日記は書きたいとは思ってるけど、何が正解なんだろう。
っていうか、何書けば良いのかも分からん。
以前、日記やってたけど、長続きしなかったなぁ。
そういえば、日記って何のために書くんだっけ?
こういった疑問に答えます。
✔︎本記事の読者
- 日記の書き方を知りたい方もいれば、
- 何のために日記を書くのか目的が分からない方もいると思います。
- もしかしたら、効果を実感できず、途中で挫折してしまった方もいるかもしれません。
今回は、日記の書き方について、いくつか紹介しますので、あなたの目的に合った手法を実践してみてください。
✔︎本記事の内容
- 日記の書き方は目的から決める
- 日記を書く7つメリット【目的を見つけよう!】
- 3行日記【初心者の方】
- 記憶日記【学びを効率化したい方】
- 褒め日記【自己肯定感を高めたい方】
- 時系列日記【時間管理を極めたい方】
- 目的日記【自己成長したい方】
- 翻訳日記【自己分析したい方】
- 発見日記【思考力を磨き上げたい方】
- 自分だけの【最強日記】を作ろう!【テンプレあり】
- 「目的」と「性格」でツールを決めよう!
- 「目的のために日記がある」絶対に忘れてはいけない!
- まとめ
✔︎著者の経験
そんな私が、今回は【日記の書き方】について、詳しく解説していきます。
日記の書き方は目的から決める
日記って、何を、どう書けば良いのか分からない。。
分かります。
結論から言うと、日記の書き方は「目的から決める」のが一番良いです。
なぜなら、日記を書くことが目的になると、途中で挫折してしまうからです。
「何のために、日記書いているんだっけ?」
目的を見失うと、日記が単なる作業と化し、本来の日記の効果を得ることができなくなります。
すると、日記を書くことが苦痛になり、途中で挫折してしまいます。
いや、目的なんてないんですけど。
分かります。
なかなか、目的なんて見つけられないですよね。
でも、大丈夫です。
次の章で「日記を書くメリット」を紹介するので、その中から、あなたが興味を持ったものを選択してみてください。
形式にこだわる事は、本質的ではありません。
最終的には、自分だけのオリジナルの日記を作成するのがベストです。
繰り返しになりますが、日記の書き方は、目的に合わせて選択する事が、最も効果を実感できます。
日記を書く7つのメリット【目的を見つけよう!】
その①:記憶力の向上
日記を書くと記憶力が向上します。
自らの意思でアウトプットしたものは「長期記憶」に保存されやすいからです。
簡単に言うと、「話す・書く」をしたり、「実践」したりして、脳に記憶させる行為を言います。。
数学の公式を学んだ後に、問題集を解く行為と同じです。
覚えた知識を忘れないためには、インプットではなく、アウトプットをしましょう。
日記を書く事で、学んだ知識や、その日起こった事を長期記憶させやすくします。
特に、自分で考えてアウトプットした知識は、通常のアウトプット以上に記憶に残りやすくなります。
なので、学んだ事を「自分の言葉」にして書いてみると、学びをより一層深めることができます。
繰り返しになりますが、日記を書く事で、記憶力が向上します。
その②:時間管理の最適化
日記を書くと、時間・タスクの管理を最適化させることができます。
なぜなら、自分が1日かけている時間配分を可視化(目で把握)することができるからです。
理解できていない方もいれば、理解できていると思い込んでいる方もいると思います。
私もその一人です。
日記を書くと、何にどのくらいの時間を割いているのか、客観的に把握することができます。
- 何時に起床した
- 何時にご飯を食べた
- 何時に出かけた
- 何時に遊んだ
- 何時に風呂に入った
- 何時に動画を見た
- 何時に歯を磨いた
- 何時に寝た
このように、日記を時系列で書くと、その日の時間配分を目で理解する事ができます。
そして、驚きます。
「こんなにも無駄な時間が多かったのか!?」と。
- 「忙しいんだよね。」
- 「時間が無いんだよね。」
が、口癖の方がいると思います。
以前の私もそれでした。
反対に、忙しいはずなのに「趣味」も「勉強」も充実している方がいます。
「時間」は、「あるもの」ではなく「生み出すもの」になります。。
自分の1日の時間配分を理解しているからこそ、効率的な時間配分をすることができるのです。
時間管理術の本を読むのも非常におすすめですが、日記を習慣化させれば、時間・タスク管理を自然と身につけることができるようになります。
その③:目的達成の効率化
日記を書くと、目的達成を効率化させることができます。
日記を書けば、目的達成に必要な「戦略的思考」を身につけることができるからです。
戦略的思考とは、目的を達成するために、保有する資源を効率的に分配することを言います。
※資源とは、人、モノ、金、時間、情報など。
