど、そんなに問題ではないかな。」

「まあ、そういうこともあるよね。」

「また、できることをただやるだけだしね。」

「確かに、劣っているね。でも、大丈夫。」

「いや、でも、みんな本当にすごいよね。」

「まあ、周りは周りだし、私は私だしね。」

「そういうこともあるよ。私も、人間だし、完璧じゃない。」

その差は、”現状”との向き合い方で決まる

上記のような反応の違いがみられるでしょう。

当然、人それぞれ性格や価値観が違うので、例のような反応ではないかもしれません。反応の仕方も人それぞれでしょう。。

ただ、明確にお伝え出来ることとしては、下記の通りです。

  • 「現状の自分を認められていると自己肯定感が高くなりやすい。」
  • 「現状の自分を認めることができないと自己肯定感が低くなりやすい。」

漠然としたもので構いませんので、少しだけ自己肯定感について、理解できましたでしょうか?

 

私たち人間には「自分の存在を認知してほしい。」という根源的な欲求が備わっています。

この欲求は、誰の中にも存在していて、満たされていないと、何が何でも満たそうという衝動に駆られてしまいます。

その満たし方が原因で、自己肯定感が上がっていくか?下がっていくか?に影響していきます。

なので、実は、欲求を消し去ることではなく、その欲求を効率的に満たすことが、何よりも重要だったりします。

超分かりすく解説すると、

どうあがいても、承認欲求を消し去ることができない。でも、満たすことさえできれば、承認されることに執着しなくなるため、自分らしく生きられるようになる。

という感じです。

このメカニズムをもっと詳しく知りたい方は、「マズローの欲求五段階説」と検索してみてください。これは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した説であり、現代のビジネスのマーケティングの根底にある考え方の一つになります。

今回は、心理学、精神医学、脳科学、脳神経学、生物学、などといったあらゆる側面から、自己肯定感の高め方をご紹介していきます。

自己肯定感を高めるために日常で意識すること

自己肯定感って、実は〇〇を増やすだけ!?

先に、答えを言ってしまうと、自分を承認する回数を増やすと、自己肯定感は自然と高まります

何でかというと、「自分が自分に対して、どう思っているかの評価」が、自己肯定感の直接的な要因だからです。

他人を操ることはできないので、誰かに承認されることに時間とお金を使うのは、オススメしません。その努力に見合うほどの対価は、得られないです。

他人からの承認ばかりにこだわる行為は、喉が乾いた時に海水を飲んでしまう行為に似ています。飲めば飲むほど、喉が乾いてしまうように、自分の欲望には終わりがありません。どこかで、沼ってしまい、抜け出せなくなります。

周囲に賞賛されても、

いや、自分なんかダメ人間です。みなさんは、私を分かっていないんです。本当に、無能で、どうしようもない奴なんですよ、私は。。

と思い込んでいれば、その人の自己肯定感は一向に高まりません。

話を戻しますが、

誰かからの評価や、点数に一切左右されない自己評価のことを自己肯定感だと、初めの章でお伝えしたと思います。

これって、つまり、

「現状を変えなくても、自己肯定感は高まる。」

ということが分かりますよね。

  • 過去に、私が、自分に自信が持てなかったのも、現状や環境のせいではなかったということです。
  • そして、私が現在、自分を受け入れられているのは、現状が変わったからではないということです。

「常に、現状の自分をどう捉えるか?」

その小さな積み重ねが、自己肯定感という器に流し込まれていくのだと、理解していただければなと思います。

まずは、小さな出来事から、自分を認めてみませんか?

承認レベルを高めた方が良い話【5つの承認レベル】

承認にも、いくつかの段階があります。ステップ1から5に向かうにつれて、難易度は上がりますが、効果は強く、持続的に回るようになります。

このステップを一つずつ進めていくことが、誰にも囚われない、自由な生き方をするための、必須の条件になります。

✔︎承認欲求の5つのレベル

  • レベル1:注目を浴びて認めてもらう。
  • レベル2:何かをして認めてもらう。
  • レベル3:条件付きで自分を認める
  • レベル4:くだらないことで自分を認める
  • レベル5:無条件に自分を認める

ステップ①注目を浴びて認めてもらう。
自慢したり、卑屈になったりして、他人から注目を浴びて、渋々認めてもらう。

ステップ②何かをして認めてもらう。
他人に対し、何か良いことをして、その見返りとして認めてもらう。

ステップ③条件付きで自分を認める。
何かできた時の自分を認めてあげる。

ステップ④くだらないことで自分を認める。
あたりまえのことができた自分を認めてあげる。

ステップ⑤無条件に自分を認める。
どんな自分(生きているだけ)であっても認めてあげる。

といった、承認欲求のプロセスを経て、外からの欲求に左右されない、ナチュラルな自分が見えてくるようになります。

やりたいことがなく、お金、権威、見た目にとらわれてしまうのは、承認欲求のプロセスを考えれば、なんとなく分かると思います。満たされていないのです。

外からの欲望をシャットアウトするためにも、
そして、自分のやりたいことを見つけるためにも、

この承認のステップを前に進めていくことがとても大切です。

「それでは、みなさん。一斉に自分を認めてくださいね。さあ、どうぞ!!」

と言って、できるわけないですよね。

悩む読者

自分を認めるって、なんやねん。どこの宗教ですかい?

と、ツッコミを入れられるのも、無理ありません。この記事を読み進めていただければ、自分を認める意味が分かるはずです。今は、「そういう概念があるんだ。」くらいの理解で大丈夫です。

まずは、条件付きでも良いので、小さく自分を認めていくことから、初めてみてください。

試しに、紙とペンを用意して、

新しくできたこと
やってみたこと

など、最近の自分を褒めてみてください。

きっと、何を書けば良いのかわからず、すぐにペンが止まってしまうはずです。

「褒め方がわからない。」
「褒めて良いことがわからない。」
「こんなことじゃ褒められない。」
「褒めるほどのものがない。」
「こんな自分を褒めたくない。」

など、褒めることに高い条件をつけてしまうのが、私たち人間です。これは、育った環境、教育に、強く影響されています。

その条件を取っ払うことこそ、自己肯定感なのです。

その条件は、誰かが、根拠もないのに正しいと思って、あなたに刷り込んだだけの観念です。

その誰が決めたのかも知らない「褒めるに値する条件」を取っ払い、自分を承認する習慣を作っていただきたいと思っています。その先に、誰にも縛られない生き方ができるようになります。

おすすめの方法は「日記」です。

詳しくは、後の章の【自己肯定感を高める究極の7つの習慣とは】で紹介していますので、そちらをご覧ください。自分を許すことができない。ましてや、褒めることなんかできない。できるはずがない。と思っている方には、必見の習慣となっています。

初めは、条件付きで、自分を褒めてみましょう。

ちゃんと

言葉にして
声に出して
文字にして

表現していきましょう。少しずつ、くだらないことでも褒めていけるよう、試してみるのが良いですね。

全ては捉え方の積み重ねだった?

それでも、

今の環境じゃ、自分を認めることなんかできないよ。。

と思うのが本音だと思います。

自分を全て認めることが難しいというのは、よく理解しています。私も、何度も挫折しました。

自分を認めることができていれば、こんなにも、

  • 劣等感を感じることも、
  • 孤独感を感じることも、
  • 疎外感を感じることも、
  • 無力感を感じることも、
  • 罪悪感を感じることも、

ないはずです。

嫉妬したくて、誰かに嫉妬しているわけでもないのも分かっています。
恨みたくて、誰かを恨んでいるわけでもないのも分かっています。
認めたくなくて、誰かを認めないわけでもないのも分かっています。

まずは、自分の捉え方を変えることから、初めていきましょう。

ここで、認知療法の重要な2つ前提をお伝えします。

①物事には必ず2つ以上の見方がある。

②物事の見方は自分次第である。

要するに、モノやヒトに対して、良いと捉えることも、悪いと捉えることもできるということ。たった一つのモノに対して、感じる印象は、人の数ほど存在する。その印象を決めることができるのは”自分だけ”だということ。

私たちは、同じ世界にいながら、同じ世界を見ているわけではないのです。

ある映画に対して、
「この映画は酷いよ。」と評価を下した人がいるとします。でも、それは「映画が酷い。」のではなく「その人にとって、その映画は酷かった。」と分解することができますよね。

映画は、映画でしかなく、良いも悪いもありません。

その映画に対して、快不快、正解不正解、合う合わない、良し悪しなどの判断をするのは、その人次第です。

中には、

  • 「俺は面白いと思ったんだけどね。」
  • 「まあ、どっちでもないかな。」

という人もいるはずです。

同じ酷いと評価した人でも、ストーリーなのか、描写なのか、キャラクターなのか、はたまた演技なのか、基準も人それぞれです。誰一人、同じではありません。

このように、いろんな見方が存在することが分かれば、自分を上手くコントロールしていくことができるようになります。

その前提を理解すれば、

絶対にこうだ!これしかない!こうでなければいけない!これしか、ありえない。

という考え方が、正常ではないということも分かりますよね。

これを「思考の硬直化」と呼びます。

「自分を認めることなんかできない。」というのも、その思考の硬直化の一つの例になるでしょう。

だから、

”絶対”と思ったら”絶対”正常な考え方ではない。

と覚えておくと良いでしょう。

私たちは、物の見方次第で、その後の感情や行動を決めています。

自分の逃げ道を自分で塞がないようにうな柔軟さを身に付けていきましょう。

何か失敗した時に、

  • 「これは、ダメなことだ。」と捉えれば、落ち込んで、後悔するといった感情を引き起こし、「もうやらない。」という行動を選択しますよね。
  • 反対に、「新しい発見ができた。」と捉えられれば、次は「どう改善しようかなあ?」という好奇心が生まれ、継続を選択をします。

この例はまさに、環境に決められることなく、自分を変えていくことができるという証明でもありますよね。

当然、そんなに単純なことではないことは分かっていますが、向かうべき方向性は定まってきたはずです。

事実 捉え方① 捉え方②
水が半分入ったコップ 半分しかない。 半分もある。
雨が降った うわ。最悪、雨だ。 雨だ!家で何しょうかな?
靴紐が切れた 不吉だな。ツいてないな。 他の靴に章!
星座占い12位 まじか、、運が悪いな。 まあ、占いだしね。

私たちは、日々、選択を繰り返して生きています。その選択の大半は、くだらない日常でおこなわれています。

しかし、そのくだらない選択の一つ一つが、あなたの自己肯定感を作っていることを忘れてはいけません。

まずは、怒りや悲しみの感情が出てきて時に、「どういう捉え方をして、そうなった(感情、行動)のか?」を考えてみてください。

ほとんどの場合、瞬間的に選択していることが多く、その場で気づくのは困難です。

しかし、感情や、行動という結果から、原因を探ることは出来るはずです。

初めは、答えが出なくても大丈夫です。

こういう風に捉えたから、こんなことをしちゃったのかなー?

と、自分の内面を探ろうとするプロセスが重要です。

特に、怒りや悲しみは自分を知る良いキッカケになります。

私たちは、

  • 気分が良い時には、あまり深く考えることをしません。
  • 気分が悪い時には、無駄に深く考えてしまいます。

この負の感情を強く意識してしまう心理を利用しない手はないですよね。

「どの考え方が、イライラさせているんだろう?」
「どう捉えたことで、悲しくなったんだろう?」
「何を考えて、焦ってしまっているんだろう?」

上記を繰り返していくうちに、自分への理解が深まり、感情のコントロールができるようになります。

心理学の3大巨匠の一人であるアドラーは、

人間はある目的を達成するために、怒りの感情を手段として、利用していると説きました。怒りは、制御できるものであり、自分次第で出すことも、引っ込めることもできます。※詳しくは、「アドラー心理学 怒り」で検索してみてください。

出来事と、捉え方を分離して考えられるようになると「カッとなった。」という都合の良い言い訳を使うこともなくなります。

カッとなって、相手を傷つける行為も、自ら選択なのです。

そこから、導き出せる本当の敵とは〇〇

捉え方の積み重ねが、自己肯定感という器に流し込まれていくと解説していきました。

自己肯定感が、捉え方の習慣次第で、どうにでもなれると聞かされてどうですか?

ここまで読んだ方の中には、

私、全部ネガティブな選択をしてしまうのですが、もうダメなのでしょうか、、。

という方がいるかもしれません。

分かります。大丈夫です。

私もネガティブな選択してしまうことばかりです。やはり、人間なので仕方ありません。もともと私も、ネガティブの塊でした。

決して、ネガティブな選択が悪いわけではないので、悲観する必要はないですよ。

今からお伝えすることは、自己肯定感を高める上で、大切なことなので必ず覚えてほしいと思います。

間違った選択をしたと感じた時に、絶対に自分を否定しないでください。

もう一度言います。

間違った選択をしたと感じた時に、絶対に自分を否定しないでください。

これは、精神分析の「潜在意識」に強く関係しています。人間の脳は、ある対象を否定してしまうと、その対象のことばかりを強く意識してしまう傾向があります。これを心理学では「カリギュラ効果」と呼びます。

例えば、

考えるな!頭の中から消えろ!消えろおお!

と、強く願うほど余計に考えてしまう。という経験はありませんか?

 

それでは、今から言う単語を絶対に想像しないでください。

絶対に考えないでください。

絶対ですよ。

”ピンクの卵”

どうですか?

おそらく、フラッシュのように、頭の中に映像が出てきた方もいるのではないでしょうか?

ちなみに、この言葉には何の意味もありません。

この記事を読んでいる方は、この現象に悩まされているはずです。

この現象を生物学的な観点から解説すると、以下になります。

私たち人間は、猿だった頃から、否定的な感情のおかげで、環境に適応し、多くの子孫を残すことができました。捕食者に、いち早く気がつき、自分の身を守るために、否定的な感情が必要不可欠でした。現代では、危険が少なくなっているため、否定的な感情がマイナスに働くことの方が多くなっています。

まとめると、否定は種の保存のために、必要不可欠な存在である。ということです。

人間は否定したものを頭に焼き付けようとするんだ。

くらいの理解で、問題ありません。

あなたがこれからやっていくことは、

「否定」ではなく「捉え直し」です。

自分の選択を否定することなく、他の選択肢に気づくという習慣を身に付けていきます。

この”捉え直し”をコミュニケーション心理学(NLP)では「リフレーミング」と呼びます。

脱!「切り替えられない。。」捉え直すコツ

では、どう捉え直すのが正解なのでしょうか?

当然、そういった疑問が生まれると思いますので、具体的に解説していきますね。

✔︎リフレーミング

①自分の選択を認める(ネガティブ)
②事実に立ち返る(フラット)※
③他の見方を選択する(ポジティブ)

①から③に捉え直したいと思ったとき、①を選んだ自分を受け入れる必要があります。

そして、ネガティブ(①)からポジティブ(③)に向かうのではなく、一度、「事実(②)」に立ち返るのがポイントです。

フラットな視点を持ってから、他の視点に気づき、その中から、最良である③を選択するというのが、スムーズなリフレーミングの流れになります。

雨が降って、憂鬱になっていた少年Aを例にして考えてみましょう。

①「あ、今、外に出られなくて、嫌な気分になってたな。(ネガティブ認知)」「まあ仕方ないか。そんな日もあるよな。(受け入れる)」
②「実際、雨が降っただけなんだよね。」※事実に立ち返る
③「ってことは、家の中でできることに集中できるってことじゃん。(ポジティブな捉え方)じゃあ、せっかくだし、家でできることを考えてみよう。(行動)」

こんな感じで、ポジティブシンキングというのは、単に、ハッピーにすることではないと分かると思います。

実は、静かに淡々と、フラットな視点に戻していくことが、ポジティブシンキングの本質になります。

でもやっぱ、すぐには切り替えられないよ、どうしよう。

分かります。焦りますよね。焦って、余計に眠れなくなりますよね。

これは、誰もが通る道です。まずは、否定しないことです。

最も大切なのは、”事実に立ち返る”ことです。自分が”たった一つの目線でしか捉えることができていなかった”と気がつけば、それだけで十分です。

そして、

他にも選択肢があったんだ!

と、理解できていれば、無理にポジティブに切り替えなくても大丈夫です。

気持ち余裕が生まれた時に、

ちょっと、ポジティブに切り替えてみようかな。

くらいのノリで、大丈夫です。

なので、もう一度言いますが、

最も大切なのは、事実に立ち返ることです。

このスキルを身につけていただければ、ネガティブな感情に振り回されることなく、もっと素直に生きることができるようになります。

「気が付くと、過去のミスや失敗、棘のある言葉ばかりが、頭の中でこだましていた。」という現象が大幅に減りますよ!

リフレーミングを通して、フタをしていた自分らしさを取り戻しましょう!

 

ここまでで、自己肯定感の説明と、これからの準備、意識していくことを解説していきました。

すでにキャパオーバーしている方もいると思います。

無理せず、休んでください。

ここからは、もっと具体的に、

自己肯定感を高めるために、私たちはどうしていくのか?について解説していきますね。

準備が整いましたら、次の章に移って参りましょう!

あなたはこの3つを整えることだけでいい!

承認【5つの”め”】

もう、いい加減飽きてきたところだと思います。

この”承認する”という概念は、そのくらい大切です。

何を認めればいいのかよく分からないと思いますが、

結論言うとと”全て”です。

自分に対して、
他人に対して、
環境に対して、
社会に対して、
選択に対して、
過去に対して、
未来に対して、
今に対して。

全ては、認めることから始まります。反対に、否定することをやめてください。

当然、認められないことも多いと思います。

この人、マジ無理。

大丈夫です。

認めても、無理に同意や賛成する必要はありません。

  • そういう人もいるんだな。
  • そういうこともあるんだな。

と、存在を認知してあげることが承認です。

どうしても受け入れられない場合は、物理的な距離をとっておく対策が必要です。

アイツ、マジなんなの。

と、考えれば考えるほど、イライラすることがありますよね。時間が経っても、その嫌な出来事を思い返すだけで、その時と同じ感情を味わうことまで、できてしまいます。

なので、積極的に離れ、無関心でいる必要があります。まあ、言葉で言うのは簡単ですけど、かなり難しいですよね。

否定は、執着と仲が良いです。

いつの間にか、論点がズレて、そのものを打ち負かしたいという欲求だけに支配されていまいます。執着している自分にさえ、気が付けません。気が付けたら気が付けたで、コントロールできない自分が情けなくなります。

相手を否定しても、バトルしか始まらないですし、それで相手が変わるわけでもありません。私たちは、超能力者ではないので、他人を変えることはできません。相手を否定しても、悪い方向に進む確率の方が高いです。

否定して良いことは、一つもありません。

この記事を読んでいる方には、否定する行為とは無縁かもしれないですね。

しかし、その分、自分を否定してしまう量が、周りの人と比べて多いのではないでしょうか?

読者の悩み

きっと、私のせいだ。

この承認習慣とは、すなわち「自分を許す習慣」のことを言っています。

すぐに、

  • 自分が悪いのでは
  • 自分のせいなのでは
  • 自分がやらなければ
  • 自分が迷惑をかけてしまったのでは
  • 申し訳ないことをしたのでは
  • またやってしまったのでは
  • 何も成長していないのでは
  • 自分がなんとかしなければいけないのでは
  • 自分が甘かったのでは
  • 自分の努力が足りなかったのでは
  • 自分がもっとちゃんとしていればよかったのでは
  • 自分がいればよかったのでは
  • 自分さえいなければよかったのでは
  • 自分はいない方が良かったのでは

罪悪感から抜け出せず、苦しんでいる方はとても多いです。

そんな状況では、メンタルが壊れるのも時間の問題ですとね。すでに、赤信号の方も多いでしょう。

今回は、自分を許す習慣で大切な「5つの”め”」をお伝えします。

✔︎5つの”め”

①褒め:自分を褒める
②認め:自分を認める
③慰め:自分を慰める
④諦め:自分から諦める
⑤休め:自分を休ませる

上記の『5つのめ』を大切に持っておいてください。何か、行き詰まったり、辛くなったりした時は、この5つのめができていない証拠です。

繊細さんには、刻み込んで頂きたいほど、大切な考え方になります。この「5つの”め”」を価値観として持って、日常を生きてみてください。

自分自身をちゃんと褒めて、

自分の行いや選択、感情を全て認めて、

感情が溢れてしまった時は、自分を優しく慰めて、

何かに焦って絶望した時は、積極的に諦めて、

心や体に違和感を感じた時は、真っ先に休ませてあげてください。

 

周囲に対して、敏感でいるのに、自分のことになると急に鈍感になってはいませんか?

自分だけ我慢すれば何とかなる。きっと、上手く進むはず。と思って、どこか犠牲的になってはいないですか?

気が付いた時には、メンタルがズタズタになって、体が思うように動かなくなります。もう、すでにそうなっている方もいるかもしれません。

だから、もっともっともっと、早く違和感に気づいてあげてください。「5つのめ」を状況に合わせて使い、セルフメンタルケアを実施してみてくださいね。

早めに気づいてあげることも「自分を認めること」の一環です!

儀式【My Rules】

儀式は、自分らしく、自由に生きるために必要不可欠な習慣です。

儀式を別の表現にするとルーティンと言います。

ちなみに、”ルーティン”という言葉を聞いたことがありますか?

ラグビーW杯で、五郎丸選手が、ボールを蹴る前に、同じ手順を踏むアレです。※ご存じない方は、「五郎丸ポーズ」で検索してください。

YouTubeのインフルエンサーさんが、モーニングルーティンの動画をあげているのを見たことがある方もいるかもしれません。

ルーティンとは、決められた一連の流れや動作のことを指します。もともとは、アスリート選手が、試合で高いパフォーマンスを発揮するために使われていた習慣でした。

イチロー選手が、毎朝カレーを食べるのも、バッターボックスに右足から入るのも、構える前に左手でユニフォームを整える動作も、全てがルーティンです。

一般の方でも、このマイルーティンを持つことを強くお勧めしています。

心の自由とは、「誰にも縛られない自律した状態」から生まれます。

そのためには、自分に従って生きるのが大前提です。

自分で全て決断をすることが、自己肯定感を高めるうえで必要ですが、

いきなり「今から、全て、自分の意思で決めてくださいね。」と言われでもムリですよね。

私も、7分で挫折しました。

だから、

自分の意思で、小さな決断をする回数を積み重ねていきましょう!

それは「自分で決めた行いを、自分だけが守る。」といった、自分ルールに従う習慣で生きていくことを意味します。

そのルール自体に意味がなくても大丈夫です。

自分らしく生きるというのは、誰かにやらされているわけでもなく、自分がやりたいからやっているという習慣の積み重ねからできています。意思決定の自由が幸福度に強く影響していることは、心理学の研究では有名です。※内容を詳しく知りたい方は「幸福感と自己決定ー日本における実証研究」で検索してみてください。神戸大学の西村和雄さんが2万人の日本人を対象に、調査した論文がありますので、良かったらぜひ参照してみてください。

自分ルールのポイントは「必須ではないけど、自分にとっては重要なこと」になります。

別に、今やらなければいけないわけでもないし、他の人はやっていないかもしれないけど、自分にとっては重要なことなんだよね。だから、自分だけはやるんだ。

これこそ、マイルーティンの根幹にある考え方です。

私たちの心と体は、習慣で作られています。

元1万円札の表紙の福沢諭吉も「人間は習慣の奴隷である。」という名言を残していますよね。

習慣を大事にすることは、自分を大事にすることであるということは、よく考えれば当たり前のことだと思います。

私たちが生きている世の中では、数えきれないほどのルールがあります。いつの時代も、「そのルールの範囲内で、どう生きていくか?」が求められています。

上記は、自分のルールがなく、特に意味もなく日常を過ごしている人の図を表しています。

 

上記の画像は、自分のルールを作り、自分らしく生きている人の図を表しています。

  • 青い矢印が長いほど、世の中の生きづらさを感じます。
  • 赤い矢印が長いほど、自分らしく生きていると感じます。

事実ではなく、本人がどう感じているか?が、とても重要です。

もちろん、100%自分の意思というのは、あまり現実的ではないかもしれないですね。

ただ、毎日イキイキしている人ほど自分の世界を大切にしています。

  • 誰かのルールで生きて、不自由を感じるくらいなら、
  • 自分のルールを作って、自分らしく生きることを選択しているんです。

あまりに活動的だと「私にはちょっとムリかも、、」と感じてしまうこともあるでしょう。

分かります。

私も、活発的な人を見ると私は、こんな風にはなれないな。」と、気が引けてしまうタイプです。でも、自分の人生を、自分らしく生きることはできています。

やることは、

「他人ルール」を「自分ルール」に1つずつ塗り替えていくだけです。

ルーティンに生きることは「他人の人生を生きること」から「自分の人生を生きること」へとシフトすることなのです。

おすすめは〇〇ルーティン??

