【簡単】自己肯定感と自信は半分違う?【コスパ最強一つの習慣とは】

Life

 

 

  • 自己肯定感って、自信のことじゃないの?
  • 何が違うのか知りたいし、私にはどっちが必要なのかしら?
  • そもそも、今からでも自信って、つけられるものなの?

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。

この記事で紹介する【自信は2種類に分けられる話】を読んでいただければ、自信の全体像が理解できて、自信を上手く使い分けることができるようになりますよ!

私も【自信】についての理解を深めたことで、人間関係から、メンタルの悩みに振り回されることがなくなりました。

✔︎記事の内容

  • 自己肯定感について
  • 具体的な接し方
  • 実践するにあたっての注意点

✔︎著者の経験

私は、22年間、毒親と暮らしていました。

父親からの暴力や暴言、洗脳、理不尽が日常でした。昔は、親の期待に応えられない自分を否定ばかりしていました。

「私って、本当にダメダメだな。」って。

親に怒られないよう、とにかく必死に生きてましたね。

今では、どんな自分も認めることができるようになり、何気ない日常に幸せを感じられています。

「あ、そんなに頑張らなくてよかったんだ。」

本当の意味で、自分を許すことができた時、ものすごく精神的に楽になりましたし、人間関係まで180°変わりました。もちろん、父親とも良い関係を築けています。

記事前半では【自己肯定感と自信の違い】を、後半では【自信の優先順位と身につけ方】を解説するので、じっくり読んでみてくださいね!

自己肯定感と自信は半分違う?

「自己肯定感」と「自信」は半分正解で、半不正解です。分かりやすく説明するなら、自信というカテゴリーの中に、自己肯定感があるのです。カレーライスという食べ物が自信だとするなら、自己肯定感は「ライス」みたいなものです。

自信とは「自分の能力・価値や自分の言行の正しさをみずから信じること」(広辞苑)

このように、自分の能力も、価値も、全てひっくるめて、信じている状態のことを自信と呼びます。

自己肯定感は、その自信の中の「価値を信じること」に対応します。詳しくは、次の章で解説します。今は、自己肯定感は自信の一部なんだと理解していただければ問題ありません。

自信は2種類に分けられる話

ここで、一度、自信がある人を思い浮かべてみてください。

松岡修造さんや、アニマル浜口さんなどを想像された方もいるのではないでしょうか?

自信=「価値を信じる自己肯定感」×「能力を信じる自己効力感」の2つでできています。

一般的な、「気合い!」「やる気!」「根性!」といった自信は、「自己効力感」になります。。

この章では、それぞれの違いについて、超わかりやすく解説していきますね。

自己肯定感 (self esteem)

自己肯定感とは「自分の存在や価値を肯定すること」を言います。簡単に説明すると「何一つ成し遂げていないけど、自分は生きていてもいいんだ!私が生きていることに意味があるんだ!」と思い込める状態です。

どんな自分であったとしても受け入れられる方は、自己肯定感が高いですよ。

ウサギとカメで例えるなら、カメのような継続力があります。このように、「守りの自信」のことを自己肯定感と言います。

何が要因で、自己肯定感は高まるの?

それは以下の通りです。

  • 承認される
  • 自己を理解する
  • 自己を承認する
  • 自己を開示する
  • 自己を表現する

一言で言うなら「自分を深く知ること」で自己肯定感は高まります。

※自己肯定感を高めたい方は【一石二鳥⁉︎同時に高めるたった一つの習慣とは?】の章をご覧ください。

繰り返しますが、自分の存在そのものを受け入れることを自己肯定感と言います。

自己効力感(self efficacy)

自己効力感とは「自分の能力や成果を肯定すること」を言います。分かりやすく説明すると「これだけやってきたんだから、絶対できるよ!」と積み上げてきたものから自分の能力を肯定することになります。

自分の可能性を信じている方は、自己効力感が高いですよ。

ウサギとカメで例えると、ウサギのような瞬発力があります。このように「攻めの自信」のことを自己効力感と言います。

何が要因で、自己効力感は高まるの?