まあ、何言ってるか良くわからないですよね。
簡単に説明すると、ゴールに辿り着くために、自分の持っている武器を最大限に活用する「考え方」のような事です。
「戦略的思考」は、スポーツではよく使われる考え方になります。
サッカーの監督は、
- いくらで、どの選手と契約して
- どのポジションに配置し
- どういう編成で
- どういう攻め方で
- どういう試合展開をするのか
などを考えると思います。
監督以外でも、
- トレーニング器具の購入
- 練習環境の設計
- 練習内容の計画
- サポート側の選定
などを
- 限られたお金
- 限られた時間
- 限られた人
- 限られたモノ
- 限られた情報
で、進めていかなければなりません。
こう言った「考え方」のことを「戦略的思考」と言います。
日記を書くと、この「戦略的思考」を育てる事ができます。
日記は、目的達成を効率化させる最強のツールになります。
その④:精神的に自立できる
日記を書くと、精神的に自立する事ができます。
なぜなら、日記は「自己理解」を深める事に、最も適しているからです。
簡単に説明すると「自分自身を”文章”で見ることができる」ということです。
誰しも「鏡」で、自分の事を見たことがあると思います。
鏡で自分を見るからこそ、
- 白髪に気づいたり
- 髪が伸びていることに気づいたり
- 髭が伸びていることに気づいたり
- 目の下のクマに気づいたり
- 口の周りの汚れに気づいたり
- 猫背に気づいたり
- 服装の乱れに気づいたり
できます。
日記は「鏡」と同じです。
日記は、自分を「文章」に変換して見ることです。
そして、
鏡は「外見」の気づきであるのに対し、日記は「内面」に気づくことができます。
日記は「自分自身の取り扱い説明書」だと思ってください。
自分を理解して、何の意味があるの?
分かります。
しかし、自分を理解するからこそ、自分をコントロールする事ができるのです。
「理解する」=「操作できる」
という事です。
感情をコントロールできない人は、自分を理解できていない人です。
- 何に怒りを感じるのか
- 怒りを感じていることに気づけるか
- 怒りを消火させる方法を知っている方
- 怒りを抑えることができるか
何一つ、自分の扱い方が分かりません。
分かっているんだけど、抑えられないんだよね。てへペロ
分かります。
しかし、「分かっているんだけどできない。」は、理解できていないのと同じです。
自分が
- 何にイライラするのか
- 何をすればイライラしないか
- 何をすればイライラを抑えられるか
が分かるこそ、
- 事前に対策を立てられる
- 最中に客観的に気づける
- 事後に対処することができる
このように、自己理解を深めた人は、自分の感情をコントロールすることに長けています。
繰り返しになりますが、日記を書くことは、自分を知ることであり、自分を知ることで、自分の感情をコントロールする事ができます。
その⑤:思考力の向上
日記を書くと、論理的思考、本質的思考(原因の追求)、具体化思考(行動転換)が身に付きます。
なぜなら、毎日自分と向き合い、自分を成長させるために「思考」を続けるからです。
「書くこと」は「考えること」です。
自分の日常を振り返る事で、自然と「問題点」が導き出されます。
- 携帯を触る時間が多い
- 動画を見過ぎだ
- 睡眠時間が足りない
- 体調が優れない
こう言った、問題点の原因を突き止めるために、
そして、改善策を作るために毎日「思考」します。
・原因を突き止める
- なぜ、携帯を触る時間が多かったのか?
- なぜ、動画を見過ぎたのか?
- なぜ、睡眠時間が足りないのか?
- なぜ、体調が優れないのか?
・改善策を作る
- どうしたら、携帯を触る時間を減らせるのか?
- どうしたら、動画の視聴時間を減らせるのか?
- どうしたら、睡眠時間を確保できるのか?
- どうしたら、体調が良くなるのか?
このように、「なぜ?(Why)」で「何(What)」を創出し、
「何(What)」をもとに、「どうしたら?(How)」を考える事で、
圧倒的に思考力を高める事ができます。
原因が見つからないんだけど…
分かります。
実際に、原因を突き止めようとしてもなかなかうまくいかないでしょう。
しかし、問題はありません。
原因を突き止めようと「なぜ?」を繰り返す行為そのものに意味があります。
それを、毎日繰り返していくうちに「原因」を導き出す事ができるようになっていきます。
初めは、原因が分からず、もどかしい気持ちになりますが、とりあえず「仮説」を立てて、仮の改善策を作ってみてください。
そこで、
- 上手くいけば「継続」
- 上手くいかなければ、また「改善」
それだけです。
今日は睡眠時間が短かったなー。
なぜ?を突き止めても原因がわからないしな。
とりあえず仮説だけでもを立ててみよう!