私のおすすめは、ナイトルーティンです。

モーニングルーティンも大切ですが、朝起きるのが辛い方もいると思います。なので、初めての方には、ナイトルーティンを強くお勧めしています。

何かすごいことをしなければいけない訳でもありませんので、安心してくださいね。

 

ナイトルーティンの目的は「翌日の自分のパフォーマンスを最大化させること」にあります。

表現が難しいと思いますので、具体的に説明すると、

明日の朝、元気に目覚めて、気分良く準備ができて、絶好調に仕事や勉強、何かしらの活動に励んでいる状態を目指すということです。

良い日を作るには、良い朝を迎える必要があり、良い朝を迎えるには、良い夜を過ごす必要がありますよね。あなたの日々の調子を作っているのは、実は、前日の夜の過ごし方かもしれません。

夜中の3時まで起きていたら、次の日、眠くてやる気が出ないのも当然ですよね。

きっと、この記事読んでいる方の中には、

不安なことばかりで、眠れないんだ。

と、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

分かります。

必ず、問題が生じた時には、何かを試してみることが必要になります。

「なんで、眠れないのだろう。。」から「どうしたら、眠れるようになるだろう。」

眠れない原因は複雑で、特定することは難しいですが、自分でできることもあります。

基本的に、自律神経の乱れと、メンタルの不調、ホルモンバランスの乱れで眠れないことが多いです。

「どうしたら眠れるようになるのか?」を

  • 「どうしたら、自律神経が整えられるのか?」
  • 「どうしたら、メンタルの不調を改善できるのか?」

と、細かく分解して、やることを明確にしてみてください。

  • 朝起きて、ちゃんと日差しを浴びているのか?
  • 食事は偏っていないか?
  • 朝ご飯を食べているか?
  • 食事の時間や回数は適切なのか?
  • 夜にカフェインを摂取していないか?
  • 寝る直前にお風呂に入ってしまってはいないか?
  • 寝る前にデジタル媒体(スマホ)の光を浴び続けてはいないか?
  • ストレスは溜まっていないか?イライラを残していないか?
  • 良い人間関係は築けているのか?

上記のような仮説が出てくると思います。マイルーティンに従い、シンプルな生活を心がけていると、乱れの原因を炙り出すことができるようになります。

ご一緒にシンプルな生活をして、階段を一段とばししたくなるような毎日を送ってみませんか?

✔︎不安で眠れない方へ

その日の自分を救い、ストレスを外に出してくれる習慣として、日記やメモがオススメです。悩みに悩まされて、頭の中で整理ができない方には必須の習慣となっています。日記を通して、自分らしく生きていきましょう。詳しくは、次の章の「自己肯定感を高める究極の7つの習慣 日記」をご覧ください。

ルーティンって、何するのが正解なの?

結局、何すれば良いのか、分からないんだけど?

という方向けに、ナイトルーティンの具体例を紹介していきますね。

  • 【都内のオフィスで働く男性Aさん】
  • 【在宅ワークをしている女性Bさん】

今回は、2人のルーティンを紹介します。※具体例はフィクションです。

ご自身の生活とマッチさせながら、読み進めていってくださいね。

【都内のオフィスで働くAさん】

退勤する。

最寄り駅から、1つ手前の駅で降りて歩いて帰る。

歩く道は、毎日少しだけ変えている。

歩くときは、好きなラジオやオーディオブックを流すのが日課だ。

帰宅する。

すぐに、翌朝の準備を終わらして、次の日のことを考えないようにする。

お風呂に入浴剤を入れてから入る。

部屋着に着替える。

野菜から順番に、バランスの良い食事を摂る。

食事中は、よく味わって食べるため、テレビはつけない。

歯を磨いて、早めに寝る準備に入る。

11時ごろには、ベッドに入る。

アラームをセットして、それ以上はスマホに触らない。

好きなアロマを炊いて、読書をする。

眠くなったら、寝室の電気を消して寝る。

【在宅ワークをしているBさん】

仕事が終わる。

片付けて、部屋にマットを敷く。

好きなインフルエンサーのトレーニング動画を見ながら、運動をする。

プロテインを飲んで、野菜を切って机に置いておく。

お風呂にバスソルトを入れて、30分入浴する。

化粧水、美容液、乳液などのスキンケアは欠かさない。

お気に入りのパジャマに着替えて、オフモードに切り替える。

ボウルいっぱいの野菜に、オリーブオイルと、日替わりのドレッシングをかける。暖かいスープも忘れない。

好きな海外映画や、インフルエンサーさんの動画をみながら、よく噛んで食べる。

食後は、ダージリンティーとお菓子で、ティータイムを楽しむ。

歯を磨く。

好きな洋楽やBGMを流して、寝る準備に入る。

寝る前に、ベットに好きな香水を2.3回吹きかける。

ベット近くの机で、今日あったこと(日記)を書く。日記を書いたら、明日やることを簡単におさらいして、電気を消す。

睡眠導入BGMをかけて寝る。

 

ちょっと、ハードル高過ぎない?

安心してください。上記の例は、ルーティン上級者ですから、そんなにガチガチに決めなくて大丈夫です。

基本的にルーティンは、

  • 自分にとって良いこと
  • 自分の体に良いこと
  • 自分の心に良いこと
  • 自分の脳に良いこと
  • 自分の将来に良いこと
  • 自分の今に良いこと
  • 自分の人生に良いこと

上記をモットーに行う習慣になります。

何をすればよく分からないときは、このモットーから考えてみてください。ルーティンのせいで、体調崩してしまったら元も子もないですからね。

その他にも、初めての方向けに、いくつかご紹介しますので、気になったものをピックアップしてみてください。

✔︎ナイトルーティン一覧

  • 家に帰ったら、翌日の準備を終わらす
  • 家に帰ったら、翌朝に着る服を決めておく
  • 翌朝の動きを最小限にしておく
  • バスソルトや入浴剤を楽しむ
  • スキンケアを入念に行う
  • 好きな香水をまとう
  • ちゃんと寝巻きに着替える
  • 入浴後に軽くストレッチをする
  • カフェインの入ったものは摂取しない
  • 野菜から食べてから炭水化物を摂る
  • 夜ご飯はスマホもテレビも見ない
  • 夜ご飯をよく味わう
  • 夜ご飯の後に、好きなデザートを食べる
  • 夜ご飯の後に、ティータイムを楽しむ
  • 寝室で好きなアロマを焚く
  • ジャズや落ち着いたBGMを流す
  • 眠くなるまで読書する
  • ベッドにスマホを持ち込まない
  • 寝る前にホットミルクを飲む
  • 寝る前に今日を振り返る
  • 寝る前に今日あったことを書き出す
  • 寝る前に今の感情を書き出す
  • 寝る前に瞑想する
  • 寝る前にラジオを流す
  • 寝る前に睡眠導入BGMを流す

もちろん、続かなくてオッケーです。習慣に関する書籍を参考にするのもおすすめですよ。

とりあえず、やってみる。
効果を感じなくても、やってみる。

自分の意思でやると決めて、やってみた瞬間に効果が出ています。

「自分の思ったことを、とりあえず試してみた。」
「とりあえず、続けてみた。」

これは、立派な自己肯定感の積み重ねになっていることを忘れないでくださいね。

健康【心と身体】

3つ目にして、「当たり前すぎでしょ。」と、叫びたくなるような内容ですよね。

この健康習慣の目的は「自分にとって良い行いをしたとき、脳が正常に機能してくれるため」になります。

”幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ。”

上記は、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズと、フランスの哲学者アランの残した有名な言葉です。※諸説あります。

笑顔になると、セロトニンという幸福ホルモンが分泌されて、幸せを感じることができます。しかし、脳に異常があって、セロトニンが分泌されなかったら、幸福感は得られません。

どんなに脳に良いことしても、健康でなければ脳は機能しません。逆も然りで、健康でなければ、良いことをする意欲が生まれません。常に、心と体は作用し合っていて、切り離すことができません。※仏教では「色心不二(しきしんふに)」と表現されています。

 

体が追いつかない、気持ちが追いつかない。

 

したい!

やりたい!

してあげたい!

 

欲求に体が答えられないと、絶望する回数も増えていきます。せっかく良いことをしたのに、不健康なだけで、幸福ホルモンが正常に分泌されなくなります。

どう考えても悪循環ですよね。

当然、「もう無駄。意味ない。」と思って、良い習慣は続かなくなるし、何か新しいことを始めることや、あらゆる物事に対して、否定的になってしまうのも当然です。活動的に何かしたいという気持ちがなくなる無気力状態に陥ります。

だから、身体の機能を正常に保っておくことが重要であり、そこに時間とお金を費やす必要があるのです。

  • 日常生活に健康習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
  • ちなみに、現在は、健康のために何を実施していますか?

おすすめは、

  1. 睡眠『よく寝ること』
  2. 腸活『腸内をキレイにすること』
  3. 自律神経の正常化『昼は活動的、夜は熟睡』

健康については、賛否両論が多く、正解が分からないことの方が多いです。医学は日々進歩しているため、正解だった方法も、間違いに変わることが頻繁にあります。また、摂取する人や量によっても、毒になるのか、薬になるのかが分かれます。

これから、あなたは多くの健康について、調べていくことになるでしょう。その時は、決して「コレが絶対正しい」とだけは思わないよう、情報収集してみてください。

過度に健康を意識しすぎると、義務化されてしまい幸福感を得られなくなってしまったり、化学的なもの依存してしまったりしてしまうので、気をつけてください。

とはいえ、そこまで深刻に考える必要はありません。

結局、昔から言われている当たり前のことを、当たり前に続けるだけなんですよね。

  • 良く寝ましょう。
  • 適度に体を動かしましょう。
  • 朝、太陽を浴びましょう。
  • バランスの良い食事をしましょう。
  • 野菜を多く摂りましょう。
  • 野菜から食べましょう。
  • 水分を多く摂りましょう。
  • お腹を温めましょう。
  • 夜食は控えましょう。
  • 夜、カフェインの強いものは控えましょう。
  • タバコはなるべく控えましょう。
  • お酒はなるべく控えましょう。
  • 糖質をなるべく抑えましょう。
  • 食品添加物の少ない食べ物を選びましょう。
  • 化学的なものを過度に摂り過ぎないようにしましょう。
  • 我慢し過ぎないようにしましょう。
  • 過度な食事管理はやめましょう。
  • 体重を気にしすぎるのはやめましょう。
  • カロリーを気にしすぎるのはやめましょう。
  • 体の健康ばかり考えて、心の健康を無視するのはやめましょう。

健康は目に見える変化がないように思えて、大きな変化があります。

それは、気力です。

具体的には、意欲、思考力、気分のことです。

私たちが、当たり前に思い過ぎていて、気がつくことができない部分ですよね。モチベーションも、感情も、気分も、偶然湧き上がる現象ではありません。

健康でいられるだけで、気分はよくなるし、頭の回転も速くなります。
根拠もなく、意欲的になることだってあります。

  • 気分が良ければ、普段ならイライラすることでも「まあいいか。(気分いいし)」と、手放すことができます。
  • 頭の回転が早ければ、問題をすぐに処理して、スッキリさせることができるようになります。
  • 活動的になれば、心配事を思い浮かべる必要がなくなったり、自ら対処していくことができるようになったりします。

この当たり前の心地よさを保つことが、自己肯定感には必要不可欠です。

心と体の健康を整えて、モチベーションに左右される日常から、モチベーションを左右する日常に変えていきましょう!

自己肯定感を高める究極の7つの習慣とは

究極の習慣①:睡眠

ここで1つ質問です。

 

ちゃんと、睡眠はとれていますか?

 

自己肯定感を高めていくために、あなたはこれから、体の健康について考えていくことになります。

とはいえ、いきなり

運動しよう!食事を管理しよう!

というのは、ハードルが高いと思います。

しかし、

睡眠を沢山取りましょう!

であれば、何となくできそうな気がしませんか?

日本人は、良い意味でも、悪い意味でも真面目な方が多いです。睡眠を削ってでも努力する「根性論」は、真面目な風潮が引き起こした悪文化だと思っています。

読者の悩み

睡眠を削ってでも、頑張った方がいいんじゃないか、、

この言葉の背景には必ず、

自分みたいな人間は、睡眠を削るくらいでないと価値がない。

という、自分の価値を過小評価する傾向があります。当然、好んで睡眠を削る方もいるので、一概に睡眠を削るのが間違いだと言うつもりはありません。

2021年のデータにはなりますが、経済協力開発機構(OECD)によると、日本の平均睡眠時間は7時間22分と、先進国30カ国の中で最下位です。

全体の平均が7時間22分ということは、実際に仕事をされている方の睡眠時間は、もっと少ないでしょう。もしかしたら、7時間22分という数字すらも長すぎではないか?と驚いている方もいるのではないでしょうか?

まずは、その常識を改めていくことからですね。ご自身が、どれだけ体に無茶をさせているのかが分かると思います。

同じOECDの研究データで、日本とその他先進国との平均睡眠時間を比較して、日本は1時間以上も短いことが分かりました。

✔︎先進国の平均睡眠時間(2021年)

先進国 平均睡眠時間
イギリス 8時間28分
フランス 8時間32分
スペイン 8時間36分
アメリカ 8時間47分
日本 7時間22分

 

それでは、OECDが推奨する平均睡眠時間はどのくらいだと思いますか?

答えは、

8時間25分です。

かなり長く感じられるのではないかと思います。

世の中には、沢山の自己肯定感に関する本や記事があると思います。この記事も、その1つです。
おそらく、この記事を読まれている方は、すでにいくつかの本や記事を読まれているのではないかと思います。

多くの場合、「HOW TO」(やり方)ばかりで、根本の「WHAT」(あり方)に触れているものがほとんどないと思います。読者が知りたい情報が、”やり方”なので仕方ない部分もあります。

しかし、忘れてはいけないことは、自己肯定感は土台から作られるものであるということです。

どんなに優れたことをしていても、正常にホルモンが分泌されなければ、努力が無駄になります。あまりにも理不尽な話ですよね。

まるで、良かれと思ってやったのに、無視されてしまったような感覚です。

そんな理不尽を味わわないためにも、心身共に健康でいることが重要なんですね。

まずは、健康習慣の始まりとして、睡眠から見直してみてはいかがでしょう。

「不安や、悩み、後悔、ストレスで眠れない。。」という方もいらっしゃると思います。嫌なことばかり、頭の中で再生されて、眠れないこともありますよね。そんな方におすすめしている習慣が寝る前の「日記」です。詳しくは、次の章で解説しますね。

究極の習慣②:日記

日記の効果は絶大です。

あなたは

  • 「最近、調子どう?疲れてない?」と、毎日、声をかけてくれる上司
  • 自分のことを全く見ていないのに、何かあった時に評価してくる上司

がいたとしたら、どちらの方が信頼できますか?

当然、いつも気にかけてくれている上司ですよね。

自己肯定感は、この人間関係のシステムとよく似ています。

自己肯定感とは、自分との信頼関係だと思ってください。

些細な気持ちの変化、体調の変化に気づいてあげることが大切です。そのために、日常から気にかけてあげる必要があります。そうでないと、人間は腐ってしまいます。

腐って、枯れてしまえば、その渇きを満たすことだけに囚われてしまいます。

足りない。満たされない。もっと、もっと、、

この欠乏した感覚は、無限地獄の始まりです。人間の欲求には、際限がありません。自分を幸福にするためにも、自分で自分を満たす感覚を覚える必要があるのです。

そして、

最もコスパ良く、自分を満たす方法が日記になります。

まず、日記の効果を紹介しますね。

✔︎日記の効果

イヤな感情を手放すことができる
自分で自分を落ち着かせることができるようになる
自分のメンタルの変化や特徴に気づけるようになる
自分の感情をコントロールできるようになる
積極的に諦めたり、自分を納得させることができる
自分をよく理解することができる
自分を喜ばせることができるようになる
自分を大切にできるようになる
睡眠の質が高まり、翌朝の目覚めが変わる
気持ちの良い朝を迎えることができる
日常の見方が180度変わる
些細な変化に喜びや感謝できようになる
いつの間にか自信がついている
継続する力が身についている
他人に優しくなれる
認め合える人間関係を作ることができる
周りが自分に対して協力的になってくれる
何か良いことをしたくなる
誰かに貢献したくなる気持ちが湧いてくる
そのために、自分を磨くようになる
自分らしく生きられるようになる

 

日記が良いのは分かったけど、何を書けばいいのかよくわからない。

と言う方もいると思います。

分かります。

日記を書いたことのない人が大半でしょう。

まずは、「3行褒め日記」がおすすめです。

この3行褒め日記は、心理学や精神医学では、有名な思考矯正法になります。
特に、認知療法では、実践ワークで使用されています。

簡単に言うと、自宅で、無料でカウンセリングのワークが受けられると思ってください。

やり方もとてもシンプルで、

寝る前に「今日の自分を3つ褒めるだけ」です。

〇〇〇〇年○月○日
1.今日も、元気に目を覚ますことができた自分いいね!
2.早く準備できたおかげで、落ち着くことができたよ!ありがと!
3.無駄なものを買わないように諦めた私、めっちゃえらい!

このように、

悩む読者

褒めるほどじゃなくね?

と思うようなことであっても、めっちゃ褒めるのがポイントです。恥ずかしくて、他の人には見せられないと思いますが、それが正解です。

何度も言いますが

褒めるほどじゃないことを超褒めまくる。

私たちは、本来、健康に生きていられるだけで褒められるはずなんですよ。

でも、いつしか「こうでないと褒めてはいけない。」と、褒めることに高い条件をつけてしまうようになっていきます。
そう思えないのは、誰かがあなたに「褒める基準」を与えてしまったからです。

人は「〇〇なんだから、そのくらいできないといけないよね。」と、枠組みに入れられると、本来の自分を否定しながら、その役を演じるようになる習性があります。社会人になると、どうしても、役職が付きまとって、自分を見失いやすくなります。真面目で、責任感が強い人ほど、その傾向があります。

ぜひ、今日から

「こうじゃないから褒められない。」

ではなく

「そうじゃなくても褒められる。」

に変えていきましょう!

とは言ったものの、

本当に、たった3行で意味あるの?

と疑問が生まれますよね。

大丈夫です。

私も、初めは、3行日記から始めていたんですけど、すぐに気持ちの変化がありましたよ。

自分を追い込み、罪悪感を感じる習慣がなくなりました。

そしたら、「まあいいか。」と割り切れるようになって、誰かに嫉妬することも、何かに追われることも、ほとんどなくなりましたね。たった1%の変化が、全てに影響を及ぼすことを理解しました。

しかも、日記が楽しくなって、自分なりにカスタマイズしていくようになったんですよね。

悩む読者

3行だけだと、なんか物足りないかも。

という方もいらっしゃると思います。

慣れてきたら、「3行感謝日記」も追加してみると良いですよ。

1.今日も気分の良い朝を迎えられた。昨日の自分に感謝しかない。
2.〇〇さんが、気を遣って声をかけてくれた。本当にありがとうございます。
3.今日、〇〇さんが、忙しい中、コレを手伝ってくれた。ありがとうございます。

この3行褒め日記、3行感謝日記は、自分の捉え方の基準を再設定する訓練です。

今のあなたの捉え方は、過去の経験や教育に従ったものです。

それは誰にでもあります。そして、人それぞれ、その基準が違います。
その基準は、あなたと密接な関係にあった親から与えられたものかもしれません。

「努力しないといけない。」と教え込まれれば、「努力しないといけない。努力しない奴は愚かな人間。」という価値観を持つことになるでしょう。そのような基準を持つと、他人に対しても、その基準で評価するようになります。

自分の勝手な物差しで、他人を測って、評価するほど恐ろしいことはないですよね。これが価値観の押し付けです。

自分では、その基準を疑うのは困難です。

  • 他人を傷つけないためにも、
  • 自分をこれ以上苦しめないためにも、

誰かが根拠もなく作った基準を、全て取っ払う必要があります。

  • 古臭い考えだな。とか
  • 今の若者は。とか
  • 女だから。とか
  • 男なんだから。とか
  • あたりまえだろ。とか
  • 普通は。とか
  • 常識でしょ。とか
  • バカだな。とか
  • 陰キャ。とか
  • B型は。A型は。とか

自分の基準で、他人を分類していかないと気が済まないのが、私たち人間です。

この記事を読んでいるあなたは、自分で自分を分類してはいないですか?

「自分なんか褒められない。。」という分類も、その一つです。必ず、何かしらのカテゴリーの中に、自分を入れているはずです。

「3行褒め日記」を習慣にすることで、錆び付いた基準を変えることができます。

たった3行でも、捉え方の基準を変えてしまえば人生は変わります。

人間は、一日3万回の決断をしています。これは、1日3万回ずつ自分を変えるチャンスがあるということですよね。

まずは、寝る前の3行から始めてみてはいかがですか?

究極の習慣③:散歩

朝の5分から15分の散歩を推奨しています。

これは、精神科医で有名な樺沢紫苑さんが強く推奨している習慣の1つです。

樺沢紫苑氏:シリーズ80万部超えの「アウトプット大全」「インプット大全」をはじめとする、41冊の著書があります。〈参考:樺沢紫苑Wikipedia〉

 

✔︎こんな方にオススメ!

  • 何か別のことを考えすぎて疲れてしまう方、
  • 考えがまとまらなず、行き詰まってしまった方
  • イヤな感情に圧倒されて、呼吸ツラくなってしまった方
  • 何かに追われているような感覚に消耗している方、
  • すぐに焦って、心に余裕がなくなってしまう方、
  • 何かもの足りず、強い刺激を求めてしまう方
  • 自分のことがわからなくなってしまった方
  • 自分のペースが乱れて、戻れなくなってしまった方

上記の特徴をお持ちの方には、極上の習慣になっているはずです。

メリットは以下の3つになります。

✔︎散歩のメリット

①生活リズムを整える
②幸福度が高まる
③感性が豊かになる

①生活リズムを整える
日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、交感神経が優位になります。
日中、活動的になり、夜間に、眠れるようになります。

②幸福度が高まる
うつを発症する方は「セロトニン」という幸福ホルモンの分泌量が著しく低いです。
外の日差しを浴びると、セロトニンの分泌が活発になります。
朝起きたら、まずは日光を浴びましょう。散歩は、日光を長く浴びるための1つの手段です。

③感性が豊かになる
情報を遮断し、何もしないで、歩く時間を作ることで、少ない情報を深く味わおうと脳が働きます。風の匂いや、太陽の光、周囲の音、草木の揺れなどを感じたり、「あ、こんな店って、あったんだっけ。」とか「この道って、ここに繋がっているんだ。」という小さな発見をしたりします。
情報に制限をかけて、深く味わおうとする感覚を養うことで、幸福を感じやすい体質を作ることができるようになります。

 

で、何をすればいいの?

という意見が出てくると思いますので、ここから、具体的なやり方を説明していきますね。

【朝散歩のやり方】

一、朝起きて、散歩の準備をしましょう。前日に準備を終わらせ、起きたら家を出るだけの状態にすることをオススメです。電子媒体は、家に置いておきます。心配であれば、機内モードなどで、通知がこないように設定しておきましょう。

  基本的に手ぶらで家を出ます。

二、歩くスピードに、決まりはありません。普段、体を動かさない人なら、少し早歩きが良いですし、歩くのが早い人は、逆にゆっくり歩いてみるのが良いでしょう。

三、行き先は、決めてもいいし、決めなくてもいいです。決めたとしても、それを「絶対に守らなくてはいけない。」と、思わないでください。歩いていて、気分が変わったら、そっちに迎いましょう。イメージとしては、あてもなく徘徊している人のような歩き方がいいですね。

四、ひたすら好奇心と直感に従って進んでいきます。散歩の終わりも、時間を決めて帰るのでもいいですし、満足して帰るのでもいいです。

五、歩くのが大変なら、近くの公園のベンチに座るだけでOKです。効果は同じです。

 

初めは、物足りなさを感じると思います。「これで、いいのか?」と思うはずです。歩きながら、別のことを考えてしまい、散歩に集中できないこともあるでしょう。

大丈夫です。

私も全然あります。散歩を繰り返すことで「ととのう」という感覚を身につけることができます。

だから、焦らないことですね。

最初は、変化が実感できなくても問題ありません。自分では、気がつかなくても、内面では、大きな変化が起こっています。

朝、情報から離れて、自然を堪能してみてはいかがでしょうか?

究極の習慣④:読書

自己肯定感を高めるために、本を読む習慣を取り入れてみてほしいと思います。

本を読むメリットは、

悩んでいるのは、自分だけじゃなかったんだ!

