私って自己肯定感低いのかな。よく分からないな。
もしかして、あれは、自己肯定感が低いからなのか?
アイツの行動は、自己肯定感が低いからに違いないな。
こういった疑問に答えます。
✔︎本記事の読者
- 普段の考えや行動が、自己肯定感の低さが原因なのか知りたい方もいれば、
- 自己肯定感が低い自分が、どういう思考をしているのか気になる方もいると思います。
- もしかしたら、他者の行動が自己肯定感の低さによるものなのではないかと推理している方もいるかもしれません。
近年、「自己肯定感」という言葉が注目されています。
自己肯定感とは「自分の存在をありのまま認めて、肯定すること」を言います。
特に、日本人は、世界と比べて、自己肯定感の低い人が多い傾向にあります。
これは
- 「出る杭は打たれる」
- 「多数決正義」
- 「正解か?不正解か?」
といった、日本の教育や、慣習によるものなので、仕方ない部分もあるでしょう。
自己肯定感が低い人は、どういった考え方をして、どう行動してしまうのでしょうか?
✔︎本記事の内容
- 自己肯定感が低い人あるある17選
- 自己肯定感が低い人は「承認されたい」
- 自己肯定感が低い人は「否定されたくない」
- 自己肯定感の低さを4タイプに分ける
- 承認欲求は悪いことではない
- 承認されないと解放されない矛盾
- 自己肯定感が高い人は自己承認している
- 「関わる人」を変えるのが手っ取り早い
- 自己肯定感を高めるためには
- まとめ
✔︎著者の経験
そんな私が、今回は「自己肯定感が低い人のあるある」について、分かりやすく解説していきます。
- 自己肯定感が低い人あるある17選
- その①:自分と他人を比較する
- その②:自分の能力を否定する
- その③:「才能」で自分を納得させる
- その④:自分の能力を過小評価する
- その⑤:自分の意見に自信がなくなる
- その⑥:他者に依存するようになる
- その⑦:自分よりも他人を優先する
- その⑧:周りに嫌われたくないように振る舞う
- その⑨:見えない何かに怯えるようになる
- その10:見えない何かに行動させられる
- その11:常識的、現実的思考に陥る
- その12:本気を出すことをやめる
- その13:本気を出している人を馬鹿にする
- その14:「付属品」の装備を極めるようになる
- その15:認めてもらう事だけに必死になる
- その16:「悲劇のヒロイン」を主張する
- その17:自分以外を自己中心的だと思い込む
- 自己肯定感が低い人は「承認されたい」
- 自己肯定感が低い人は「否定されたくない」
- 自己肯定感の低さを4タイプに分ける
- 承認欲求は悪いことではない
- 承認されないと解放されない矛盾
- 自己肯定感が高い人は自己承認している
- 「関わる人」を変えるのが手っ取り早い
- 自己肯定感を高めるためには
- まとめ
自己肯定感が低い人あるある17選
自己肯定感が低い人あるある17選をロードマップ形式で紹介します。
ロードマップにする事で、人間の心理的な変化を詳細に理解できるのではないかと思います。
自己肯定感が低い人のモデルを用意し、「考え方」や「行動」の変化について、順番に解説していきます。
細かいステップで解説しますが、誰しもこのステップを踏んでいる訳ではありませんので、その辺はご了承のほど、よろしくお願い致します。
✔︎自己肯定感が低いステップ
- その①:自分と他人を比較する
- その②:自分の能力を否定する
- その③:「才能」で自分を納得させる
- その④:自分の能力を過小評価する
- その⑤:自分の意見に自信がなくなる
- その⑥:周りに嫌われたくない感情が芽生える
- その⑦:自分の感情を押し殺すようになる
- その⑧:自分よりも他人を優先する
- その⑨:見えない何かに怯えるようになる
- その10:見えない何かに行動させられる
- その11:常識的、現実的思考に陥る
- その12:本気を出すことをやめる
- その13:本気を出している人を馬鹿にする
- その14:「付属品」の装備を極めるようになる
- その15:認めてもらう事だけに必死になる
- その16:「悲劇のヒロイン」を主張する