きっと、夜ご飯食べた後にYouTubeを見過ぎたから、歯磨きとお風呂に時間が遅れてしまったのだろう。
じゃあ、明日はYouTubeを観る時間を歯磨きとお風呂の時だけに制限してみよう。
このように、
- とりあえず仮説を立てて、
- とりあえず改善策を作って、
- とりあえず行動すれば、
思考力は向上していきます。
繰り返しになりますが、日記で「思考する習慣」が身に付くため、思考力が爆上がりします。
その⑥:自己肯定感が高まる
日記を書くと、自己肯定感が高まります。
なぜなら、日記には、自己肯定感高める3つの要素を含んでいるからです。
・自己肯定感を高める3つの要素
- 自己成長(成長感)
- 自己理解(理解感)
- 自己承認(承認感)
・自己成長
日記を継続すると、「過去の自分」と「現在の自分」の小さな変化に気づく事ができます。
- 〇〇ができるようになった
- 〇〇に詳しくなった
- 〇〇の回数が増えた
- 〇〇が習慣化できた
小さな成功体験は、あなたの自信になります。
小さな成功体験を積み重ねることこそ、大きく自己肯定感を高める方法になります。
・自己理解
日記は「自分の事を客観的に見ること」と同じです。
自分を理解できるからこそ、自分を思い通りに動かす事ができます。
感情的になって、分かっていても自分を止められない方がいると思います。
そんな自分を見て、
- 自己否定してしまう方もいれば、
- 周りに迷惑がられて落ち込んでしまう方もいるかもしれません。
自分を理解すれば、自己肯定感を下げるリスクがなくなると同時に、自分を思い通りに動かし、自己肯定感を高める事ができるようになります。
・自己承認
日記を通して、自分を承認する習慣が身に付きます。
自分を承認する事ができれば、他者に感情を依存することもなくなり、自己肯定感を高める事ができます。
- 否定は自己肯定感を下げる
- 承認は自己肯定感を上げる
承認こそ、自己肯定感を上げる本質的な要因になります。
このように、日記には自己肯定感を高める3つの要素を含んでいます。
その⑦:幸福度が高まる
日記を書くと、幸福度が高まります。
なぜなら、ほんの些細な事に感謝できるようになるからです。
日記では、
- 自分を承認したり
- 自分を褒めたり
- 自分を理解したり
- 自分の成長を実感したり
- できない事ができるようになったり
- 知らない自分を発見できたり
- 知らなかった事が知れたり
することができます。
- 自分の自己肯定感を高める
- 自分の裁量で意思決定をする
- 自分の成長に喜ぶ
- 新しい発見に感謝する
全てが「幸福度」を高める際に、とても大切なことになります。
- 自己肯定感が高いからこそ、今の自分に幸せを感じる事ができます。
- 人は、自分の裁量で意思決定をする事に幸福を感じる生き物です。
- 自己成長を実感すると、幸福ホルモンのドーパミンが分泌されます。
- 新しい発見もドーパミンの分泌を促進させます。
日記を書いていると「あたりまえ」と思う事がなくなります。
「あたりまえ」と思うことは、幸福度を低下させる行為になります。
日記を書くことで、「あたりまえを疑う」習慣が身に付き、幸福度を高めることができます。
その他:伝える力、要約力、文章力の向上
その他にも、
日記を書くと、伝える力、要約力、文章力が身に付きます。
自分の思っている事が、なかなか伝わらない。
日記を書くと、頭に浮かんだ事を言語化する事ができるため、
「自分の意見を伝える力」
が、身に付きます。
それで、結局何が言いたいの?
そんな方も、話をまとめる力が身に付きます。
日記は、1日を総集編にしたようなものなので、自然と要約する力が身に付きます。
もちろん、文章を書く回数が増えるため、文章力も身に付きます。
3行日記【継続が苦手な方】
まずは、順天堂大学の小林弘幸教授が推奨する「3行日記」を紹介します。
3行日記とは、その名の通り3行で完結する日記の事です。
具体的説明すると、3項目1行ずつの構成になります。
・【3行日記】
- 項目1:今日一番失敗したこと
- 項目2:今日一番感動したこと
- 項目3:明日の目標
このままでも問題はありませんが、
- 「失敗」だとマイナスに捉える方もいます。
- 「感動」だと思いつかない方もいます。
- 「目標」だとハードルが高い方もいます。
なので、私なりに言い換えると、
・【3行日記】
- 項目1:今日一番改善すべきこと
- 項目2:今日一番良かったこと
- 項目3:明日やってみること
こうすると、筆が進みやすくなるのではないかと思います。
・【3行日記(例)】
- 項目1:YouTubeを見過ぎてしまった。
- 項目2:カレーに卵かけたら美味しかった。
- 項目3:動画時間を合計30分にする
このように、たった3行で完結できるため、
- 忙しい方
- 面倒くさい方
- 継続が苦手な方
には、非常におすすめです。
たった3行で、意味あるの?