と気がつけることです。

人は、悩みが慢性化すると
「自分だけが悩んでいる。自分だけ、こんなに苦しんでいて、誰も私のことを分かってくれないし、誰も助けてくれない。もう、他に選択肢がないよ。なんで、自分だけ、こんなに苦しい思いをしなければいけないんだ。なんで、自分だけ、こんなに…」

という具合に、「自分だけ。」という考えが強くなってしまいます。
私もそうです。誰もがこの特徴を持っています。

「誰も分かってくれない。」という逃げ場のない悩みを本だけは分かってくれます。

そして、知識を増やし、理解を深めていく中で、自分をコントロールする方法を教えてくれることもあります。

今、あなたが直面している悩みを持った人は、必ずいます。全く同じ悩みでなくても、その根本は同じです。

「もしかして、自分だけ?」という悩みに対し、「あなたは一人じゃない。私はあなたの気持ちが痛いほど分かるよ。」と、次の世代に残した媒体が「本」です。

  • 自分の悩みを誰にも言えず、一人で苦しんではいないですか?
  • 誰にも理解されず、相談することができなくなってはいませんか?

悩みを持つことは誰にでもあります。その悩みを共有できない環境が問題です。

「自分の悩みなんて、誰もわかってくれない。もしかしたら、バカにされるかもしれない。そんなことで悩んでいるの?その歳で?大人なのに?」とか。

悩みを小さく見積もられる悲しみは、痛いほど分かります。私も、悩みを打ち明けなくなったうちの一人でした。

でも、本は、あなたの悩みを理解してくれます。

「自分だけが辛い。」と思っているのは「自分だけではない。」と気づかせてくれます。

あなたの悩みを偏見なく、受け入れて、肯定してくれます。あなたの悩みを共有できる場として、本を利用してみてはいかがでしょう。

もし、自分の周りに悩みを受け止めてくれるような信頼できる仲間がいないのであれば、ぜひ本に相談してみてください。

より深く、熟成された回答が返ってくるはずです。

イギリスのサセックス大学では、1日6分間の読書がストレスレベルを68%軽減するという研究結果が出ています。

6分間だけ、自分のメンタルを整える時間を作ってみませんか?

知識を増やすことは、自分の問題を解決する手札を増やすことにもなります。

他に選択肢がない。

から、

こういうやり方もある!こういう考え方もできる!

へと変えていくことができます。

でも、読書する習慣がない方からすると、どんな本を選べばいいのか分からないと思います。

分かります。

 

私も、21歳になるまで、本を一冊も読んだことがなくて、本を読むという感覚が想像できませんでした。「自分には、本なんか必要ないし、多分、向いていないんだろうな。」と思っていました。

しかし、本は豊かな人生を生きる上で、必要不可欠な存在です。

正直、読むジャンルは何でも大丈夫です。

本屋さん入って、パッケージを見て、気になったものを手に取ってみるのが良いです。

といっても「初めは失敗したくない。」と思うのが人間ですよね。

だから、本の選ぶ基準として、以下の探し方を推奨しています。

「自分が直面している悩み」×「読まれている本」

詳しく解説すると、下記の通りです。

【本の選び方】

①まず、本を探す前に、自分が何に悩んでいるのか?を明確にする。
「自己肯定感が低いから、なんとかしたいな。」

②その悩みを解決してくれそうなジャンルを選定する。
「自己肯定感に関する本を探そう。自己啓発本かな。」

③そのジャンルで、平置きや陳列量の多い本=人気の本を手に取る。
「これ、人気っぽいな。これにしよう。」

立ち読みしてから、購入を判断したくなりますが、初めの頃は「良い本」の区別はつきません。

本の良さを知るためには、本を読むしかありません。

試し読みの段階で、読むのをやめてしまうのは、非常に勿体無いので、とりあえず、買ってみてください。途中で読まなくなっても大丈夫です。

漠然と本を探して、何を選べばいいのか分からず、結局、諦めてしまった。

という状況を作らないよう、

「本」ではなく「自分の直面している悩み」から絞ってみることが大切です。

本は、苦しんでいるあなたにこう教えてくれます。

✔︎本からのメッセージ

あなたは、一人ではない。

私だけはあなたの痛みが、痛いほどわかる。

無理に、自分を変えようとしなくていい。

他の人の言葉を間に受けなくていい。

もっと、自分の声に耳を傾けていい。

もっと、自分を信じてあげていい。

大丈夫、あなたはあなたのままでいい。

あなたには、あなたにしかない才能があるから。

周りと同じじゃなくていい。同じじゃないからいいんだ。

もう、自分の答えを外に探さなくていい。

あなたの中の隠された強みに気づいて。伸ばして。磨いてあげて。

それだけでいい。やることは、たったその1つだけでいい。

本は、あなたを無条件に肯定してくれます。自分を肯定できなくなったのなら、本の力を積極的に借りましょう。

究極の習慣⑤:運動

運動は、誰でも簡単に自己肯定感を高められるる手段の1つです。運動は短期的にも、長期的にも心と体に大きな変化を与えてくれます。

短期的な効果であれば、幸福ホルモンとやる気ホルモンの分泌が活発的になるということですね。

✔︎脳内ホルモン

セロトニン:スッキリとした爽快感がある。
ドーパミン:ワクワク、興奮、達成感がある。
エンドロフィン:やり切った時の高揚感。
テストステロン:何かしたいという意欲。

上記のホルモンが分泌されて、多幸福感を得ることができる唯一の習慣が「運動」です。

長期的な効果であれば、体の変化、行動の変化、習慣の積み重ねによって、自信が生まれてきます。

脳は、

  • 変化と前進の実感
  • 成功体験の積み重ね
  • 有言実行・自分との約束を守る

の観点から、自信の量を計算します。

特に、運動習慣は、科学的な根拠が強いです。何十年後とかに、実は「運動が不健康を引き起こす。」なんて言われることもないでしょう。

効果が絶大な反面、「大変そう。続かなそう。」という意見も多いです。

なので、軽い筋トレから始めてみましょう。

今では、筋トレの発信をしているインフルエンサーさんは沢山います。

「鍛えたい部位」×「筋トレ」で、絞り込み検索してみましょう。

 

「超簡単!最短で〇〇できる方法!」が一番怖い理由

これから、運動を始めようとしているのであれば、絶対に頭に入れておいてほしい考え方があります。

それは「コスパ→極端→完璧→挫折」の法則です

私たちは、ついつい

最短で効果が現れるたった一つの方法が知りたい!

と、コスパばかり考えてしまいます。

そのコスパ思考は、いずれ完璧を求める思考へと変化していきます。

「最も効果のあるやり方でないと無駄。非効率なことはしてはいけない。」

と、少しずつ行動のハードルが高くなり、その理想に心と体が追いつかず、挫折してしまうことはよくあります。

1番にこだわって続かなくなるより、最下位を選んでずっと続けることの方が大切です。

なので、「運動の量、質、時間」よりも、「継続回数」を意識して、初めていきましょう。

継続とは、習慣です。習慣とは、生活の一部にすることです。

気合を入れる状態は長続きしません。

勉強の合間の休憩や、仕事帰り、歯磨きをしながら、といった具合に、

「どうしたら、日常生活に溶け込ませられるか?」と考えてみてください。

結論ですが、

効果が出るか、効果が出ないかは、継続回数で決まります。

継続できるか、できないかは、始める前の覚悟で決まります。

続かないのは人間だから。

 

でも、やっぱ続かないよ。

大丈夫です。続かないのは、あなたのせいでも、根性が足りないからでもありません。向いていないからでもないですよ。むしろ、意識が高過ぎます。

初めは続かないです。みんな続かないです。続かない前提でやってみてください。続かない経験を繰り返せば、自分なりの続く方法が見えてきますよ。何かを始めるときは、定着させる時期が一番キツイです。

やってる時は、「この感じがずっと続くのか、、なら、無理かも。。」と気持ちが萎えてしまうでしょう。きっと、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか?

分かります。でも、大丈夫です。

その感じがずっと続くことはありません。一度、定着してしまえば、当たり前になります。歯磨きと同じになります。

最初は、一日休んだ自分を許せなくて、罪悪感を感じます。大丈夫です。みんな、そうなります。人間なんで、習慣が定着するまでは、変化を拒絶しますからね。休んでしまうのは、脳が正常に働いている証拠です。

習慣化できれば、休んだところで、罪悪感を感じることもなくなります。続けていれば、やらない方が気持ち悪くなるくらいですよ。

続かない自分を怠慢だとか、中途半端だと思うかもしれません。そんなに自分を見離さないであげてください。続かなくなってしまったのであれば、また新しいことを始めれば良いだけです。

前回続かなかったのであれば、やり方を変えてみればいいのです。

また、続かなかったら?

また、新しいことを始めれば大丈夫です。

習慣化できなくても、それを繰り返すことはできますよね。続かないくらい何の問題でもありません。

その分、中途半端を継続していきましょう。

究極の習慣⑥:瞑想

瞑想は、自分の感情に振り回されて、息苦しさを感じるあなたを自由にしてくれます。コントロールできなかった感情を、自分の理性で、取り扱い可能なものに変化します。

要するに、これ以上、自分に振り回される必要がなくなる。ということです。

はじめに断っておきますが、最後に、変な宗教の勧誘をするつもりではないですからね。あくまで科学的、論理的に基づいてお話しをさせて頂きます。

あのアップルの創設者であるスティーブジョブズも、瞑想を習慣にしていました。
世界の時価総額トップの企業は、瞑想を仕事に応用する”ビジネスzen”を強く推進しています。

みなさんが日常で利用しているあの”Amazon”では、従業員用瞑想ボックスが設置されています。
その名も「AmaZen」。電話ボックスと同じくらいの部屋になっていて、中には、マインドフルネスに関する動画や、瞑想の音声アシスタントが流れるPCが入っています。

今、この記事を読んでいるほとんどの方が利用している検索エンジン”Google”でも、社員に向けてマインドフルネス瞑想の研修をしているそうです。本社のオフィスには、最新テクノロジーを使った瞑想ルームまであります。

おそらく、瞑想と聞くと「仏教?私には関係ないかな。」「スピリチュアルはちょっと…」と難色を示す方が、ほとんどなのではないでしょうか?

分かります。でも、安心してください。

瞑想は、脳神経学的にも効果が実証されています。特に、自分の感情に圧倒されてしまう方には、必須の習慣ですよ。

人間の脳は、筋肉と同じです。

繰り返し、刺激を与えれば、脳の神経回路(ニューロン)同士を繋ぐシナプスが増え、より太く、そして強くつながるようになります。

分かりやすく説明すると、頭を鍛えたければ、頭を使うみたいなことです。

  • 筋トレをすることで、筋繊維を太くし、強い筋肉作る。
  • 瞑想をすることで、脳神経を太くし、強い脳を作る。

脳神経学では、ぼーっと空想している状態(白昼夢)を「デフォルトモードネットワーク」と言い、今の出来事に集中している状態を「実行制御ネットワーク」と言います。

どちらかのネットワークが優位になるかで、

  • 「未来や過去を想像するか?」
  • 「今やっていることに集中するか?」

が決められます。

そして、

私たちの悩みは「未来と過去を想像する=デフォルトモードネットワーク」で生じます。

  • 「なんで、あんなことをしてしまったんだ。」という過去への後悔
  • 「これから、どうしていけば良いんだよ。」という未来への不安

私たちは常に、目の前で起きていることではないことに、頭を悩ませています。

瞑想は、その反対の「実行制御ネットワーク」の神経回路を強くして、今に集中する脳へと作り替えることができます。

つまり、

脳をコントロールする力を身につけ、ストレスや不安をコントロール可能なものにする最強の方法が瞑想です。

いつもイライラしていて、怒鳴りつけてくる人がいたとします。
その人が、瞑想を習慣にするとどうなると思いますか?

怒りの感情が湧いて、怒鳴りたくなった時、

あれ、今、怒りの感情が湧いてるな。

と気が付き、自分の力で怒りの感情を引っ込めることができるようになります。

このように、瞑想を習慣化させると、制御することができなかった自分の脳を、コントロール可能な対象に変えることができます。

※感情出さないようにするのではなく、感情が出てしまった時でも適切に対応することができるようになるというのが正しい表現になります。

「それで、瞑想はどうやるのが正解なの?」という疑問が出てくると思いますので、説明していきますね。

知らない間に、あなたも瞑想している?

瞑想のやり方を説明する前に、コツからお伝えしていきますね。

「ぼーっと、別のことを考えてしまう。」

という状態は、誰にでもあるでしょう。

瞑想は、今に集中するための訓練です。途中、「気がついたら、別のことを考えていた。」という現象は、必ず起きます。むしろ、それがないなら、メンタルで悩むことはありません。すでに悟りを開いています。

何年も瞑想を継続している私でも、別のことを考えてしまいます。別のことを考えている自分に気がついた時に「ダメ。」と否定しないでくださいね。

否定すると、たちまちその雑念は消えなくなります。

瞑想の本質は「何もかも受け入れる姿勢」にあります。

別のことを考えてしまうのは、創造力が高い人にありがちです。その雑念ごと受け入れてあげてください。

「お、別のこと考えていたね。」と気付いてあげて、そっと別れを告げましょう。

手放せない時は、そのものをどこか否定的に捉えている証拠です。

なので、否定せず、淡々と行いましょう。

  1. 呼吸に集中する。
  2. 別のことを考えてしまう。
  3. その事実に気が付く。
  4. また、呼吸に意識を向ける。

空想していることに自ら気がつき、今に意識を戻せたとき、脳の神経回路は強化されます。これを繰り返すことが、瞑想です。

ご一緒に、脳の筋トレを実践していきましょう!

それでは、やり方を説明しますね。

【瞑想のやり方】

楽な姿勢になってください。

楽な姿勢であれば、座っても、寝っ転がっても構いません。
体のどこかが気にならなければ大丈夫です。

まず、目を開けた状態で、前方をなんとなく見つめてください。一点ではなく、全体をぼんやり見る感じでいてください。

そこから、3回深呼吸をします。

鼻から大きく息を吸って(2〜3秒)、口からゆっくりと息を吐いて(10〜15秒)ください。※秒数は目安で、絶対ではないです。

息を吸うときは、体のどの部分が膨らんでいるのか?を意識してみてください。
膨らむのは、お腹かもしれないですし、胸かもしれないですし、横隔膜かもしれません。
息を吐くときは、肩の力が抜ける感覚、体が床に押し付けられている重力を意識してみてください。

その後、ゆっくりと目を閉じて、いつもの呼吸のリズムに戻してください。

耳に意識を向けてみてください。何が聞こえますか?耳障りで集中できないですか?そういうものだと思って、受け入れてみてください。
呼吸に意識を向けてください。空気の流れはどうなっていますか?どこが動いていますか?動きが分からない時は、そっとお腹の上に手を置いてみてください。

そのまま、呼吸に意識を向けていてください。

次に、体に意識を向けてください。
体のどこが痛いですか?どんな痛みですか?呼吸とともに、痛みが和らいでいる感覚をイメージしてください。
体のどこが固まっていますか?呼吸とともに、筋肉の張りがなくなり、解きほぐされていくような感覚をイメージしてみてください。

頭で考えず、体で感じてみてください。

体全体が呼吸と共に、柔らかくなって、地面に押し付けられている感覚をイメージしてください。まるで、無重力空間にいるような感覚だと想像してみてください。

そのまま、意識し続けていてください。

呼吸の動きを感じ、体全体が解きほぐされたら、周囲の音に意識を向けてみてください。
次に、床に触れている部分の感覚や、体の重みに意識を向けてみてください。

そしたら、ゆっくりと目を開けてください。

目を開けても、すぐに動かないでください。
今の気分をじっくり観察してみてください。

やる前と比べて、どう変わっていますか?

この感覚が、瞑想を習慣にする上で、とても大切になります。
観察が終わったら、終了です。お疲れ様でした。

 

ぜひ、瞑想を日常生活で取り入れていただきたいのですが、内面に意識を向けるのが苦手な方も多いでしょう。

基本的に、1ヶ月続けていれば、内面に大きな変化を感じることができます。

✔︎1ヶ月後の変化

  • 「あれ、スマホを触る時間がかなり減った気がする!」
  • 「そういえば、最近、イライラしていなくなったな。」
  • 「ぼーっとする時間が減った気がする。」
  • 「一つのことで、ずっと悩むことがなくなったかも。」
  • 「夜ぐっすり眠れるようになったから、朝の気分が全然違うよ。」
  • 「何でかわからないけど、頭の中がスッキリしてて、気持ち良い。」
  • 「この瞑想の時間だけは、自分のペースでいられるんだよね。」

 

悩む読者

そんな不確実で、怪しいものを1ヶ月も続けられないよ。

という意見も当然です。

実は、どんな方でも、今に集中する感覚を味わうことができる方法があります。。

それは「サウナ」です。

要するに、サウナの「ととのう」という感覚こそ「マインドフルネス」になります。

瞑想に抵抗がある方は、週一でサウナに行くのが良いですよ。

私も、心に余裕がなくなった時には、必ずサウナに行くようにしています。

簡単に、サウナの入り方だけお伝えしますので、気になった方はぜひ試してみてくださいね。

✔︎サウナのやり方

  1. サウナ:5〜12分
  2. 水風呂:2分程度
  3. 外気浴:10分程度

✔︎補足と注意点

  • 「サウナ→水風呂→外気浴」で1セットになる。合計2〜4セット行う。
  • 時間とセット数には、個人差があるため無理をしないこと。
  • 1セットごとに、水分補給をする。体重を一定に保つ。
  • サウナで発汗するため、外気浴で湯冷めしないために、体の水分をしっかり拭き取っておく。
  • また、サウナでの会話は控える。

「もっと、本格的に初めたい!」という方は「サウナ 入り方」で検索してみてくださいね。

瞑想とサウナを組み合わせると、効果が倍増しますのでおすすめです。

脳を効率的に休ませて、最高な気分で、毎日を過ごしていきましょう!

究極の習慣⑦:趣味

趣味は、人生を豊かにしてくれます。
趣味と言っても、単なる暇つぶしの手段のことではないですよ。

ここで紹介する趣味とは、目的であり、そのものに多くの時間を使いたいと思えることを言います。

趣味を探すことは、自分を探すことであり、
自分を探すことは、人生の軸を探すことでもあります。

  • 自分と相性の良いものは何なのか?
  • 自分は何が得意なのか?
  • 自分は何に興味があるのか?

趣味は、個性そのものであり、そこに時間とお金を投資して、磨き続ければ、誰かに感謝されることもあります。続ければ、やがて、お金という報酬が入ってくるかもしれないですよね。その資金をさらに投資して、より多くの人に感謝してもらえれば、その分の報酬が返ってきますよね。

こうして、得意なことに没頭しただけで、お金を稼いでいる人もいます。

もちろん、「ビジネスをするために、趣味を見つけましょう!」と言いたい訳ではありません。

私が言いたいことは、

本来、趣味も、仕事も、切り分けて考えることのできない概念であるということです。

人間は、とても活動的な生き物になります。

初めは、疑問と好奇心から始まり、下記のステップを踏んでいきます。

  1. 知る:それについてもっと知りたい
  2. 考える:知ったものを自分なりに考えたい
  3. 試す:考えたものを試してみたい
  4. 届ける:もっと、ちゃんと提供してみたい
  5. 貢献する:これで、誰かの役に立ちたい

上記のようなステップを「人生の趣味」と定義しています。

もちろん、偉大なことをする必要はありません。

自分が没頭できる何かを見つけることが人生を豊かにしてくれるということです。

初めは、趣味を見つけることが趣味?

ここまで読んだ方の中には、もしかしたら、「私には、誇れるような人生の趣味なんか無いよ。。」という方もいるのではないでしょうか?

当然です。全然、大丈夫です。

まずは、没頭できるものを探すことに、没頭してみてください。

あなたは、これから2つの趣味を見つけていくことになります。

※”マイブーム”と混同してしまわないように、趣味を2つに切り分けています。この分離ができていないと、マイブームを仕事にしてしまう危険性が生まれます。

マイブームは、熱しやすく冷めやすいため、長い人生で考えると、ちょっと厳しいですよね。

なので、”マイブーム”と”趣味”を意識的に分解して考えてみましょう。

✔︎マイブームと人生の趣味の違い

マイブーム 人生の趣味
感情 好き 嫌いではない
温度 今もっともアツい! 淡々としていて、常温に近い。
分類 好き(ハマる) 得意
変化 熱しやすく冷めやすい。 暖かく冷めることがない。
表現 言葉やカテゴリーで表現できる カテゴリーがないため、理解されない
状態 触れるだけで楽しい! 気がついたら、やっていた。
周囲 好きな人は多い(共通愛) 自分だけが好き(偏愛)
理解 すぐに答えられるくらい簡単 自分を探索しないと気がつけない

マイブームは、今一番アツくて、熱中している対象であるため、「好き」という感情がとても強いです。しかし、人生の趣味はそうではありません。

平凡で、当たり前にやっているようなことであり、「嫌いではない」という感情に近いです。自分は淡々と当たり前にやっているけれど、他の人からすると当たり前ではないものになります。

本当に好きなものは、好きという感情が前に出てくる必要がないほど、当たり前になっているものだと思ってください。

あなたの当たり前は、誰かにとっては当たり前ではない。

と気がついた時に、あなただけの個性が見えてくるはずです。

今は、焦らず、楽しみながら、自分を探索して頂きたいと思います。

戦略的に2つの趣味を切り分ける

【2つの趣味】

①日常を豊かにする趣味(短期的な趣味):自分の感情を整えるための趣味のこと
(例)サウナ、旅行、読書、〇〇巡り、グルメ、運動、スポーツ、映画鑑賞、

②人生を豊かにする趣味(長期的な趣味):人生をかけて磨き続ける趣味のこと
(例)基本的に、人の数ほど存在するものであり、例はない。

「人生を豊かにする趣味」:自分は、どんな価値を提供できるのか?それは、今ではなく何年後、何十年後でもいい。今は、目の前の人しか喜ばせることができないけど、ずっとやり続ければ、多くの人を喜ばせることができる可能性のあるもの。今の自分ではなく未来の自分で考える。その答えは、これまでの過去の自分から見つける。

人生の趣味を見つけるには、自己分析が必須です。詳しくは、次の章をご覧ください。

次に、2つの趣味を戦略的に使い分ける方法について説明しますね。

✔︎趣味の効果的な使い分け

【人生の趣味を見つけられた方】:

プライベートの時間と資金の多くを人生を豊かにする趣味に費やす。感情やメンタルが安定しない時は、日常を豊かにする趣味を効果的に使用する。

【人生の趣味が見つかっていない方】:

プライベートの時間を「趣味探索」と「自己探索」に使う。体験してみないと自分に合うかどうかは分からない。全ての偏見を捨てて、より多くの趣味をかじってみる。何か、ストレスを感じた時、日常を豊かにする趣味を効果的に使用する。

仕事や人間関係などの感情の浮き沈みは、誰にでもあります。

  • 何も手につかない時
  • 何もしたくない時
  • 怒りや悲しみの感情に圧倒されてしまう時

など、いろいろありますよね。

人間は、論理的な生き物ではないので、当然です。

なので、気分が沈んだ時に、予めストックしておいた”日常を豊かにする趣味”を効果的に使い、自分をリセットさせる習慣をつけておきましょう

ここまで読むと、

嫌なことを忘れられるほど、没頭できる趣味なんかないよ、、

という方もいるでしょう。

趣味を持っていない人が、自分のメンタルを安定させ続けるのは不可能に近いです。

ですので、

次に、メンタルをリセットするための”効果的な趣味の10原則”を紹介していきますね。

効果的な趣味の10原則

初めに言っておきますが、本来、趣味とは感情が先に出てくるもので、理屈で考えるものではないということを忘れないでください。

今回は「趣味と呼べるほどのものがない。」という方向けに、少しでも趣味を見つけやすいよう、10個の法則を紹介します。

この原則のうちの、1つでも当てはまる趣味を見つけて、1つずつ試してみてください。

✔︎効果的な趣味10の原則
①熱狂的な趣味
②建設的な趣味
③獲得的な趣味
④健康的な趣味
⑤野生的な趣味
⑥創造的な趣味
⑦革新的な趣味
⑧活動的な趣味
⑨感情的な趣味
⑩貢献的な趣味

 

①熱狂的な趣味

今、最もハマっているアツい趣味のこと。
触れるだけ、考えるだけで楽しい。熱しやすく冷めやすいのが特徴になります。
(例)推し活動やライブ、マイブーム、ハマっていること
※「好きなことで働く」を考える時に、このマイブームから考えてしまうケースが非常に多いので注意が必要です。

 

②建設的な趣味

建設するかのように、0から組み立てて、作り上げるような趣味のこと。その行為に終わりがないほど、良い趣味と言える。

簡単に言うと、少しずつカタチになっていき、終わりが見えた思ったら、また新たなものを作り、終わりがこない趣味のこと。

小さい棚を作ったのがキッカケで、DIYにハマり、気づいたら家をリフォームするようになっていた。DIYに関する相談を受けることが増え、友達の家までリフォームするようになっていた。みたいな感じですね。
物理的に組み立てる以外にも、構造や仕組みを作るようなものもあります。1つのことを続けるのが得意な方、新しいものを生み出すことに興味がある方にオススメです。

(例)【熟練させ続けられるもの】料理、DIY、写真、デザイン、作詞作曲、文章、etc

 