それは以下の通りです。

  • 承認される
  • 成功体験の積み重ね
  • 成功者の話を聞く
  • 成功した自分を想像する
  • 成功理由を言語的に納得する

一言で言うなら「成功のイメージをクリアにすること」で自己効力感は高まります。※自己効力感を高めたい方は【一石二鳥⁉︎同時に高めるたった一つの習慣とは?】の章をご覧ください。

繰り返しになりますが、自分の持っている能力を肯定することを自己効力感と呼びます。

結局、どっちが必要なの?【比較表で解説】

結論から言うと、どちらも大切な心持ちなので、『どっちも必要』が答えになります。

  • 自己肯定感がなければ、長続きしません。
  • 自己効力感がなければ、殻を破れません。

自己肯定感は、マラソンのように自分で補給しながら進めますし、自己効力感は100m走のように、全力を出して前に進むことができます。

カメのように確実に前に進みながらも、いざという時にウサギのような瞬発性があると便利ですよね。それと、同じです。

なので、本当に大切なのは、偏りのないことではないでしょうか?

自己肯定感と自己効力感の比較表を見て、一度自分自身を見つめてみると、新しい発見があるかもしれません。「自分はどうなんだろう?」という視点を持つことは、自己理解への第一歩です。

【比較表】

自己肯定感 自己効力感
定義 自分の価値や存在の肯定 自分の能力や成果の肯定
特徴 ありのままを受け入れる 可能性を信じる
心の声 なくても大丈夫 絶対できる
根拠の有無 無条件の肯定 条件付きの肯定
得られる力 継続力 瞬発力
達成傾向 尻上がり 即効性がある
ストレス耐性 ネガティブから切り替える ポジティブで押し切る
意味合い 守りの自信 攻めの自信
ウサギとカメ カメ ウサギ
現状の捉え方 現状肯定 現状否定
限界 追い込みに限界がある 持続には限界がある
失敗例 概念が抽象的すぎるため、肯定と正当化を履き違えることがある。 自己否定に苦しんだり、バーンアウト(燃え尽きる)してしまったりする。

 

なぜ、自己肯定感から始めるのが良いのか?

読者の悩み

あ、あの。私、自己肯定感も自己効力感もどっちもないんですけど、どうすれば良いのでしょうか?すみません。

私もそんな感じでしたので、よく分かります。

たしかに、先ほど『どちらも大切だ。』と言いましたが、実際には、優先順位があります。

結論を言うと、自己肯定感から優先して、高めていって欲しいと思います。理由は3つです。

  1. ①根本的な心の土台だから
  2. ②ずっと走り続けられるから
  3. ③自分らしくいられるから

その①:根本的な心の土台だから

自己肯定感は心のエネルギーです。人の体は、食べたものでできているように、心は自己肯定感でできています。

自己肯定感がないと、どんなに頑張っても自分を認めることはできません。そんな、毎日は辛いですよね。

だから、まずは自己肯定感を高めてから、その先を考えましょう。

その:②ずっと走り続けられるから

  • 自己肯定感は、車でいうガソリンです。
  • 自己効力感は、車でいう馬力です。

どんなに馬力があっても、ガソリンがなければ、ガス欠で動かなくなりますよね。人間も同じです。

馬力が低かろうとも、定期的に給油しながら進めば、止まることはありません。100kmを完走するレースで、99kmまでトップを走っていたとしても、ガス欠になったらゴールできないですよね。

「速い」も大事ですけど、それ以上に「ずっと」も大事なんです。

その:③自分らしくいられるから

これが、ものすごく大切な考え方になります。

自己肯定感は、努力するフィールドを教えてくれます。

たしかに、自己効力感は、努力量を高めてくれますが、その努力する場所を間違えていたらどうでしょう?あまり考えたくないですよね。

野球で、外野手のポテンシャルがプロレベルなのに、周囲から注目されやすいピッチャーを目指すようなものです。

「やってみないと分からない。」という意見も間違いではありませんが、まずは、自分の適正とは正反対に進まないように、大体の方向を定めるのが良いと思いますよ。

まとめると、「努力量」よりも、まずは、「自分に合ったフィールド」を見極めるために、自己肯定感を高めていきましょう。

【一石二鳥】同時に高めるたった一つの習慣とは?