分かります。
3行だけだと、あまり効果がないのではないか不安になりますよね。
しかし、大丈夫です。
- 「1日を振り返る」
- 「自分と向き合う」
- 「翌日の目標を立てる」
その行為そのものが、とても大切なのです。
反対に、字数に囚われすぎると、本質を見失いやすくなります。
繰り返しになりますが、継続が苦手な方や、日記のハードルが高い方は「3行日記」から始めてみるのが良いでしょう。
こちらの本を読むと「3行日記」の効果をメカニズムから理解できるようになります。
記憶日記【学びを効率化したい方】
記憶日記とは、その日に学んだ事をアウトプットする方法の事です。
簡単に説明すると「知識を脳に定着させるために書き出すこと」を言います。
・【記憶日記】(例)
「サンクコスト効果」:サンクコスト効果とは、過去に投下した資源を回収することができないと分かっていても、どこか期待をしてしまい、継続してしまうこと。もしくは、さらに資源を投下してしまうことを言う。私も、良くやってしまう。小さい頃に、UFOキャッチャーで同じ経験をしたことがある。アームが弱すぎて、絶対に取れないと分かっていたも、心の中で、「ここまでやったんだし、引き返せない!」と思った結果、全財産使い果たしてしまった。思い出すだけで、そても恥ずかしい経験だ。私は、どうやらサンクコスト効果で、何度も失敗してしまっているようだ。まずは、感情を依存してしまうような事に取り組むのはやめた方が良いのかもしれない。そして、何かに熱中してしまった時は、必ず「サンクコスト効果」が働いていないか?と、客観的に疑って見るようにする。
いや、それノートに書くだけで良くない?
分かります。
もちろん、ノートは、ノートとして使ってあげて下さい。
この記憶日記は、効率的な「理解」や「暗記」を手助けしてくれます。
・記憶日記のメカニズム
- その①:忘却曲線
- その②:自分事のアウトプット
その①:忘却曲線
脳は、忘れたものを思い出すと、それを「大切なんだものなんだ。」と認識します。
その結果、脳は長期記憶に保存しようとします。
その日の学びを寝る前に、日記で思い出す事で、忘却曲線を可能にします。
その②:自分事のアウトプット
脳は、自分事として、使用した知識を長期的に記憶する性質があります。
「人から言われた事はすぐに忘れても、自分が体験した事は忘れない。」という事と同じです。
その日の学びをノートに書き写すのではなく、自分の言葉で記入します。
さらに、自分の感情や、考えたことも添えると、より脳に定着しやすくなります。
また、寝る前に日記を書く場合は「脳のゴールデンタイム」を利用する事ができます。
寝る前10〜15分に考えていた事は、寝ている間に、何度も反復されます。
このように、日記は「勉強面」でも、非常に効果的な役割を果たします。
繰り返しになりますが、【記憶日記】を書くと、情報をただ”知る”のではなく、よく”理解”できるようになります。
効率的に勉強したい方、無駄な努力をしたくない方、知識を人に説明できるようになりたい方は【記憶日記】を活用してみてはいかがでしょう。
褒め日記【自己肯定感を高めたい方】
褒め日記は、自分を褒めちぎる日記の事です。
具体的に説明すると、「自分を褒めることを3つ以上」書いて、とにかく褒めちぎる事です。
・【褒め日記】
- その①:自分を褒めること①
- その②:自分を褒めること②
- その③:自分を褒めること③
・【褒め日記(例)】
- その①:課題を終わらす事ができた自分、いいね!
- その②:体を気にして、野菜を多めにとった私、えらい!
- その③:明日の準備を早めに終わらせているの俺、最高すぎる!
このように、今日あった出来事から自分を褒めてみましょう。
おすすめは語尾に「ポジティブな言葉」を追加することです。
※なので、私は「ポジティブ日記」と呼んでいます。
- 〜いいね!
- 〜最高!
- 〜流石!
- 〜素晴らしい!
- 〜絶好調!
- 〜カッコいい!
- 〜可愛い!
- 〜天才!
など、褒めるレパートリーを変えてみると、面白いかもしれません。
流石に、恥ずかしすぎるんですけどー
これは、すごくわかります。
たしかに、傍から見たら「ヤバい人」ですよね。恥ずかし過ぎることここに極まれりでしょう。
しかし、それは「傍から見たら」の話です。
恐らく、見せないですよね。
見せないのであれば、何の問題もありません。
むしろ、「誰かに見られたら恥ずかしい日記」こそ、本質的な日記だと言えます。
それが、本心なので!