③獲得的な趣味

スキルや能力などといった、身に付いていくような趣味のこと。もしくは、前に進んでいる感覚が得られるような趣味のこと。

人は退屈を最も嫌い、自分の費やす時間に意味を持たそうとします。だからこそ、何かが身についている感覚、良い方向に進んでいる感覚を実感できるような趣味を持つことは、あなたの人生を間違いなく豊かなものにしてくれるでしょう。向上心の高い方、論理的に考える傾向のある方にオススメです。

(例)【学習や資格】ギター、ドラム、〇〇インストラクター、〇〇一級

 

④健康的な趣味

身体や精神に良い影響を与える趣味のこと。身体であれば、食事や、運動、睡眠促進などの習慣になります。精神であれば、リラクゼーションやマインドフルネスを意識した習慣になります。

健康でいるだけで、悩みの大半は消えます。健康習慣を継続すれば、「私は、健康なことをしていて、少しずつ良くなってきているんだ。」という暗示を自分にかけることになります。実は、「健康であること」よりも、この「健康なことをしている感」こそ、自分を幸福にする要素が含まれているのです。健康に対し、積極的に考えていくだけで、自分の生き方を肯定できるようになります。健康なんて考えられる余裕がないからこそ、大切なのです。自分に対し、罪悪感を感じやすい方に、とてもオススメです。

(例)有酸素運動、HIIT、筋トレ、ストレッチ、ウォーキング、ヨガ、ピラティス、マッサージ、サロン、セラピー

 

⑤野生的な趣味

デジタル媒体や外部の情報から離れて、自然を堪能できるような趣味のこと。

私たちの目の前には、情報が休みなく与えられています。本来の目的を忘れて、「気が付いたらSNSを開いていた。」という経験は、誰もがあるはずです。何かの目的で、SNSを操作していたはずが、いつの間にか「SNSに操作させられている」ような状態は、やや危険です。私もよくあります。

  • 私たちの脳は、キャパを超える情報を与えられると自分の意思が消えます。
  • 自分の意思が消えた状態で欲求を刺激されれば、簡単に操作されてしまいます。

自分の意思なしでは、自己肯定感を高めることはできません。まずは、意識的に情報を断つ必要があります。しかし、情報を抑え込むのは簡単ではありません。なので、情報の代わりに、自然に触れる趣味を持つことをおすすめしています。特に、何かに追われて、自分を見失っている方にオススメですね。

(例)キャンプ、登山、散歩、サウナ、旅行、日光浴、森林浴、海水浴、ウォーキング

 

⑥創造的な趣味

創造力を働かせて、自分を表現できる趣味のこと。

自己肯定感の最上級の状態は、枠にとらわれず、自分を表現できることです。つまり、感性を豊かにし、創造的に生きることこそ、自己肯定感のゴールであり、自分らしく生きるという意味になります。積極的に、自分を表現できる場を設けてみてください。特に、他人の反応ばかりを気にして、自分を隠して生きている方にオススメです。

(例)絵を描く、歌を歌う、楽器を弾く、漫画を描く、曲を作る、詩を書く、メモをする、日記を書く、書道、マインクラフト、テトリス

 

⑦革新的な趣味

今までに経験したことのない、全く新しい趣味のこと。

脳は、新しいことに本気になり、経験済みのものに対し、怠ける習性があります。私たちは、初めて行く場所に関しては、Googleマップを確認しないと迷ってしまいますが、歩き慣れた場所に関しては、ボーッと別のことを考えながら歩いても、迷うことはないですよね。

この【ボーッと別のことを考える時間】が悩みの種になります。過去を悔やみ、未来に不安を感じることなく、今に集中するために、新しいことに挑戦し続けてみてはいかがでしょう。特に、休日に何もすることがなく、生きている心地がしない方にオススメです。

(例)【初めての〇〇】:初めて場所、初めての人、初めてのコト

 

⑧活動的な趣味

体を動かすような趣味のこと。

「思考」の対義語は「行動」です。これは、体を動かしているときに、物事を深く考えることができないことを意味しています。私たちは常に、エネルギーをどちらに使うかを選択させられています。

  • 脳を動かすということは、体を休めるということ。
  • 体を動かすということは、脳を休めるということ。

この2択を意識して、休日の過ごし方を考えてみてくださいね。モヤモヤしたのなら、軽く汗を流して、気分転換してみるのが良いでしょう。特に、悩みに圧倒されて、抜け出せなくなった方にオススメです。

(例)ウォーキング、ジョギング、サイクリング、ハイキング、筋トレ、ヨガ、ピラティス、スポーツ、ストレッチ

 

⑨感情的な趣味

アート作品に触れ、感情を大きく動かすような趣味のこと。

ストレスを減らす方法として「感動する」というのがあります。感動し、その世界に浸ることで、嫌な記憶を思い出す隙を与えなくすることができます。嫌な記憶を思い出す回数や時間が増えるほど、ストレスはコントロールできないほど大きくなります。

私たちは、嫌な記憶を感情ごと抑え込もうとしますが、これは逆効果です。感情は、抑え込もうとするほど、我慢する前と比べて、2.25倍も強くなることが、実際の研究で分かっています。

溜め込んでいた感情を外に出し、気分をスッキリさせてみてはいかがでしょう。「涙が流れるもの」「鳥肌が立つもの」という観点で探してみましょう。周りを優先させて、自分の感情を抑え込む癖がある方にオススメです。

(例)【〇〇鑑賞・観戦】アニメ、ドラマ、映画、小説、漫画、音楽、舞台、絵画、伝統芸能、文化、工芸、スポーツ、ライブ

 

⑩貢献的な趣味

自分の持っている資産を自ら手放し、他者の利益に貢献するような趣味のこと。

ここでいう資産とは、時間や、お金、労力や能力などが挙げられます。簡単に説明すると、損や得を考える感情を捨て、誰かの役に立つ行為になります。寄附することだと思ってください。

寄付することで幸せになれることは、カナダの研究でも実証されています。

「渡された5ドルを自分のために使ったグループ」と「渡された5ドルを他の人へのプレゼントに使ったグループ」の幸福度を調査した結果、後者のグループの方が幸福度が高かったことが確認されました。この実験を、経済的に貧しい国や子供にも試したところ、同様の結果が得られました。

簡単にまとめると、お金を持っていても、持っていなくても、大人でも、子供でも、寄付することで、例外なく幸福になれるということなんですよ。※実験についてもっと詳しく知りたい方は「寄付がもたらす幸福」で検索してみてください。

自分の資産(お金、時間、労力、能力、スキル)を、積極的に誰かのために使ってみてください。資産が減ることは、不幸になることではありません。大切なのは、資産の使い道です。

時間を無駄にしたくないと焦ったり、過度な節約に心を奪われて、今を楽しむことができない方にオススメです。

(例)ご飯を奢る、プレゼントを渡す、募金する、話を聴く、ボランティア、支援活動、手紙を書く、親孝行、起業する

 

どうでしょうか?試してみたい趣味は、見つかりましたか?

上記の”10の原則”のうち1つでも当てはまれば、大丈夫ですよ。その趣味を、プライベートで効率的に実践してみてください。

休むとは、何もしないことではないではありません。

何かを思いっきりやって、そのことだけに集中する状態のことです。

  • リラックスするなら、リラックスすることだけに集中する。
  • 寝るなら、寝ることだけに集中する。
  • 遊ぶなら、遊ぶことだけに集中する。

「ながら〇〇」は、NGですよ。

完全に没頭できなくても大丈夫です。その時間と割合を少しでも多く取っていきましょう。

当然、疲れているなら、思いっきり休んでもいいんです。目的もなく、漠然と何もしないことだけは、あまりお勧めできないですね。

趣味に対しての向き合い方が変わると、人生はもっともっと楽しくなりますよ。

自己分析なくして自己肯定感は得られない?

自己肯定感を最速で高めるということ

「知らない」=「怖い」=「肯定できない」の法則

結論から言うと「自己分析」こそ、自己肯定感を高める最大のアプローチになります。自己理解なくして、自己肯定感は高まらないと言っても過言ではありません。

なぜかというと、自分を知らないのに、自分を肯定できるわけがないからです。

初めて会った人を信頼するのは、難しいですよね。信頼するには、当然、その人のことをよく知らなければなりません。その過程で、細かい部分や仕草、行動、習慣などを深く観察する必要があります。

半生を共に生きる結婚相手を、出会って2秒で決断することができないのと同じです。半生どころか、生まれてから死ぬまで、ずっと一緒にいる”自分”であれば、尚更ですよね。

私たちは、分からないものに対して、反射的に”怖い”と捉える習性があります。これは、はるか昔に、大型動物から身を守るための自己防衛本能として機能していました。

分からないものに対して、攻撃的になったり、蓋をしたりすることもありますよね。
反対に、分かるようになると、盲信したり、味方だと思ったりしてしまうこともありますよね。

人間とは、”事実”よりも”感情”を優先します。感情は、時に事実をねじ曲げてしまうこともあります。これは、私もそうですし、全ての人間がそうでしょう。

例えば、人間関係がそうです。

新学期のクラス替えの時に「この子とは絶対に友達になれない。」と思っていた子が、いつの間にか親友になっていた。みたいな経験はありませんか?

親友とまではいかなくても、気が付いたら友達になっていた経験は、きっとあるはずです。

人間関係でなくても、食べ物でも、趣味でも、恋愛でも、勉強でも、同じことが言えますよね。

  • 食べられないと思っていたけど、意外と大丈夫だった。
  • 偏見を持っていたけど、めっちゃ面白いじゃん。
  • チャラいと思っていたけど、すごく誠実な方だった。
  • 苦手な分野だと思っていたけど、やってみたらそうでもなかった。

当然、自分に対しても同じです。知らないものを知った時の印象の変わり具合には、本当に驚かされますよね。

ある対象を好きになるためには、”その対象をよく理解する”という重要なステップを踏まなければならないんですね。

自分を理解することで、自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、不得意なこと、合うもの、合わないものが明確に見えてきます。

好きなことが分かれば、その時間を増やす。
嫌いなことが分かれば、その時間を減らす。
得意なことが分かれば、それに多くの時間を使う。
不得意なことが分かれば、時間を使わない。誰かに任せる。

そうやって、日常を意図的に変えていくことは、自分を変えていくことであり、人生を変えていくことにもなります。

当然、そこまで、シンプルにさせることは難しいかもしれません。しかし、この視点を持ち続けていくことこそ、あなたが、あなたらしく生きるために必要なんですよね。

そのためにも、まずは自分を知ることから始めていきましょう。

現実に目を向けることを「絶望」と捉える方はとても多いです。

その気持ちは、痛いほど分かります。できれば、何の取り柄もない自分なんかと、向き合いたくないと思います。

私もそうでした。

違う、そうじゃない。

こんなはずじゃない。

こんなの自分じゃない。

「毎日のように、自分に対し、罪悪感を感じ、自分を責め、自分が嫌になる。もう、自分について考えるのも気持ち悪い。でも、気がついたら、自分のことばっか考えちゃっている。そんな自分にも呆れてくる。どんだけ、自分のことしか考えていないんだよ。もう、考えるという行為すら、したくない。」

と、どんどん自分が嫌いになるループにハマってしまうんですよね。

こういった、”自分へのこだわり”を捨て、曝け出してみてください。ちょっとした勇気があるだけで、あなたの人生は間違いなく変わります。

自己分析をする行為は、自分の裸を鏡で見つめる行為と同じです。

自分が見たくないものをずっと見させられているような感覚になります。目を逸らしたり、見えないフリをしたりすることもあるでしょう。

人前で、自分の弱みをどう隠すか?バレないようにどう立ち振る舞うか?に、多くの力を注いではいないでしょうか?

分かります。

しかし、隠しごとは隠すほど、曝け出すのが怖くなっていきます。そして、隠しごとの量が多いほど、自己肯定感は下がっていきます。「見せてはいけない」=「見せたらオワリ」という縛りが増えていくからです。

かといって、そんなに簡単にオープンにできないですよね。これは、自分自身が、その隠しごとに対し、納得できていないことが原因です。

心理学には、ザイオンス効果というものがあります。これは、興味がなかった物事や人物に対して、接触を繰り返すことで、好意度や印象が高まるという効果になります。

分かりやすく言うと、何かを好きになりたいのなら、あれこれ考えるよりも、何回も接触すれば良いということです。

だから、自分と向き合い続ける必要があります。

自ら、見たくない自分を見つめざるを得ない状況にするのです。そして、言い訳できなくなった時、自己肯定感が”あと”からついていきます。

自己肯定感を高めるために、自分を肯定しようと思わないことがポイントですね。

見たくない自分を平常心で見ることができるようになった。

こうして、酸いも甘いも全てを知って、それでも尚、自分を受け入れることが、自分を肯定して生きていくという意味になります。等身大の自分を受け入れてあげましょう。

実際に、自分の容姿にコンプレックスを感じている方が、90日間自撮りをするだけで、自分の容姿を認めることができ、自己肯定感が高まるといった研究があります。※独身研究家の荒川和久さんの研究によるものになります。詳しくは、「90日間自撮りチャレンジ」で検索してみてください。

自分を偽ることなく、何度も目に焼き付けることで、少しずつ

もう、わかったよ。もうそれでいいよ。

って、根気負けしてくるようになります。

根気負けとは、諦めることでもありますが、
表現を変えれば、自分を許してあげられたという立派な行為でもあります。

認めたら、負ける訳ではないですよね。

本当の強さとは、負けを素直に認められる諦めを持つことです。

人生は、勝ち負けではありません。もし、それでも負けたくない欲求が抑えられないなら、認めたほうが勝ちであることを忘れないでください。

  • まずは、自分を分析する勇気を。
  • つぎに、弱みと向き合う勇気を。
  • そして、弱みを受け入れる勇気を。
  • 最後に、弱みを強みとして受け入れてあげる勇気を。

 

弱みを受け入れた先に、待っている未来とは、、

弱みを受け入れられるからこそ、湧いてくる感情もあります。

実は、そんなに悪いものでもなかったかもな。よく考えれば、こういうこともできるよね。

と、新たな可能性と出会えるようになりますよ。

自分を許せた時、ようやく自分の良さを発見できます。

これは、初めから、良いところを探さないと!とか、肯定しないと!って思っていたら、絶対に行き着くことができない境地ですからね。

なので、今の段階で「悪いものを良いと思えるはずがない。」と思うのは、当然です。今、想像できないのは当たり前ですし、無理に、良いと捉える必要もありません。

なぜなら、積極的に諦めて、自分に優しくなれるだけで、十分すぎる収穫なんですよ。

やばいやばい。こうじゃないといけない。これしたら、ダメだ。こんなこともできないのか。もっと、こうあるべきじゃないのか。これじゃ、何の意味もないじゃないか。私は、無能で、クソだ。

という状況から、

大丈夫大丈夫。こうでなくてもいい。これができなくても、終わりじゃないよ。こんなにできているじゃん。だから、もっとこうできるよね。まあ、そういうこともある。この経験を次に活かそう。私には可能性があるし、自分次第でどうにでもなれるよね。

自分の人生を生きるための自己肯定感

まずは、徹底的に、自分の弱みも、強みも、過去も、今も、未来も、何もかも洗い出す作業が必要です。

自己分析を起点に、自己肯定感を高め、自分の人生を生きていくことができます。

自分の人生を生きている方は、性格や、育った環境、コミュニティ、命について考えるキッカケがあって、自分らしく生きる道を歩めています。

そのような性格や環境、キッカケがないような人でも、自分らしく生きるキッカケを与えるために、この記事を書いています。

まずは、自分の人生を生きるための全体像からお話しさせていただきますね。

自分の人生を生きるステップ その時に湧いてくる心の声
①自分と向き合う。 「よし!全て、見てやるぞ!」「うわ、見ないでくれー。」
②自分に根気負けする。 「もう、降参だよ。もう認めるよ。」
③背中を押してあげる。 「よく認めたね。偉いよ。本当に尊敬するよ!」
④新たな可能性を見つける。 「確かに、こんな良いことがあるじゃん!」
⑤新たなスタートを切る。 「せっかくだし、ちょっと試してみよっか!」
⑥見える世界が変わる。 「もしかして、他のヤツ(弱点)もそうなんじゃないの?」
⑦人生が変わる。 「そっか、全て自分の思い込みだったんだね。じゃあ、自分次第でどうにでもなれるじゃん!」

このように、自分の人生を生きるための大まかな流れは、ちゃんとあるんですよね。

自己肯定感は、その過程で必要不可欠な存在です。

上記の長期的なステップを知らないから、私たちは、理想を高く持ちすぎて、挫折してしまうのです。

自分に自信がないのに、人生を変えていきましょう!なんて、夢物語を描くことなど、できるわけがありません。

今の段階を理解し、一歩ずつ前に進んでいけばいいんですよ。途中、キラキラした人や、楽しそうな人に目移りしてしまい、あなたを焦らせてくることもあるでしょう。「あなたは間違っている。」なんて、平気でアドバイスしてくる人もいます。

周りの人を当てにすることも、真に受けるのもやめましょう。焦っている自分がいたら、もう一度、今の段階を確認してみてください。すると、誰かのアドバイスが、今の自分の段階では、適切ではないことが分かると思います。

どうしても、誰かを頼りたくなった時は、絶対に価値観を否定せず、話を聞いてくれる人か、あなたが心の底から尊敬する人に相談してみてください。

間に受けてしまうのに、間に受けないようにするのは、難しい話です。

おそらく、この記事を読んでいる方の多くは、お願いを断ることができないような優しい方だと思います。全て、自分で抱えてしまい、潰れかけた経験もあるのではないでしょうか?

どうしても間に受けてしまうのであれば、心から尊敬するたった一人の言葉だけにしましょう。

それも、身近な人物よりかは、手の届かないような偉大な人が良いです。オススメは、歴史上で名を残した偉人です。また、好きなアニメやドラマ、映画の登場人物でも良いですね。

私は、芸能人の有吉弘行さんを尊敬していたので、その考え方を意識していましたし、迷った時は「有吉さんなら、どっちを選ぶかな?」という視点で行動していました。

他人に影響されやすいのであれば、自分にとって、最も影響力のある人に影響されてみてください。

そして、少しずつ、自分で決断する回数を増やしていきましょう!

漫画の主人公に共通すること

自己分析は、頑固な人との我慢比べと同じです。

頑固な人にアプローチして、「あっちいけよ。」とか「しつこいな。」と跳ね返されながらも、何度も何度もアプローチしにいく。そうしていくうちに、相手が折れて、

あーもう、分かったよ。そんなに言うなら、仕方ないな。

と、諦める場面ってありますよね。

映画やドラマ、アニメの主人公がやりそうな展開だと思います。

この原理は、対人関係だけでなく、自分に対しても当てはまります。

何度も自分を見つめようとすると、

どうせ無駄だし
見たくないぞ
絶対に見ないぞ
受け入れないぞ
許さないぞ
そこには気づかないぞ

 

と、抵抗してくる頑固な自分と対峙することになります。まずは、抵抗する自分に気がつくことがファーストステップですよ。

 

あ、今、嫌がっている自分がいるな。

そんな自分に気がついたら、嫌がる気持ちを理解しながら、もっと深く掘り下げてみてください。

少しずつ抵抗が弱まって

悩む読者

もう分かったって。降参だよ。もう認めるよ。認めればいいんでしょ。

って、なります。

この瞬間です。

大事なので、繰り返しますが、

この瞬間です。

この瞬間がくるまで、待ちましょう。

 

「あーあ。諦めちゃったな。」と、マイナスに捉えてしまう方もいるでしょう。

でも、その諦めは”良い諦め”です。

これ以上、現実の自分に対して、見て見ぬふりをすることを諦めたということなんですから。

これって、

「諦めたことを諦めた。」

と、表現することもできますよね。

現実から目を背けることを諦めて、それを受け入れてしまうのです。自分に、高望みすることを諦めて、等身大の自分と向き合っていくことなんです。

そうすることで、自分の人生のスタート地点に立つことができます。

もう、こうなんだし。仕方ないよ。だから、もうこうするしかないでしょ!

やらされている感覚が一切なくなり、自分のやりたいことを純度100%で考えられるようになります。何かに縛られている感覚から、のびのびと両手を大きく広げたくなるような感覚に変わるはずです。

脳って、本当に不思議なんですよ。

  • 認めて、初めて、気がつけます。
  • だから、まずは認めることから。
  • そのために、自分と向き合うことから。

あなたは、これから自分の人生を変えていく感覚を、肌で実感することになるでしょう。

自己分析で”人間力”が分かってしまう理由

まだ、自己分析と自己肯定感の関係に、疑問を抱いている方もいると思います。

自己分析なんて胡散臭いし、自分のことは自分が一番分かっている。と思っている方もいるかもしれません。

以前、優秀な経営者に共通する特徴についてのインタビュー記事を見かけたことがありました。「内省し、学び続ける人こそ経営者にふさわしい」東京大学総合研究センター 中原淳 准教授

その記事で紹介されていた、

優秀な経営者に共通する習慣が「内省」でした。

内省とは、自分自身の精神状態、その動きを内面的に観察し、目的や本質について深く鑑みてみることを言います。
簡単に言いますと、自分について深く知り、信念や目的を探っていく行為になります。

優れた経営者は、例外なく、自分のことを深く内省していたそうです。

当然、経営者を目指す必要はありません。ただ、自分を深く理解している人は、自分の信念に従って、生きることができていると、お伝えしたかったんです。

生まれつき自信がなかったとしても
環境的に自信をつけられなかったとしても
今、自信が持てていなくても

自信をつける道が、この自己分析にはあります。

  • 自分を分析するということは、自分に過信しないという意味になります。
  • 自分を分析するということは、自分に誠実でいるということを指します。

自分を深く理解している人ほど、自分を理解していない部分が多いことをよく理解しています。

 

この記事を読まれている方の中には「知らないことが多く、優柔不断で、意見が言えない自分は、頭が悪いのではないか?」と、思っている方もいるかもしれません。

むしろ、逆です。

分からないことが多いと自覚ができる人ほど、頭が良いのです。あとは、その活かし方、磨き方、鍛え方で、結果は大きく変わります。

哲学者の父 ソクラテスの最も有名な思想に「無知の知」というものがあります。

この言葉を一言で言うと、
よく知っている人ほど、知らないものは何か?を知っているということです。

自己分析をするほど、新しい自分を発見できます。それと同時に、「自分って、こんなにも、自分のことを知らなかったんだな。」ということに気がつきます。この閃きが、まさに無知の知であり、価値観の洗脳から脱却できる瞬間でもあるのですよ。

だから、自己分析をしないということは、本来の自分を知らないまま、知った気になって生きるという意味になります。

ぜひ、もっと、自分を大切にしてあげて欲しいと思います。

大切に思うほど、そのものをよく知りたいと思うようになります。

  • 大切にしていないものを、知ろうとは思えないですよね。
  • 知ろうと思えないものを、理解できるわけがないですよね。
  • 理解できないものを、認められるわけがないですよね。

 

理解するか?批判するか?選ぶのは自分

✔︎問いかけ

Aさんは、Bさんに暴力を振るった。

と聞くと、Aさんは悪者になりますよね。

でも、

Bさんが多くの人を恐怖に陥れていて、Aさんは、みんなを救うためにBさんを対峙した。

と、背景を理解できれば、誰もが知っているアメコミのような展開が想像できるようになると思います。

そして、誰もがAさんをヒーローと呼ぶようになります。

 

✔︎解説

Aさんが、Bさんに暴力を振るった事実は、何一つ変わりません。その経緯や詳細を理解していく過程で、私たちのAさんに対しての捉え方が変わっていったということになります。

悪い人というレッテルを貼って、見て見ぬフリをすると一生そのレッテルは剥がることはありません。むしろ、そういう目でみていると、全ての行動が「悪い人」に見えてきてしまうのです。

でも、実際に関わってみたら、

思っていたより良い人だったな。
そんなに、悪くもなかったな。

と思えることは多いでしょう。

それは、相手を理解しようと向き合い、相手のことが分かったからになります。

ここで質問です。

自分に対して、悪いレッテルを貼ってはいませんか?