自己肯定感と自己効力感を同時に高める唯一無二の方法は「日記」を書くことです。ただの日記ではなく、認知行動療法の治療でも使われる「褒め日記」になります。日記を書くことに抵抗がある方は「その日の自分を称える時間」という名目で取り組んでみて下さい。

夜ご飯が、疲れた体へのご褒美なら、日記は、疲れた心へのご褒美だと思ってください。もちろん、心が消耗しないような方であれば、全然やらなくても大丈夫ですよ。

紙に、たった3行書いて寝るだけで、朝パッと目が覚めて、意味もなくワクワクしたり、周囲があなたに対し、優しくしてくれるようになったりしたらどうですか?

私自身、この方法で、人間関係や自分の悩みに振り回されることがなくなりましたよ。

やり方は、シンプルです。

その日の自分を褒める内容を3行箇条書きするだけです。

【褒め日記(例)】

〇〇〇〇年〇〇月〇〇日

  1. 朝パッと目を覚まして、準備ができていたね。あれは良かったよ。おかげさまで、朝から調子が良かったんだよね。
  2. 今日は、機嫌に振り回されず、1日過ごせてたね。マジ、偉いよ。その調子でいこう!
  3. 今日、〇〇さんに、褒められていたじゃん!あれ、良かったね。普段から、そういったところに気を回していたからだよ。さすが私だね!

 

読者の悩み

そんなことで、褒められないって、、

という方もいると思いますので、次に、書く時のポイントやルールを説明しますね。

①必ず、3つ以上書くこと。

褒められない日は存在しません。くだらないことで褒めてこそ、意味があるんですから。慣れてきたら、項目を増やしても大丈夫です。

②事実5割以下:称賛5割以上

難しいことは考えず、とりあえず褒めまくる意識で問題ないですよ。

③できなかったことこそ褒める

当然、出来たことは褒めますが、出来なかったことも褒めるのがポイントです。褒める基準は人それぞれです。基準を最底辺まで下げてみましょう。

④目の前の人に話しかけるイメージ

上手く自分を褒められない方は、他人を褒めるようにしてみてください。目の前に自分が椅子に座ってると想像し、その人をベタ褒めしてみてください。上記の私の例のように、他人に話しかける口調がベストですよ。

 

まとめ

上記で説明した『自己肯定感と自己効力感の違い』を理解しながら、『褒め日記』を実践していただくと、自分や他人に振り回されることがなくなり、鏡の前で笑顔になる回数が増えますよ。

なんか、気分良いんだよね。

が、当たり前になりますよ。

最後に、もう一度内容を確認しましょう。

  • 自信というカテゴリーの中に、自己肯定感がある。
  • 自信とは、自己肯定感と自己効力感の2つの要素から構成されている。
  • 一般的には『自信がある人』は、自己効力感が高い人であるケースが多い。
  • 自己効力感は【一歩目を踏み出す勇気】である。
  • 自己肯定感は【進み続ける勇気】である。
  • 自己肯定感も自己効力感もどちらもあった方が、人生を豊かにしてくれる。
  • 順番であれば【自己肯定感】→【自己効力感】が良い。
  • 【自己効力感】→【自己肯定感】だと、精神的に辛い。
  • 【自己肯定感】の上に【自己効力感】が乗っている。
  • 自己肯定感が高いと、ゴールまで走り続けられるようになる.
  • 自己肯定感で【努力の方向性を定め】て、自己効力感で【努力量】を増やせば良い。
  • 自己肯定感と自己効力感を高める方法は【褒め日記】だ。
  • 寝る前のたった3行で、人生は大きく変えられる。
  • 日記には、自己理解、成功体験の積み重ね、自己承認などの効果がある。

 