でも私、褒める事ないんですけど。
私もそうでした。
自分の褒めるところがなくて、初めは1時間くらい悩んでも見つかりませんでした。
自己否定が強い方だと、自分を褒めるハードルが高いことがほとんどです。
「こんなことで褒めちゃいけなよなー。」
人に見せるわけでもないのに、否定されることを恐れがちです。
意図的でも良いので、極限まで「褒めるハードル」を下げてみましょう。
・【褒め日記(例)】
- その①:寝過ぎたおかげで、集中力がすごくて、絶好調だった!
- その②:沢山の食べたことで、幸福度を高められて、最高!
- その③:動画をみ過ぎたお陰で、ストレスを発散する事ができて、気分爽快!
このように「一見マイナスに見えること」であっても、捉え方を変えれば「ポジティブなこと」に切り替えられます。
どうしても、「褒めること=崇高なもの」だと思いがちです。
謙遜の文化が根強い日本人は尚更です。
- どんな自分も褒めていいんです。
- どんな自分も認めていいんです。
他人から批判されようが、自分だけは自分のことを認めてあげて下さい。
自分自身を好きになれない方、自己肯定感を高めたい方は、ぜひ「褒め日記」を実践してみてください。
時系列日記【時間管理を極めたい方】
時系列日記は、その日の出来事を時系列順で記入する日記の事を言います。
具体的に説明すると、「今日したこと」を時系列順に箇条書きして、それぞれ何をしたのかを書くことです。
・【時系列日記(例)】※タスク重視型
- ・仮想通貨ニュース
- ・今日の予定確認
- ・瞑想
- ・ブログ生産
- ・夜飯
- ・日報
- ・歯磨き
- ・腹筋トレーニング
- ・読書
このように、「タスク重視型」の方であれば、時系列順に「今日したこと」を羅列します。
・【時系列日記(例)】※時間重視型
- ・仮想通貨ニュース 9時30分〜10時30分
- ・今日の予定確認 10時40分〜10時45分
- ・瞑想 10時50分〜11時10分
- ・ブログ生産 11時20分〜21時
- ・夜飯 21時10分〜21時45分
- ・日報 21時50分〜22時40分
- ・歯磨き 22時50分〜23時10分
- ・腹筋トレーニング 23時20分〜23時35分
- ・読書 23時45分〜
このように、「時間重視型」の方であれば、時系列順に「今日したこと」を羅列し、それぞれの使用時間を記載します。
時間を記載する事で、「何にどれだけ時間を割いているのか。」を客観的に分析する事ができます。
あとは、
「項目ごとに詳細に記入する」もしくは、「別の欄に詳細に記入」します。
・【時系列日記(例)】:パターン①
- 【今日したこと】
- ・仮想通貨ニュース
今日は〇〇だった。
- ・今日の予定確認
- ・瞑想
今日は〇〇をした。
- ・ブログ生産
〇〇をした。〇〇だった。
次は〇〇をする。
- ・夜飯
- ・日報
- ・歯磨き
- ・腹筋トレーニング
今日は〇〇をやってみた。
- ・読書
今日は〇〇できそうになかった。
・【時系列日記(例)】:パターン②
【今日したこと】
- ・仮想通貨ニュース
- ・今日の予定確認
- ・瞑想
- ・ブログ生産
- ・夜飯
- ・日報
- ・歯磨き
- ・腹筋トレーニング
- ・読書
【所感】
- 今日は〇〇だった。
- 〇〇をしても、〇〇で、〇〇だった。
- それでも…
このように、時系列順に日記を書くと、「今日がどんな日だったのか?」を一目で理解する事ができます。
※今回は、実際の自分の日記をサンプルにしています。
繰り返しになりますが、タスク管理・時間管理を極めたい方は「時系列日記」に挑戦してみてください。
目的日記【自己成長したい方】
目的日記は、目的や目標、夢やテーマなどを日記の冒頭に書き記す事を言います。
これにより、
- 目標の再確認
- 目的意識を忘れない
- 自分の成長確認
- 方向性を見失わない
- 無駄な努力を避ける
などに役立ちます。
目標の立て方に決まりはあるの?