上記の例のように、本当はヒーローなのに、悪役にしてしまっていることはないですか?それも、理解しようと試みない限り、分かることがないでしょう。

だから、理解です。

自分を責めるのは、本当にツラいです。誰かに、批判されるなんてレベルではありません。立ち直れなくなるほどの苦しみを味わうこともあります。

これ以上、苦しまないためにも、ぜひ、理解することを選択してあげてください。

理解していくにつれて、自分を許せるようになっていきます。今の自分を見つめることは、絶望ではありません。

たしかに、初めは絶望でしょう。でも、それは一時的なものであって、やがて感じなくなります。

それ以上に、その後の人生で、絶望する回数が急激に減ります。

死ぬ直前に、自分と向き合ってこなかったがために、社会や環境、誰かを恨んで、人生を後悔している自分を想像してみてください。

「自分が不幸なのは、この社会の仕組みのせいなんだ。」

と何かを恨んで、最後を迎えたくないはずです。

だから、今よりもっと、自分を大切にしてほしいと心から願っています。

【自己分析のロードマップ】5Step

ここまで、自己分析の全体像と重要性について、お話しさせて頂きました。

ここから、自己分析のやり方に入っていきますね。

自己分析のステップは、大きく5つのステップに分けられます。

✔︎自己分析の5step

  • 自己理解
  • 自己承認
  • 自己肯定
  • 自己開示
  • 自己表現

上記の流れを簡潔に説明すると、

自分を深く知り、全てを受け入れ、自分の背中を押してあげる。少しずつ、自分を打ち明けていき、自分の強みを活かして、何かに貢献していくみたいなことです。

今は、自分に光がないと思っている状態のはずです。

そこから、自分を理解し、受け入れていく過程で、自分だけの光を自覚することになります。次に、自分だけの光を発信して、誰かに貢献していきます。その後は、その自分だけの光をひたすら磨き、より多くの人に貢献していくという流れになります。

これから、あなたは”自分だけの光”を手にして、自分の人生を生きていくことになると思います。

一緒に、内省を楽しみましょう。

それでは、順番に説明していきます。

Step①:自己理解【カタルシス効果】

まずは、自分に関するすべてのことをメモしてきましょう。書く内容の詳細は、後ほど、解説しますね。

人間は、一度に3つのことしか考えられません。そのため、頭の中だけで、何とかしようとしても、同じところをグルグル回るだけになります。

これが多くの人がやってしまっている「悩みに悩んでいる状態」です。

何かを深く考えるためには、”記憶の皿”を空ける作業が必要になります。

それが、書くという行為です

書くと、モヤモヤの正体が明確になり、問題を過大評価することがなくなります。

要するに、手に負えなかったモヤモヤを、コントロール可能なものに変える行為がメモです。

上記の図のように、「皿を空ける」⇄「考える」の循環を良くして、より深く考え進めていきましょう。間違いなく、新たな発見に出会えるはずです。

あなたはきっと、メモの威力に驚くことになるでしょう。

自己分析はしたいけど、メモはしたくない。

というのは、

お宝は見つけたいけど、土は掘りたくない。

と同じです。

なので、まずは、自己分析のフィールドの中に入ることから始めていきましょう。

Step②:自己承認【思考の変容】

自己理解の段階で、”自分について”書き出したと思います。

次は、書いた内容を繰り返し眺める作業に入ります。

眺めて、

  • 「肯定したい部分をさらに肯定」
  • 「違和感を感じたところを修正」

していきましょう。

その振り分けをして、次のテーマを決定するのがこの段階です。

  • 実際に書いている時の自分
  • 文章を読んでいる時の自分

は、全くの別人だと思ってください。

さらに、

  • 翌日に読む自分
  • 翌々日に読む自分

も、別人だと思ってください。

不思議なもので、気分や感情、脳の整理状態で、文章に対する印象が大きく変わります。

そして、

眺める時のポイントは「客観性」です。

自分ではない誰かの文章を観察するように、読んでみてください。親しい友達の文章を読む感覚が良いですね。

親友の感情を深く理解してあげましょう。

たまに、優しい声を掛けてあげても良いので、親友を勇気付けてあげてください。親友が頼れるのは、あなただけです。

眺めるだけで、なんの意味があるの?

と思う方もいるかもしれないですが、眺める度に、新しい気づきや発見があります。

この自分でも知らない自分に気がついた瞬間が「自己分析」の醍醐味です。

その発見や気づき、もしくは修正したい箇所が見つかったら、また書き出してみてください。

この繰り返しが、自分の内面を深く掘り下げていく作業になります。

初めは、「ひらめき」の感覚がわからないと思うので、「修正」に力を入れてみてください。

【自己承認の2つのやり方】

①読み返して、「ここ、なんか違うな。」と感じたら、その違和感を次のテーマにする。漠然とした否定を細かく切り分けて、肯定的な材料を導き出す。(例)頭が悪いって書いたけど、ちょっとしっくりこないかもな。もちろん、頭は良くはないのだろうけど、まあ他の人よりも、モノを知ってるしなあ。何かの分野を深く掘り下げる力はあるのかもしれない。あと、計算は苦手だわ。計算が苦手だから、勝手に頭悪いと思い込んでいただけかもしれない。なんか、暗算が得意な人って、頭良く見えるもんね。そう思うと、頭が良いって一体何なんだろうね?なんか基準とあるのかな。

②読み返して、「これ、めっちゃそう思うわ!」と感じたら、それを次のテーマにする。肯定する材料を過去の経験で補強する。(例)さっき、内面を重視するって書いたけど、これは本当にそう思うね。ファッションとかどうでも良いって思っていたし、ラグジュアリー系にお金を使ったことも一度もなかったしね。服破れていても、靴が汚れていてもなんとも思ってないのは、流石にやばいんだろうな。でも、なんかそこにお金を使うのが無駄な感じがするんだよな。でも、誰からも共感されないようなものにめっちゃお金を使うことはあるんだよね。不思議だな。何にお金使ってるんだろう?そっか、趣味か。自分の興味のあるものに、没頭するのが好きなんだろうな。だから、自分の内面を豊かにすることを大事にしているのかも。

③「①修正」と「②肯定」の2つの方法を用いながら、自己理解と自己承認のサイクルを回す。(例)書く→眺める→テーマを考える→書く→眺める→テーマを考える→…

初めは、違和感の正体がわからなかったとしても大丈夫です。考えている時には、分からなかったことが、リラックスしている時に、ふと気づくこともあります。

だから、答えを急ぐ必要はありません。本当に大事な答えほど、すぐには出てこないものです。その時が来るまで、気長に待ちましょう。その間は、別のことを考え進めていれば大丈夫です。

今は、自分について考える時間を増やしていくだけで良いです。

  • 「自分って、こんな人な気がするなあ。」と、感情的に書き出す
  • 「本当にそうなのかなあ?」と、客観的に眺める

「洗い出し」と「精査」を繰り返して、質の高い自己分析にしましょう。

この自己理解と自己承認の回転数を上げていくと、自分が明確に見えてきます。

もうこれ以上、感情に振り回されたり、罪悪感や絶望感を抱いたりする必要がなくなるんですよ。もし、そんな風になれたら、どんな日常を過ごすことができそうですか?

「なんか最近、楽だな。」
「あんまり落ち込むことがなくなったな。」
「意外と、なんとかなるじゃん!」

と思えるようになっている自分に驚かされるはずです。

まとめるとこんな感じになります。

自己理解 自己承認
何をするのか? 書き出す 眺める
何のためにするのか? アイデアを出す。 受け入れる。次のテーマを考える。
それぞれの役割とは? 自分を探求する。自分を追求する。 自分を肯定する。自分を精査する。
どの角度の視点を持つか? 主観的・感情的 客観的・論理的
意識しておくことは何か? 的外れ前提で、書きまくる。 親友目線で全てを肯定する。

そこまで難しく考え過ぎず、「書く」「眺める」をひたすら繰り返していきましょう。

Step③:自己肯定【YES BUT】

それでは、自分を全肯定して、救っていきましょう。

この自己肯定に入るにあたっての条件、心構え、ゴール、考え方、やり方をザッと紹介すると、以下の通りになります。

自己肯定の5つの項目
ゴール 欠点を必要不可欠な存在だと捉えられている。「欠けているもの」→「欠かせないもの」
心構え 100%の愛情を持って、自分の全てを肯定してあげること=感性を豊かにする。
条件 自分のネガティブな部分を受け入れられている状態=ポジティブを許容できる状態のこと。
考え方 「IF(もしかしたら)」を使って、仮定で良いので、沢山書き出していく。
やり方 4種類の接続詞を使ってYES BUTを箇条書きする。→過去の経験で仮説を補強する。

自己肯定の段階では、ポジティブな感情を受け入れる心の余裕ができているはずです。

まだポジティブさを受け付けないのであれば、「自己理解⇄自己承認」を繰り返していただければ、大丈夫です。抵抗感がなくなってから臨めば良いので、そこはご安心ください。

 

✔︎具体的なやり方

IF(もし)を使って、欠点を全肯定しましょう。褒めちぎるくらいで大丈夫です。ネガティブな部分を洗い出して、それをポジティブに切り替えていきます。

「(欠点)をもし、ポジティブにするとしたら、〇〇だね。」

といった具合に、沢山書いてみてください。形式にこだわらず、自分の好きなように書いていただいて構いません。

とはいえ、「そんなポンポン出てこないよ。」という意見もあると思います。

分かります。

ネガティブに捉えているものをポジティブにするって、意外と骨が折れる作業なんですよね。なので、今回は、誰でも簡単にポジティブに切り替えられることができる4種類の『YES BUT法』を紹介します。

✔︎4種類のYES BUT法

  1. 「ネガティブ大」ではなく「ネガティブ小」なだけ
  2. 「ネガティブ」だからこそ「ポジティブ」ができた
  3. 「ネガティブ」のおかげで「ポジティブ」がある
  4. 「ネガティブ」なぶん「ポジティブ」がある

 

 

①「ネガティブ大」ではなく「ネガティブ小」なだけ

その漠然とした「欠点」をもっと明確な「欠点」にできないでしょうか?
(例)「バカ」ではなく「計算ができない」だけ

 

②「ネガティブ」だからこそ「ポジティブ」ができた

その「欠点」が他の”場面”で「利点」になっていないですか?※欠点は適材適所。使用場所、使い道が変われば、長所に変わる。
(例)「感受性が高く人一倍、傷つきやすい」からこそ「誰よりも弱い人の気持ちに共感できる」

 

③「ネガティブ」のおかげで「ポジティブ」がある

その「欠点」のおかげで、他の「利点」が発達した可能性はないですか?
(例)「極端にビビりだった」おかげで「最悪を想定して事前に準備する力」が身についた。

 

  1. 「ネガティブ」なぶん「ポジティブ」がある

その「欠点」とバランスの取れた「利点」はありませんか?
(例)「言語能力が著しく乏しい」ぶん「空間把握能力が人一倍高い」
(例)「アドリブが苦手である」ぶん「準備するのが得意」

 

以上、4種類の考え方をご紹介していきました。ご自身の強みは見つかりましたでしょうか?

このように、同じ肯定でも、視点を変えるだけで、閃きがあるので、ぜひ試してみてください。

ポジティブ要素が見つけられないのは、当然です。何でかと言うと、現状で、ポジティブな結果として現れていないからです。現状の自分から考えても、見つかりません。

大切なのは、その特徴を伸ばした先に、どんな良い未来が描けるか?といった、今の自分を脇に置いて、未来を考える視点を持つことです。

欠点か、利点かは、決めるのは自分です。最終決定者は、あなた自身です。現状の自分に縛られず、その特徴をの未来を妄想していきましょう。

大抵は、自分の望んでいない利点だったりします。それも含めて、認めることができたとき、人生の見え方はガラッと変わりますよ。

Step④:自己開示【ミニマリズム】

自己開示していきましょう。これまでは、自分だけで完結させていましたが、ついに、自分を他者に発信していく段階になりました。

話す行為は「問題を割り切る」キッカケになります。

嫌なことがあった時に、人に話して楽になった経験はありますよね。

ネガティブな感情を誰にも話せないと、ネガティブな気持ちを抱えたまま生きることになります。

大した内容でなかったはずが、大切に保管しすぎると、急に開けるのが怖くなることがあります。まるで、大きな問題を抱えているかのように錯覚してしまうのです。他の人にバレたら、大事な何かを失ってしまうのではないかという感覚に陥り、また、大切に保管してしまいます。

ずっと、嫌な部分を隠して生きるのは、大変でしょう。いつバレるのか分からない恐怖に怯えながら、隠す事だけに全てのエネルギー使ってしまいます。

そんな状態で、自分らしく生きることなどできるはずがありません。

なので、信頼できる人に打ち明けて、スッと楽になりましょう。

とはいっても

そんなの話せないよ。

と思うのが人間です。

大丈夫です。

自己理解、自己承認、自己肯定のステップを経験した方なら、「別に、話しても良いかな。」と思えるようになっているはずです。

まだ、話せる状態でなくても問題ないですよ。無理に話さなきゃいけない訳でもないです。話しても大丈夫になった時に、話してみれば良いだけです。それまでは、自己理解、自己承認、自己肯定の3つのステップを繰り返していきましょう。

話せるようになるタイミングは必ずきますので、それまで待ちましょう。焦る必要はありません。

もちろん、話さなくても大丈夫です。

実際、自ら嫌な部分を話すのって、変ですよね。

えっ、急にどうした?

ってなると思います。

だから、

いつでも答えられるぜ!どんな反応をされても、大丈夫だぜ!

くらいの状態でいられれば、とりあえずOKです。

ちゃんと自己肯定できていれば、

「別に、話しても話さなくてもどっちでも良いよね。」

というマインドになっていますから。

初めは、否定も、解釈も、アドバイスもしないような信頼できる人だけにしましょう。

Step⑤:自己表現【価値と貢献】

隠し通してきた弱みを他人に打ち明けることができた、そこのあなた。

今、どんな気分でしょうか?

一度、何にも縛られなくなって、スッキリした未来の自分を想像してみてください。

間違いなく、以前とは、別人になっているはずです。

あなたが一番、変化を感じていると思いますし、周囲からの反応も180度わったと思います。

なんか、変わったよね?

と言われることも増えたのではないでしょうか?

否定の感情がなくなり、目に映る全てのものが新鮮に感じられていると思います。

小さなことに喜びを感じる感性を持ち、互いに肯定し合える人間関係を築いていて、毎日が満たされているのではないかと思います。

そんなあなたに、最後の「自己表現」の段階へとご案内します。

まず、これまでやってきたことと、これからやっていくことをザッと紹介しますね。

”これまでの流れ”と”これからの流れ”
やってきたこと 欠点の克服(欠点をポジティブに捉える)、自己開示の準備万端(いつでも話せる状態)
今の状態 自分の強みを深く理解している
やること 自分の強みをフルに活用し、誰かに貢献している
具体的① ①決める:使う場所と使い道を決める。どこで、どうやって表現するのか?
具体的② ②伸ばす:強みを磨いて専門性を高める。今、何が足りないのか?
具体的③ ③使う:専門性を使って、誰かに貢献する。誰のどんな問題を解決するのか?

この自己表現の段階で、やることを一言で言うと「自分の強みを運用する」ということです。簡単に言うと、強みが分かったんだから、それを使っていきましょうね。みたいな事です。

強みがあるのに、使い道がなかったら勿体無いですよね。価値というのは、使うから生まれるものです。ぜひ、積極的に使ってくださいね。

それでは、自分の強みを活かす方3つの方法を解説します。

①決める:使う場所と使い道を決める。どこで、どうやって表現するのか?

ここでは、具体的な手段について考えていきましょう。

  • どんな人が、その強みを求めていますか?
  • その強みを最大限発揮できそうな場所はどこですか?
  • 今の組織やグループで、その強みを活かすとしたら、何をしますか?
  • 今は使い物にならなくても、専門性を高められたとしたら、どんなことができそうですか?

この問いかけをもとに、やること決めてみてください。何か、偉大な目的を持つ必要はありません。

強みをどう活かしていくか?を軸に生きてけば大丈夫です。

自信も、人生の目的も、強みを発揮し続けた先に見えてきます。

目的を立てて生きるのは素晴らしいかもしれないですが、目的を立てなければいけない訳でもありません。

自分の強みに従い、目的が必要だと思えば立てて、特に見つからなければ、強みを磨き続ければ、それで十分でしょう。

 

②伸ばす:強みを磨いて専門性を高める。今、何が足りないのか?

おそらく、自分だけの強みを見つけたとしても、すぐに誰かを救うの難しいかもれないです。

これは、当然の話です。強みは、誰しもが発展途上のはずです。まずは、その強みに気付けただけで、万々歳だと思ってください。

誰かの役に立てないなら、役に立てるように強みを磨いていけば良いだけです。

漠然と何をすれば良いのか分からなかった時とは、明らかに心の余裕が違うはずです。やることは、その1つなんですからね。

ここで実施してほしいことは2つです。

【強みを伸ばす方法】

  1. 不足しているものを明確にすること
  2. 集中できる環境を整えること

①まずは、自分の強みを、誰かの役に立つカタチに変えていくために、必要な能力やスキルを箇条書きしてみてください。

(例)「ミスしない」→事務系?会計とか?管理系かな?→公認会計士、税理士、簿記とか。

②やることが決まったら、それだけに集中できる環境を整えてみてください。

(例)買い物は週に2回だけにする、寝る前の10分間に書籍を読む、友達と遊ぶのは月に3回まで、など。

 

③使う:専門性を使って、誰かに貢献する。誰のどんな問題を解決するのか?

ここでは、詳しく説明する必要はないですよね。あとは、実践していくだけです。

「①決める」⇄「②伸ばす」⇄「③役に立つ」を円滑に回してみてください。

  • 決めても何もしなければ、始まりません。
  • 伸ばしても使わなければ、意味がありません。
  • 使っても能力がなければ、誰の役にも立てません。
  • 決めることで、自分の軸をブラさず進むことができます。
  • 伸ばすことで、自分の価値を無限に広げられます。
  • 使うことで、自分の人生を自分らしく生きることができます。

あなたにしかできない価値をもっと発信していきましょう!

ブログやYouTube、起業することをオススメしている訳ではないですよ。自分にとって、それが必要であれば、すればいいだけのことです。

今の会社で、あなたのポジションを確立させるのも1つの手です。仕事だけでなく、人間関係でも、プライベートでも、自分のポジションを意識してみてください。

今の会社では、自分の強みが活かせないのであれば、思い切って転職したって良いですよね。踏み出す時の一歩は怖いですが、そのくらい広い視野で物事を考えることができるようになっているのです。

自己肯定感が高まると、心の矢印の向きが変わっていることに驚きます。

社会、国、組織、職場、同僚、友人、家族といった「外部環境A」と「自分」の位置が入れ替わります。

  • 「Aが自分に何を与えてくれるのか?」
  • 「Aが自分に何をしてくれるのか?」
  • 「Aが自分をどうしてくれるのか?」

から

  • 「自分はAに何を与えられるのか?」
  • 「自分はAに何をしてあげられるのか?」
  • 「自分がAをどうしてあげられるのか?」

上記のように、「自分」が主体となって、与える側に変化します。

これは、自分の人生を生きられている状態です。もちろん、新しいことをする恐怖は、誰にでもあります。無理に、新しいことをする必要もありません。

ただ、自分のできることをやるだけです。その一点に集中してみてください。

20〜30年という長い視点を持って、誰のどんな問題を解決していくか?を自分の強みベースで考えてみてください。

5年続けられればスペシャリストになれるとしたら、20年続けたら、一体どこまで行っていると思いますか?もう、達人ですよね。

全ては、自分を大切にし、本気で向き合い始めた瞬間から始まります。

今よりもっと、あなたがあなたらしく生きられますように。

これからの人生を本気で楽しんでみませんか?

実践!自己分析のやり方とテーマ

結局、自己分析って、何書けば良いのかよく分からないんだけど?

という方が多いと思います。正直なんでもアリですが、全く想像つかないと思いますので、まずはこのやり方をそのまま実践してみてください。

自己分析メモのやり方
いつやるのか? 就寝前か、起床後などがオススメ。生活の一部として入れられる時間を探しましょう。
どこでやるのか? デジタル媒体などの外部の情報が入ってこない場所でやります。携帯の通知はオフ。
誰とやるのか? 絶対に、一人の空間でやってください。周囲を意識してしまう場所も良くないです。
何をやるのか? 書くテーマを決めて、時間内に書きまくる。
どうやるのか? 初めは「1分×10セット」がおすすめ。筆を止めない意識で書きましょう。

「どうやるのか?」に関して、詳しく解説していきますね。

【具体的な書き方】

①ノートとペン、タイマーの3つを用意する。テーマと日付を書いて、タイマーを1分、3分、5分、10分のいずれかにセットする。初めは、1分がオススメ。慣れたら、時間を伸ばしてもいいし、気が済むまで描き続ければいい。

③書く内容はなんでも良い。字の綺麗さや、文章の正しさ、テーマに沿っているかなどは一切考えない。書く内容は、頭に浮かんだものを、ひたすら文字にするだけ。その時に、絶対に書き進める手を止めない意識でやる。※正直、止まってしまうことの方が多いです。特に、初めは何も思いつかないため、ペンが進みません。

③何もでてこないと思ったら、「何も出てこない。」と書く。あとは、自分に問いかけて、書くキッカケを自分で作る。例えば、「なんで思いつかないんだろう?」と問いかけるなど。

 

このくらい、なんでもアリでOK!

筆を止めないための苦し紛れのキラーパスになって大丈夫です。こうして、首の皮一枚を繋げ続けることで、脳の奥底に眠っている本質的なアイデアが降りてくることもあります。アイデアは、狙って出せるものではないですからね。

また、文章が脱線しているうちに、テーマについての意見が出てくることもあります。そしたら、戻ればいいし、他に興味ができたなら、さらに脱線するのもアリですよ。

でも、自分のことについて書いているのに脱線したら意味がないのでは?

分かります。

しかし、自分について書いていなくても問題ありません。なぜなら、どんなテーマを書いていようとも、全て自分の意見なのですから。それだけで、自分の考え方を理解することができます。

読み返すときに「私って、こういう考え方していたんだな。」という発見も多いです。

だから、脱線しても大丈夫です。

メモの世界では、人間関係と違って、遠慮しなくて良いのです。自分勝手な考えだからこそあなたらしい文章が出来上がります。それだけで、価値が高いです。

  • 普段は言えないようなこと
  • 誰にも分かってもらえないようなこと
  • 言ったダメだと思って、隠していたこと

を余すことなく書きまくりましょう。

溜め込んだストレスを思いっきり表現してください。自分を大切にしているなら、これ以上、自分の声を押し殺すのはやめましょうね。

他人に気を使いすぎて、自分のことをあまり話せていない方に、絶大な効果がありますよ。

日記も同様ですが、

誰にも見せられない恥ずかしい文章が正解

初めの頃は、自分の内面を誰かにみられるのは恥ずかしいし、イヤなはずです。

おそらく、裸を見られるよりも恥ずかしいかもしれないですね。

しかし、その文章が正解なんですよ。それが、あなたにしか書けない文章です。

少しずつ、自分を表現する癖を身につけていきましょうね!

自己分析のテーマ一覧を紹介します。

悩む読者

書き方は、何となく分かったけど、テーマがイマイチ思いつかないな。

前回のメモの内容から、気になったものをテーマにしたり、日常で、「これについて考えてみたい。」と思った内容を、携帯のメモして、ストックから決めるのも良いでしょう。

それだけで、書くテーマに困ることはありません。

でも稀に、書きたいことが思いつかないこともあります。

そんな時のために、自己理解を深めるテーマを紹介しますね。

【自己分析のテーマ一覧表】

マイブームは何か?その何が好きなのか?
今日あった嬉しいことは?
最近あった嬉しいことは?
自分のことは好きですか?それはなぜか?
今より、自分を好きにするためにやっていくことは何か?
自分にとっての強みと弱みは何がある?
自分の好きなところは?
自分の嫌いなところは?
自分は何が得意なの?
自分は何が苦手なの?
得意なことを伸ばすためにどうする?
自分の弱みを強みに変えるとしたら?
他の人にはないどんな価値がある?
自分がどうしても許せないものは?
生理的に受け付けない人の特徴は?
自分にとっての幸せな瞬間とは?
今って、幸せ?それはなんで?
自分を不幸にさせているものは何か?
不幸感に対し、自分ができることは何か?
自分を一言で表すなら?その理由は?
今に至るまでの人生ストーリーを語ってください。
今までで、一番良かった時期は?
今までで、一番最悪だった時期は?
最悪な時期から脱した時、何があった?誰がいた?
良い時期と最悪な時期を比べてわかることは?
今後、良い時期を迎えるためにできることは?
今後、最悪な時期を無くすためにできることは?
自分の行動のモチベーションは何?
自分のモチベーションを意図的にあげる方法は?
余命一年だったら、何したい?
なんでもできるとしたら、何したい?
どんなことに時間を多く使いたい?
人生でなるべく距離を置きたいものは?
どうしたら、距離がおけるようになる?
どうしたら、人生を後悔しないのか?
周囲は自分ををどう思っているのか?
自分をどんな人だと思っているか?
自分が周りに提供できる価値とは?
対人関係で自分ができることは?
自分はどうありたいか?
どんな人に憧れているのか?
尊敬している人は誰か?それはなぜか?
その人に近づくために、やってみることは?
毎日、楽しいか?どうすれば、もっと楽しくなるのか?
趣味は何か?趣味とは何を指すのか?

