毒親とは一体何なのか?※定義から解説します。

Life

 

毒親とは何かを知りたい読者

  • 「毒親ってどういう意味?」
  • 「どんな人が毒親って言われているの?」
  • 「うちの親は毒親なのかな?」

こういった疑問に答えます。

✔︎本記事の内容

  • 毒親とは一体何なのか?※定義から解説します。
  • 正常な発達について解説します
  • あなたの親は毒親ですか?
  • 善意のある親の方が厄介な話
  • あとがき

✔︎著者の経験

私は21年以上、毒親のもとで育ちました。日常的に、暴力を振るってきたり、暴言を吐いたりしてくるような人でした。長期にわたる、父親との関わりで、人間の心理の本質を、理屈ではなく、体で理解できるようになりました。

 

今回は、最近よく耳にする「毒親とは何か?」について解説していきます。

 

毒親とは一体何なのか?※定義から解説します。

毒親には明確な定義はありません

早速で申し訳ないのですが、毒親には明確な定義がありません。

なんでかというと、毒親という言葉は、学術的な用語ではなく、一般の中で生まれた俗語だからです。

1989年にスーザン・フォワードさんが執筆した本『毒になる親 一生苦しむ子供』(講談社刊・玉置悟 訳)が話題なり、「毒親」という言葉が世間に浸透しました。

なので、毒親には明確な定義はございません。

 

毒親を明確に定義します

 

毒親を明確に定義するのであれば「子供の正常な発達の障害になる親のこと」だといえるでしょう。

本来ならば、正常に発達できたはずの子供が、親に影響されて、正常に発達できなってしまった。という場合、その親は「毒親」になります。

私自身も、正常に発達できていませんでした。

気分で暴力を振るわれ、暴言を吐かれ、排除され、私は「相手の機嫌を悪くさせないために生きるロボット」と化していました。

私は、高校の頃の先生との出会いで、正常な発達へ、軌道修正することができました。

 

✔︎正常ではない発達

  1. ①思考停止
  2. ②承認欲求(自己愛型)
  3. ③自己顕示欲
  4. ④自己否定
  5. ⑤自己嫌悪
  6. ⑥偏見や差別
  7. ⑦二元論思考
  8. ⑧暴力的思考
  9. ⑨犯罪的思考
  10. ⑩その他

※上記以外にも、沢山存在します。

 

ここまで読んだ方の中には「じゃあ、正常な発達って何なの?」と思う方もいるかもしれません。

正常な発達とは、子供が自らやりたいことを見つけ、そのやりたいことに向けて行動している状態のことをいいます。

 

正常な発達について解説します

 

正常な発達とは、「子供が自らやりたいことを見つけ、そのやりたいことに向けて行動する状態のこと」です。

 

大切なのは「子供主体」であることです

子供の人生は、親のものではありません。

子供の人生は子供のものなのに、親が子供の人生を決めること自体がありえない話です。

 

例えば、「大手企業に入れば幸せになれる」という固定観念を持っている親は、嫌がっている子供を無理矢理にでも勉強させようとします。

これも、過干渉という毒親の一種になります。

 

「じゃあ、勉強しなくてもいいのか?」と考える方もいるかもしれません。

もちろん、勉強はした方がいいです。

 

知識が増えれば、見える世界も広がり、人生の選択肢も広がります。

自分のやりたいことを、見つけることができるようになります。

 

しかし、極端なことを言ってしまえば、

「子供がやりたくないものを無理矢理やらせる」よりは、勉強しない方がマシだと思います。

なぜなら、親に強制された子供は何があっても「不幸になる」からです。

 

人間は、自分で選択したものは仕方ないと割り切れるのに対し、他人が選択したものには納得できないという習性があります。そして、不満ばかりが頭を埋め尽くし、選択した人に責任を押し付ける傾向があります。

 