目標の立て方に決まりはありません。
- 長期目標
- 中期目標
- 短期目標
なんでも構いません。
大切なのは「自分がその目標にワクワクできているかどうか」です。
ワクワクできなければ、日記の継続も、行動の変化も難しいでしょう。
- 長い目標にワクワクする方もいれば、
- 短期的な目標にワクワクする方もいると思います。
自分に合った目標を日記の冒頭に書き記して、毎日、目で確認しましょう。
- ×今月は、YouTubeで「○万円稼ぐ」
- ○今月は、Youtubeで動画を「○個アップする」
もちろん、「目標」ほど個人差が顕著に現れるものはないので、正解はありません。
繰り返しになりますが、ワクワクする目標を設定するのが一番です。
・【目的日記(例)】
【〇月の目標】
- 〇テーマ
【コミットメント思考】
- ①『エッセンシャル思考』
- ②『断捨離』
- ③『非日常ゾーン戦略』
〇タスク
- ブログ 〇/〇記事
- リライト 〇/〇記事
- アルバイト 〇/〇回
- bet 〇万〇円/〇万〇円
※これは私の日記をサンプルにしています。私の場合は、長期目標を意識しながら「月単位」で、目標を立てています。
このように「目標」を毎日確認して、努力の方向を調整していきましょう。
繰り返しになりますが、自己成長したい方、目的達成をしたい方、上昇志向の強い方は「目的日記」に挑戦してみてください。
翻訳日記【自己分析したい方】
翻訳日記は、自分の頭に浮かんだことをそのまま翻訳する方法です。
「考えてから書く」というのが一般的な認識だと思います。
しかし、それを意識すると
書くことなんか何もないよ。。
と、筆が止まる人がいます。
私はずっと、それに悩まされていました。
「書くことがないから何も書けない。」と。
しかし、それは、答えが出てから書こうとしているから書けないのです。
書く前に、全ての文章を考えてから書くことなんか、超天才でない限りできません。
頭の中に、ふと浮かんだ事を【翻訳】してみましょう。
・【翻訳日記(例)】
・夜ご飯
今日の夜ご飯は、カレーライスでした。カレーに卵をかけてみたところ、とんでもなく美味しかったです。私は辛いのが苦手なので、卵で味をマイルドにするくらいがちょうどいいです。いや、でも、そもそも甘口のカレーを作れば良かったのか。とりあえず、卵を入れると味がマイルドになるという事が分かったのは大きな収穫だ。今度は、他の料理に試してみようと思う。特に、別の辛い料理が来た時には、卵をかけてみると良さそうだ。
このように、汚くて、何言っているか分からなくても良いのです。
頭の中に浮かんだイメージを
- 呼吸するように
- 感情の赴くまま
書き出してみましょう。
日記は、自分だけしか見ないので、綺麗な文章を書く必要なんかありません。
綺麗な文章を書こうとする事はやめましょう。
感情の赴くまま書く事で「メンタルブロック」を防ぐ事ができます。
理性によって、感情を制御すると、自分の本心に辿り着く事ができなくなります。
自己分析とは、自分を曝け出す事であるため、メンタルブロックを解除しなければいけません。
このような事から、頭に浮かんだものを書き記す行為を「書く瞑想」と表現する方もいます。
繰り返しになりますが、自己理解を深めて、自分の感情をコントロールしたい方は、「翻訳日記」がおすすめです。
※ちなみに、筆者のイチオシです。
要約日記【要約力を身に付けたい方】
要約日記は、その日の出来事を要約する日記です。
具体的に説明すると「今日を一言で説明する」という事です。
・【要約日記】
このように、その日の出来事をたった一文で収めなければいけません。
一文にまとめるためには、
- 要点を掴む
- 無駄を排除する
- 言葉を厳選する
- 言葉をまとめる
- 優先順位を決める
といったスキルが必要になります。
この要約力を身につけると
結局、何が言いたいの?
結論は何なの?
と、言われる事がなくなります。
何か、上司に問われた時は、この要約日記のように一言で説明してみましょう。
「結論から言うと〇〇です。」
詳細は、あとから付け足せば、何も問題はありません。
たった一言だと、なんか寂しくない?