- その17:自分以外を自己中心的だと思い込む
その①:自分と他人を比較する
自己肯定感が低い人は、自分と他人を比較する傾向があります。
- 良いなぁ。
- 羨ましいなぁ。
- ああいう風になりたいなぁ。
こういった
- 他人を羨む感情
- 他人に嫉妬する感情
は、行動の原動力になると共に、自己肯定感を下げる原動力にもなります。
なぜなら、無意識に「現状の自分」と比較してしまうからです。
- SNSで、他人の投稿ばかり気になる方
- 他人の幸せを見ては、その都度「羨ましい。」思ってしまう方
は、要注意です。
その②:自分の能力を否定する
他人と比較すると、自分の能力を否定するようになります。
- 良いなぁ。俺なんて…
- 羨ましいなぁ。俺なんて…
- ああなりたいなぁ。俺なんて…
このように、他人と比較しては、すぐに自分と照らし合わせて、落ち込んでしまいます。
- 競争意識が強く、現状の自分を否定して疲れてしまっている方
- 理想に追いつこうと努力したが、挫折して自分に失望してしまった方
は、要注意です。
その③:「才能」で自分を納得させる
自分の能力を否定すると、「才能」を理由にして、埋め合わせをします。
- 自分には才能が無かっただけ
- あの人は才能があっただけ
- あれは才能だから
このように「才能」という言葉は、便利使いされがちです。
たしかに「才能」で片付けると、自分のメンタルを維持する事ができるでしょう。
「自分は仕方ない」と。
成功者や、有名人をみた時に、すぐに「才能」と判断してしまう方
は、その傾向があります。
その④:自分の能力を過小評価する
才能で自分を納得させると、「才能」を理由に、自分の能力を低く見積もってしまいます。
「才能」でメンタルが安定するのであれば、それも良いことだと思います。
しかし、その影響で、何をするにも「才能」で片付けてしまう方がいます。
俺には、才能ないから上手くいかない。
「才能」が存在するのも確かです。
しかし、「才能がない」と「上手くいかない」は、イコールではありません。
何もかも「才能がない」と決めつけ、行動しない自分を正当化させる方
は、その傾向があります。
その⑤:自分の意見に自信がなくなる
自分の能力を過小評価すると、自分の意見に自信がなくなります。
- 俺の意見なんて合ってないしなぁ。
- どうせ、否定されるからなぁ。
- 間違っているんだろうなぁ。
このように、自分の意見に自信がなくなると、人前で発言する事ができなくなります。
これは
- 他人と比較する癖
- 誰かに否定された経験
- 「正しい」「正しくない」の教育
などが、影響しています。
- 人前で発言する事ができない方
- 結論を言い切るのが苦手な方
は、その傾向があります。
その⑥:他者に依存するようになる
自分に自信がなくなると、他者に感情を依存するようになります。
「正しい判断をしたい。」けど、「自分の判断は信用できない。」
自分の意思決定が信用できなくなると、他者の意見に賛同しやすくなります。
- 優柔不断で人に合わせてしまう方
- 多数派に乗っかってしまう方
- 「みんな」という言葉に弱い方
は、その傾向があります。
その⑦:自分よりも他人を優先する
他者に判断を委ねると、自分よりも他人を優先する傾向があります。
「この人が判断したなら正しい」
という意識が強くなると、
その人の「信者」になってしまいます。
- その人が正しいと言えば、正しく
- その人が間違っていると言えば、間違っている
と、無意識に判断してしまいます。
カラスを白と言えば、白だと思い込むのと同じです。
- 「〜が言ってるなら」
- 「〜が使っているから」
- 「〜流行りだから」
などと言って、思考停止している方は、要注意です。
その⑧:周りに嫌われたくないように振る舞う
他者を優先する癖が身につくと、周囲に対しても嫌われないように振る舞う傾向があります。
- 「周りに嫌われたら終わりだ。」
- 「1人でいる事は恥だ。」
このような意識があると、周りに迎合して、人と群れるようになります。
沢山の人と群れる事で、一時的に承認されている感覚を味わう事ができます。
しかし、1人になった途端、また、寂しくなってしまいます。