「誰が見ても成功している人」であっても、その人自身は現状に不満を持ち、「あっちが良かったなぁ。」と、一生後悔し続けるのです。

自分で選択をしないと、隣の芝生が青く見えて、ないものをねだるようになります。

子供は、一生親に不満を持ち続け、現状の幸せを感じることができなくなります。

 

「〇〇が言ったから」は危険ワードです

 

幸せになるためにも、自分で決断する癖を身につけましょう。

その選択が、一般的な「成功」ではないとしても、誰かを恨み続け、メンタルを消耗させることはなくなります。

 

「子供に失敗してほしくない」という毒親

「子供には失敗させたくない」という気持ちはものすごくわかります。

しかし、結論からいうと、子供には、沢山失敗させた方が良いです。

人間が、大きく成長する瞬間は「失敗を克服するとき」になります。

 

失敗しなければ、子供は成長しません。

挑戦しなければ、子供は失敗できません。

 

今まで、挫折したことのないエリートは、ちょっと失敗しただけで、メンタルブレイク(精神崩壊)してしまいます。

もし、小さい頃に失敗経験を沢山積んでおけば、失敗に動じない強いメンタルを形成することができます。

繰り返しになりますが、小さいうちに沢山失敗しておくと、将来的に成功する確率が上がります。

 

子供の犯罪を懸念する親

「子供にやりたいことをやらせたら、子供が犯罪してしまうではないか?」と思って、行動を制限したり、干渉や命令してきたりする親がいると思います。

結論からいうと、子供がやりたいことをやらせることと、子供が犯罪をするという因果関係はありません。

むしろ、やりたいことができないという欲求不満が、大きな失敗や犯罪の引き金になる、ということの方が多いです。

もちろん、子供が犯罪を起こしそうになってしまうときは、全力で止めるべきです。

「大きな失敗」をさせないためにも、「小さな失敗」を沢山させることが必要になります。

 

風船が破裂しないように、少しずつ空気を抜いていきましょう。

繰り返しになりますが、将来幸せになるためにも、今のうちにやりたいことに沢山挑戦して、失敗経験を積んでおきましょう。

 

【簡単】うるさい親を黙らせる方法を解説します【今すぐ使えます】
 親に困る人 どうやったら親を黙らせることができるんだよ? なんで、自分だけこんなに言われなきゃいけないのかわからない。 やられてばっかだし、何かやり返してやりたいなぁ。 こういっ...

あなたの親は毒親ですか?

繰り返しになりますが、毒親とは「子供のやりたいことの障害になる親」のことをいいます。

この考えから、毒親は子供のやりたいことを何かしら『否定』することになります。

その「否定方法」は毒親によって異なります。

✔︎否定方法

  • 体を使って否定する
  • 言葉を使って否定する
  • 何もしないで否定する
  • 選択肢を絞って否定する
  • ルールを作って否定する
  • 賛成するフリをして否定する
  • 賛成してるつもりで否定する
  • 悪者呼ばわりして否定する

※否定方法は多種多様に存在します。

否定方法の数ほど、毒親の種類は存在します。

 

毒親の6種類について解説します

✔︎毒親

  1. ①”無関心”な毒親
  2. ②”恐怖”を植え付ける毒親
  3. ③”洗脳”する毒親
  4. ④”拘束”する毒親
  5. ⑤”心配”する毒親
  6. ⑥”罪悪感”を与える毒親

 

その①:”無関心”な毒親

✔︎どういったものか?

子供に一切興味がなく、育児を放棄する親です。

✔︎どんなタイプ?

・ネグレクト

・育児放棄

✔︎口癖

・「…」(無言)

 

その②:”恐怖”を植え付ける毒親

✔︎どういったものか?

教育を放棄し、自分の感情を子供にぶつける親です。

✔︎どんなタイプ?

・虐待する人

・自分の感情を抑えられない人

✔︎口癖

・「うるせぇ」

・「ボケ」

・その他の暴言と暴力

 

その③:”洗脳”する毒親

✔︎どういったものか?

子供を自分の価値観に染め上げて、子供に選択肢を与えない親です。

✔︎どんなタイプ?

・過干渉する人

・自分と子供を同一化してしまう人

✔︎口癖

・「〇〇しろ」

・「〇〇しなさい」

 

その④:”拘束”する毒親

✔︎どういったものか?

子供の好奇心を抑制し、行動を制限する親です。

✔︎どんなタイプ?

・過介入する人

・束縛する人

・「ダメ」と否定する人

✔︎口癖

・「〇〇してはいけない」

・「〇〇しちゃダメ」

 

その⑤:”心配”する毒親

✔︎どういったものか?

子供が心配すぎて、子供を必要以上に手助けしてしまう親です。

✔︎どんなタイプ?

・過保護な人

・心配性の人

✔︎口癖

・「〇〇するのはやめて」

 

その⑥:”罪悪感”を与える毒親

✔︎どういったものか?

子供への愛が強すぎて、子供に承認を求めようとする親です。

✔︎どんなタイプ?

・メンヘラ

・自己犠牲心の強い人

✔︎口癖

・「〇〇するなんてヒドイ」

・「〇〇するなんて悲しい」

※口癖はあくまで目安です。

 

恐らく、多くの親はいくつかミックスしている場合が多いと思います。

段階別に表示しましたが、どのパターンの毒親でも似たような傾向を持っています。

上にいけばいくほど心の矢印が自分に向いているため「悪意のある親」であり、下にいけばいくほど「善意のある親」だと表現できます。

もちろん、全て毒親なので「悪」であることは変わりありません。

 

✔︎毒親による弊害

  • ①②は「生命の危機」
  • ②③は「精神の危機」
  • ⑤⑥は「将来の危機」

 

善意のある親の方が厄介な話

悪意のある親よりも善意のある親の方が厄介です。

 

悪意のある親を持つ子供は、将来的に、親のコンプレックスをバネに成功することができますが、善意のある親を持つ子供は、大人になって初めてコンプレックスに気が付きます。

 

悪意ある親であれば、誰が見ても、悪いとわかるので、すぐに対処できますが、善意のある親はそうはいきません。

善意のある親は、子供のこと思いすぎるあまり、子供に愛情の見返りを求めます。

 

承認欲求が満たされない親はいずれ、子供に愛情を押し付け、罪悪感を与えるようになります。

結果的に、子供は親に依存し、社会人になってから不幸になります。

 

若い頃は親の悪影響に気が付けません

社会人になって初めて

  • 「親がいないと何もできない」
  • 「自分1人では何もできない」
  • 「自分の意見がない」
  • 「どうすればいいのかわからない」
  • 「決断するのが怖い」

という現状を認識します。

繰り返しになりますが、善意のある親は、大人になった時に大きな障害となります。

 

あとがき

今回は「毒親とは何か?」について解説していきました。

この記事を読んでいる方の中には、親に不満を持っている方もいるのではないのでしょうか?

 

まずはあなたの親が

  • 「毒親であるかどうか?」
  • 「悪意のある親か善意のある親かどうか?」
  • 「その中でどういった種類に分類されるか?」

を知ることが大切です。

 

そこで初めて、正しい対処ができるようになります。

私はその他にも「親」をテーマにした記事を書いています。

もし、あなたの親が毒親であるならば、他の記事もぜひご覧になって、一緒に対策していきましょう。

【毒親】うるさい親の3つの対処法【4つの自立が人生を変える】
読者の悩み うるさい親、どうにかならないかな。 親はなんであんなにうるさいの?? 私の好きにさせて欲しいのに邪魔してくるんだけど、、、 もう私の人生終わりだわ。。 こういった悩みに答えます。 ...

コメント

  1. […] 毒親とは一体何なのか?※定義から解説します。 毒親とは何かを知りたい読者 「毒親ってどういう意味?」 「どんな人が毒親って言われているの?」 「うちの親は毒親なのかな?」 […]

タイトルとURLをコピーしました