分かります。
もちろん、1行で終わらせるわけではありません。
要約した後に、今日の出来事を詳細に記入していきましょう。
・【要約日記(例)】
今日を一言で説明すると【〇〇な日】です。
【詳細】
今日は〇〇をしました。そして、〇〇が…。
なので、要約と言うよりかは「1日にタイトルをつける」といったイメージが近いでしょう。
分かりやすく説明すると、
- 要約文は【本のタイトル】
- 詳細は【本の本文】
みたいな事です。
要約文作るのむずいわ。
分かります。
初めは、やや難易度が高いかもしれません。
でも、問題はありません。
【本の本文】から書いて、そのキーワードを拾ってから【本のタイトル】をつけるようなイメージです。
- ステップ①:1日の流れや出来事を詳細に書きます。
- ステップ②:詳細を眺めてから、いくつかキーワードを拾い、それらを組み合わせて一文で表現してみましょう。
・【要約日記(例)】
【詳細】
今日は〇〇をしました。そして、〇〇で…
よって、今日を一言で説明すると【〇〇な日】です。
人に伝えるのが苦手な方、結論を出すのが苦手な方、要約力を身につけたい方は「要約日記」を実践してみましょう。
発見日記【思考力を磨き上げたい方】
発見日記とは、その日の「気づき」を記入する方法です。
※筆者は「気づきメモ」と呼んでいます。
日記を習慣化させると、「何事もあたりまえではない」ということに、日々気付かされます。
毎日、触れるものが新鮮で、沢山の「気づき」と出会える事が多いです。
そう言った「ふとした気づき」を記入する事で、
- 自分の知らない、自分を知ること
- 物事の本質・原理原則・普遍の原理・世の中の法則に気づくこと
- 悩んでいた「問い」の「答え」を出すこと
ができるようになります。
恐らく、何を言っているか、よく分からないかもしれません。
え、何かの宗教の勧誘ですか?
もしかしたら、このように引いてしまっている方もいるかもしれません。
もちろん、宗教の勧誘ではありません。
思い出そうとしても、その時は思い出せなかったのに、別のことをしていた時に、ふと「あ!あれだ!」と、気づくのと同じです。
これは、自分が考えるのをやめても、脳がずっと考えてくれていて、何かのきっかけで答えを出してくれる仕組みになっています。※これを「無意識の自動検索」と呼んでいます。
この気づく機能は、誰にでも備わっています。
多くの方は「何事もあたりまえ」だと思っていることが多く、気づけたことに気づけていないケースが非常に多いです。
「発見日記」を習慣化させると、自然と「気づき」を得ることができます。
「あ!あれって、もしかして?」
ちなみに私は、アニメを見て、本質に気づく事がとても多いです。
「気づき」の癖が付くと、日常の全てが学びに変わります。
- 動画だろうが、
- アニメだろうが、
- ドラマだろうが、
- 映画だろうが、
- 遊びだろうが
- 会話だろうが
全てが、学びになります。
本質的な思考を身につけたい方、IQを上げたい方、毎日を充実させたい方は「発見日記」に挑戦して、突き抜けてみてはいかがでしょう。
自分だけの【最強日記】を作ろう!【テンプレあり】
察しの良い方なら、すでに気づいているかもしれませんが、今まで紹介した方法は、全て組み合わせる事が可能です。
- 人間は、生まれも育ちも同じではありません。
- 価値観も違ければ、目的も違います。
もちろん、日記にも合う合わないがあります。
自分の目的に合わせて、日記をカスタマイズしていきましょう。
・【最強日記】:テンプレート※コピペして使用していただいて構いません。
【日記】
○日付
○月○日
【○月の目標】
○テーマ
・(今月のテーマ)
○今月やること
・(今月やること)
○今日したこと
・(今日したこと)
・(今日したこと)
・(今日したこと)
今日を一言で説明すると【〇〇な日】
〇詳細(自由に書く)
(詳細)〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜(詳細)
〇反省
(反省すること)
○明日やること
(明日やること)
このテンプレートを使用すれば、今まで紹介した
- 【記憶日記】
- 【褒め日記】
- 【時系列日記】
- 【目的日記】
- 【翻訳日記】
- 【要約日記】
- 【発見日記】
を網羅する日記を作り上げることができます。
【褒め日記】なくね?
たしかに、テンプレートを見る限り【褒め日記】の欄が見当たらないと思います。
褒め日記の書き方を体に染みつけることができれば、どの形式だったとしても【褒め日記】になります。
上記のテンプレートであれば、
「〇詳細」
の欄を、褒め日記にすることができます。
初めは、かなり意図的に褒める作業が必要になります。
繰り返しになりますが、日記は目的に合わせて自分なりにカスタマイズする事ができます。
人は生まれも育ちも違うため、合う合わないも人の数だけ存在します。
最終的には、自分だけのオンリーワンの日記を作っていきましょう。
「目的」と「性格」でツールを決めよう!
日記は、手書きで書いた方が良いの?
それとも、電子(携帯)とかでも良いの?
分かります。
私も初めは、かなり悩んでいました。
しかし、結論を言うと「どちらでも良い。」というのが答えになります。
「日記」を習慣化させることができれば、正直どちらでも良いです。
でも、実際、手書きの方が良いんでしょ?