テーマは、考えれば無限に生み出せます。

「どんなテーマを立てるのが良さそうか?」というテーマで、考えてみるのも一つの手ですよね。上記の一覧を参考に、オリジナルのテーマを作るのも楽しいですよ。

1分で書き進めてみてください。たった1分なのに、ビックリするほど、何も出てこないはずです。

まずは、何も書けない自分を自覚することがスタートになります。

稚拙な文章を認めてあげながら、書き進めてくださいね。

何度も言いますが、内容はどうでもいいです。

「書くこと」「考えること」に意味があります。

ご一緒に、内面世界の旅へと出かけていきましょう。想像もしない変化にあなたは驚くはずです。

自分の人生を生きるとは【深い傷を負った方向け】

【曝露療法】トラウマへの適切な対処

トラウマの”キッカケ”と”要因”は違う話

この章では、過去に深い傷を追ってしまった方向けの内容となっています。

トラウマやコンプレックスには、必ず原因があります。※これは心理学の父であるフロイトが説いた原因論です。

幼い頃、親から”お前は頭が悪い”と言われ続けた子供は、「自分は頭が悪い子なんだ。」と思い込むようになります。

すると、何かお願いされた時に、

「どうしよう、自分にはできないよ。(だって、頭悪いから。)」

と、無意識に反応するようになります。

子供は、大人に頭が悪いと言われば、本当頭が悪いと思い込んでしまいます。すると、頭が悪い判断、行動をとって、本当に頭が悪くなっていきます。そんな自分を見て「やっぱり、頭が悪かったんだ。」と、確信していきます。

このような負のループから抜け出せない状態が、トラウマやコンプレックスになります。

幼い子供にとって、大人の影響力は計り知れません。幼い頃の数年の体験が、人生に対する向き合い方を決定してしまうほどです。記憶にはなくても、無意識が覚えていて、あなたの全ての考えや行動に影響を及ぼしています。ここまで聞くと、ちょっと怖いですよね。

過去の何かしらの原因のせいで、自分らしく生きることができていない方は、とても多いです。私もそうでした。

  • 過去のあの経験が’自分を狂わせた。
  • あの人のせいで私の人生はおかしくなった。
  • あれがなければ、今頃、私はもっと…

私なんかよりも、もっと理不尽な体験をされた方も沢山いると思います。

この記事を読んでいる方の中には、「もう私には、ムリなんだわ。人生は変わらない。何しても上手くいきっこないし、他に選択肢なんてない。。」と、諦めている方もいるのではないでしょうか?

大丈夫です。

過去を手放すことはできます。
言い換えると、今を変えることはできます。

変わる勇気さえあれば、それだけで十分です。

 

先ほどのコンプレックスのメカニズムをもう少し詳しく解説していきますね。

実は、自己肯定感が下がったのは、誰かに否定されたことではなく、その時の自分の反応が引き金になっていたのです。

誰かの否定に対し、自分自身が「そうなのか。私は、ダメなんだ。」と認め、自分で自分を否定するようになって、自己肯定感が下がったというのが、正しいメカニズムになります。

ちょっと難しい話ではありますが、なんとなく分かりますか?

要するに、

トラウマをトラウマにさせていたのは”自分の意思”だということです。

これは、納得できない真実かもしれませんが、もう少しだけお付き合いください。

極論にはなりますが、親に頭が悪いと言われても、

親は、私のことはわかっていないんだ。ただ、自分自身の価値観を押し付けているだけに過ぎないな。

と、自覚できていれば、「頭が悪い。」と思い込むことも無かったんですよ。

何が言いたいのかというと、

トラウマやコンプレックスの発端は、環境や他人が原因かもしれないが、実際にコンプレックスにしたのは自分自身である。

ということなのです。

あまりにも酷い話ですよね。残酷ではありますが、これが真実です。

上記の真実を読めば、当然、大炎上になると思います。

ふざけんな。そんな現実味のない話なんて信じられるか。お前は、大した苦しみを味わっていないからそんなことが言えるんだ。

など、ありとあらゆる批判が飛び交うことになるでしょう。

その気持ちもわかりますし、私も納得できないうちの一人でした。

常識的に考えれば、幼い子供が大人の否定に反論できるはずがありません。だから、私の自己肯定感が底辺だったのであり、今あなたか自信が欲しいのも、そういった状況だったからだと思います。

本当に、そうなんですよ。当時のちっぽけな自分では、どうしようもなかったんですよね。他に選択肢などありませんでした。

でも、

今なら、どうですか?

 

確かに、無抵抗だったかつてのあなたは、どうしようもありませんでした。きっと、他の選択肢を選ぶ意思も能力もなかったはずです。

生きていくために、他人や、集団、環境に従う他なかったと思います。

しかし、今のあなたであれば、別の選択肢に気がつけるのではないでしょうか?

かつては無抵抗で、大人や集団の言葉を信じることしかできなかったあなたも、今は抵抗できる意思が備わっています。

過去に戻って、やり直すことはできなくても、今の自分と向き合うことはできるはずです。変わることに、遅いも早いもないです。

ポイントカードをずっと作ってこなくて、今まで貯まっていたはずのポイントばかり考えるのではなく、今すぐポイントカードを作って、これからポイントを貯めていけば良いのです。

そのためには、過去の認識を書き換えて、過去の自分を許すことが大切です。

死ぬまでに、その真実に気が付き、自分らしく生きる選択ができたら、それで十分でしょう。

今のあなたの目線で、苦しんでいた過去の自分にどんな声をかけてあげますか?

あなたを否定した誰かに同調して、過去の自分に「そうだよ。お前は頭が悪かったんだよ。お前は、バカだったんだよお。バーか。」

って、追い討ちをかけたりしますか?

今ならきっと、過去の自分が自分に対して、かけた言葉とは違うはずです。自分を肯定するパワーも全然違うはずです。

  • 過去の自分が、その時の自分を救えなかったとしても、
  • 今の自分なら、過去の自分を救ってあげられます。

今の自分が、過去の自分を否定してしまえば、過去の自分は、一生報われることはありません。そのツケは、今の自分に降りかかってきます。

過去の認識が、今のあなたの価値観を作っているからです。抽象的な話で、やや混乱してしまうかもしれませんが、ものすごく重要なことになります。

過去の自分を救ってあげられれば、トラウマやコンプレックスから抜け出すことができます。

「誰が、自分をどう否定するか?」

ではありません。

「自分が自分に対して、どう捉えるか?」

これが重要です。その答えで、人生が大きく変わってしまいます。

過去にあなたを否定した人は、あなたをよく理解していません。正しい根拠もありません。身近な人でも、あなたを完全に理解することはできないはずです。なのに、断片的な情報だけで、勝手に決めつけてきます。単なる価値観の押し付けでしかないんですよね。

本当に優れた人は、あなたを決して否定しません。

自分に対しての思い込みを捨てれば、自己肯定感どころか、自分の人生を自由に決めることができるんですよ。

でも、それが難しいことは、私が何よりも理解しています。

なぜなら、思い込みと言われて、「確かに!」と簡単に気がつけるんだったら、あなたはそんなに苦しんでいないですからね。

他人に言われて気がつけるような思い込みは、大した思い込みではありません。というか思い込みではないのかもしれません。

そんなのありえない。それ以外考えられない。それが普通でしょ?それが、常識なんだから。

と、思っていることが思い込みです。

思い込みとは、もっと絶対的で、逃げ場のない状態のことです。

これは、他人である私がどうこうできる問題ではありません。

決して、あなたを見捨てるわけではありません。むしろ、脳だけは「他人が、奪うことのできない絶対領域なんだ。」と思ってください。

  • 思い込みを作り上げるのが、自分自身であるように、
  • 思い込みを捨て去ることができるのもまた、自分自身なんです。

思い込みを捨てられた時、あなたは

「自分次第で、どうにでもできるじゃん!」

という喜びと、自由を手にすることができます。

 

私も、自信なんかあるはずもなく、ずっともがいていました。自分と同じ悩みを持っている人は周りにいないし、それを分かってくれる人も誰もいませんでした。

「人と違うこと」を受け入れられない世の中で、誰かに話すのもリスクと感じた中で、私は、自分で自分のトラウマを解決する方法を考え、試行錯誤していきました。

 

そして、2つの理論を発見しました。

  1. ①小さいトラウマ(弱い思い込み)は、捉え方と行動の変化で手放すことができる。
  2. ②大きいトラウマ(強い思い込み)は、原因を追求し、受け入れられるまで何度も向き合い、捉え方を変えていく。そして、小さく誰かに打ち明け、手放していく。

前者は、先ほどご紹介させて頂いた「自己分析」を実践していただければ、問題ありません。

これからお話しさせていただく、内容は後者になります。

それでは、トラウマを克服するための5つのステップへと参りましょう。

トラウマの箱を開けることで人生が変わる

先に、今回紹介するステップの心理効果を軽く説明しますね。

このステップは、トラウマを克服する暴露療法をもとに作られた、心理療法になっています。

実際の暴露療法では、トラウマの原因である出来事を、もう一度体験させて克服する心理療法になります。

分かりやすく説明すると、同じ状況を味合わせて「意外と大丈夫そうだな。そうでもないな。」と思うことで克服するリハビリのようなものですね。

「トラウマ」を抱えた方向けの自己肯定感を高める5つのステップは、以下の通りになります※絶対に、無理はしないでくださいね。

【トラウマ克服5ステップ】
①紙にトラウマを暴露する
②その内容を何度も読み返す
③過去の自分を救ってあげる(天からの囁き)
④良いエピソードの過程にする(シンデレラストーリー)
⑤信頼できる人に打ち明ける(雑な笑い話)

1週間で自分を取り戻すための5ステップ

Step①:紙にトラウマを暴露する(2日)

初めの2日間は、全てを吐き出す段階です。

あなたの人生を狂わせたであろう、辛い経験を全て暴露してください。

【人生観に強く影響を与えた経験を探す】

  • 自分の人生が狂い始めたのはいつからですか?その時、何があったのですか?
  • 自分のことを嫌いなるように仕向けた出来事は何ですか?誰のせいですか?
  • アレがなければ、私はもっと幸せだったのに。。と思う経験は何ですか?
  • あの出来事のせいで、アイツのせいで私はおかしくなった。それは、何ですか?
  • 誰があなたを狂わせたのですか?その人は、何をしてきたのですか?
  • 誰が、何を、どのくらいの頻度でそれを行い、あなたはどう思うようになりましたか?
  • それぞれの出来事に対し、あなたはどう感じました?何を諦めましたか?何をやめましたか?
  • その出来事で、どんな考え方、言葉、行動の変化がありましたか?何か、新しくルールを作りましたか?
  • その出来事をどう捉えていますか?それがあなたの人生観に強く影響しています。
  • 自分に対して、この環境に対して、どう思うようになりましたか?どんな言葉をかけましたか?自分にどんなレッテルを貼りましたか?あなたにとって、この世界はどんな場所になりましたか?

上記は、自分の最も向き合いたくない核心に迫る質問になります。

なので、

  1. 焦らない。
  2. 無理しない。
  3. 否定しない。

この3つだけは、絶対に守ってほしいですね。

イヤな経験は、以下を参考にしてみてください。

  • 過去に言われて傷ついた言葉
  • 戻りたい、やり直したいと思うこと
  • 懺悔したい、謝りたいと思うこと
  • 自分を許せなくなった出来事
  • 誰かに迷惑をかけて、自分が嫌になった経験
  • アレだけはやめて欲しかったと思うようなこと
  • いつも以上に取り乱してしまった出来事
  • 今思い返しても、絶対に許せないようなこと
  • 行動や振る舞い方を変えるキッカケになった出来事
  • 思い出すだけで、涙が溢れてくるような辛い経験
  • 目も当てられないような恥ずかしい経験
  • 誰にも理解されず、一人で耐え忍んだこと

エピソードを厳選することはやめ、思い浮かんだものから順に書いていきましょう。

書く手順の全体像は、以下の3つになります。

①鮮明にする イメージしやすいように、当時の状況を詳しく説明する。(情景描写5W1H)
②感情に憑依する 自分の本音を引き出すため、その時の気持ちに成りきって、感情を代弁する。
③優しく包みこむ 過去の自分を救うため、その気持ちに共感し、感謝し、優しく声をかける。

このパートでは、上記の「①鮮明にする。」と「②感情に憑依する。」を実践します。

【②感情に憑依する】のパートで気持ちを代弁するときは、「本当は〇〇して欲しかったけど、当時は〇〇してもらえなかった。」という感情に着目してあげてください。

具体的にはこんな感じです。

  • あのとき、こんな風に思ったんだよね。
  • あのときのこれが耐えられなかった。
  • 本当は、もっとこうして欲しかったんだ。
  • こういう言葉をかけて欲しかったんだ。
  • もっと、こんな風に接して欲しかったんだ。

上記の本音が見つかれば、あとは、当時の感情に寄り添い、当時満たされることのなかった願望を満たしてあげましょう。当時の自分に感謝し、今の自分とリンクさせてみてください。

「過去の自分のおかげで、今の自分が存在している」という感覚

上記の肯定的な感覚が得られたらゴールです。

初めは、過去を肯定できないと思いますが、大丈夫です。

焦る必要はないですからね。

今は、先のことを考えず、

「過去の自分の本音」をどれだけ引き出して、言葉にできるか?がカギになります。

理性を身にまとっている自分の本音を引き出すのは、至難のわざです。

ポイントとしては「イメージの鮮明さ」焦らないこと」の2つになります。

VRのように、安全な位置から、当時の辛い出来事を仮体験していきましょうね。

繰り返しになりますが、あなたの人生を狂わせた辛い経験を鮮明に思い出し、ずっと抑圧していた感情を紙にぶつけてみてください。紙なので、気を遣う必要はないですよ。

実践例:著者のメモ

恐らく、説明だけでは、文章のイメージができないのではないかと思います。

なので、私も試しにメモしてみましたので、ほぼ無修正のまま掲載しておきますね。

読みやすいように、誤字脱字や、間違った表現のみ修正しましたが、それ以外は、一発勝負です。汚い文章にはなりますが、リアルで、ダイレクトな表現になっていると思います。

あくまで、参考程度でお願いしますね。

【著者のトラウマとコンプレックス】

あれは、小学1年生ぐらいの頃かな。かなり小さかったと思う。珍しく父親がチョコレートを買ってきて、私は嬉しくて真っ先に袋の下に駆け寄ったんだよね。気分はルンルンで、中に何が入ってるのか楽しみで仕方なかった。そしたら、急に父親に殴られたんだ。私はわけも分からず泣いてしまった。「なんで私は、殴られたのか?」考えてもわからない。その後も、怒鳴り散らされ、部屋に閉じ込められ、いつもの通り、寝室で1人で泣いた。頭が大して良くない私にとって、理解の限界を超えていたんだ。後で知ったんだけど、その日はバレンタインデーという記念日だったらしく、姉や母向けに、チョコレートを買ってたらしいんだ。でも、そんなの知らないよ。ちょっと、違うよって言ってくれれば良いのに…その他にも、私が何かしらの好奇心を持った時は、ことごとく暴力や暴言で抑圧された。その度に、「川に捨てるぞ。」「家から出ていけ。」「お前だけは俺の子じゃない。」と、言われ続けていた。その繰り返しで、私は毎日、怯えるようになり、好奇心と自分の意思を持たなくなった。大人と接する時は、無意識に萎縮するようになり、頭が真っ白なってしまう。何か「したい」と思うことは、悪いことなんだと学習するようにもなったな。自分らしく生きている人、自分の意見を主張する人を悪者だと判断し、嫌った。自分勝手なやつ、自己中心的なやつだとバカにしたこともあった。でも、そうじゃなかった。好奇心を抑制して生きている自分を正しいと思うために、好奇心に従って生きている人を否定したのだ。幼いガキだと見下していたけど、実は、誰よりも嫉妬していたんだ。自分が得られなかったものを持っていることに嫉妬した。たしかに、私は他人に嫉妬することがとても多かった。いつも、他人と比較し、自分の価値の位置を確認していた。劣等感にまみれで、他人に嫉妬し、サンタさんやら、スピリチュアル的なものを信じているメルヘンな人が嫌いで仕方なかった。老害が若者を「社会経験のないガキは愚かだ。」と決めつけるようなことを、小学生の頃からずっとやっていた。当然、みんなから嫌われていたと思うよ。今思い返しても、昔の自分は本当にイヤなやつだった。沢山迷惑をかけてきたし、色んな人を泣かせてきた。でも、あの時の私は、自分の価値を実感したくて必死だったんだと気がついた。価値を認めてもらえる人がいないことに焦り、自分の居場所を求めたのだろうな。よく耐えた。いやほんとうに、よく頑張ったよな。本当にあの時は辛かったと思う。でも大丈夫。今はそんなことはない。だって…

 

上記のように、前半は記憶に残っている体験を詳細に記入し、後半で、その体験を経て、変化した考え方や、行動について言及しています。

次は、あなたの番です。

どのような経験がキッカケで、考え方や行動が変わリましたか?

それは、どのように変わり、今のあなたにどのような影響を及ぼしていますか?

Step②:内容を何度も読み返す(1日)

3日目は、人生観に強い影響を与えた経験を旅しながら、自分の気持ちをより深く理解していく段階です。

こちらが、先ほどご紹介した全体像になります。

①鮮明にする イメージしやすいように、当時の状況を詳しく説明する。(情景描写5W1H)
②感情に憑依する 自分の本音を引き出すため、その時の気持ちに成りきって、感情を代弁する。
過去の出来事に慣れる。当時の自分を誰よりも理解する。
③優しく包みこむ 過去の自分を救うため、その気持ちに共感し、感謝し、優しく声をかける。

「①鮮明にする」と「②感情に憑依する」は、一つ前のステップで実施しました。

次は、「③優しく包み込む」のパートに移行するために、「辛い経験と自分」を受け入れていくステップになります。

落ち込んでいる時にすぐに切り替えられないのと同じで、辛い経験も「あれは、凄く良い経験だったよな。」と、すぐに、前向きに捉えることはできないはずです。トラウマになっているのであれば、尚更ですよね。

やることは、下記の3つを繰り返してください。

①眺める 概要や雰囲気をつかむために、ザッと文章を眺める。
②読む 言葉1つ1つの意味を理解しようと推理しながら読む。
③説明する 誰かに説明するような口調で、読み上げる。(一人でプレゼンテーション)
※追加する ①②③を繰り返す。新たな発見や気付きがあれば、その都度、追加で記入していく。

前回、本音を引き出すことができなかったとしても、日にちやアプローチを変え、理解を深めていくことで、気がつけなかった本音に出会えることがあります。

ぜひ、推理を楽しみながら読んでいただければと思います。

【本音を引き出すコツ】

  1. 「あの時の君」「あの時のお前」といった客観的な視点で読む。
  2. 何があろうと、過去の自分を絶対に否定しない。
  3. 優しく、丁寧に接するように、過去の自分を理解する。
  4. 「まだ、理解できていない部分が必ずあるはずだ。」という意識で読む。

筆者の背景を想像し、

  • 「この人は、なぜ、この出来事をチョイスしたのだろう?」
  • 「この人は、この出来事の何が許せなかったのだろう?」
  • 「この人は、この文章から何を伝えたいのだろう?」
  • 「この人は、この文章で何を訴えたいのだろう?」
  • 「この人は、この文章で何に気が付いてほしいのだろう?」
  • 「この人は、なぜ、この言葉を選択したのだろう?」
  • 「この人は、どうすれば納得できたのだろう?」
  • 「この人は、どうして欲しかったのだろう?」

という目線で、推理してみてください。

その時に、自分だけが唯一の理解者であることを絶対に忘れないでくださいね。

まとめますが、眺めて、読んで、説明して、断片的な記憶をより鮮明にしていきましょう。

Step③:過去の自分を救ってあげる(2日)

4日目は、過去の出来事を受け入れ、当時の自分に感謝する段階です。

①鮮明にする イメージしやすいように、当時の状況を詳しく説明する。
②感情に憑依する 自分の本音を引き出すため、その時の気持ちに成りきって、感情を代弁する。
③優しく包みこむ 過去の自分を救うため、その気持ちに共感し、感謝し、優しく声をかける。

上記の【③優しく包み込む】のパートに入ります。

これまでの段階で、当時の自分の本音を引き出し、気持ちを深く理解してきたと思います。その過程で、出来事に対する印象も変わってきているはずです。すでに、トラウマやコンプレックスを克服している人も出てきていると思います。

このパートでは、さらに過去を肯定できるようにしていきます。

やることはシンプルです。

”過去の自分”あてに、願望(本音)を満たしてあげる手紙を書きます

「本当は〇〇して欲しかったけど、当時は〇〇してもらえなかった。」

そんな、誰にも分かってもらえず、誰からも助けてもらえず、1人で苦しんでいた過去の自分を救ってあげられるのは、あなただけです。

  • 同じ気持ちを共有し、共感してあげてください。
  • 辛い気持ちを中和するように、抱きしめてあげてください。
  • 痛みを全て取り除くように、優しく声をかけてあげてください。

何が辛かったのか?あの時の私は、どうして欲しかったのか?が、具体的に分かっているなら、それをストレートに与える文章を書いてみてください。

ついに、あなたが過去のあなたを救う瞬間がやってきました。

大丈夫。

私だけは、君の気持ちが分かるよ。私には、君の声がちゃんと聞こえているよ。

大変だったよね。すごく、辛かったよね。本当に、一人でよく耐えたね。

君は、本当に偉いよ。私は、君を誇らしく思うよ。

一人で我慢してくれて、ありがとう。一人で耐えてくれて、ありがとう。

そうやって、君が頑張って、一人で踏ん張ってくれたから、私は、今を生きることができているんだ。

だから、もう無理をしないでほしい。君の全てを理解し、全てを受け止めるから。この経験を絶対に無駄にしないから。

だから、本当にありがとう。これからも、よろしくね。

※”過去の自分”を「君」で表現しています。

何度も言いますが、誰にも見せるものではないので、赤面するくらい恥ずかしい文章を書いていきましょうね。

Step④:シンデレラストーリーを作る(2日)

6日目は、過去の経験を今につなげて、自分だけの価値を見出していく段階です。

ここでは、辛い過去に対し、新しい意味を再設定することを目的としています。

  • 「私の人生を狂わせた最悪な出来事」という意味付けから、
  • 「私の人生を豊かにするために必要不可欠な出来事」という意味づけへ。

そのために、シンデレラストーリーを自分の意思で描いていきましょう。

シンデレラストーリーとは、有名ではない一般人が、短期間で見違えるほどの成長と幸福を手にする成功物語のこと。〈シンデレラストーリー-Wikipedia〉

やることは、以下の本質的な質問に答えるだけです。

【シンデレラストーリーを作り上げる質問】

あなたはその出来事を経験することで、どんな良いことがありましたか?

あなたはその出来事を経験することで、どんな良いことが考えられそうですか?

あなたはその出来事を経験することで、どんな良いことが起こる可能性がありますか?

 

その辛さを経験した人だけにしか、見つけられない価値とは何ですか?

辛い経験を耐え抜いたあなたには、その経験から生きる目的が授けられました。それは、何ですか?

「他の人も同じ苦しみを味わうべき。」という考えではなく、「他の人が同じ苦しみを味わないために。」という考えにシフトし、あなたの今後のあるべき姿をイメージしてみてください。あなたは、この先、どう生きていきますか?

昔のあなたのような人は、必ずどこかで存在しています。その人にあなたは、どんな価値が提供できるのでしょうか?あなただからこそ、分かってあげられることがあるのではないでしょうか?

 

その経験のおかげで、得られたものは何ですか?むしろ、その経験がなければ、得られなかったものは何ですか?

その経験のおかげで、学べたことは何ですか?むしろ、その経験がなければ、学べなかったものは何ですか?

その経験のおかげで、発達した部分は何ですか?むしろ、その経験がなければ、発達しなかった部分は何ですか?

 

その「得られたもの」「学べたこと」「発達した部分」を、これからどう活かしていきますか?

あなたは、その「得られたもの」「学べたこと」「発達した部分」を使って、誰の役に立てますか?

今は、誰の役に立てなかったとして、その価値を磨き上げられた先に、どんな人の、どんな問題が解決できそうですか?

上記の答えこそ、あなたが人生に対して肯定的に生きる指針になります。

全ての経験を自分のエネルギーに還元し、見つけた信念と、長所を持って、明日から、今日から、この1秒後から、生き始めてみてください。

✔︎何も思いつかない場合

当然、今すぐ成し遂げられるわけでもありません。1年や2年で達成できることでも無いはずです。反対に、偉大なことを成し遂げようとしなくても大丈夫です。

20年〜30年、もしくは死ぬまでの長期的な単位で考えてみてください。

長い目で見て、その経験から、どんなビジョンが描けそうですか?