- 大衆に迎合する
- 大人数で群れる
これは、裏を返せば、
「自分一人で自分を認める事ができない」
という事になります。
- 大人数で群れるのが好きな方
- 自分の意見を捻じ曲げてでも周りに合わせる方
は、その傾向があります。
その⑨:見えない何かに怯えるようになる
他者の批判や、否定を極度に怖がると、「見えない何かに」に怯える傾向があります。
- もしかしたらどっかで見ているかもしれない。
- これやったら怒られるよなぁ。
その場所にいない誰かに怯えては、自分の行動を制限してしまいます。
これは「否定」や「批判」される環境が、当たり前になってしまった証拠だと言えるでしょう。
本来ならば、あなたの行動はあなたが決めるものです。
プライベートまで、その人の判断で動く必要はありません。
昔の私もそうでした。
- 見えない何かに怯えている方
- 行動するたびに「否定」してくる人が頭に思い浮かぶ方
は、その傾向があります。
その10:見えない何かに行動させられる
見えない何かに怯えると、見えない何かに行動させられます。
自分一人しかいないのに、
- そっか、こうしなきゃいけないんだ。
- そっか、こうするべきなんだ。
と、自分の行動を矯正させようとします。
これは、誰かの「否定」や「命令」が、価値観レベルまで染み付いてしまっている証拠です。
- 「するべき」
- 「してはいけない」
これは、誰かがあなたに植え付けた価値観です。
それは
- 親かもしれないし
- 友達かもしれないし
- 恋人かもしれないし
- 夫かもしれないし
- 先生かもしれないし
- 大人かもしれないし
- 地域かもしれないし
- 国かもしれないし
- 社会かもしれない
それらが複雑に絡まったものかもしれません。
周りから
- 真面目すぎ
- 気にしすぎ
- 考えすぎ
- 固すぎ
と言われやすい人は、その可能性があります。
その11:常識的、現実的思考に陥る
見えない何かに行動させられる事を無意識化すると、常識的な思考に陥る可能性があります。
- 〜するべき
- 〜しなければいない
という、固定観念に縛られて、思考停止します。
- 「普通に考えたら〜」
- 「常識でしょ。」
- 「当たり前でしょ。」
- 「みんなそうだから。」
- 「いや、それは間違ってるよ。」
- 「だって、正しいじゃん。」
が口癖になります。
あたかも、自分が常識のある人であり、多数派にいると思い込んでしまっています。
以前の私もそれでした。
そもそも、「あたりまえ」も「正しい」も存在しません。
それは、自分が正しいと思っている「価値観」でしかありません。
- 「正しい、正しくない。」でしか物事を考える事ができない方
- 「こうした方が良い。」と、他人に価値観を押し付けてしまう方
- 「違う。」「間違っている。」と他人を否定してしまう方
は、要注意です。
その12:本気を出すことをやめる
常識的な思考を持つと、本気を出すことをやめます。
- 「ダサっ。」
- 「寒っ。」
- 「恥ずっ。」
このように、妙に冷めたい態度を取るようになります。
これは「頑張ってもどうせ上手くいかない。」という事に気づいている自分が有能だと思っている証拠です。
世の中の真理を理解して、「諦める」姿勢がカッコいいと思ってしまいます。
- 「本気を出す事は卑しい。」と決めつけると同時に、
- 「自分は本気を出していないだけ。」と言い聞かせているのです。
どこかで、
「行動すればできるはずだ。」
と、思ってしまう節があります。
「自分はまだ本気を出していないだけ」
と思っている方は、その傾向があります。
その13:本気を出している人を馬鹿にする
本気を出さなくなると、本気を出す人を馬鹿にする傾向があります。
- 「やっても無駄でしょ。」
- 「ダッセェ。」
- 「いや、世の中そんな甘くないから。」
と、本気を出している人を蔑むようになります。
このように、本気を出している人を見て、「無知な人」だと決めつけてしまいます。
まだ、そんなこと言ってんのかよ笑
これは、行動する人の揚げ足を取って、マウントを取る手法になります。
- 「知った気になる方」
- 「分かっていると思い込む方」
- 「行動しない事が頭の良い選択だと思う方」
は、その可能性があります。
その14:「付属品」の装備を極めるようになる
本気を出す人を馬鹿にして、マウントを取る人は、能力以外で承認欲求を満たそうとします。
それが「付属品」の装備です。
- ブランド品を身につける
- 過去の成功体験を語る
- 人脈の自慢をする
- アクセサリーを見せつける
こうやって、「理想の自分」と「能力がない自分」のギャップを埋め合わせようします。
本来は、周りが自然と承認するものですが、
なかなか承認してもらえない。。
我慢できなくなった結果
「承認してもらう」
という行動に走ってしまいます。
- 自分の話ばかりする方
- ブランド品を買って見せつける方
- 他人の事を認めない方
は、その傾向があります。
その15:認めてもらう事だけに必死になる
「付属品」をフル装備にしても、誰からも認めてもらえない人は、さらに悪化して「認めてもらう事」だけに固執するようになります。
行動の目的が全て
- 「褒めてもらうこと」
- 「認めてもらうこと」
- 「羨ましがれること」
になります。
何かが乗り移ったかのように、周りからの評価だけを追い求めるようになります。
SNSで「いいね」をもらうために、写真加工や、装飾品にこだわる方
は、その傾向があります。
その16:「悲劇のヒロイン」を主張する
認めてもらう事だけに必死になると、余計に認めてもらことに貪欲になっていきます。
すると、悲劇のヒロインを主張します。
- なんで、認めてくれないの。
- 私、こんなに頑張っているのに。
- 俺はこんなに気を遣っているのに。
- 人のために頑張っているっていうのに。
このような方は、現状を冷静に把握する事ができなくなっています。
その結果、「被害者意識」が強くなります。
- 自分のためなのに、人のためと言う人
- 気を遣われているのに、気を遣っていると言いだす人
- 加害者なのに、被害者だと主張する人
- 暴力を振っているのに、被害者だと言う人
こういった方は、その傾向があります。
その17:自分以外を自己中心的だと思い込む
被害者意識が強くなると、自分以外の人が自分勝手に見えてきます。
- 俺だけが気を遣っている(俺以外は気を遣えない)
- 俺だけが人のために生きている(俺以外は自分の事しか考えていない)
- 私だけ頑張っている(私以外は頑張っていない)
- 私だけこんなに不幸なんだわ。(私以外はみんな幸せそう)
- 自分だけ忙しい(自分以外は忙しくない)
これは、客観性を失い、現状を冷静に把握できなかなった人の末路です。
このように、自分以外の人間を自分勝手だと決めつける思考を心理学では「ナイーブ・シニシズム」と言います。
- 「何で、私だけ…」
- 「何で、俺だけ…」
と、普段から思ってしまう方は、その傾向があります。
自己肯定感が低い人は「承認されたい」
自己肯定感が低い人は、自己肯定感が高い人と比べて「承認されたい」という思いが強いです。
なぜなら、自身の存在を認めることができない分、他人に「承認」を依存してしまっているからです。
自己肯定感とは「ありのままの自分を認めて、全てを肯定すること」を言います。
自己肯定感について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
自己肯定感が高い人は、自分の存在を自分で認めることができているため、承認欲求が満たされています。
しかし、自己肯定感が低い人は「自己承認」することができません。
自分で自分を認められなくなると、その埋め合わせを他人でしようとします。
すると、
- 自分を主張したり
- 過度に気を遣ったり
します。
このように、自分自身を承認することができなくなった方は、他者に承認を依存するようになります。
自己肯定感が低い人は「否定されたくない」
自己肯定感が低い人は、自己肯定感が高い人と比べて「否定されたくない。」という思いが強いです。
なぜなら、自己肯定感が低い人は、感情を他人に依存してしまっているからです。
自分自身を認められなくなった人は、他人に「承認」を求めるようになります。
これは、「感情」のスイッチを他人に握らせるのと同じです。
- 他人から認められれば、自信が湧き
- 他人から否定されれば、自信を失う
自分自身を認められるようになるかどうかは、他人の反応次第になります。
自己肯定感が低い人は、そもそも自分を信用していないため、他者の反応が「命綱」になります。
- 嫌われたら終わりだ
- 否定されたら終わりだ
- 批判されたら終わりだ
だって、「自分が自分を信用できないから」
このように、自分を信じられなくなった方は「感情の切り替えスイッチ」を他人に持たせてしまいます。
自己肯定感の低さを4タイプに分ける
自己肯定感が低い人を
【縦軸】:「承認要求・否定回避」
【横軸】:「受動的・能動的」
の2軸に分けて、4つに分類しました。
【縦軸】と【横軸】を簡単に説明すると、
【縦軸】
承認要求:「承認してほしい」傾向が強い
否定回避:「否定しないでほしい」傾向が強い
【横軸】
受動的:「承認されるのを待つ」
能動的:「承認される行動をする」
※あくまで傾向なので、これをもとに、他人を決めつけることだけはやめましょう。参考にする程度でお願いします。
その①:自己偽装型(イイヤツ)
「能動的な否定回避」傾向の強い方は「自己偽装型」になります。
- 人の顔色を伺う
- 人に合わせる
- 他人の好みに合わせる
このように、他人から「良い奴」と言われる事に必死になります。
また、
「ダメな自分を見せたくない」
という思いの強さから、
- 本気を出さない
- 話を合わせる
- 話を盛る
- 嘘をつく
などといった特徴があります。
全ては「承認されたい」といった前向きな欲求ではなく、
- 「嫌われたくない」
- 「否定されたくない」
といった防衛本能によるものです。
- 「他人からどう見られているか」
- 「他人からどう思われているか」
を気にして、自分に嘘をついてしまっている方は「自己偽装型」の可能性があります。
その②:自己否定型(ナヨナヨ)
「受動的な否定回避」傾向の強い方は「自己否定型」になります。
- 「どうせ俺なんて、」
- 「俺はダメダメだ。」
といった、「ナヨナヨ」したメンタルの持ち主です。
自分に自信がなく、すぐに自分を卑下してしまいます。
俺なんて〇〇だし。
と、口を開けば、自分を否定する言葉ばかり。
自己肯定感が低い人で、最も王道なタイプだと言えるでしょう。
- 「すぐ自虐を口にしてしまう方」
- 「上手くいかないと諦めている方」
は、「自己否定型」の可能性が高いです。
その③:自己顕示型(マウント)
「能動的な承認要求」傾向の強い方は「自己顕示型」になります。
- 自慢する人
- 自分の話ばかりする人
- 他人の揚げ足を取る人
- ブランド品ばかり身につける人
といった、「マウント」を取って、承認欲求を満たそうとする特徴があります。
他者から
- 「すごい!」と褒められたり
- 「いいなぁ!」と羨ましいがられたり
してもらう事に必死になります。
- 「行動よりも口が動いてしまう方」
- 「能力よりも付属品に力を入れてしまう方」
- 「過去の成功に固執してしまう方」
は「自己顕示型」の可能性が高いです。
その④:自己悲劇型(メンヘラ)
「受動的な承認要求」傾向の強い方は「自己悲劇型」になります。
- 「なんで、褒めてくれないの?」
- 「私だけこんなに頑張ってるのに。」
- 「俺だけ気を遣っているじゃないか。」
このように、認めてもらう事だけに命を懸ける特徴があります。
客観的な視点を失い、現状を冷静に把握することができなくなった結果、
「自分だけが不幸」
といった「被害者意識」が強くなってしまいます。
- 「あなた(人)のために」が口癖な方
- 自分だけが不幸だと思っている方
- 自分以外の人は自分勝手だと思っている方
は「自己悲劇型」の可能性が高いです。
承認欲求は悪いことではない
承認欲求は、決して悪いことではありません。
承認欲求は、人間誰しも存在するものです。
大切なのは「承認欲求」の満たし方です。
承認を他者に依存すると、精神的に不安定になります。
精神的に安定しないと、他者に迷惑をかけてしまい、もっと承認されづらくなってしまいます。
なので、承認を他者に依存するのはやめましょう。
承認されないと解放されない矛盾
そもそも、承認欲求を失くせば良いのでは?
分かります。
しかし、残念ながら承認欲求を消し去る事はできません。
人間は、承認欲求の奴隷であり、承認欲求を満たすことでしか、承認欲求から解放される事はありません。
人間の欲求には階層があります。
下から、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求があります。
人は、下の欲求が満たされると、一つ上の欲求を満たそうと行動するようになります。
※詳しくは「マズローの欲求階層論」と検索してみてください。
- 自己実現欲求:目的を達成したい
- 承認欲求:認められたい、尊敬されたい
- 社会的欲求:遊び、勉強、ゲーム、歌など
- 安全欲求:安全に暮らしたい欲求
- 生理的欲求:食欲、性欲、睡眠欲
生活が豊かになるにつれて、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求は、すでに満たされている場合がほとんどです。
しかし、多くの方は「承認欲求」を満たすことができません。
そのくらい、承認欲求を満たす事は難しいのです。
目的に向かって行動している方は、承認欲求を満たす事に成功した方だと言えるでしょう。
このように、承認欲求から解放されるためには「自己実現欲求」に進む必要があります。
そして、自己実現欲求に進むための条件は、承認欲求を満たすことしかありません。
自己肯定感が高い人は自己承認している
承認欲求から解放されるために、承認欲求を満たさなければいけないって、なんか矛盾してない?
そもそも、それができるなら誰も苦労しないって。
分かります。
私も、初めはそうでした。
しかし、自己肯定感が高い人は、承認欲求を自分で満たす方法を知っています。
自己承認さえしてしまえば、他者に感情のスイッチを渡す必要がなくなります。
だから、自分で承認できないから困っているんだろ。
分かります。
「自分を承認しましょう。」
と言っても、よくわからないですよね。
自己承認を本気でしたいと思っている方は、ぜひ「日記」を書くことをおすすめします。
日記を書くと、
- 自己成長を実感する。
- 自己承認感が得られる。
- 自己理解により自分をコントロールできる。
このように、「日記」は自己肯定感を高める3つの要素が含まれています。
「日記」で自己肯定感を高めたい方は、こちらの記事の【褒め日記】と【翻訳日記】をご覧ください。
このように、日記を習慣化させると、自然と自己承認する癖が身に付きます。
「関わる人」を変えるのが手っ取り早い
やっぱり、自分で自分を承認することなんかできないよ。
と、既に自分を否定している方もいるかもしれません。
すごく分かります。
私もずっとそうでした。
そういう方は「関わる人」を変えてみましょう。
どう変えるかというと、
- あなたを否定する人と関わるのをやめましょう。
- あなたを承認してくれる人だけ関わりましょう。
このように、「否定」をなくし、「承認」を増やしましょう。
- お金目的であなたを認める
- 能力目的であなたを認める
- 体目的であなたを認める
このような「条件付きで認める人」とは関わらないようにしましょう。
条件付きでしか認められない人は、あなたの自己肯定感を下げて、依存させる事が目的になります。
- ダメ男にお金を貢いでしまう人
- 毒親の理想に近づこうとする子供
- ブラック企業だと分かってもやめられない人
こういった人は、自己肯定感が低く、依存状態に陥っています。
まずは「無条件であなたを認めてくれる人」とだけ関わりましょう。
自己肯定感を高めるためには
自己肯定感を高めるためには「ステップ」があります。
自己肯定感を高めたい方は、こちらの記事をご覧ください。。
ステップ通りに進める事ができれば、誰でも自己肯定感を高める事ができます。
いや、どうせ俺に自信はつかないし。
何やってもうまくいかないよ。
と、自己否定を続けて、何事も「批判」から入ってしまう方もいるでしょう。
分かります。
私も、他人の話を素直に聞くことができませんでした。
「どうせ自分の利益しか考えていないんだろ。」と。
もちろん、人間は自分の利益で動く生き物です。
- それは、周りから認められたい承認欲求かもしれないし、
- 周りに与えることが、自分の喜びだと考える人なのかもしれません。
全ての人は「自分の利益」のために生きるからそこ、人に何かを与える事ができます。
アンパンマンのように、「町のため」と言って、身を削り続ければ、いずれ顔面が無くなってしまいます。
あれは、ジャムおじさんの腕があるからパンを作ることができ、バタコさんの怪力があるからこそ、アンパンマンの体にジャストフィットさせる事が出来るのです。
- 誰だって、自己犠牲的に生きる事はできません。
- 誰だって、自分の利益で生きています。
それを理由に話を聞かないというのは、非常に持ったいないと思います。
※お金が関わる事ならば、よく考えてほしいですが。
繰り返しになりますが、自己肯定感を高める際に、大切なマインドは「相手の話を素直に聞く」という事です。
まとめ
以上、今回は「自己肯定感が低い人 あるある」について解説しました。
今回の内容をまとめると
- 自己肯定感が低い人は「他者比較」する癖がある。
- 自己肯定感が低い人は、他者に承認を求めてしまう。
- 他者に承認を求め過ぎると、負のスパイラルに陥る事がある。
- 自己肯定感が低い人は、自己肯定感が高い人と比べて「承認されたい」思いが強い。
- 自己肯定感が低い人は、自己肯定感が高い人と比べて「否定されたくない」思いが強い。
- 自己肯定感が低い人は「承認目的」と「承認行動」の2軸で分類する事ができる。
- 「自己偽装型」は、否定されないように、自分を偽る。
- 「自己否定型」は、否定されたくないため、人と関わろうとしなくなる。
- 「自己顕示型」は、褒めてもらうために、周りに自慢する。
- 「自己悲劇型」は、褒めてもらうために、努力している自分に気づいてほしい。
- 「承認欲求」は、誰にでも存在する。
- 「承認欲求」から抜け出すためには、「承認欲求」を満たさなければいけない。
- 自己肯定感が高い人は、「承認欲求」を満たす方法を知っている。
- 自己承認する最強のツールは「日記」である。
- 自己承認のハードルが高い人は「無条件に肯定してくれる人」とだけ関わる。
- 「とりあえずやってみる。」ふっ軽さが重要になる。
- 効率的に自己肯定感を高めるステップがある。
自己肯定感というのは、目に見えないものなので、どうしても軽視されがちです。
なんかの宗教みたい。
と、思う方も少なくありません。
私も、初めは「自己肯定感」の重要性は、何一つ分かりませんでした。
そんなの必要なの?
と、馬鹿にしてたくらいです。
しかし、実際に私は、自己肯定感と真剣に向かい合ってからは、
「え、こんなに悩まなくても良いの!?」
と、驚く毎日でした。
- 他人にイライラすることも、気にすることもなくなりました。
- 他人を認める器ができてからは、他人からも自然と認められるようになりました。
- 自分の意見や、考えを自信持って伝えることができるようになりました。
- 誰かに見られていた感覚も、「どうでもいいや!」と思えるようになりました。
何事も敏感に反応していた私には、数え切れない変化がありました。
今回のように、「自己肯定感」について、検索して、記事を見てくれただけでも、非常に素直な方だと思います。
是非、少しずつで良いので、自分自身を認めてあげてみてください。
自己肯定感を高める具体的な方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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