たしかに、手書きの方が「感情が動く」という面で、かなり良いです。
- 電子(携帯)で入力する「ありがとう。」
- 手で書き記す「ありがとう。」
どちらも同じ「ありがとう。」ではありますが、感情の動き方が違うのも事実です。
しかし、無理に手書きにこだわろうとして、途中で、挫折してしまったら、元も子もありません。
電子(携帯)のメリットは「効率」になります。
電子は、手書きの3〜5倍ほど早く書き記すことができます。
書くのが早い分、書きたい想いを余すことなく書き記す事ができるでしょう。
ちなみに、私は「日記」の字数は、平均2〜5千字以上に及ぶため、手書きではほぼ不可能に近いです。
なので、「電子日記」と「手書きメモ」を使い分けています。
- 自分をポジティブにしたい時
- 感謝したい時
- 感情的になりそうな時
- 疑問や不安を消化させたい時
は「手書き」でメモするようにしています。
※日記とは、別扱いとも言えるでしょう。
繰り返しになりますが、日記を書くツールは「性格」と「文量」を考慮して、決めるのが良いでしょう。
手書きが面倒くさくなった時は、電子に切り替えてみる事をおすすめします。
- 手書きは「効果」
- 電子(携帯)は「効率」
目的に応じて「手書き」と「電子」を使い分けてみるのも良いでしょう。
「目的のために日記がある」絶対に忘れてはいけない!
日記を書く事をゴールにしないようにしましょう。
自分のなりたい「目的」を達成するために日記があります。
途中で、
- 面倒くさくなった時
- 挫折してしまった時
必ずあります。
私もあります。
そういった時は必ず
「何のために日記を書いているんだっけ?」
と、問いかけてみましょう。
目的を持って日記を始めた方なら、必ず目的を思い出せるはずです。
- 「そっか、勉強効率を高めるためだ。」
- 「そっか、思考力を高めるためだ。」
- 「そっか、伝える力を身につけるためだ。」
- 「そっか、自分の感情をコントロールするためだ。」
- 「そっか、目的を達成するためだ。」
- 「そっか、自分の深く理解するためだ。」
- 「そっか、自分の目的を見つけるためだ。」
- 「そっか、人生の難易度を下げるためだ。」
- 「そっか、幸せになるためだ。」
このように、人には目的があり、その目的に近づける可能性を感じているからこそ、「継続」することができます。
途中で、何もかも投げ出したくなった時は
「何のために、日記書いているんだっけ?」
と、自分に問いかけてみてください。
本当に面倒くさい日は「テキトー」な日記でも構いません。
そんな自分も【褒め日記】で、認めてあげてあげましょう。
まとめ
以上、今回は「日記の書き方」について解説しました。
今回の内容をまとめると
- 日記の書き方が分からない方は「何で日記を書くのが?」から考えてみよう。
- 「目的」に合った「形式」を探してみよう。
- 日記を書くメリットから「目的」を探してみよう。
- 【3行日記】を書くと、継続できなかったものが、継続できるようになる。
- 【記憶日記】を書くと、単語の意味を細かい所まで、人に説明することができるようになる。
- 【褒め日記】を書くと、自分を大切に思うようになり、自分のために行動することができるようになる。
- 【時系列日記】を書くと、周りから「忙しいのに、何でそんなに充実できるんですか!?」と、驚かれるようになる。
- 【目的日記】を書くと、日々の積み上げから「俺って、こんなにも成長してるのか!」と、実感することができるようになる。
- 【翻訳日記】を書くと、自分のやりたい事に全ての力を注ぎ、苦手なモノとの関わりを極限まで減らすことができる。
- 【発見日記】を書くと、表面的な知識や情報に振り回されず、自分の考えをもとに、意思決定することができる。
- 目的に合わせて日記をカスタマイズしていこう。
- 自分だけの【最強日記】を作ろう。
- 「書く手段」にこだわらず、「継続すること」にこだろう。
- 「性格」と「文量」に応じて、書く手段を決めればOK
- 日記は目的ではなく、目的を達成するための手段である。
「目的」のために日記を書くといっても、なかなか難しいですよね。
そもそも「目的」なんてないし。
恐らく、多くの方がそうだと思います。
私もそうでした。
「日記を書きたいな。」と思って検索しただけでも、非常に、主体的な方だと言えるでしょう。
まずは、日記を書くメリットを見て、
これ良いな!
と、思ったものから取り組んでみるのが良いでしょう。
もしくは【翻訳日記】から始めてみて、自分を深く理解してから考えるのもおすすめです。
- 自分を知らなければ、自分のやりたいことは分かりません。
- 自分を知らなければ、自分を思い通りに動かすことはできません。
私は『自分を知ること』が最も重要だと考えています。
自分を知ることができるからこそ、自分に自信が持てて、自己肯定感が高まるのです。
自己肯定感について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
自己肯定感を高める方法を知りたい方は、この記事で全て網羅することができます。
是非、日記を習慣化させて、鏡の前で自然と笑顔になれるような、毎日を過ごしてみてはいかがでしょう。
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