余談ですか…

はい!これで、本編はおしまいになります。ご愛読ありがとうございました。

ここからは、楽屋トークみたいなものだと思ってリラックスして読んでみてくださいね。

興味のない方は、ここで閉じて大丈夫ですよ。

記事のテーマである自己肯定感をもっと、理解しやすくなる『進撃の巨人』の名言があったので、そちらをご紹介できたらなと思います。

まず、進撃の巨人を知らない方のために、その名言の背景から説明します。

※進撃の巨人とは、圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちとの戦いを描いたダーク・ファンタジー漫画。『wikipedia』

【背景】

訓練学校時代を振り返るシーン。田舎の狩猟民族出身の”サシャ・ブラウス”は、故郷の訛った方言が恥ずかしく、同期に対しても敬語を使って話していた。ユミルは、その人目を気にした話し方をみて、過去の苦しかった自分と重ね合わせ、我慢できなくなった。「サシャ、お前はずっと人の目を気にして、作った自分で生きていくつもりかよ!?そんなのはくだらないね。良いじゃねえか、お前はお前で!お前の言葉で話せよ!」と、サシャに喝を入れた。サシャは、その言葉に胸を打たれながらも、上手く敬語を外すことができずにいた。そんな焦っているサシャを見て、クリスタが言ったセリフがこちら。
「止めなよ!人に言われて、話し方変える必要ないよ!これがサシャが決めたサシャなんだから、今だってありのままの言葉でしょ?私はそれが好きだよ!」
  • ※アニメ:season2-27話『ただいま』(16分25秒〜16分50秒付近)

 

あなたは、どう感じ、どう解釈しましたか?

一度、考えてみてください。イメージが難しければ、一度、本編を再生してみるのも良いかもしれません。

あなたが感じたことは全て正解です。アニメや、漫画もアートの一つです。その作品に対して、どう捉えるかは、その人の自由であり、どれも間違いではないでしょう。

私は、この名言から「無条件の肯定と自己肯定感の関係性」について、学びましたね。

人目をつい、気にしてしまうことってありますよね。私もあります。

  • 恥ずかしいから。
  • 嫌われたくないから。
  • 浮きたくないから。
  • そういう人だと思われたくないから。

人目を気にして生きてしまう。その人目を気にして生きている自分に、情けなさを感じてしまう。その情けなさから、正直に生きている”あの人”に憧れる自分もいる。でも、”あの人”にはなれない。。と、絶望する自分もいる。

こんな風に、振り回されている方もいるのではないのでしょうか?

でも、”あの人”にならなくて良いんですよね。どうせ、なれないんで笑

何かになる必要はないと、思える状態こそ「自己肯定感」になります。

故郷の方言で、話すことが自己肯定感ではありません。

確かに、人目を気にしてしまう。方言を隠し、同期にまで敬語で話してしまい、指摘されてもすぐに変えることすらできない。でも、それでもいい。人目を気にしすぎたって良いじゃないか。それが、自分なんだからさ。全ては、自分が選んだことなんだし。

と、思えた時に、自己肯定感が芽生えます。

もしかしたら、自己肯定感は「積極的に諦めること」なのかもしれませんね。

多くの方が、自己肯定感って、高くないといけないって思いがちなんですよね。でも、「自己肯定感が高くないといけない」と、思っている時点で、自己肯定感は高められないんですよね。

本当に自己肯定感が高いんだったら、そんなことはどうでも良いことなので!

高かろうが、低かろうが、どちらでも良い。今の、弱い自分を受け入れられるなら…

 

非常に面白い内容なので、これだけで1記事書けてしまうくらいです。ただ、自分の価値観を押し付けすぎるのも良くないので、この辺で終わらせますね。

何か、考えるキッカケになればと思います。

こういった、アート視点で、漫画やアニメに触れると、楽しみは無限に広がりますよ。今回の名言が気になった方は、ぜひ本編を見てみてくださいね。実際に見ると、あなただけの捉え方が生まれるはずです。

無料トライアル実施中!<U-NEXT>

それでは、また別の記事でお会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました