私なんか、好きになってくれる人いないし。
こうでもしないと、認めてもらえないんだろうな。
幸せになろうとすると、罪悪感を感じてしまう。
私は、幸せにならない方が良いのかも。
こういった悩みを解決します。
✔︎読者の悩み
- 毒親育ちで、恋愛ができないのではないか心配している方もいれば、
- 今まで、まともな恋愛ができた経験がない方もいると思います。
- もしかしたら、幸せになることをすでに諦めてしまっている方もいるかもしれません。
なぜ、毒親育ちは「恋愛ができない。」と、言われてしまうのでしょうか?
今回は、その理由と、克服方法を超絶わかりやすく解説します!
✔︎本記事の読者
- 「毒親育ち」は恋愛できないの!?
- 恋愛難易度が高い3つの理由
- 「親=自分」の価値観を切り離す
- 「罪悪感」のその先に解放がある
- 自分らしく生きるための3つの法則
- 3つの「愛情」を大切にして!
- 褒め日記を書こう!
- まとめ
✔︎著者の経験
毒親育ちでも、幸せに生きる事ができている私が、今回は「毒親育ちは恋愛ができないのか?」について、分かりやすく解説していきます。
「毒親育ち」は、本当に恋愛できないの!?
毒親育ちの方は、恋愛難易度が高くなる傾向があります。
これは、「自己肯定感の低さ」が原因です。。
自己肯定感とは「どんな自分であったとしても、自分は存在しても良い!」と、肯定することを言います。
毒親育ちの方は、親からの「否定」や「放置」もしくは、その両方を経験して、自己肯定感を大幅に低下させてしまいます。※特に、6歳までの育成環境に、大きく影響を受けます。
子供にとって、親は「全て」です。
今のあなたの
- 正義や悪
- 正しいや正しくない
- 普通や異常
- あたりまえやあたりまえではない
などの「判断基準」は、全て親から植え付けられたものです。
今あなたが「これは間違ってるよね!」と思い込んでいるものは、幼い頃、親に「間違っている。」と、植え付けられた価値観かもしれません。
それと、恋愛の何の関係あるの?
分かります。
実は、この「判断基準」の形成が、その人の人生を大きく狂わせてしまうのです。
子供にとって「神」同然である親に、
「愛してもらえなかった。」
と感じると、子供は、
なんでよー。
とは、思いませんよね。
神同然である親が言うんだから、
自分は愛されるべき対象ではないのか。
と、無意識に、「基準」を作ってしまいます。
そして、大人になっても、その「基準」に沿った行動を取ってしまいます。
- 私は、幸せになってはいけない存在
- 私は、何かしないと認めてもらえない存在
- 私は、他人を幸せにしなければいけない存在
という認識から、自己否定的で、自己犠牲的な行動を取るようになります。
そのマインドで、「純粋な恋愛」の土俵に立つのは、かなり難しいでしょう。
繰り返しになりますが、毒親育ちは、植え付けられた「基準」の影響で、恋愛難易度が上がってしまう傾向があります。
恋愛難易度が高い3つの理由
その①:条件付きでなきゃ認められない
「条件付きでないと、認めてもらうことができない。」と思い込んでしまいます。
すごく、分かります。
これは、親から「無償の愛」を受け取った経験がないのが原因になります。
本来、人は存在するだけで、無条件に肯定されます。
「生きているだけでありがとう!」と、思われるのが正常です。
しかし、親に否定されたり、放置されたりすると、子供は、自分に価値を感じることができなくなります。
認めてもらうために、どうすれば良いかな?
と、『親のため』に必死に生きるようになります。
この「基準」が、恋愛では、「相手に尽くしすぎる」という行動として反映されます。
その結果、
- 毒親みたいな男と付き合う
- ダメ男を作り上げてしまう
- 恋愛ではなく世話役になってしまう
- 「重い」と言われてしまう
このように「これをしないと認められない。」という考え方は、あなたの人生をとても辛いものにしてしまいます。
その②:幸せになってはいけないんだわ
「幸せになってはいけない。」と、思い込むと、恋愛運が悪くなります。
幸せになることを否定すると、自ら苦しむ方へ、突き進んでしまいます。
そんなことあるの?
と、思う方もいると思います。
分かります。
しかし、「自分が幸せになってはいけない。」と教え込まれた方は、幸せになろうとすると「罪悪感」を感じてしまいます。
私も、すごく悩んだ時期がありました。
誰かに、監視されているような感覚があり、
- これ、やっても良いのかな。
- 自分だけ楽しんで良いのかな。
- 今、遊んでも良いのかな。
上記のような「強迫観念」に駆られた思考をしていると、間違いなく、恋愛運が悪くなりやすいです。
「結局、私と付き合ってくれる人は、こういう人しかいないし。」
と、自ら「悲劇のヒロイン」へと、突き進んでしまいます。
幸せになってはいけない人は、この世に存在しません。
「人は幸せになるために生きている」と、考え方を変えましょう。
その③:他人を幸せにしないと価値がない
「誰かを幸せにしないと、自分に価値を感じられない」と思い込むと、恋愛難易度は高くなります。
- 親に認められるために行動していたように、
- 彼に認められるために行動するようになります。
その結果、常に自分を後回しに考え、自分ばかり不幸になっていきます。
自分自身の身を削って、相手に尽くそうとも、相手からは感謝されることはないでしょう。
むしろ、要求ばかり膨れ上がり、いずれは、心身ともに限界に達します。
それでも、あなたは、自分を犠牲にしようとするでしょう。
そして、
私は、一体、何をしてるんだろう。
と、分からなくなってしまいます。
とても辛いことだし、誰からも理解してもらえない、考え方だと思います。
自分を犠牲にしても、相手も、自分も、幸せにすることはできません。
まずは、自分を大切にすることだけを考えてほしいと思います。
ユミル
自分が文字通り死ぬほどいい人だと思われたいからって、人を巻き添えにしちゃ、そりゃ悪い子だろ?
※漫画:『進撃の巨人』ユミルの言葉
「親=自分」の価値観を切り離す
もう、どうすれば良いのか分かんないよ。
という方も、多いと思います。
私もそうでした。
大切なのは、「親」と「自分」の価値観を切り離すことです。
もし、今、あなたが毎日を不自由に感じていたり、親と似たような人ばかりと付き合って、消耗しているならば、まだ、親の呪縛からは逃れられていない証拠です。
特に、何かするたびに「罪悪感」を感じる方は、要注意です。
- こうしないといけない。
- これはしてはいけない。
- こうするべき。
- これじゃダメ。
といった、誰が決めたのかもわからない、架空のルールに怯えてはいませんか?
【筆者の事例】
小学校1年生の頃に、父親が「チョコ」を買ってきてくれたので、喜んで受け取りに行ったら、何発もボコボコに殴られた。
どうやら、私のために買ってきた訳ではなかったらしい。
私は、自分の身を守るために、
- 「何事も期待してはいけない。」
- 「嬉しくても喜んではいけない。」
- 「自分を後回しにしなければいけない。」
という【ルール】が出来上がった。
このように、今のあなたのルールを作っているのは、幼少期の頃に「親が植え付けた価値観」によるものです。
まずは、「親の価値観」と「自分の価値観」を切り離していきましょう。
「罪悪感」のその先に解放がある
親の価値観と自分の価値観を切り離し、「どんな自分でも認める!」ためにも、必ず「罪悪感」を乗り越えていかなければいけません。
幸せになるための天敵は「罪悪感」です。
- やってよかったのかな。
- やっちゃダメだったよな。
- やってしまった。
- やってはいけなかった。
上記のような後悔は、「自分のルール」を破ってしまった時に、発生します。
過去に、同じことをして、親に、こっぴどく怒られたから、そのルールが、自然と出来上がった。
という場合は「親の価値観」になるので、今すぐに、手放しましょう。
それは、あなたを縛り付ける手錠のようなものです。
親に植え付けられた罪悪感の数だけ、多くの鎖で縛り付けられてる状態です。
「罪悪感」を、一つずつ解いていくことが、本当の意味であなたを自由にしてくれます。
そのためにも、「罪悪感」を感じたら、「なんで、罪悪感を感じたのか?」考えてみましょう。
自分らしく生きるための3つの法則
その①:離れる
まずは、その元凶から離れましょう。
まずは、「内省する環境」を作る事が大切です。
毒親がいる中では、全く集中できないですし、四六時中ストレスを与えられ続けてしまいます。
なので、毒親とは、距離を置いた方が良いでしょう。
特に、人は「変わろう!」と、行動し始めた時が最も、精神的に脆くなりやすいです。
そういった「自己変革期」では、自分が心理的に安全でいられるような環境を作り上げることが、非常に大切です。
その②:手放す
罪悪感を感じたら、その原体験を炙り出して、手放しましょう。
人は、1日に約3万回もの意思決定をしています。
日常で生活していて、「罪悪感」を感じる瞬間が、何度もあるはずです。
特に、毒親育ちの方はかなりあると思います。
- 〇〇をしなきなきゃいけない。
- 〇〇をしなければいけない。
上記のように、それに反した動きを取ると、死ぬわけでもないのに、
やったら、ダメなんだ。
と、怯えてしまうことがあると思います。
そんな時でも、
別に良いじゃん!大丈夫だよ!
と、思えるように、手放しましょう。
そのために、罪悪感を感じたら、「原体験を探す」という癖をつけてほしいと思います。
「過去に同じ事例があったのでは?」
思い出したくないような「トラウマ」的な出来事かもしれません。
なので、無理だけはしないでください。
根本的な原因を見つけることが、その呪縛を解くための第一歩になります。
その③:認める
その原体験で、苦しんでいた自分を目一杯慰めて、賞賛してあげましょう。
「記憶にはないけど、ルールとして今も従っている。」ことは、それほど「悪い印象」である場合が多いです。
- 理不尽に怒られた経験
- 意味もなく強く叱られた経験
- 何もしてもらえず放置された経験
過去に、否定され、傷つけられた経験を思い出すことは、とても辛いでしょう。
思い出すだけで、怒りが湧いてきたり、悲しみで涙が溢れてきたりすることもあります。
そんな時に、「原体験の頃の自分」を慰めて、褒めてあげてください。
「本当に辛かったね。よく頑張った!本当にすごいよ!もう、無理しなくて良いんだよ!もう、そんなに頑張らなくても良いんだよ。」と、認めてあげてください。
それが、「過去の自分」を救ってあげる方法であり「今の自分」を救ってあげられる方法です。
それは、何の意味があるの?
と、かなりドライな方もいると思います。
言いたいことはわかりますが、これは、「親」と「自分」を切り離す上で、最も重要な作業になります。
罪悪感の原因が分からなければ、対処することはできません。
- だから、まずは原因を炙り出す必要があります。
- そして、その原因が「守る必要のないルール」と、自覚する事で、手放すことができます。
- 最後に、その「守る必要のないルール」で、「苦しんだ過去の自分」を認めてあげることで、今の自分を認めることができるようになります。
過去の自分がいるからこそ、今の自分がいる。
自分の存在を点で見るのではなく、線で見れるようになると、過去の自分を認める、本当の意味が分かるのではないかと思います。
原体験で苦しんだ自分を救ってあげられるのは、自分だけです。
なので、原体験で苦しんだ自分を褒めて、今の罪悪感と、オサラバしてあげてください。
3つの「愛情」を大切にして!
その①:自分を無条件に愛してほしい!
自分を無条件に愛してほしいと思います。
人間は生きているだけで、存在を肯定されるべき生き物です。
どんな自分であっても、愛してあげてください。
✔︎どんな自分とは?
- 自分のために生きる自分
- 自分を幸せにしようとする自分
- 他人よりも劣っている自分
- 否定されている自分
- 叱られている自分
- 怒られている自分
- 無力に感じる自分
上記のように、
- どんなに弱く感じても、
- どんなに愚かに感じても、
- どんなに劣っていると感じても、
そんな自分も肯定して、目一杯愛してあげてください。
口に出したり、書き起こしたりして、自分で自分を抱きしめるくらい、愛してあげてください。
でも、僕が皆の友達でいるために、僕が僕を生きていいって思えるように、オマエは殺さなきゃいけないんだ
自己中心的だね。
だが自己肯定か、生きていく上でこれ以上に大事なこともないだろう。
※映画『呪術廻戦0』乙骨憂太と夏油傑の言葉
その②:罪悪感込みで愛してほしい!
罪悪感も込みで、愛してほしいと思います。
これからあなたは、自分らしく、誰にも縛られず、自由に生きていきます。
「自由」には必ず、反発する力があり、それが「罪悪感」という名の「見えない鎖」になります。
何度も、自分らしく生きようとするたびに、鎖が引っかかるでしょう。
その度に、鎖と向き合い、一つずつ外していく必要があります。
その作業さえも、前向きに捉え、愛してみてください。
- 罪悪感を感じた自分を愛し、
- その原体験である過去の自分を愛し
- それを自分の意思で手放せた自分を愛する
このように、罪悪感を感じた自分を「否定」するのではなく「認めて」あげてほしいと思います。
その③:自分を最優先に愛してほしい!
自分を最優先に愛してほしいと思います。
自分の人生は「自分のため」に生きるものであり、「他人のために」生きるものではありません。
人のために生きろ。
と、主張する人は、沢山いるでしょう。
しかし、第一に、自分のために生きることができない人が、他人のために生きることはできません。
他人のために生きるのは、自分を愛し、幸せにした後で、全然構いません。
あなたの周りにも「俺は人のために生きている。」と、主張してくる人がいるかもしれません。
そう言った人ほど「人に迷惑をかけていること」に気がつきません。
大切なのは、自分を最優先に愛してあげることです。
褒め日記を書こう!
褒め日記を書くことを、とてもおすすめします。
「自分を認める」と、口では言っても、目に見える成果がないと、なかなか、続かないと思います。
毎日「褒め日記」を書くことで、自分を認める証拠を積み上げていくことができます。
「やり方」は、すごく簡単です!
自分の「褒めること」を3つ以上、書きましょう。
【褒め日記】テンプレート
〇月〇日(〇)
1.褒めること
2.褒めること
3.褒めること
※コピペして使用していただいて構いません。
【褒め日記】(例)
1月17日(木)
1.今日は、朝、決まった時間に起きれた自分、偉い!
2.友達と楽しく会話できた、私いいね!
3.いつもよりも、笑顔が多かった私、最高!
このように、「そんなことで褒めるの?」と、思えるような事でも、気にせず、沢山褒めてみてください。
これがまさに「基準」を変える行為になります。
幸せな人と、そうでない人の決定的な違いは「基準」の違いです。
幸せの基準を高く持ってしまうと「幸せの難易度」が高まり、自分を否定する量が増えてしまいます。
「もっと、頑張らないと幸せになれない。」
だから、幸せの基準を「最大限下げる」ことが大切なのです。
「今もう、幸せだなぁ。」と。
この基準を下げて、自分を無条件に、褒めてあげてみてください。
【褒め日記】(例)
1.寝坊したけど、沢山睡眠取れた私、絶好調!
2.提出し忘れたけど、素直に受け止められた私も偉い!
3.怒っちゃったけど、それに反省できた自分も成長できてる!
大切なのは、
上記のように「幸せの基準を他人が決めるのではなく、自分が決める」姿勢になります。
褒め日記を通して、自分で幸せの基準を作り、「条件付きの愛」から「無条件(無償)の愛」を手に入れていきましょう。
日記で、自己肯定感を上げていくことに、興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上、今回は「毒親育ちは、恋愛できないのか?」について解説しました。
今回の内容をまとめると
- 毒親育ちは、自己肯定感が低く、恋愛の難易度が高い。
- 条件付き、幸せの資格、他者優先が「恋愛運」を悪くしてしまう。
- 自己否定と自己犠牲は「恋愛」を「お世話」に変えてしまう。
- 「親の価値観」から抜け出さない限り、同じことの繰り返しになる。
- 「親の価値観」と「自分の価値観」を分離されることで「1人の人間」になれる。
- 「罪悪感」は、過去に否定された経験から、無意識に作り上げた「ルール」のこと。
- 罪悪感を乗り越えた先に「自由」が待っている。
- ストレッサーから「離れる」
- 原体験を見つけて「手放す」
- 原体験に苦しんだ自分を「認める」
- どんな自分も愛する
- 罪悪感すらも愛する
- 自分を優先的に愛する
- 褒め日記は、幸せの基準を最大限低くしてくれる
そして、
プラスに感じていることは、どんどん、口に出したり、書き起こしたりしてみることをおすすめします。
- 幸せなら、ちゃんと「幸せだなぁ。」
- 感謝しているなら、ちゃんと「ありがとう。」
と、口に出したり、文字にしたりして、外に出していきましょう。
この外に出すことを「アウトプット」と言います。
人間の脳は、外からの影響に、強く反応します。
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」
※アメリカの哲学者・心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉
思ったことは、思ったままにするよりも、声に出した方が、脳が認識しやすいです。
自分を無条件に認められ、他者に感情を依存しなくなった時、あなたの恋愛運は、以前よりも、グンとアップするはずです!
- 重いと言われなくなる
- ダメ男と付き合わなくなる
- 自分に無理することがなくなる
驚くほど、心と体が軽くなるはずです。
「こんなに、楽でいいんだ!」と。
このように、自己肯定感を高めて、”自分のため”に行動してみてはいかがでしょう!
自己肯定感の高め方は、こちらの記事で、全て網羅することができます。
今もまだ、「毒親」に侵されている方もいると思います。
毒親で人生を狂わされている方は、ぜひこの記事をご覧ください。
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