現状の”できる””できない”を一旦無視して、未来を妄想してみてください。

ポイント:できなくても良いから、一歩でもそこに近づいていくことが大切です。

 

✔︎何か思いついた場合

あとは、何も考えず、それをやるだけです。少しでも自分の価値を磨いて、高めていきましょう。

焦る必要はありません。1歩でも、1%でも、1ミリでも前に進んでいられれば、それで十分です。当然、休むことも前に進むことですからね。

まずは、自分からその価値を発信しましょう。身近な人から価値を提供していくと良いでしょう。家族、友人、同僚、コミュニティなど。さらに、地域や社会へと広げてもいいし、広げなくてもいいです。

ポイント:自分にとって満足できることが何より大切です。

 

読者の悩み

どうしよう。何も思いつかない。。

すぐに答えられない自分を否定する必要はありません。

この質問は、自分を深く理解できないと、答えられないような問いです。一日で、思いつくような代物ではないはずです。3ヶ月でも、一年でも、それ以上経っても構いません。

正しい答えを出すことに執着しすぎず、まずは仮設定するくらいのノリで良いですよ。

実践して、気づくことは多いです。

なので、60パーセントの回答で動いてみて、そこから少しずつ発見と修正を繰り返して、100%に近づけていきましょう。

結論になりますが、スタートは、”不十分な回答”が大正解です。

Step⑤:信頼できる人に打ち明ける【笑い話】(それ以降)

1週間が過ぎた時の自分をイメージしてみてください。

コンプレックスを克服した時、ようやくあなたの人生が始まります。あなたは、自由です。

この時点では、すでに過去の経験を前向きに捉えられている状態になっています。

過去の自分を前向きに捉えているということは、今の自分を前向きに捉えるということになります。以前よりも、何かしたいという欲求に満ち溢れています。

読者の悩み

それでも、やっぱり人に打ち明けるのは、ちょっと…

否定されるかもしれない。

理解されないかもしれない。

そう考えて、気が引けてしまう気持ちも分かります。

私も、そうでした。

無理に話そうとしなくても大丈夫です。

今の自分を肯定できていれば、それで十分ですからね。

大事なのは、

話してもいいし、別に話さなくてもいい。まあ、どっちでも良いよね!

というスタンスを持つことです。

もし話すと決めたのであれば、笑い話にする準備をしておくと、話しやすくなります

 

お笑い芸人さんのエピソードトークを思い出してみてください。

笑いの要素がなければ、哀れな暴露話ばかりです。初期のすべらない話がまさにそうでした。

でも、憐れむどころか、見事に笑いのエネルギーに変えているのが芸人さんです。

芸人さんは、不遇な生い立ちに囚われることなく、あんなにもイキイキと話せています。

昔は、現状を許せなかったはずです。

しかし、時間が経って振り返ると、別の視点が生まれるようになります。

これって、話したら意外とウケるのでは?

と、”辛い経験”に”笑いの要素”をブレンドしていきます。

その結果、哀れな体験が、笑わせるための体験へと変わります。つまり、体験に対する意味付けが変わるのです。

あそこまでのクオリティを求めるのは難しいですが、同情されないくらいの笑い話にできたら良いですよね。

話し方のイメージかつかない方向けに、私のエピソードトークをお伝えしますね。恥ずかしいですが、参考にしてみてください。

✔︎著者のエピソード

小学校の低学年くらいだったと思うんですけど、

父親が、ソフトクリームを食べたいから。という理由で、私の分までソフトクリームを買った時がありました。実際、私は、ソフトクリームがあまり好きではないんですよね。私は、食べるのが遅くて、クリームを手首にポトっと垂らしてしまったんですよ。そしたら、イライラした父親に、ソフトクリームを咥えたままぶん殴られたんですよね。顔も服も、バニラまみれになって、謎に追い討ちまでかけられましたね。

それから、ソフトクリームを見るだけで、緊張して、気持ち悪くなるようになったんですよ。
あれからだいぶ経って、高校生くらいの時に、ソフトクリームに挑戦してみたら、美味すぎて、感動したんですよ。その日から、週8くらいのペースで、ソフトクリームを食べるようになったんですけど、普通にソフトクリームが嫌いになりましたね。もう見るだけで、気持ちが悪いです。

ざっと、こんな感じです。笑いのセンスの無い一般ピープルはこんなものです。

文面だと哀愁が強めですが、話し方や表情、体の動きで、内容の印象は180度変えられます。

大切なのは、話し方です。

自分が楽しそうに話せば、相手は笑い話だと認識してくれますし、後ろめたさを感じて話せば、「ちゃんと、聞かないといけなさそうだな。」と、背筋を伸ばして聞こうとします。

相手に同情されたくないのであれば、誰よりも、その出来事をどうでも良く、雑に取り扱うスキルが必要になります。

人に話せるようになる効果は絶大です。話すハードルを下げるためにも、お笑い風に、アレンジして見てください。

「どんな時でも、笑いで幸福な気分になれるのか?」について、被験者100人を2つのチームに分けて行った実験があります。

両チームに、ショックな事故映像を見てもらいました。

  • Aグループには「映像のみ(音無し)」
  • Bグループには「笑い声の録音入り」

で、見るようにしてもらいました。

映像を見た後に、それぞれ面白いと思った人の人数を確認しました。

その結果、

  • Aグループは、50人中5人が面白いと感じました。
  • Bグループは、50人中28人が面白いと感じました。

この実験から、人間の感情は、”内容”よりもその場の”ムード”に強く影響されるということが分かりました。〈Netflix100人の回答「幸せの真実」〉

いざとなった時に、超気軽に話してみましょう。

笑い話にするイメージができない方は、ぜひ、すべらない話を参考にしてみてくださいね。

「辛い経験=笑いのネタ」に変える戦略を立てよう

笑いは、全てを優しく包み込む力があります。

これから起こる嫌なこと、今直面している嫌なことを

  • どうやったら、面白くなりますか?
  • どう話したら、ウケますか?

こういった視点を持つと、実際に辛い経験をしたときに、

またネタが一つ増えたぞ!

と、思えるようになるんですよね。

辛い経験=笑いのネタ

と思うことができたら、最強ですよね。

どんなに自信がある人だって、どんなに優秀な人だって、辛い経験から逃れられる訳ではありません。”辛い”という感情は、主観的かつ相対的なものであるため、その人にはその人なりの辛さがあります。

普遍の原理のように「何をやっても上手くいかない時期」は、誰にでも平等にやってくるものです。私もそうです。

くるものは、くる。

ならば、その事実を受け入れ、辛い経験がくるのに備えてみてはどうですか?

「嫌な経験→エピソードトーク」

この流れを実践し続ければ、辛い経験を積極的に受け入れられるように、自分の脳を学習させることができます。

※これを心理学で、オペラント条件付けと呼びます。オペラント条件付けとは、報酬や懲罰によって、自発的に行動を変化させる心理現象のことを言います。簡単に説明すると、勉強をして褒められると、もっと勉強するようになる。部屋を散らかして怒られると、部屋を散らかさなくなる。といった、外の刺激によって、行動を促進させたり、抑制させたりすることをオペラント条件付けと言います。辛いことがあったときに、笑い話に変えた経験があれば、その人は、辛い経験を積極的に受け入れられるようになるのです。笑い話になった成功体験を積み重ねれば、その効果はさらに強化されます。

といっても、すぐには受け入れられないし、笑い飛ばせる訳ではないでしょう。

でも、大丈夫です。

お笑い芸人のエピソードトークが面白いのは、エピソードそのものが面白いと言うわけではありません。また、お笑い芸人にばかり、面白い出来事が降ってくるわけでもないですよね。

日常の全ての出来事に対して、どうしたら面白くなるか?

という視点を持ち続けているから、ちょっとしたことでも、

これ、よく考えたらめっちゃオモロいやん!

と、ネタが見つかるのです。

この記事を読んだ方なら理解できると思いますが、大切なのは、事実ではなく視点です。視点とは、自分の捉え方だと前述しましたね。

脳は、自分に都合の良い情報だけをインプットする習性があります。誰かとの会話に集中していても、自分の名前が呼ばれたら、すぐに気が付けるのもその習性があるからです。

これを心理学では、カクテルパーティー効果と呼びます。騒がしいカクテルパーティーでの会話中でも、自分の名前が呼ばれたら無意識が情報をピックアップする現象から、カクテルパーティー効果と呼ばれるようになりました。脳は、自分に関係するもの、意識しているものを、優先的に認識するように機能しています。「オモロい」視点で世界を見ていると、面白い情報ばかりを脳がピックアップしてくれるようになります。

初めの方でもお伝えしたように、全ては日常の捉え方の積み重ねでできています。

ぜひ、「オモロい」視点で、日常を観察してみてください。

もちろん、落ち込むときは、思いっきり落ち込んで良いんです!割り切れなかったとしても、何年後、何十年後の笑い話になっていれば十分です。

辛くても、

これは、未来の笑い話になっているから大丈夫!

という希望だけは捨てないでくださいね。

 

これ以上、辛い経験に頭を悩ませ、モヤモヤした人生とはオサラバしませんか?

これからあなたに待ち受けている出来事は、全て笑いのネタになるらしいですよ!

コンプレックスには可能性しかない話

コンプレックスは、自分らしさの象徴であり、人生を豊かにする可能性を秘めています。

何を言ってるの?

と、思われるかもしれません。

ずっと、コンプレックスのせいで何もできないと、思ってきた方は多いと思います。

今回、紹介したワークを通して、ネガティブに捉えていた過去の経験を、良い未来のために有効活用する感覚を変えることができるようになります。

それはつまり、過去の辛い経験すらも、人生を歩んでいくための一つの道具に過ぎないという感覚になっている状態を指します。

しかも、他の人は、決して味わうことのできない貴重な体験をあなただけは持っているのです。

ゲームでいう「SSランク」の武器を手にしている状態です。「強くてニューゲーム」の言葉のように、あなたはこれから「SSランク」の武器を手にして、人生のスタートを切ることができます。

※強くてニューゲームとは、ゲームをクリアしたあとに、クリア時点のステータスやアイテムを引き継いで、再スタートできるシステムのことである。〈強くてニューゲーム-Wikipedia〉

これは、自信を持たせるために、無理やり勇気付けをしているのではなく、事実を述べているだけです。

あなたが受け取るギフトは、強みだけではありません。

その辛い経験があったからこそ、他の人が絶対に気づくことのできない「人生で、本当に大切なものは何か?」の答えを、あなたはすでに持っています。気づけていないだけです。これは、肯定できた時に、初めて気がつけます。辛い経験をしてこなかった人が、それに気づくのはほぼ不可能でしょう。

普通に生活をしていれば、絶対に手に入らないものをあなたは持っているのです。

今回のステップをキッカケに、それを見つけてみてください。

  • 辛い経験に苦しんだ人
  • 辛い経験がない人

幸福な人生に近いのは、一体どちらなのでしょうか?

辛い経験をした人こそ、辛い経験をしてこなかった人を救うことができるのです。

不平等だと思う必要はありませんよ。私も初めは、そう思っていました。

大丈夫です。それも、肯定的に捉えられた時に理解できることですよ。

何度も言いますが、

あなたには、可能性しかありません。

無自覚に自信を奪う人がいる話【※強い表現を使用】

今回は、自分の意識や行動を変え、自己肯定感を高める方法をお伝えしました。

しかし、残念ながら、それを邪魔してくる存在が潜んでいます。

せっかく、自己肯定感を高めようと、勇気と覚悟を持ったのに、見事に潰してくる存在がいます。

特に、「変化し始め」の時期ほど、メンタルはデリケートになりやすいです。いつも以上に、周囲の反応が気になったり、ちょっとしたことが頭から離れなくなったりしてしまうこともあります。私もそうでした。

「せっかく、〇〇しようと思ったのに、、」

と、ただでさえ無い自信を、さらに地面に叩きつけてくる人が存在します。

このように、世の中には、平気で他人の自己肯定感を下げてくる人がいるのです。否定している本人は、気がついていません。無自覚だからこそ、危険なんです。

自分が見えていない人ほど、自分は良いことをしていると錯覚しやすいものです。自己理解力が低い人ほど、自分を過大に評価しやすいことも、認知心理学では常識です。

上記の現実と認識の違いを「ダニング=クルーガー効果」と呼びます。賢い人ほど、自分よりも賢い人がいることを自覚しているため、自己評価が低くなりやすいです。賢くない人は、自分よりも賢い人の見分けがつかないため、自己評価が高くなりやすいです。賢くない人ほど、傲慢になりやすく、価値観を押し付けてくると思ってください。

つまり、頭が良い人ほど、上には上がいることを理解しているので、自己肯定感が低くなりやすいのです。

自分の話ばかりし、自分以外のものを否定し、優越感に浸ろうとする人とは、距離を置いてください。自分の身を守る術を身につけましょう。

この記事を読んでいる方の多くは、真面目で、自責思考な方だと思います。

  • 相手の話を全て聞いてあげようとはしていないですか?
  • 否定された時「確かにそうかもしれないな。」なんて、思ってはいませんか?

その素直さは、他の人にはない、素晴らしい考え方でもあります。

でも、断言します。

そんな人の話を真に受ける必要なんかありません。

無理に一緒にいる必要なんかありません。

 

本来であれば、ゼロ秒で関係を切った方が良いです。

きっと、

  • 私が悪いことをしているんじゃないか?
  • 私は傲慢なんじゃないか?
  • 相手に申し訳ないんじゃないか?
  • 相手を傷つけてしまうのではないか?

と思って、その関係を長引かせてしまっているのではないですか?

関係を断つことは、傲慢ではないですよ。

あなたがあなたを守るために、あなたがあなたでいるために、必要不可欠な行為なんです。

その人は、人間関係を失って、絶望し、改心する可能性だってありますよね。そう考えたら、あなたとずっといることで、その人は自分と本気で向き合う機会を失っているとも捉えられますよね。

当然、捉え方次第で、色んなストーリーは描けるとは思いますが、私は、「自分自身と真剣に向き合うことなく、人生を終えること」こそ、不幸な人生はないと思っています。

だから、関係を断つということは、その人に内省するチャンスを与えることでもあります。

  • その人は、考え方を改めるのか?
  • 他人、環境、社会のせいにして、腐っていくのか?

それって、あなたの問題ではないですよね。

ここまで、読んだ方なら、その理屈も分かるのではないでしょうか?

その人も、その人の捉え方で、その後の人生を選択していきます。あなたが、その人の選択を操作したわけでもありません。

相手は、平気で、

お前のせいだ。

と、非難してくるかもしれないですけども、その時点で、関わりを断って正解です。

その人が、どんなバッドエンドを迎えようとも、あなたは、あなたを責める必要はありません。

なぜ、あなたの存在を否定し、自信を失わせてくる人と一緒にいなければいけないのでしょうか?

人は、生まれつき自由であり、自分の存在を肯定しながら、そして、自分の価値を見出しながら生きていくものです。そうでなければ、生きていくことはできません。

誰の、何の権限があって、他人を否定することができるのか?

  • 年上なら、年下の人格を否定していいのか?
  • 上司なら、部下の人格を否定していいのか?
  • 先輩なら、後輩の人格を否定していいのか?
  • 先生なら、生徒の人格を否定していいのか?
  • 多数なら、少数の人格を否定していいのか?
  • お客様なら、店員の人格を否定していいのか?
  • 恋人なら、相手の人格を否定していいのか?
  • 親なら、子供の人格を否定していいのか?

人間の本性は、優位な立場になった時に見えてくるものです。

あなたは、あなたの生存を脅かす人に対して、どこまで、優しくならなければいけないのでしょうか?寛容的に接した先に、何が残るのでしょうか?考えてみてください。

何も残りません。

  • 相手は、あなたの存在を否定しています。この事実は変わりません。
  • 相手は、あなたが自分の存在を肯定できないようにしています
  • つまり、自分の人生を生きることができないように操作しているのです。

自分の人生を生きていないというのは、本当に生きていると言えるのでしょうか?

極論に思われるかもしれません。

誰かを否定する行為は、その人の人生を奪うことです。たった一回の否定が、その人生を狂わせることだって珍しいことではないはずです。

キッカケは些細なものです。

それが、ドミノ倒しのように連鎖していき、やがて大きな力へと変わっていきます。そして、大きな問題を引き起こしてしまうんです。

たった1回、1g程度の否定が、全身に行き渡り、それが信念(中核信念)となっていきます。その信念に従い、自分を責めるようになるでしょう。その後は、自分で自分を破滅させていくのです。

相手のためにも、あなたのためにも、人格を否定してくる人とは、関わらなくて大丈夫です。それも、自己肯定感を高めやすくする1つの手段です

もちろん、距離を取ることができなければ、自己肯定感が高まらないというわけでもないので、そこはご安心ください。

自己肯定感なんて低くたっていい。【諦めは救い】

この記事を否定する内容に感じられるかもしれないですが、そんなことはありませんのでご安心ください。

自己肯定感なんて低くてもいいんですよ。

むしろ、自己肯定感が高くないといけないという考え方が、自己肯定感の邪魔をしているんですよね。

自己肯定感が本当に高い人って、そもそも自己肯定感なんて考えていませんよね。

欲望と同じで、自己肯定感も必要以上に求めれば、遠ざかってしまいます。

自己肯定感は「自分の存在を認められている状態」のことであり「存在を認めないと。。」と思っていれば、ただただ認められてない現実を自覚させられるだけなんですよね。

心理学の父、フロイトが創始した精神分析の観点で説明すると、

自己肯定感を高めようと意識的に思うほど「今の私は、自己肯定感が低いんだ。」という現状を無意識が自覚してしまう。

ということになります。

わかりやすく言うと、
「〇〇しないといけない」と思えば思うほど、「〇〇できていない自分」を脳に刷り込んでいくみたいなことです。

人間の脳は、無意識に従って生きるため、上記の考え方をしている限り、自己肯定感は一向に高まりません。

自己肯定感が最上級に高い人は、そもそも自己肯定感など気にしません。自己肯定感が高かろうが低かろうが、どっちでも良いはずなんです。

自己肯定感を高めたいと思っているのに、自己肯定感を高めたいと思ってはいけないって、不可能じゃないですか?じゃあ、私たちは一体何をすればいいのでしょうか?

そうなると思います。分かります。

大事なのは「理想を手放し、今に集中すること」です。

アレがないとダメなんだ。

という、完璧主義に陥ってしまった時は、

もちろん、ソレはあった方がいいけど、別になくても私は大丈夫だけどね。

と、硬直化した考えを1つずつ、柔軟にしていく必要があります。

誰だって、自信なんかないんですよ。

自信がないのは、当然です。

自信は、後からやってくるものであり、自分の力でコントロールできる代物ではありません。

意識的に「自信よ!こい!」と思って、本当にきてくれたら、誰だって簡単に自信が身についているはずです。でも現実、そう思えば思うほど、自信は離れていきます。

じゃあ、どうするか?

自信なんかなくたっていいって、積極的に手放すこと。

自信がないからできないんじゃなくて、自信がなくても小さくやってみれば良いんです。
どこか失敗してはいけないのではないかと思ってしまうこともあるでしょうし、私もよく思います。

自信がなくても良いから、自分のペースで、小さく半歩でもいいから、前に進んでみるだけでいいんです。

読者の悩み

でも、続かないし。

大丈夫です。続かなくて良いんですよ。また、別のことをただ小さくやってみれば良いんです。

自分の心の中の

ちょっと、やってみようかな!

という声に、耳を塞がないであげてほしいです。それが、自分に正直に生きる習慣です。

自信がなくてもいいし、怖いものはやっぱり怖いですよね。それでも大丈夫です。

ちょっとだけ、やってみようかな。

自分の声に耳を傾けて、やってみてほしいと思います。

続かなくてもいいです。

「どうせ…」とか。「自分には…」とか。

って、嫌になることもあると思います。それでも大丈夫です。

また新しく、

ちょっとだけ、やってみようかな。

と思って、繰り返しやってみてください。

 

悩む読者

でも、それって無駄じゃない?意味なくない?

って、心の中で思ってしまうこともあるでしょう。

それでも良いんです。無駄かどうかなんて、今ではなく、いつか分かることなんですから。

本当に無駄ではない価値のあるものは、今の自分が無駄だと思っていることの中にあります。

始める前の自分では、その判断がつきません。長い目で見れば見るほど、無駄でないことが分かってきます。むしろ、無意味なことの方が少ないことも分かってきます。

全てが無駄ではないし、全てに意味があるからこそ、やることの優先順位を決めて、取捨選択していかなければなりません。

できなかったら?もし、何も見つからなかったら?

と、不安の声が聞こえるかもしれません。

それでも大丈夫です。何かができるようになるためにも、何かを見つけるためにも、絶対にその過程が必要になります。できなかったから、見つけられなかったから、絶対に不幸になる訳ではないですよね?そんなことで、幸せを決定することはできません。

上手くいかなくても、間違いなくその経験は蓄積しているし、人生単位でみれば、間違いなく前に進んでいます。それが、他の分野で「できる」「見つかる」につながります。

でも、それならやらない方がマシなんだけど。

と、メリットやデメリットのバランスを考えてしまう自分が出てくるかもしれません。

それでも大丈夫です。

せめて、自分だけでも大切にしてあげてほしいです。自分を大切にするということは、自分の好奇心に耳を傾けて「ちょっと、やってみたいな。」に応えてあげることなんですよ。

その何回かに一回は「ちょっと続けてみようかな。」になっています。

人生とは、その繰り返しでありながら、同じところを繰り返すわけでもないんですよね。
過去の経験を積み上げながら、大きくなりながら繰り返しています。

最後にはなりますが、

  • 自己肯定感を無理に高めようとするのはやめてあげてください。
  • 焦ってしまう気持ちは痛いほどわかりますが、焦りは禁物です。
  • 自己肯定感を高めているはずが、下がってしまいます。

だから、自分を大事にしてあげてください。

カタツムリでもいいから、自分のペースで前に進んでいきましょう。

この記事をキッカケに、あなたはあなたの人生を生きていくようになります。
私は、それを信じています。私は、自分に対して、厳しいあなたを誇らしく思います。

何度も言いますが、自分のペースを決して忘れないでくださいね。

心がフワっと軽くなる魔法の問いかけ【逃げ場のないあなたへ】

頑張っても自信が持てず、もうどうすれば良いのか分からなくなったあなたへ。

上手くいかなくて、

やっぱり、自分にはムリなんじゃないか、、

と、さらに自信を無くしてしまっていませんか?

大丈夫です。

私も上手くいかないことばかりですよ。

認められない自分であっても、認めてあげてください。。

「そんなのムリ。どこをどう認められば良いのか、もう分かんないよ。」

自分の未熟さ、愚かさ、ダメダメさを突きつけられて、なんで自分が存在しているのかも分からなくなり、ひたすら自己嫌悪したくなる時があると思います。今がそうかもしれないですね。

分かります。

でも、やっぱそれでもなんですよ。そんな時だからこそなんですね。すぐにはムリだからこそ、認め続けるんです。自分と関わり続けるんです。

あなたの体、あなたの心を認めてあげられるのは、他でもなくあなただけです。

私は、

  • 自分に対し、誠実であろうとしているあなたを誇らしく思います。
  • 自分を許せず、諦めそうでも尚、踏ん張っているあなたを尊敬しています。
  • 一歩でも、前に進もうとしているあなたを心の底から応援しています。

今回は、そんな自分に厳しいあなたのために、気持ちをリセットする魔法の問いかけをご用意しました。

上手くいかず焦っている時にこそ、自分に問いかけてみてください。

問いかけることに意味があり、その問いかけに答える必要はありません。

【おすすめの読み方】

  1. ご自身の日常生活とリンクさせながら、読んでみてください。
  2. 自分とは関係なさそうな問いは、ポンポン飛ばしてください。
  3. 答えられない問いかけがあっても、気にしないでください。

それでは、自分との対話を楽しんでくださいね!

魔法の問いかけ!【回答不要です】

Q.何かを始めるときに、全てに手をつけようとしていないですか?
Q.やっていることで、捨てられるものがあるとしたら、どんなものがありますか?
Q.今、溜まっているものを全て箇条書きにしてみてください。やることは明確になりましたか?
Q.本当にやらなきゃいけないものだけが残っている状態ですか?
Q.そもそも、やる必要のないものはどれですか?次に、今やらなければいけないものはどれですか?最後に、今考えなくていいものはどれですか?
Q.人間の脳は、思っているほど優秀ではありません。今、やることを3つだけに絞ることはできますか?その3つだけを考えられていますか?
Q.改めて聞きますが、それは、本当に今やらないといけないものなのでしょうか?
Q.誰かに頼るのは申し訳ないと思って、一人で抱え込んではいないですか?
Q.自分だけでなんとかしなければいけない。。なんて思っていませんか?
Q.誰かにちゃんと相談できていますか?相談するとしたら、誰にしますか?
Q.辛い時に、優しい言葉をかけてくれる人はいますか?その人は、今苦しんでいるあなたになんて声をかけてくれそうですか?
Q.優しい言葉をかけてくれる人に対して、どんな感情を抱きますか?その人のために、何かできることはありますか?
Q.自分だけが我慢すればいい。。と、どこかで思ってはいませんか?
Q.今日も積極的に、前向きに、思いっきり諦めることはできましたか?
Q.自分に期待しすぎて、苦しくなってはいませんか?自分は、思っている以上に、大したことなんかできないですからね。でも、だからこそ人間なんですよ。自分への期待を全て捨てて、自信を持って進んでみてはいかがでしょうか?
Q.自分を許せない時「仕方ないじゃん。」「そういう時もある。」「だって、人間なんだから。」って、声をかけられていますか?自分を許すために、今、何ができそうですか?
Q.失敗を非難してくる人に、振り回されていませんか?その人は、あなたのことを本気で理解してくれていますか?失敗したなら、改善すればいいだけです。その人に脳のエネルギーを使っても、その人の思うツボです。ならば、今、何をしますか?
Q.「なんで、私は、、」と割り切ることができなかった時、「まあ、それだけのこと。」と一言添えられていますか?自分に厳しい自分を、どうやって諦めますか?
Q.完璧を求めて、辛くなっている自分を見かけた時「本当にそうじゃないといけないの?」と問いかけられていますか?完璧ではない自分を許すことは、悪いことなのでしょうか?認めたら、負けなのでしょうか?それよりも、未完成な状態から、少しでも完璧に近づいていくことの方が大切なのではないでしょうか?
Q.「〇〇がないからできない。」と一歩を踏み出せない自分に「まあ、確かに〇〇はないけど、とりあえずやってみない?」と声をかけられていますか?初めの一歩って、すごく怖いですよね。大丈夫。まずはめちゃくちゃ小さくても良いから、テストでも良いから試してみませんか?引き返すことは、悪いことではないですよ。
Q.どんな決断も「自分が決めたことだから仕方ない!」と許せていますか?誰かに決断を任せてしまうと、その人を恨んでしまうこともあります。自分で決断するから、イヤなことがあっても納得できるんです。自分に納得できる人生を目指してみませんか?
Q.どんな小さな決断でも「私は。」を主語にできていますか?
Q.誰かに決断を委ねるときは、「その人に委ねたのは自分自身だ。」だと言い聞かせられていますか?どんな結果であっても、自分で決めたことだと思えていますか?
Q.自分で決断したことに対して、どんな言葉で褒めてあげますか?
Q.「あーすればよかった。」「あっちにすれば良かった。」と後悔してはいないですか?私たちは、選択しなかった方を正解だったと思いたくなるクセがあります。それでも、逆を選択していたら、本当に良い方向に進めていたのでしょうか?
Q.逆の選択をしていたら、長期的に考えても良い選択だったのでしょうか?この先も、長い人生を生きていく上で考えても、その失敗は間違いだったのでしょうか?
Q.逆の選択をいくら想像しても、それはあなたの人生ではありません。上手くいっても、いかなくても、選択したものこそがあなたであり、あなたの人生なのではないでしょうか?これ以上、あなたではないことについて、考えることはやめにしませんか?
Q.過去に戻ることはできませんし、後悔が絶えることもありません。ならば今、後悔している私たちは、どう生きていくのが賢明なのでしょうか?
Q.自分で選択した道を正解にしていくために、あなたはこれから何をしますか?
Q.何か良いことや良い出会いがあった時、そのキッカケを与えてくれた自分や環境に心から感謝できていますか?その良い出来事は、本当に偶然だったのでしょうか?
Q.どこかで、偶然を見過ごしてはいないですか?小さな偶然、小さな良いことは、毎日あなたの目の前にやってきているはずです。小さなことに、感謝できていますか?偶然に、感謝できていますか?その全てを引き起こした自然に感謝できていますか?たまにで良いので、意識してみてください。
Q.自分が悪いのではないかと思ってしまうことはないですか?それは、本当にあなたが悪かったのでしょうか?
Q.自分の責任だったとして、それは自分が悪いのではなく、自分のやった行為が上手くいかなかっただけではないのでしょうか?
Q.自分を責めすぎてはいませんか?次も自分を責めないように、どうしていくのが良いのでしょうか?今回の場合なら、どうしたら良かったのでしょうか?どうしていたら、自分を責めないであげられたのでしょうか?
Q.公私混同して、全て自分のせいだと思ってしまうことはないですか?自己中心的になってもいいので、一度、自分を切り離してみてください。それは、本当に”あなただけ”のせいだったのでしょうか?他にはどんな要因が考えられますか?
Q.自分のせいだったとして、それは事前に回避できるものだったのですか?今回失敗しなくても、いつかどこかで、その失敗をする可能性があったのではないでしょうか?早めに、それを経験できたからこそ、今できることがあるのではないでしょうか?そう考えてみて、今、何をしますか?
Q.もし、目の前で、自分と全く同じ悩みで行き詰まっている人がいたとしたら、その人に、どんな声をかけてあげますか?その言葉をそのまま自分にかけてみて、どうですか?
Q.憧れる人はいますか?この人みたいになりたいって思う人はいますか?その人なら、今のあなたになんて声をかけてくれそうですか?その人が、あなたの立場だったら、どんな行動を取っていそうですか?
Q.モヤモヤしたときは、感情を全て吐き出せていますか?自分勝手で良いので、今思っている感情をありのまま文章で表現してみてください。「本当はこう思ってるのにな。」と引っ掛かっているものはないですか?引っ掛かっているものを理性で無理やり押さえつけてはいないですか?
Q.頭が真っ白になって、何も考えられなくなった時、自分を受け入れられていますか?「ダメダメ。」「ヤバい。」と余計に、頭を真っ白にさせてしまうことはないですか?人一倍、真面目で、責任感が強いとそうなります。そんな時ほど、自分との向き合い方が大事なんです。頭が真っ白な自分に、なんて声をかけてあげますか?
Q.先のことばかり考えて、呼吸が浅くなってしまうことはありませんか?立ち止まること、何もしないことに対し、強い恐怖を感じていませんか?本当にこのままでいいのかな?と、いつも何かに追われている感覚になってはいないですか?
Q.焦って、心に余裕がなくなることはありませんか?心に余裕がなくなって、何も考えられなくなってしまうことはないですか?もうこれ以上、頭に何も入ってこないようなときはありませんか?そんな瞬間だからこそ、立ち止まって、3回、ゆっくり、深呼吸してみてください。その時の脈拍や心臓の鼓動、体内の呼吸の出入りはどうなっていますか?何も考えず、感じてみてください。
Q.自分がやったことに見返りを求めてしまうことはないですか?私もあります。何かを与えることのできた自分をちゃんと褒められていますか?
Q.自分のした行い自体に意味があると実感できていますか?何かを与えることができた時、幸せを手に入れた喜びを感じられていますか?何も実感できなくても「幸せが入ってきている。」と仮定して、全身で感じてみてください。
Q.自分の行動の主語が「誰かのため」になりすぎてはいないですか?もっと、「自分のため」にできることってないですか?自分のために生きることは傲慢なことではないですよ。むしろ、自分のために生きて、それが誰かの役に立てられたら最高(win-win)じゃないですか?
Q.自分が幸せでないのに、誰かを幸せにすることはできるのでしょうか?そう考えた時に、自分を犠牲にして「誰かのために」生きることは、本当に「誰かのため」になっているのでしょうか?自己犠牲や謙遜を美徳とする文化に消耗してはいないですか?
Q.「こんなはずではないんだ。」と、どこか自分に期待しすぎてしまうことはないですか?その時、「あ、今、自分に期待しすぎちゃっているな。」と現状を認識することはできていますか?そっと、つぶやくことはできますか?
Q.効率ばかりを意識して、自分の期待値を高く設定しすぎてはいないですか?自分の期待に応えられず、罪悪感に苛まれる時間を考えても、本当に効率的だと言えるのでしょうか?自分の期待値を最大限低くしていくために、どうしていくのが良いのでしょうか?
Q.効率やコスパに支配され、ムダや効率的ではないことをしている自分に罪悪感を感じてはいないですか?何が、そんなにもあなたを焦らせているんですか?効率を極めた先に、一体、何があるのでしょうか?何が残るのでしょうか?
Q.早く成果を出すことがそんなにも大事なのでしょうか?生まれてから、死ぬまでの人生を長い目で考えてみて、速く成功することが最も偉大なのでしょうか?20代で成功した人と、60代で成功した人は、どちらの方が偉いのでしょうか?そもそも、人生で偉くある必要はあるのでしょうか?
Q.「速さ」=「優秀」という風潮に疲れ切ってはいないですか?本当に遅い人は能力が低くて、早い人は能力が高いのでしょうか?遅い人にしかない能力には何がありますか?遅いからできることには、どんなことがあるのでしょうか?それを理解して、これからどう活かしていきますか?
Q.何をやっても上手くいかなくて、我慢できなくなるようなときはありますか?そんなどうしようもない日には「そんな日もあるよね。今日は自分に期待しないで、労ってあげる日にしょう。」と、意識的に省エネモードに切り替えることはできていますか?
Q.「ありがとう。」を1日に何回言いましたか?明日から、その回数を増やしていくために、何ができそうですか?
Q.一人でいる時、ドッと疲れが出てしまうことはないですか?ふとした時に、脳内で反省会を開いてはいないですか?一人でいるときは「どれだけ自分を肯定できるか?」を競うゲームだと思ってください。ドッと疲れたとき「今日は本当によく頑張ったね。」と、自分を慰めてあげられていますか?
Q.誰かと競争していないですか?向かうべきゴールも、向かうべき方向性も、人の数だけ存在します。そんな中で、誰かと同じゴールを目指してしまってはいませんか?
Q.やっぱり、周りが気になって、比較するのをやめられないですか?その人はその人で、あなたはあなたの向かうべきゴールはあるはずなのに、比較することは可能なのでしょうか?
Q.周囲に目を向けて、劣等感を抱いてしまうことはないですか?周りの人は、あなたが思っているほど、幸せなのでしょうか?あなたは、本当に不幸なのでしょうか?ひょっとしたら、周りの人も、あなたと同じ感情を抱いている可能性はないですか?
Q.「認められたい。」欲求を抑えないといけないと思ってはいませんか?自分自身を認めてあげられていますか?そうやって、誰かを認めてあげていますか?
Q.誰かに嫉妬している自分、ひがんでいる自分がイヤになることはありませんか?私もすごくあります。でも、よく考えてみてください。その人が幸せだと、あなたは不幸になってしまうのでしょうか?幸せとは、それほどまでに限られたものなのでしょうか?あなたも、その人も、幸せになることは不可能なのでしょうか?
Q.「逃げてはいけない。」とどこかで思ってはいませんか?逃げてしまったら、もう前に進むことはできなくなってしまうのでしょうか?逃げないで、自分を痛みつけることが本当に正しい行いなのでしょうか?
Q.感情が抑えられず、パニックになりそうなときはありませんか?このまま感情に支配されてしまうのではないかと怖くなることはないですか?その時に必死に抑え込もうとしてはいないですか?その感情にもっと耳を傾けてあげてください。もっと、理解してあげてください。何かメッセージがあれば、言葉や文章にしてあげてください。頭の中のもう一人の自分はなんて言ってますか?
Q.誰かにストレスをぶつけられてはいませんか?その時は、すぐにその場から離れることはできていますか?自分だけの時間と場所を確保してあげられていますか?気持ちをリセットする場所はありますか?感情を全て吐き出せていますか?耐え切った自分を誰よりも褒め称えることはできていますか?
Q.不安で眠れない時は、眠くなるまで、その感情を吐き出し続けられていますか?ストレスを溜め込んでいれば、頭の中で回り続けるだけです。全部、出し尽くしましょう。そして、自分を褒めちぎりましょう。眠くなるまで。
Q.人の裏ばかりを考えてしまう自分が、イヤになることはないですか?純粋な人を見ると、つい「自分は悪い人なんじゃないか。」と思ってしまうことはないですか?大丈夫です。裏を知ることができるということは、表を知ることができるということです。初めは、偽善で良いので、その人の表を積極的に褒めてみてください。偽善も繰り返せば、本音になっていくのではないでしょうか?その後の効果は、あなた自身が体験していくことになります。
Q.友達が沢山いる人を見て、羨ましいと思うことはないですか?その人は、孤独を感じることがないのでしょうか?孤独を感じる度合いは、人数で決められるものなのでしょうか?一人でも、人生を豊かに生きている人はいないのでしょうか?
Q.SNSで楽しそうな人を見て、羨ましいと思うことはないですか?その人は、本当に満たされているのでしょうか?キラキラすることや注目を浴びることは、幸福な人生にはどんな関係があるのでしょうか?
Q.自分に足りないものを誰かが持っていると、欲しくなっていまうことはないですか?いつの間にか、周りを見る視点が”自分の持っていないモノ探し”になってはいませんか?
Q.「自分には何もない。」と思ってはいないですか?その時、何と比較していますか?誰と比べていますか?この世にあなた一人しかいないと想像してみてください。自分にあるものをどう使っていきますか?どう活かしていきますか?今は価値を感じられなくても良いので、その部分だけにフォーカスしてみませんか?
Q.「自分は何者でもない。何もできない。」と、自分の存在価値を感じられなくなることはないですか?何者でもありませんし、何もできていないのも当然です。だからこそ、何者にでもなれるし、何にも囚われる必要がありません。もはや、何もないことを肯定し、頭の中を真っ白にしてみませんか?どうせ、人生は短いんですから。
Q.「自分で何とかなる範囲」と「自分ではどうしようもない範囲」を明確に把握できていますか?「自分ではどうしようもない範囲」ばかりに意識が向いて、落ち込んではいないですか?
Q.自分にできることだけを最大限やって「あとは運に任せる。」と割り切れていますか?やれることをやった自分に価値があるのではないでしょうか?
Q.でも、他人の反応が気になってしまいますか?他人は、本当にあなたに興味があるのでしょうか?あなたは、集合写真で、一番最初に誰の顔を探しますか?
Q.人間は、自分に一番興味があり、自分を認めてほしく、自分に好意を持って欲しい生き物です。他人は、あなたに一切興味がありません。私も、その一人にすぎません。そう考えた時、あなたはこの先、どうして生きていきますか?あなたは、どうしていきたいですか?
Q.そもそも、あなたはなぜ頑張っているんですか?頑張る前に、頑張る目的を定めると良いですよ。そしたら、頑張らなくて良いことが見つかり、楽になります。そして、頑張りたいものだけに集中できます。改めて、聞きます。あなたは、何に向かって、頑張っているんですか?
Q.生きる意味が見つからず、迷走してはいないですか?生きる意味の答えは外にはありませんし、そもそも生きる意味なんてものは存在しません。だからこそ、あなた自身で好きなように意味を付けることができるんです。なので、今を楽しむために、生きる意味を仮設定してみてはどうですか?
Q.これだけは絶対に許せないと思うことはないですか?他は仕方ないとしても、こんな状態、こんな人は許せないと思える光景を、思い浮かべてみてください。過去の経験から、探してみても良いでしょう。次に、その”許せない何か”をあなたが取り除いている場面を想像してみてください。まずは、あなたがそのための行動と発信をしてみることが重要です。ひとまず、それを生きる意味にしてみてはどうですか?その先に、答えがあるかもしれないですよ。

他に相談できる人がいない…そんな方のために。

「他に相談できる人なんていない。でも、自分一人ではどうすればよいのか分からない。」

深い悩みだからこそ、誰にも相談できない。

漠然とした悩みだからこそ、どこに相談すればよいのか分からない。

でも、誰かに相談しないとまた同じ繰り返し。もう、一人で耐えるのは疲れた。これ以上は限界。先が見えないし、この状態がずっと続くなら、もう無理。。

このように、誰にも相談できないような悩みはありませんか?

話せば楽になるのに、話せない。。

このもどかしさを解消するために、カウンセラーがいます。

心の平穏を取り戻して、自分らしく人生を生きてみませんか?

自分らしく生きられるようになったら…

  • どんな自分でも受け入れられるようになり、深く落ち込むことがなくなっている。
  • 自分に囚われたり、他人に嫉妬したりしなくなり、毎日を純粋な気持ちで楽しむことができている。
  • 些細な出来事に心が満たされ、自分にも他人にも優しくなれる。
  • 自分のことが好きになり、強みや長所をフルに発揮することができるようになっている。
  • やりたいことが見つかり、自分の人生の生き方を自分で決めることができている。
  • 自分で自分を満たすことができ、他の人に与えることができるようになっている。
  • 自分の存在が誰かの役に立っている実感が湧き、自分に自信がついてくる。
  • 信頼し合える真の仲間ができ、意識的ではなく自動的に幸せになっている

上記のメリットにご興味のある方は、ぜひ当カウンセリングルーム「well.be.mind」のホームページをご覧ください!

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まとめ

上記で説明した『整える3つの習慣』『究極の7つの習慣』『自己分析』を実施していただくと、今後は自信や人間関係で悩むことは一切なくなり、自分らしさ全開で、人生を楽しむことができますよ。

最後に、もう一度内容を確認しましょう。

  • 自己肯定感とは、どんな状況でも自分の存在を認められるということ。
  • 自己肯定感は、他者からの評価ではなく、自分が自分に対する評価である。
  • 自分ができることである能力価値と、自分は生きても良いと思える存在価値は全くの別物である。
  • 自分の価値を認められると、自分の価値を主張する必要がなくなる。これが自己肯定感が高い人の特徴である。
  • 自分の価値を認められないと、自分の価値を認めさせようと行動する。これが自信過剰な人のの特徴である。
  • 自信過剰な人は、自分にしか興味がないので、その人の言葉を間に受ける必要はない。
  • 過去の経験から自分の可能性を信じる力を自己効力感と言う。
  • 自己肯定感を高めるとは、当たり前のことを当たり前だと思わず、継続していくこと。
  • 現状の自分を認めると自己肯定感は高まり、現状の自分を否定すると自己肯定感は低くなる。
  • 自分で自分を認める回数を増やすと、自己肯定感は高まる。
  • 自己肯定感は、100%自己評価であるため、環境を変えることなく高めることができる。
  • 自分を認める回数を増やすためには、捉え方を変える訓練が必要になる。
  • 他者承認から自己承認へと移行することで、持続的に自分を満たすことができるようになる。
  • 自己承認のステップは、自分を認める習慣を持つことがカギになる。
  • 物事には捉え方が2つあり、その選択権は常に自分にある。つまり、自分次第で、未来は変えられる。
  • 無意識のくだらない選択の積み重ねが、自己肯定感に強く影響している。
  • 無意識の選択にアンテナを張り、意識的に選択し直す訓練が必要になる。それがリフレーミングである。
  • 無意識の選択を否定してしまうと、リフレーミングできないので注意が必要になる。
  • リフレーミングの目的は、ポジティブに変えるためではなく、他の選択肢を発見するためにある。
  • 事実と解釈を分離して考えることで、フラットな視点に立ち返ることができるようになる。
  • 承認・儀式・健康を整えると、無理せず自己肯定感を高められる。
  • 承認するとは、自分を許す習慣のことを指す。
  • 意識的に自分を褒め、認め、慰め、諦め、休ませることができると、自分を理性的にコントロールできるようになる。
  • ルーティンに生きるということは、他人のルールで生きるのをやめ、自分のルールで、自分らしく生きることを目指すということ。
  • 翌日の自分を最高の状態にするために、ナイトルーティンから初めてみよう。
  • 健康でいることは、正しい行いをした時に、脳が正しく反応してくれるために存在している。
  • 自己肯定感を高める前に、当たり前の心地よさを保つことが大切である。
  • 質の高い睡眠時間に投資することで、自発的に何かをしたい気分になり、自分を大事にできる。
  • 日記を書くことで、感情に支配されることがなくなり、互いに肯定し合える人間関係を構築することができる。
  • 散歩することで、小さな出来事に感動できるようになり、幸せを感じる体質ができあがる。
  • 読書することで、勇気が湧いてきて、自分を肯定したくなる。
  • 運動することで、根拠もなくやる気や自信が身につき、スッキリとした気分を味わうことができる。習慣になれば、胸を張って、堂々と歩けるようになる。
  • 瞑想することで、ストレスや不安に振り回されることなく、その時、その瞬間を深く味わうことができるようになる。
  • 日常を豊かにする趣味を持つことで、自分のメンタルをコントロールできるようになる。
  • 人生を豊かにする趣味を持つことで、自分と他人を幸せにすることができる。
  • 自分を知らないのに、自分を肯定することはできない。
  • 知らないものは怖い。知っているものは怖くない。だから、知る。肯定には、理解が必要不可欠なのだ。
  • 影響されやすい人は、心から尊敬できる人に影響されるのが良い。
  • 自己分析は、許せない自分と我慢比べをして、諦めてしまう行為のこと。
  • 自分を深く理解したものだけが、自分の信念に従って生きることができる。
  • 自分を深く理解している人は、理解できていないことをちゃんと理解している。
  • 悪いレッテルを貼ったままだと肯定できないため、理解することを決して諦めない。
  • 深く理解することで、等身大の自分を肯定的に捉えることができる。
  • 自己分析を通して、自己肯定感を高めるステップは、理解、承認、肯定、開示、表現である。
  • 人は、思い浮かべたものを書き出すことで、深く探求することができる。自己分析にはメモが欠かせない。
  • 感情的に書き出し、客観的に眺めることで、自己理解の質を高めることができる。
  • 自分の欠点は、見方によって長所に変わる。欠点から生まれる美点を探すのが自己肯定である。
  • ある特徴を欠点と捉えるか?美点と捉えるか?決定するのは、自分次第である。
  • 人は隠し事をして生きると、バレるのが怖くなり、自分を偽ることに必死になる。
  • 自分を偽るということは、ありのままの自分を受け入れることができていない状態を指す。
  • 自己開示とは、隠し事を極限まで減らし、身軽に生きる手段になる。抱え込んだ荷物を捨てて、手ぶらで歩き出していく行為である。
  • 無理に自分から話さなくても、話せる状態にできているだけで、すでにコンプレックスを克服している。
  • 新たに発見した自分の強みを自分以外の人の問題を解決するプランを立てて、実行していくのが自己表現の段階になる。
  • 自分の価値(強み)を提供できるフィールドを決めて、価値を磨き、価値を提供していく。このサイクルを回すことこそ、自分の人生を生きることになる。
  • 自分の人生を生きるとは、自分の強みを活かし、それを誰かに貢献できるカタチにすること。
  • 自己肯定感が高まると「与えられたい」から「与えたい」に変わる。
  • カッコつけた文章ほど、つまらないものはない。誰にも見せられない恥ずかしい文章こそ、あなたらしさである。
  • トラウマやコンプレックスの引き金は、出来事ではなく、自分への捉え方で決まる。
  • 過去に戻って自分を変えることはできなくても、過去に貼った自分へのレッテルを今なら剥がすことができる。
  • 過去の捉え方を変えれば、トラウマやコンプレックスを手放すことができる。
  • 自分の人生を大きく変えてしまった過去を鮮明に思い出し、当時の自分の気持ちを全身で味わう。
  • 過去の自分の本音を引き出し、誰よりも理解してあげる。そして、本音を理解した上で、過去の自分に向けて感謝の手紙を書く。
  • 過去の自分の苦労を無駄にしないために、シンデレラストーリーを描く。過去の苦労を生かすも殺すもあなた次第なのだ。
  • 人生を狂わせた最悪の出来事から、人生を豊かにするために必要不可欠な出来事へと意味付けを変える。
  • 辛い経験を打ち明けるコツは、誰よりも雑に、楽しく、笑いの要素を交えて話すこと。
  • 相手はその人の話す態度によって、聞き方を決める。だから、笑って話せば、相手も笑って聞いてくれる。
  • 笑い飛ばせれば、不幸な経験は一瞬で報われる。
  • コンプレックスを克服するとは、それすらも人生を生きていくための1つの武器にしてしまうこと。
  • あなただけしか味わえない経験、あなただけしか身に付けられない強み、あなただけしか分からない大切なものを、あなたはすでに持っている。
  • 変化し始めの時は、メンタルがデリケートにならやすいため細心の注意が必要になる。
  • 平気で、自己肯定感を下げてくる人とは、0秒で関係を断つ必要がある。
  • 関係を断つことは悪いことではない。関係を断った後に、相手がどうなろうとも、それはあなたの問題ではない。
  • 人間の本性は、優位な立場に立った時に現れるものである。
  • 自己肯定感を求めるほど、自己肯定感が低い自分を脳に刷り込んでしまう。
  • 積極的に自己肯定感を手放し、自分に正直に生きる。やりたくないなら、やりたくないと決めるし、やりたいならやりたいと決める。
  • 〇〇がないからできないと、正論っぽい言い訳を用意することをやめることで、自分にウソをつかずに生きていくことができる。
  • 悩んでいる時は、何に悩んでいるのかが分からない。私たちは、解決策を求めているのではなく、理解と承認を求めている。なので、魔法の問いかけを読むだけで、心はスッと軽くなる。

 

私は、あなたを心から応援しています。

自分と向き合い、自分に対し、少しでも誠実であろうとするあなたを、私は誰よりも尊敬しています。

一緒に、一歩ずつ前に進んでいきましょうね!

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